『吉本百年物語』のゲストコーナーに萩原流行さん、NMB48上西恵さんが出演!
吉本興業創業100周年プロジェクトの一環として今年4月から1年間、吉本興業百年の歴史を月替わりで、12本のお芝居としてなんばグランド花月で上演している『吉本百年物語』。12月7日からは『吉本百年物語〈12月公演〉「日本全国、テレビで遊ぼ」』が開幕しました。
時は1970年代、新勢力として興隆したテレビのバラエティ番組の裏側や漫才ブームが沸き起こる直前の熱気を描いた本作。時代の波を受けながら様々な人の支えのもとで己の道を邁進する芸人、そしてテレビマンらの人間ドラマを時に軽妙に、時に重厚に繰り広げます。
そして劇中では、桂三枝(当時)の発案がきっかけで名番組へと成長した『パンチDEデート』の本番シーンも登場。当時司会だった桂三枝と西川きよしに、なだぎ武と西川忠志がそれぞれ扮し、臨場感たっぷりに番組を再現しています。さらに見どころは、お見合いに出演する男女が一般人ではなく日替わりゲストということ。12月11日公演では、萩原流行さんとNMB48の上西恵さんが登場しました。
『パンチDEデート』の本番シーンが始まり、萩原さんと上西さんそれぞれ舞台に登場。萩原さんは、西川忠志扮するきよし(以下、きよし)にプロフィールを尋ねられても小声でぼそぼそ、名前も「みつおです」とごまかし、年齢も明かしません。一方、上西さんは、なだぎ武扮する三枝(以下、三枝)からの質問にはきはきと回答。また、萩原さんは芸能人で好きなタイプは?と聞かれても、「芸能人ではいません」と一言。それでもきよしが食い下がると、「上戸綾さんです」とご回答。上西さんは「何を考えているか分からない人が好き」とのこと。クールで感情を顔に出さない人がよく、芸能人ではピース・又吉がタイプだそうです。
そんなやり取りを経て、いよいよご対面へ。二人を隔てたカーテンが開く前から萩原さんは体を上西さんの方に向けてスタンバイしていました。そして「本当の年齢は?」と上西さんが尋ねるも「年齢はありません」と萩原さん。また、「30歳くらいで自分の年齢は忘れました」とも。萩原さんからは、上西さんに「普段はどんなお仕事を?」などの質問が投げかけられ、お二人はしばしご歓談をされました。
続いて最後の見せ場、好感度チェック。しかし、ハートの電飾が光ったのは萩原さんのみ。三枝が上西さんにボタンを押さなかった理由を尋ねると「何を考えているか分からない人がいいと言ったけど、お話をしてみたらクールじゃないと思い…」と率直なご感想を。ですが、萩原さんも、「下手すると、17歳だったら僕の孫になってしまいます」と年齢差に戸惑っていたご様子でした。
そこで、コーナーを終えた萩原さん、上西にインタビュー。出演されてのご感想などを聞きました。
萩原さんは、よしもとの舞台には過去2回、出演されたことがあるそうで、間寛平と辻本茂雄が全国を巡った新喜劇では、広島と博多の公演にも出演されたそうです。また、以前は東京でも『吉本新喜劇』を生放送していたことがあり、それをご覧になっていたとのことで、とてもなじみが深いのだそうです。
――『パンチDEデート』のシーンで声が小さかったのはなぜですか?
萩原流行(以下、萩原):僕の声を聞いちゃったら(誰だか)分かるかなと思ってたの。でも、あの子だったら大丈夫でしたね。
――ということは、ご対面されるまで、どなたが来られたか知らされていなかったのですか?
萩原:そうなんです。
――実際、お会いしてみてどうでした?
萩原:子どもだったから恋愛対象にならなかったですね(笑)。
――上西さんのお父さんが46歳と聞いていかがでしたか?
萩原:腹が立ちました(笑)。僕は来年、還暦ですので、59歳です。下手したら俺の孫ですから。僕に子供がいれば孫がもっと大きいんじゃないですかね。
――『パンチDEデート』という番組をご覧になったことは?
萩原:毎週欠かさずというわけではないですけど、見ていましたよ。よく知ってました。
――好感度チェックでは、萩原さんだけボタンを押されました。
萩原:僕は男なので押さないわけにはいかないですよ。押さなかったら上西さんが傷つくと思いまして、我々世代の男の優しさですね。
続いて、NMB48・上西恵さんへインタビューを。
――舞台中、萩原さんって分かりましたか?
上西恵(以下、上西):声だけでは、全然分かりませんでした。
――萩原さんは、あえて声を小さくしていたそうですよ。では、実際にカーテンが開いた時はどうでしたか?
上西:びっくりしました。カーテンが下がっている時は、あんまりお話されないし、声も小さかったので、もっと暗い感じの方だと思ってました。全然、違いました。
――萩原さんは上西さんのお父さんより年上ということで。それもボタンを押されなかった理由の一つですか?
上西:そうですね。年が離れすぎていたので(笑)。
――なぜ、押されなかったのでしょう?
上西:カーテンが下がっている時は、「何を考えているか分からない人」という好きなタイプに合っていたので、押そうかなと思っていたのですが、対面してみたら全然、違っていたので、押さないでおきました(笑)。
――舞台では、ピースの又吉さんがタイプとおっしゃっていましたが。
上西:性格とかはそうですね。あんな不思議な感じの人が…。
――では、見た目では誰が好きですか?
上西:見た目ではまだ“いい!”と思う方に出会ったことがないです。
――今日は『パンチDEデート』という番組を疑似体験されましたが、どうでしたか?
面白かったです。相手が見えなかったからドキドキしました。ずっと声だけだったので緊張しましたし、舞台に出た時は手が震えました。でも楽しかったです!
吉本興業百年史を描いた『吉本百年物語〈12月公演〉「日本全国、テレビで遊ぼ」』は、12月29日(土)までなんばグランド花月で上演中です。引き続き、同コーナーでは日替わりゲストが出演されますので、こちらもどうぞ楽しみに、ぜひ足をお運びください!
吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』
公演期間:12月7日(金)~29日(土)※12月10・14・17・22・24日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也(矢野・兵動)、なだぎ武、RIKIYA、高橋智(へびいちご)、島川学(へびいちご)、中山功太、飯島順子、丹羽貞仁、久保慶太、是近敦之、つぼみ/レツゴー長作/石田靖 ほか
※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/