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2014年9月

2014年9月30日 (火)

琴欧洲、断髪式直前! 著書「今、ここで勝つために 琴欧洲自伝」サイン会開催

9月30日(火)三省堂書店有楽町店にて、今年の春場所で引退し、間もなく断髪式を行う琴欧洲親方が、著書「今、ここで勝つために 琴欧洲自伝」刊行記念サイン会を開催。会場には100人のファンが集まり、2ショット写真撮影やサインに応じました。



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今週10月4日(土)、両国国技館で断髪式を迎える元大関・琴欧洲。苦難の連続だったという12年の現役力士生活。言葉がわからない、思いを伝えられない、仕来りが理解できない...目の前に立ちふさがる数々の壁に正面から向き合い、乗り越え打ち勝つことを続けることで、日本の相撲界での自身の立ち位置を確保してきました。強い精神力と共に、常に微笑みを絶やさず前向きに歩んだ相撲人生――その全てを本書で初めて明かします。



サイン会前に行われた囲み取材に、これが最後となるであろう髷と着物姿で登場した琴欧洲親方。現役時代から体重は25kg落ち現在は130~135kgとのことで、「少し着物が大きくなった」と体の変化を。秘蔵写真も交え、半生を綴った本書については、「日本に来てから、言葉の壁、稽古の厳しさ、食事の問題、それを乗り越えて頑張ってきたことを書いています。レスリングをやっていた少年時代を始め写真もたくさんあって、見やすく読みやすい本になっています」とPRしました。



また、秋場所で大活躍した逸ノ城については、昨年の九州場所前に稽古に来た時から注目していたという琴欧洲親方。「1年以内に幕内上位と対戦することになるだろうと予想していました。強い気持ちを持って、考えて稽古することによってすごく伸びる。予想以上の成長ぶりです」と驚きを。今後は親方として後進を育てる立場となることについては、「しっかり自分の夢を持って頑張ることが大事。一人一人のいいところを見つけて伸ばす。相撲はもちろんですが、人間としてもいい人間を育てていきたい」と自信の指導方針を語りました。



最後は、目前に迫った断髪式に向け、「たくさんのファンの方に国技館に来ていただいて、立派な姿を見せるよう頑張ります。当日お待ちしています」とメッセージを。12年の力士生活の全てが詰まった『今、ここで勝つために 琴欧洲自伝』は、全国の書店にて発売中です。



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『今、ここで勝つために 琴欧洲自伝』
9月25日(月)発売

著者:琴欧洲勝紀 
価格:1400円+税 
発売:徳間書店

COWCOW 善しのカメラのハウツー本『パパとママのための にっこり写真のレッスン』発売中

 カメラ好き芸人・COWCOW 善しが、芸人初のデジタルカメラのハウツー本『パパとママのための にっこり写真のレッスン』を発売しました。カメラの基本から、いろいろなテクニック、身近な人の"にっこり写真"を撮る秘訣や、一味違う思い出の写真の撮り方などを、初心者にも分かりやすく仮説。さらに、長年撮りためた人気芸人たちの写真も多数掲載。これからカメラ購入を考えている方、買ったけどうまく使いこなせない方、もっとステキな写真を撮れるようになりたい方、そして善し撮影の芸人さんの写真が見たい方、全ての方に楽しくためになる1冊です。そんな本書への思いと見どころを、本人にうかがいました。


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――善しさんがカメラを始めたきっかけは?

18歳の時、おじいちゃんとおとんが使ってたカメラが家にあるのを見つけて撮るようになって。それが一眼レフやったんで、まぐれでいい写真が撮れることもあって、のめり込んでいった感じですよね。今と違って露出を図るのも自分でやらないといけないし面倒臭いことも多いカメラやったんですけども、逆に分かってくるとすごいいい写真が撮れて。すでに芸人になってたので、周りの芸人を撮ったり、その時の彼女を撮ったり。どんどんハマっていきましたね。

――本のタイトルもテーマも"にっこり写真"ですし、掲載されている写真も身近な方々の写真が多いですが、やはり人物を撮るのがお好きなんですか?

そうですね。結局どこ行っても人物になりましたね。撮影会で京都に写真を撮りに行くにしても、人物込みの写真を撮りたくなるんですよ。まだ自分の子どもがいない時から、子どもの写真を撮りたくなってましたし。子どもって、表情とかいいんですよね。だから人物にこだわるというよりも、好きで撮ってきましたね。

――今回、この本を出版することになったいきさつは?

芸人の写真も膨大な数撮ってたので、いつか書籍としてまとめられたらいいなと思っていたところにお話をいただいて。なので普通のハウツー本の要素に加えて、芸人の写真があったり、"芸人あるある"みたいな読み物もあったりします。楽屋での芸人をいろいろ撮ってますけど、たぶん本人も撮られてること分かってないと思うんですよ。会える人には「こういう写真掲載します」と伝えたら、「そんなん撮ってたの?」「いつ撮ったの?」とか言われましたから。そういう写真がまたいいんですよね。

――この本でこだわった点は?

