野性爆弾カウントダウンライブ「赤紙太郎〜ひねり餅〜」
12月31日(火)、東京・シアターサンモールにて『野性爆弾カウントダウンライブ「赤紙太郎〜ひねり餅〜」』が開催され、野性爆弾、バッファロー吾郎、POIOSON GIRL BAND・阿部、タケト、ナベ、ハブ、ハリガネロック、2丁拳銃、大山英雄、ガリットチュウが出演しました。
こちらは、毎年恒例となっている野性爆弾によるカウントダウンライブ。以前は神保町花月、ヨシモト∞ホールで行なっていましたが、昨年は新宿シアターモリエールで。今年はさらに大きな会場での開催となりました。
オープニングは、構成作家による“江頭のオープニングショー”が。「お忙しいなか、お越しくださいましてありがとうございます」との挨拶後、“江頭さんと言えば”のあの歌を歌い上げました。
さらに、幕間にはマネージャーによる椎名林檎熱唱VTRが3本も。最初の2本では、川島より「誰や? こいつ」とツッコまれていましたが、最後のVTRでは歌う映像を「誰や?」と自らツッコむという混沌具合です。
最初のコーナー「新宿砂人パーク」は、かつて放送されていた某人気番組をもじったもの。挑戦者として登場したのは、阿部、大山英雄、2丁拳銃、タケト、MCはロッシー。そして、川島が扮装した姿で現れると、客席がざわつきます。
まずは自転車でのアトラクションをやってみることに。「早よせぇや!」と川島に促され、ヘルメットを着用することになった修士は「ヘルメット被ると怖い。……毎年、これで首痛めて終わってるイメージがある」と顔をしかめます。
その予感は的中! 一定したリズムで棒上の障害物を持ってやってくる川島を避けるだけでよかったのですが、川島が速度を速めて振りかぶったために、自転車に乗った修士の顔面に障害物が激突! さらに「寝転がれ!」と修士を追い詰める川島でしたが、障害物をちょこっと当てるだけという妙な優しさを見せます。が、やられると思っていた修士は力を入れ過ぎ、自ら首を痛めてしまいました。
さらに、「この中に福●雅治が混ざっている!」と言い出し、「お前か!」「お前か!」と大山以外を追い詰め始める川島。大山には氷室京介さんの歌を歌わせて、歌い方にイチャモンつけるなど(昨年のカウントダウンライブでも観たような……)、相変わらずやりたい放題です。強制的に歌わせた阿部には、「お前は暗いからつまらん! お前と又吉の芸風は暗い!」と辛辣なダメ出しを浴びせていました。
このあともおかしなゲームが続き、誰1人、クリアできず。「ヒフをあげたかったのに……」と自らの左腕にナイフらしきものを押し当てて、“ヒフ”と称するものを阿部に差し出すというクレイジーな展開に、客席からは悲鳴があがりました。
3年連続で行なわれたコーナー「あわてんぼうのサンタクロース」には、バッファロー吾郎、ガリットチュウ、大山英雄、ハブ、ナベが出演。ロボットの妻が用意した手づくりのささやかなプレゼントをバカにして、ゴミ箱に捨ててしまった子どもたちに、川島演じるサンタクロースが怒り狂い、復讐するというおなじみの展開です。
復讐の際、子どもたちを拳銃で撃ちまくる川島サンタクロース。捕まってしまった竹若は「あぁ〜〜!」と絶叫しながら引きずられていくも、隙を見て関節技を決めます。竹若が優位に立ったかに思われましたが、逆方向から銃で撃たれて、再び優勢を取り戻した川島。全員に、毎年恒例の大喜利を強制しました。
お題の答えを全員が考えている間、大山へ「歌え!」と命令したものの、いざ歌い始めると「解答に集中できん! やめろ!」と即やめさせる川島。竹若の答えから「どんなんかわからへんから、やってみて」と、ナベと熊谷、大山に老人ミニコントを強要したりと、相変わらずのカオスっぷり。ロッシーの自由奔放な答えには、相方にも関わらず「ちょっと……意味わかんないです」と愛想笑いで逃げ切っていました。
カウントダウン直前に行なわれたのは、「肉糞新喜劇」。大山、ハリガネロック、バッファロー吾郎らが新喜劇の練習を行なっているところに登場したのは、川島演じる演出家。「今やっている新喜劇のような古いドタバタコメディは流行らない」と、新たな演出を加えていきます。
も、旅館を題材とした新喜劇の内容はめちゃくちゃ。主役を演じる予定だった竹若は、前半の早い段階で死んでしまうという始末。タケトに関しては、出番すらなくなってしまいます。最後には思わぬ展開も待っていて……ワチャワチャした新喜劇(?)が終わり、いよいよカウントダウンかと思ったとき。
「みなさんに謝らないといけないことがあります。もう年越えてます」と、川島から衝撃的な一言が!
「何してんねん!」「もう3分?」など全員が困惑するなか、「ウソですけど、やっときます? マジで反省してます」という川島の呼びかけにより、エセカウントダウンが行なわれました。
毎年、新年一発目に何かしらが降ってくるということで、全員がヘルメットを着用。「0」になった瞬間(本当はもうすでに4〜5分経ってましたが)、頭上から“耳”が降ってきました。
さらに、毎年恒例の神田川俊郎さんによるVTRが流されます。「誰や、神田川呼んだん。お前か?「違います」「お前か?」「違います」「……怪しい、お前か?」「違います」と全員とやりとりしたのち、「お前かー! いや、俺かー!」と絶叫する川島。全員から「らしくない」と失笑されるなか、高笑いして「お疲れっしたー」と颯爽と舞台袖へはけるなど、年始早々、相変わらずのやりたい放題だった野性爆弾でした。
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【タケト】【ハブ】【ナベ】【ガリットチュウ】【阿部智則】【POISON GIRL BAND】