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2012年11月15日 (木)

『吉本百年物語』12月公演制作発表会見に石田靖、西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也が登場!

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月替わり12本のお芝居で、吉本興業創業100年の歴史をたどっている『吉本百年物語』。その第9弾となる12月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」の制作発表会見が、11月15日(木)に開かれ、石田靖、西川忠志、瀬戸カトリーヌさん、矢野勝也(矢野・兵動)らキャストが勢ぞろいしました。物語の舞台は1970年代。2012年、師走の大阪に舞い降りたひとりの天使――惜しまれつつもせっかちにこの世を駆け抜けた人気漫才師の目を通して、あの頃、笑いの世界に登場した「テレビ」というメディアと格闘する、若き芸人たちの葛藤を描きます。

会見の司会は、西川かの子が担当。まずは同プロジェクトリーダーの中井秀範から、今回の舞台の概要が説明されます。「11月公演ではラジオから新たなスターが誕生した。続く12月公演は、芸人たちがその勢いでテレビの世界へと飛び出していきます」と、中井。当時は万博を控え、大阪がとにかく元気だった時代。テレビの世界も同様で、大阪発の全国ネット番組が次々と生まれていました。「それまで演芸場は大人の世界でしたが、深夜ラジオやこれらテレビ番組の公開収録を通じて、若い人たちの間にも演芸が広がっていった」と振り返り、「その頃の雰囲気や、若き横山やすし・西川きよし、桂三枝らの芸人たちの“勢い”が出せたらいいなと思います」と締めくくりました。また、プロデューサーの尾中美紀子も、「ファッション、音楽などがうねりをもって変化していた。過去をぶっ壊すことが面白いとされ、演芸の世界も、その大きな波に乗って動き出していきます」と語り、時代にみなぎっていた“熱”を舞台に再現したいと意気込みました。

ここで、いよいよキャストたちの登場です。西川きよし役の忠志、妻・ヘレン役の瀬戸さん、横山やすし役の矢野、そして超人気番組『ヤングおー!おー!』を世に送り出した敏腕プロデューサー・小林役の石田が壇上にズラリと並びました。自身の父を演じることになる忠志は、「世の中にたくさんの役者さんがおられる中、忠志にやらせてみようと思っていただけたことがうれしい。息子として、みなさんが知らない父の姿も知っているので、『こんな一面もあったのか!』と驚くような“西川きよし像”を作り上げていきたいです」とコメント。お母さんが吉本新喜劇の女優だったという瀬戸さんは、「偶然にも、母が研究生だった頃に、既に人気女優だったヘレンさんの代役を、一度だけやらせていただいたことがあるそうなんです」ととっておきの秘話を披露。そんな縁にも導かれての出演となり、「(忠志と矢野を見やって)そっくりなふたりに囲まれて光栄です。ビジュアル面には自信があります! あとはお芝居の経験を生かして、ビシッと決めたいですね」と力を込めました。

やすしの大ファンを自認する矢野は、以前、とある眼鏡店で売り出された「横山やすし復刻モデル」の眼鏡をわざわざ購入して持っていたとのこと。「やすし師匠が好きすぎて、わざわざ京都まで買いに行きました。今回、この役をいただいて、やっと日の目を見ました!」と感無量の表情です。「忠志さんといい僕といい、今回の配役はご本人に寄せていっている感じもあるが、変にモノマネにしてしまわず、お芝居としてやすし師匠の魅力、漫才師としての道のりを表現したい」との言葉には、役者・矢野としての決意がみなぎっていました。「タイトルを見たとき、『西川家で遊ぼ』の間違いかなと思いました」と笑わせたのは石田。きよしとは12年前から『やすしきよしの夏休み』(関西テレビ)で年に一度、共演している仲だが、「ピンチに追い込まれたきよし師匠がどうやって窮地を乗り切ったのか。そしてヘレンさんの内助の功がいかにすごかったか。そのあたりがしっかり描かれています」と、これまで知らなかったエピソードに心を揺さぶられた様子。これらの濃いキャラクターを見守り、ともに時代を作っていく“プロデューサー”という役についても、「やすしきよしという日本一の漫才師が、どんな遍歴を経て、今もなお影響力のあるすごい存在となったのか。それを芝居に参加しながら見られるのが本当に楽しみ」とワクワクしていました。

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忠志は会見前夜、両親から「どんなお話なの?」ときかれ、台本をすべて読み聞かせたそう。かの子曰く、「西川家では早くも“プレ公演”が行われました」というほどの盛り上がりだったそうで、「細かいところまでよく描かれている」ときよしも大喜びだったそうです。また、石田は役柄そのままにプロデューサーとしての目線で共演者たちを大絶賛。「それぞれがご本人とリンクしていて、すごいハマり役。僕がキャスティングをしたとしても、この3人を選びます!」と笑顔で宣言していました。

もちろん“やすきよ”以外にも、桂三枝、中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人らそうそうたるメンバーの若き日が織り込まれた、まさに青春群像劇。年の瀬にぴったりのファンタジックな味わいも楽しめる、笑いと涙がぎっしり詰まった12月公演に、どうぞご期待ください!

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』

公演期間:12月7日(金)~29日(土)※12月10・14・17・22・24日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也(矢野・兵動)、なだぎ武、RIKIYA、高橋智(へびいちご)、島川学(へびいちご)、中山功太、飯島順子、丹羽貞仁、久保慶太、是近敦之、つぼみ/レツゴー長作/石田靖 ほか

※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

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