全部自分で写真を撮りました。表紙はカメラマンさんで、中には嫁が撮ってるのもありますけど。カメラの機能説明の見本写真も自分で撮りにいったんですよ。例えば、"シャッタースピード"の見本写真は、京都・鞍馬の川床なんですよ。京阪電鉄の出町柳駅から叡山電鉄に1時間くらい乗って、さらにバスで15分くらいかかる。別にそこまで行かな撮れない写真かっていったら、そうでもないんですけど(笑) 僕が普段撮る写真にはこういう機能を使うものがあまりないんですけど、今回いろんな写真を撮ってみて、改めて一眼レフカメラっていいなと思いましたね。

――この本で紹介されているような、ステキな"にっこり写真"を撮る秘訣は?

いつでもどこでもカメラと一緒ということですね。何気ないところにいいタイミングが存在するので、それを逃してほしくない。今の時代、カメラ付きの携帯やスマホが普及しているので、人に自慢する写真であったり、トピックスであったり、スクープにいきがちなんですよね。でも、それって後から見て何も感動がない写真になってしまう。それならもっと身近な人の何気ない表情とか横顔とかを撮っておくと、後から見ていいなと感じる写真になると思いますね。

――お子さんの写真も表情豊かで、その場の空気まで伝わってくるようですね。

いつでも撮る、撮り続けるといいと思うんですよね。もちろん記念写真というのもそれはそれでいいんですけど、その目的の前後も撮っておくといいんですよ。例えば、入学式で行進してるところや門の前での写真だけでなく、例えば、実はこの時、靴が汚れてしまって大泣きしたとか、そういうエピソードももらさずに撮るといいんですよね。

――今は携帯やスマホでも写真が簡単に撮れますが、一眼レフならではの良さは?

携帯にもいろんな機能ありますけど、一眼レフの方がより融通が利くんですよ。ただ非常に分かりにくい。日本のメーカーは優秀なので、いろんなことができるようにしてくれてるんですよ、頭のいいおじさんたちが、わざわざね(笑) だから分かりにくいけど、意味が分かれば使えるようになってくるし、何でもできるようになる。最初は、全部叩き込もうとせずに、「これと同じような写真を撮りたいな」というところから真似していってくれたらいいと思いますね。

――カメラ初心者が最低限知ってるといい機能は?

"しぼり"と"シャッタースピード"が重要なので、この辺が分かるとあとはだいたい分かりますね。背景がボケて顔にピントが当たって、より人物が浮き出るように見えるというのが一眼レフで撮る上での特徴になってくるんですね。FUNKY MONKEY BABYS のCDジャケットみたいな。そういうものは非常に簡単に撮れる。プロの技術でもなんでもなく誰でも撮れるようになってるんですよ。

――本書にもたくさんの写真を掲載されていますが、その中でも"会心の作"は?

嫁との初デートの時に写真を撮ったんですけど、こういうのは時間が経つにつれて撮っててよかったなって思いますよね。今でも「あそこ歩いた時やな」とか思い出します。結婚して長くなると、付き合ってた頃の感情とか分からなくなってきますけど、これ見てると「ああ、嫁のこと好きやったんやな」と。それをまた子どもが見て、「ママ、こういう顔してたんや」とか言ってますもんね。そういうのがいいんじゃないかなと思います。昔のアルバム見て怒りの感情になることないですもんね。ほっこりするというか。この本にも家に写真を飾ってるところを載せてるんですけど、"飾る"ということも大切ですよね。カメラの画面やパソコンで見るだけになってしまうと、非常にもったいない。今のカメラは非常に性能がいいからポスターサイズに拡大もできるんで、気に入ったものがあれば近所の写真屋さんに行ってすぐできますからね。

――最後に、この本をきっかけにカメラを始めてみようかなと思ってる方々にメッセージを。

プロのように絵を描くのは難しいですが、写真の場合は、カメラ自体の性能がいいからプロみたいに撮れる写真がゴロゴロ出てくるんですよ。一眼レフは、頑張れば1日で使えるようになりますから。例えば、芸人さんと一緒に写真撮りたいということでもいいですし、撮りたいと思うものがあれば、それがきっかけになります。みなさんも周りの人のいろんな表情を、写真で残していって欲しいなと思いますね。

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善しさんに使い方を教えていただき、自前のカメラでこちらの写真を撮影。今までオート機能でしか撮影したことのなかった自分でも、FUNKY MONKEY BABYS ジャケット風の写真が簡単に撮れました。みなさんも、この本を参考にチャレンジ!




