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2012年10月 2日 (火)

吉本興業が滋賀県湖南市と包括的協定を締結

今年、創業100周年を迎えた吉本興業グループは、全国各地の自治体、地方企業・団体等と密接なネットワークを築き、新たな事業を創り出すとともに、笑いの力で地方の活性化に寄与していくことを目的とした「エリアプロジェクト」を進めています。そして、この度、吉本興業は、滋賀県湖南市と地域の活性化と市民サービスの向上を図るため、包括的な連携と協力に関する協定を10月1日(月)に締結いたしました。調印式には吉本興業株式会社代表取締役会長・吉野伊佐男と滋賀県湖南市・谷畑英吾市長が出席。また、その後は滋賀県に思い入れのある桂きん枝、末成由美、そして滋賀県住みます芸人・ファミリーレストラン、湖南市マスコトキャラクター・こにゃんも会見に出席いたしました。

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まずは吉野会長が「本日、滋賀県湖南市と吉本興業とで包括的協定を結ばせていただく運びとなりました。これは、谷畑市長をはじめとする湖南市の方々と、心のインフラづくりを進めております吉本興業との間で協定を結び、今後さまざまな市政や行事に生かしていこうということでございます。いつまでも笑顔や笑い声を持てる社会と地域の持続的な発展にするため、湖南市と吉本興業では相互に意見の交換を進め、取り組むことが可能な案件については緊密に連携し協力していくことになりました」とあいさつ。続いて、谷畑市長は「本日の調印に至るまでは、吉野会長さま、そして、大﨑社長さま、泉常務さまにも湖南市役所にお越しいただき、打ち合わせをさせていただきました。湖南市には、滋賀県の動物保護管理センターがあるのですが、これは野良犬や野良猫の殺処分をするというマイナスイメージの施設です。地域では反対運動もありましたので、このマイナスイメージをプラスに転じるため、ダジャレですけれども湖南市をもじって「こにゃん市」とし、こにゃん市長選挙というものをネットで展開させていただきました。また、障害者の方による芸術「アール・ブリュット」も展開しています。こういった中で、吉本興業さまがこれまでの100年で笑いや文化を蓄積されてきた経験やお知恵を行政の現場にお貸しいただきたいと申し上げたところ、本日を迎えさせていただくに至りました。これからは人と人との間を繋ぐ「心のインフラ」づくりが行政の課題であると思っております」と、今回の経緯を説明。その後、無事に調印式が執り行われました。

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また、芸人たちも滋賀に寄せる思いをコメントします。

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きん枝は「私の本名は『立入(たちいり)』といいますが、これは元々、湖南市のあった三雲村の個別の名前だったということで、深いいにしえで結ばれているなと感じています。さらに、滋賀県には、立入町という町名まであるんです。これには私もフフンと思いいました(笑)。さらに、その少し先には『浮気町』というところがあり、これは『ふけ』町と読むそうなんですが、何か自分にぴったりくるなと思っています(笑)」と、笑いを交えながらも湖南市に対する思いを明かします。また、末成は「実は湖南市には行ったことがないんですが、滋賀県・膳所(ぜぜ)で育ちました。膳所に住んでる時は田舎で嫌やなって思ってたんですが、大阪に来て、仕事で滋賀に行くことがあると、なんて滋賀はええとこなんやと思うようになりました(笑)。湖南市が盛り上がっていけばいいなと思います」。そして、ファミリーレストラン・原田は「僕は京都出身ですが、すでに住民票も滋賀に移しています。正直、最初はちょっとバカにしてたんですが(笑)、1年住んでみるとほんまええとこです。琵琶湖もきれいし、山も緑やし、環境がいいです」。さらに下林は「僕は大津出身です。滋賀県内でいろんなイベントに参加させてもらっていますが、ついこないだは湖南市が名産品として押している「弥平とうがらし」を使ったB級グルメを作らせていただきました。湖南市は観光地としてもいいんですが、都市化よりアイデアで発展していく町だなと感じています」と話していました。
吉本興業と滋賀・湖南市による「心のインフラづくり」。今後の展開にご期待ください。

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