■COWCOW 善し 『パパとママのための にっこり写真のレッスン』
2014年9月12日発売
定価:本体1450円+税
発行:ヨシモトブックス
発売:株式会社ワニブックス
ISBN978-4-8470-9269-5 C0095

染弥改メ 三代目林家菊丸襲名披露公演

9月27日、なんばグランド花月で『染弥改メ 三代目林家菊丸襲名披露公演』が行われました。

1年前の同日、三代目菊丸襲名記者発表を開いた染弥ですが、あれから1年、とうとうこの日がやってきました。115年ぶりに復活する上方落語の大名跡。NGKにはそのめでたき瞬間を見届けようと多くのお客様が駆けつけました。

トップバッターを務めたのは林家竹丸。おめでたい名前が出てくる「寿限無」を披露しました。

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お次は桂米團治さん。大晦日の噺ではありますが、古い年から新しい年へと変わる噺なのでと「掛け取り」を。大晦日に集金にやってくる商人をどうやって交わすか、そのアイデアが面白いネタですが、芝居好きの醤油屋へは芝居仕立てでうやむやにしようと画策する主人公。ダジャレを用いて芝居口調で乗せるシーンでは、上方の落語家の名前がずらり。染弥、菊丸の名も取り上げ、襲名を寿ぎました。

続いては月亭八方、冒頭から高校時代の後輩というどかべんこと香川伸行さんの思い出話を。そして話題は阪神タイガースといかにも八方らしいマクラから「始末の極意」を口演しました。

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中トリは六代桂文枝です。2012年7月に三枝から六代文枝を襲名、「最近ようやく“文枝さん”と呼ばれるようになりました」と自身の経験談も。中にはサイン色紙に「三枝」も書いてくれという方もいて…とぼやきモード、披露した落語も新作「ぼやき酒屋」でお父さんの悲哀を面白おかしく演じました。

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中入りが明けて口上を。林家花丸の司会進行のもと、進みました。

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口上は桂文枝から始まりました。

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「本当におめでとうございます。菊は天皇家の紋章ですし、日本の国の花です。ですから、すばらしい名前です。我々にとりましては、枚方の菊人形です。展覧会やコンクールで優勝する、勝菊になるには大変な年月と、それなりの手入れが必要で大変手間がかかるものだそうです。「勝菊や ああ幾年月の この香り」というものがありますが、本人の努力もありますが、落語は非常に手間のかかる、時間のかかる芸でございます。みなさんのご贔屓が一番でございます。菊丸さんを日本一の勝菊にしていただきたいと思います。おめでとうございます」。

続いては月亭八方。八方は冗談交じりの口上で沸かせました。

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「私、八方は染弥改メ三代目林家菊丸を存じておりません。うっすらとしか。しかしながらこのめでたい席にこうして並ばせていただいて、光栄の極みです。お祝いの言葉を用意するまでもなく、本当に我ながら、ああ情けない。彼と私は、わずかな違いです。ほぼ同期ございます。同じ吉本興業にいながら、なかなか会う機会がございません。というのも、私は圧倒的に吉本の仕事をするのでございますが、彼は個人的な仕事ばっかり。なかなか会う機会がないのですが、でも“兄さん、三重県で仕事があるのです。吉本に内緒で”と何度か三重に行ったことがあります。そのときにいただいたお礼は未だに忘れることができません。驚くばかりの大金でした。そのお金で家を建て、八光を育てました。本当に染弥兄様、お世話になりました。これからは皆様方のお力をいただきまして、林家染弥改メ三代目林家菊丸をご贔屓いただきますよ、お願い申し上げます」。

桂米團治さんは、菊丸という名前にまつわるエピソードも添えられました。

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「この菊丸という名前は実は、染丸よりも古い名前でございまして、菊丸から染丸が出たんです。私は今、米團治ですが、小米朝から米團治になったときに、米團治という名前は米朝より古い名前だったんです。米朝よりも古い名前、米團治が米朝を作ったんです。そこだけ大きな声で言いたいと思います(笑)。そういう意味では、師匠を“追い抜いた”菊丸さんですので、今後はともに手を取り頑張りたい次第ですが、お客様のご支援がなければできません。ひとかたならぬご支援を新しい菊丸さんによろしくたまわりますよう、ひとえにお願い申し上げる次第です」。

笑福亭仁鶴は口上に加えて、手締めも行いました。

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「染弥くんが師匠とともに吉本の楽屋に顔を見せまして、“菊丸を襲名したいと思いまして”ということで、ああ、これはおじいさんも、つまり染丸師匠の師匠ですが、私が大変お世話になって、吉本に入れてもらったのですが、喜んではるやろうなと最初に思いました。染丸、菊丸、花丸がいて丸ばっかりです。ええ芸名ですな。その後、襲名発表会見で“僕でいいんですか”と言ったと聞きました。こんな遠慮深い言葉を最近あんまり聞きません。“僕が僕が”はあるけど、“僕でいいんですか”と、この言葉がちょっとズシンと来ましたね。で、師匠はどう言うたんですか?(染丸「がんばりや」と)止めるか?言うたんと違う?(笑) そういうことで、立派な名前を継ぎますが、これはお客様方のご後援がなければなりませんので、隅から隅まで、今までどおりに応援をしてやってください。私からもお願いをいたします」。

最後は師匠の林家染丸です。染丸は時折、涙をぬぐうような仕草も見せ、どれだけこの日を待ち望んでいたか、その気持ちが伝わってきます。

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「皆様のおかげで新しい菊丸が誕生いたしました。どうぞ、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」。

最後は仁鶴の手締めで“大阪締め”を。会場の全員で行い、菊丸の船出を祝いました。

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時に爆笑を呼んだ口上の後は、中田カウス・ボタンがさらに華を添えます。コンビを組んで47年、あうんの呼吸で繰り広げられる漫才に、なんばグランド花月はまたまた大きな笑いの渦に巻き込まれました。

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そしていよいよ三代目林家菊丸の登場です。襲名直前には「待ちに待った襲名披露の当日、一刻も早くお客様の前に登場したい心持ちです。今宵、トリの一席は、これまでの感謝の気持ちを“笑い”に変えてお届けしたいと思います。ご期待くださいませ」と語った菊丸。襲名披露公演のために選んだネタは「子は鎹(かすがい)」です。家を建てる際、材木と材木を繋ぐ役割を担う鎹。タイトル通り、子どもは夫婦の鎹であるということを面白おかしく、また人情味たっぷりに説いたネタです。菊丸も熱演、情感たっぷりと聴かせてくれました。

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そして高座を終え、襲名披露公演はお開きに。菊丸は下がってゆく緞帳を途中で止め、「ご挨拶させてください」と、訥々と話し始めました。

「僕はあまり自分のこととか、さらけ出すことが苦手な方で、あんまり自分のことを言わない方なんですが、今日はけじめでもありますので、少しだけお話をさせていただきたいと思います。

20年前、師匠のもとに弟子入りを許されました。三重県から大阪に出てきて、二十歳になろうという年でした。落語にのめり込むきっかけとなったのが中学生の頃でございまして、中学2年生の時に両親が離婚しまして、姉と母親と約5年間、離れて暮らしました。

このころ一人で過ごすことが多かったので、ラジオを聞いていると落語が流れてきて、その世界観がとても楽しそうで、落語を聞いていると一人じゃないように思えて。繰り返し、繰り返し聞いて、それこそ現実から逃れることばかりしていました。

繰り返し聞いていると覚えまして、覚えると何かやってみたくなって、友達なんかに落語の真似事をやってみせると喜んでくれました。家に帰っても一人ですから、少しでも友達に長くいてほしいから、何か面白いことをしないと友達を引き留められない…。そのようなことをしていたのが中学から高校2年くらいまででした。

そしてこの世界に入らせていただき、染丸一門、吉本興業という芸能の世界に入らせていただいたら、同じような境遇の人間がいっぱいいて。今日の公演パンフレットでも(矢野・兵動)兵動大樹さんと対談させてもらっていますけど、兵動さんも全く同じような境遇で、そんな人がいっぱいいるんです。だから何も寂しいことがなくて、ここに居場所があるなって思いました。

ああいうタイミングで落語というものに出会って、のめり込んで、今があるんですけど、(あの頃は)思い出したくないことなんですが、今改めて思い返すと、あの頃の経験が今、こうして幸せな形で返ってきているんだとつくづく感謝しています。

染二兄さんから2年前に菊丸襲名の話をいただいて、去年の9月27日に襲名記者発表をさせていただきました。この1年間、襲名という神輿の上に乗せていただいて、準備をしていたのですが、一門、先輩、後輩、いろんな人たちが集まってくれて、神輿の担ぎ手が日に日に増えてきました。そして襲名の日が近づいてきて、吉本興業のたくさんのスタッフが一丸となってバックアップしてくれて、担ぎ手がどんどん増えていくのをこの1年、肌で感じました。本当に僕は幸せだと思っております。

そして本日、こういう晴れの舞台に立たせていただくことができ、菊丸襲名という神輿にたくさんのお客様がこの上ない、きれいな飾り付けをしてくださて、本日から約1年かけての襲名披露公演のスタートを切ることができました。

今日お越しくださった皆様に菊丸を応援してよかったと思っていただけるように、より一層精進してまいりますので、どうか今後とも三代目林家染弥……」

と、あろうことか、一番大事なところで「染弥」と前の名前を言ってしまった菊丸。場内は大爆笑、拍手も起こりました。

少し照れたような表情を浮かべながら「もうツメの甘いところが…」とつぶやく菊丸ですが、最後はびしっと、「この後も、三代目林家菊丸をご贔屓賜りますよう、よろしくお願いいたします!」と挨拶し、記念すべき襲名披露公演を終えました。

115年ぶりに復活した上方落語の大名跡、三代目林家菊丸。これからも応援のほどよろしくお願いいたします!

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『大坂の陣新喜劇』の成功を祈願して、すっちーが淀殿に墓前報告

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10月1日(水)よりなんばグランド花月で始まる『大坂の陣新喜劇』の公演報告のため、9月29日、淀殿を演じるすっちーが淀殿のお墓が建つ大阪市北区の大融寺を訪れました。

大融寺は高野山真言宗の寺院で、新西国三十三所霊場第2番札所、おおさか十三仏霊場第8番札所としても知られています。創建は弘仁12年(西暦821年)と約1200年の歴史を持つ関西屈指の古刹で、多くの人々に親しまれています。

淀殿のお墓は境内の一角に建立され、明治10年、城東練兵場(現在の大阪城公園)造成の際に豊臣とゆかりのある大融寺に祀られたとのことです。

この成功祈願のお墓参りでは、まず本尊である千手観世音菩を参拝。普段、見られる千手観世音菩薩は昭和の初めに作られた前立本尊で、厨子の向こうに1200年前からのご本尊が祀られているそうです。そして一願不動明王も参拝。また、不動明王に願い事を叶えてもらうため護摩木に願掛けもしました。すっちーが書いた言葉は「心願成就」でした。

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そして淀殿のお墓参りへ。現在は六輪ですが、戦災に遭うまでは九輪あったという塔が淀殿のお墓です。お花と線香を供えて、長らく墓前で手を合わせていたすっちー。どんなことを淀殿に伝えのでしょう。

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「大融寺に淀殿のお墓があることを知らなかったし、境内に入るのも初めて」と参拝を終えたすっちー。ここに淀殿のお墓があることは、中田カウスに教えてもらったそうです。


「『大阪の陣新喜劇』では、大分はっちゃけた淀殿をやらせていただくので、大目に見てくださいねということをすごく丁寧にお伝えしました。10月12日までの公演期間中、事故なく、無事に成功するように、お客さんがいっぱい来られるようにということをお伝えしました。ギャグもしますし、たぶん汚い言葉にななると思うので、淀殿は"私、そんな下品ちゃうかったよ"って言われるかもしれないんですけど、そこはお客さんに楽しんでもらうためといいますか、大阪を元気にするためというか。僕なりに表現したらこういうことなので、"すみません、ちょっと大目に見てください"と。自分の得意とする感じで淀殿をやらせていただきますから、ちょっと失礼な部分もありますけど、ということをお伝えしました」。

『大坂の陣新喜劇』では、当時存在しなかったものも飛び出すとか!?

「そうですね、ほぼドリルはやるでしょうね。ほぼですよ、わかんないですよって何を隠してんのやと。ドリルも出ます!(笑)。どうせやるって思ってたでしょ? どうせドリルやって、松浦(真也)がギターを弾くんやろと。どうせギターも"南蛮渡来のどうとか"ってこじつけてやるんでしょと。そうです、思っているとおりです! 得意技は出していかんと。この『大坂の陣新喜劇』は、いつものような新喜劇じゃなかったら行かんとことか、いつもよりパワーダウンしてんちゃうかなって思っている方もいるかもしれませんが、いつもやっている面白いこともふんだんに取り入れています」。

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淀殿の第二子にあたる豊臣秀頼を演じる清水けんじの掛け合いも見どころとか。

「いつもの新喜劇のノリもありますが、後半、すごくシリアスな、命がかかっているシーンがあって。それは僕の中で未知の体験というか。普段、アホなことを言い合う清水けんじと真剣な芝居をやるので、稽古のときは照れくさかったですね。ただ、新喜劇でもすごく息が合うふたりなので、お芝居でもガッツリと、また違ったコンビネーションを見せられるのではと思います」。

『大坂の陣新喜劇』のポスターのビジュアルイメージから、まじめなお芝居と思っている方が多いとすっちー。ゆえに「違いまっせ、お笑いでっせ」と、そこはやはり"新喜劇"であると念を押します。

「なんせ着物なので、いつものすち子のように高いところからジャンプしたりとかっていうのは制約されますけども、それでも淀殿って偉いじゃないですか。だから、普段のすち子よりもバンバンむちゃを言える立場にあるので。すち子はパートやったりして、大将がおるのにむちゃくちゃして、どっかで怒られるというのがあるんですけど、淀殿には怒る人間がいないので、好き放題できます。大坂の運命も淀殿次第で変わっていくというか...。ただ、意外とすち子と合っているんとちゃうかなと思ったりもしますね。淀殿が実際、どんな方かはわかんないですけど。基本、大坂のことをすごく思っていて、大坂のためにという気持ちがあると思うので。すち子も、むちゃくちゃやけどどこか優しい部分があるので、何か通じるところがあるんじゃないかなと思います!」。

吉本新喜劇の看板スターたちが多数、出演してお贈りする『大坂の陣新喜劇』。公演は10月1日(水)から12日(日)まで、なんばグランド花月にて上演します。大阪の歴史を舞台にした、一味異なる新喜劇を、この機会にぜひお楽しみください! 

吉本新喜劇特別公演
「大坂の陣新喜劇~『君臣豊楽』淀殿の見た夢~」

会場:なんばグランド花月
日程:10月1日(水)~10月12日(日) 
開演:平日19:00、土・日19:30
脚本:徳田博丸
演出:吉谷 光太郎
出演:すっちー、川畑泰史、池乃めだか、島田一の介、浅香あき恵、青野敏行、烏川耕一、西川忠志、水玉れっぷう隊・アキ、水玉れっぷう隊・ケン、ランディーズ・中川、ランディーズ・高井、清水けんじ、今別府直之、平山昌雄、大島和久、吉田裕、松浦真也、佐藤太一郎、安井まさじ、諸見里大介、酒井藍、福本愛菜 ほか

【すっちー】

2014年9月29日 (月)

芸歴15年のオレンジ田中が慕ってくれている後輩、タナカ軍団によるイベント

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9月27日(土)名古屋・伏見JAMMIN'にて芸歴15年のオレンジ田中が慕ってくれている後輩、タナカ軍団によるイベント「タナカの王様」が開催されました。


「どうも、タナカ軍団でーす」の掛け声でスタート。
冒頭から田中が「私、田中が好き勝手なことをします。このミンバーとです」とメンバーを噛むという緊張の中スタート。軍団の各メンバーによるアイドル風の自己紹介を行い、AKB48の曲を田中がセンターで歌おうとするがすぐに曲が止まり暗転し、田中がツッコミを入れるという王道の流れで幕を開けました。

タナカ軍団トークコーナーではタナカ軍団は田中を支える集団であり、田中自身にはなくてはならない存在であると田中より説明。デビュー当時の田中の写真がフリップに出ると彼自身はアイドル人気があって、ザブングルやスギちゃん、スピードワゴンをおさえて名古屋吉本で1番人気だったと話すと客席から感嘆の声が漏れました。

また、軍団の参加資格として熱い話ができること、というのも普段は相方の泉や先輩に怒られていることもありこういうところでしか話せないと田中の自白に場内から笑いが起こりました。「王様がすべったら全力でフォロー」、「王様の前でケンカはご法度」、「王様の前ではセンスある笑いはNG」という軍団3か条が発表されるが、軍団員による王様をバカにしたところで場内が沸くという皮肉な展開に。軍団の副リーダーラヴィンラフィン坂本による先輩芸人をわずか5分で魅了した応援団のネタを披露すると客席から爆笑が起きる。負けじとはちごーによる割り箸を鼻の穴で4本折るというネタも披露して盛り上がりをみせました。

その後の「王様伝説」のトークコーナーでは
・誕生日にもらったワインとシャンパンを平気で間違える。
・王様が大好きなプロレスを後輩が一緒に観にいった際に、記念写真をみんなで撮るタイミングでテンションあがった王様が「俺が写真を撮る」といって撮りまくり、帰りの途中で「俺が全然写っていない」と急に怒り出す。
・ドラえもんのイントネーションがおかしい
・トイレットペーパーと「トイレット」が言えない
・余興の仕事の際にYシャツを忘れた王様が後輩に買いに行かせて、そこまでして手に入れたYシャツをネタが始まって5秒で脱ぐ
・後輩に帽子をあげて、後日その後輩がかぶっている帽子を見て「俺も全く同じ帽子を持っている」と王様が驚いた表情で言いだす。
・ラーメン屋でごちそうした後輩に対して「ラーメンみたいな安いものしかおごれなくてごめんな」とレジにいたその店の店長の前で王様が言って、店長にいやな顔をされる
など天然エピソードの連続に客席は盛り上がりました。

また、恋愛に対してピュアで、グラビアアイドルに恋してお金を貢いでいって最終的には「田中さんはお兄ちゃん」とフラれたエピソードや、当時付き合っていた彼女にデートの時に持ってきて頼まれたオレンジレンジの「ミチシルベ」というCDを田中がボケてオレンジ田中の「ミチシルベ」と自らの下手な歌声を吹き込んだCDをかけてその彼女に泣かれた話が出ると、その時の音源が流れて客席に流れると悲鳴が少しあがりました。
その後、台本丸出しの流れでステ味ドロップろぱ仔による反乱劇が起こりました。

反乱軍VS田中軍による対決がスタート
触って触って何でしょうねゲームや叩いてかぶってじゃんけんポンで対決で1対1となったところで田中VSろぱ仔による相撲対決で決着をつけることに(先にひざをついた方が負けというルール)

ろぱ仔を一方的に持ち上げて意気揚々とステージ内をぐるぐるまわる王様が、満を持してろぱ仔を下に落とす際に自ら膝をつくという本日一番の天然ぶりに一番笑いがおこりました。その後、反乱軍と田中軍が簡単に仲直りしてエンディングへ。

最後は軍団の絆を試すためにジャンボ風船の中に王様が入ってみんなが割れるまで円陣を組むを発案するが、王様が2度、3度と試すがいつもやっているはずなのに入れない。やっと入れた時にはみんなが円陣組む前に割れるというごたごたぶりに、お客さんから温かい拍手が起こりました。

エンディングでは犬山ふるさと劇団で共演している、みなみちゃんから王様に花束を渡されて出演者と客席が一体となった写真を撮って終了。

天然ぶり連発でオレンジ田中の魅力たっぷり味わえた90分でした。


タナカの王様
9/27(土)
開演:15:00
会場:伏見JAMMIN'
出演:オレンジ田中、アンダーポイント本美、トラッシュスター、アッパー&カット、ラヴィンラフィン、三ツ星ジョージ、ステ味ドロップ
(ゲスト)煉瓦ホリオ、はちごー(以上、どっかんプロ)



できる7人DVDジャケット&正式タイトル決定!

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11月12日(水)発売の犬の心、グランジ、ライスによるユニット「できる7人」のDVDのジャケットが決定、また、タイトルを「『できる7人』コントライブ」と正式に決定しました。

このジャケットは2013年2月11日に行われた「できる7人トークライブ」用に撮影された写真を使用しており、リラックスした雰囲気が出た、おしゃれなデザインに仕上がっています。


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また、777セット限定発売の『「できる7人」DVD+フォトブック』よしもと限定SPパッケージのフォトブックの表紙が決定しました。
黒スーツでカッコいい仕上がりとなっています。
このDVDとフォトブックがセットになった商品の受注期間は10月13日(月・祝)締切です。


DVD情報
「できる7人」コントライブ
発売日:2014年11月12日(水)
出演者:犬の心、グランジ、ライス
価格:3000円(税抜価格)+税
品番:YRBN-90853


DVD+フォトブック情報
『「できる7人」DVD+フォトブック』よしもと限定SPパッケージ
価格:5000円(税込)
受注期間(予約受付期間)
2014年8月23日(土)19:00~2014年10月13日(月・祝)23:59まで
販売店舗
・オンラインショップ:よしもとネットショップplus ※オンラインショップでは送料無料
・リアル店舗:よしもとテレビ通り
新宿店(ルミネtheよしもと内)/なんばグランド花月店(なんばグランド花月内)
渋谷店(ヨシモト∞ホール内)/神保町花月店(神保町花月内)




【犬の心】【グランジ】【ライス】

2014年9月28日 (日)

ガキの使いBD&DVDシリーズ最新作、発売決定!!20巻目の発売を記念した特別価格版も発売!!

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大晦日の定番となった「ガキの使い笑ってはいけないシリーズ」。その最新作「地球防衛軍」のBD&DVD化が決定しました。

初回版には豪華特典が多数!そして20巻記念ということでディスク1枚ずつを1,500円で手に入れることができる特別価格版も発売!!
新人隊員として、ガースー黒光り地球防衛軍(GDFE)で、さまざまな研修を行っていくダウンタウン、月亭方正、ココリコの5人。
どんな事が起こっても絶対に笑ってはいけないという過酷な状況に置かれた彼らが、笑いのトラップに対して、笑ってしまうと、キツイお仕置きを受けます!

一筋縄ではいかない名物隊員達とのやりとり、新人研修室・移動中のバスの中など数々の笑いのトラップがメンバー5人を脅かす…。また、“笑ってはいけない”に加え、“捕まってはいけない”や“驚いてはいけない”、シリーズ初となる“涙あり”のコーナーなど今までとは異なった仕掛けも満載!果たして、笑いの無限地獄から5人は無事、生還する事ができるのか!!!?
待望の新作ブルーレイ、DVD発売は12月3日。大ヒットDVDシリーズをお見逃しなく!!


(初回版)
ブルーレイ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! (祝) 放送25年突破記念Blu-ray初回限定永久保存版 ⑳(罰)
絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」
価格10,000円+税
本編ディスク2枚+特典ディスク1枚/デジパック仕様
YRXN-90043~5
収録時間:未定
※初回限定版は限定生産品につき、在庫がなくなり次第、販売終了となります。

DVD「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!(祝) 放送25年突破記念DVD初回限定永久保存版 ⑳(罰) 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」
価格9,143円+税
本編ディスク4枚+特典ディスク1枚/デジパック仕様
YRBN-90867~71
収録時間:未定
※初回限定版は限定生産品につき、在庫がなくなり次第、販売終了となります。

初回版は「ガキの使いファンならマストバイアイテム!」超豪華仕様の保存版!
【初回版特典】
1、映像特典
2、豪華デジパック
3、スペシャル応募ハガキ


(通常版)
DVD「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! (祝)DVD20巻発売記念特別価格版 ⑳(罰) 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時
エピソード1 午前8時~」
価格1,500円(税抜)
本編ディスク1枚/トールケース仕様
YRBN-90872
収録時間:未定

DVD「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! (祝)DVD20巻発売記念特別価格版 ⑳(罰) 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時
エピソード2 午前11時~」
価格1,500円(税抜)
本編ディスク1枚/トールケース仕様
YRBN-90873
収録時間:未定

DVD「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! (祝)DVD20巻発売記念特別価格版 ⑳(罰) 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時
エピソード3 午後1時~」
価格1,500円(税抜)
本編ディスク1枚/トールケース仕様
YRBN-90874
収録時間:未定

DVD「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! (祝)DVD20巻発売記念特別価格版 ⑳(罰) 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時
エピソード4 午後7時~」
価格1,500円(税抜)
本編ディスク1枚/トールケース仕様
YRBN-90875
収録時間:未定


■作品概要
新人隊員として、ガースー黒光り地球防衛軍(GDFE)で、さまざまな研修を行っていく5人。
どんな事が起こっても絶対に笑ってはいけないという過酷な状況に置かれた彼らが、笑いのトラップに対して、笑ってしまうと、キツイお仕置きを受けます!
一筋縄ではいかない名物隊員達とのやりとり、新人研修室・移動中のバスの中など数々の笑いのトラップがメンバー5人を脅かす…。
また、“笑ってはいけない”に加え、“捕まってはいけない”や“驚いてはいけない”、シリーズ初となる“涙あり”のコーナーなど今までとは異なった仕掛けも満載!
果たして、笑いの無限地獄から5人は無事、生還する事ができるのか!!!?

■収録内容
本編ディスク絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時
特典ディスクあの時は…/現場の2人が…/仕掛け人直撃インタビュー

*あの時は…
5人のメンバーそれぞれが一番記憶に残った場面について語る振り返りトーク

*現場の2人が…
ココリコ遠藤と構成作家・高須光聖が過酷な地球防衛軍での研修を振り返る!

*仕掛け人直撃インタビュー
出番終わりの仕掛け人達へ直撃インタビュー。

『髙平哲郎スラップスティック選集』トークイベントVOL.2 に小堺一機が登場

9月26日(金)紀伊国屋書店新宿本店にて、髙平哲郎の殊玉の作品をテーマ別にまとめた選集シリーズ『髙平哲郎スラップスティック選集』創刊記念トークイベントVOL.2 「真面目が嫌いだからアチャラカ~人はなぜ笑うのか」が行われました。毎回、ゆかりのある著名人を招きトークを展開する本イベント。第2回目となる今回は、30年にわたる親交のある小堺一機をゲストに迎え、本書のテーマである「アチャラカ」をキーワードに、“大将”こと萩本欽一らとの秘蔵エピソードを交えながらトークを展開しました。





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「“アチャラカ”という笑いが消えないうちに、“アチャラカ”について少しでも知っていただければ」との思いから執筆したという本書。イベントでは、まずは“アチャラカ”の代表、エノケン(榎本健一)や古川ロッパから、それを発展させた帝劇、東宝ミュージカル、そして由利徹、三木のり平、コント55号らアチャラカが得意なコメディアンまで、アチャラカの系譜を簡潔に紹介。そして混同されがちな“軽演劇”との相違については、台本通りキチンとやるのが“軽演劇”、そのキチンとしたオリジナルを曲げていくのが“アチャラカ”と解説を。それを興味深く聞いていた小堺は、「この本、今の若手(コメディアン)に読んで欲しい!」と力が入ります。



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アチャラカはパロディであるという観点から、さらにトークは発展。『金色夜叉』も『三銃士』も『忠臣蔵』も、オリジナルより先に子どもの頃に見たパロディ作品で知ったという2人。髙平が手がけた人気番組『今夜は最高!』も、人気者が大ヒット映画などのパロディを披露していた『新春かくし芸大会』をヒントに企画したという誕生秘話も飛び出します。しかし、現在は著作権の問題や、世論も厳しくなったことにより、「パロディやモノマネがやりにくくなった」と髙平。小堺も「真面目じゃないと怒られちゃう。テレビに出る人に真面目を求めるのは本来おかしいんですけどね」と現状を憂います。そんな中、小堺が子どもの頃に体験した、両親のエピソードを披露。「出ていけー!」と怒りを爆発させる父親に対し、母親が「どこから?」と言い、ずっこけたという小堺。一方、髙平も、飲みすぎて嘔吐した際、血が混じっていて動転し「血を吐いちゃった」と言うと、奥さんは「どこに?」とすっとぼけた発言をしたという体験が。深刻な状況でも笑いに変えることができる、それはとても大切なものなのではないかと考えさせられる話題となりました。


そして、会場が一番盛り上がったのが、2人がともに縁のある萩本欽一との秘話や、勝新太郎の武勇伝。芸事に厳しいことで知られる萩本。小堺は、「最初に会った時、『愛は地球を救う』の人じゃないと思った」と笑わせます。稽古中も食事休憩も一切なく、公演中も毎日が反省会。1991年、博品館での公演『やっぱりコント55号』の構成を行った髙平は、萩本欽一との打ち合わせの際、あまりの緊張感に胃が収縮し嘔吐してしまったと告白。勝新太郎が稽古場に陣中見舞いに来た際も、同じく嘔吐してしまったそうで、意外にも繊細な一面を垣間見せました。中でも爆笑をさらったのが、小堺が披露した『萩本欽一欽ちゃんのどこまでやるの!? 』での、萩本と、美術のクサマさんとの、まるで“アチャラカ”のようなエピソード。萩本の無茶ともいえる注文に、偉い人なのに腰が低いクサマさんは職人としてのプライドをかけ対応するものの、萩本は自分の言ったことを忘れて厳しいダメ出しを…というやり取りを、モノマネを交えながら熱演。髙平も会場も大爆笑で、予定時間をオーバーするほど盛り上がりました。



萩本欽一との対談も収録した『髙平哲郎スラップスティック選集②定本アチャラカ―真面目が嫌い』は好評販売中! 第1弾「銀座の学校・新宿の授業」も販売中。第3弾の「スラップスティック・ジャム―変人よ我に返れ」は、10月発売予定です。

『KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!』2日目

吉本新喜劇・小籔千豊主宰の音楽とお笑いを融合させた個性派フェス「KOYABU SONIC」。7回目にしてファイナルとなる今年、3日間にわたり開催された同イベントの2日目、9月14日(日)の模様をレポートします!

朝10時の開場と同時に、インテックス大阪6号館には今日も続々とお客さんが来場。そんな中、オープニングアクトとして登場したのが+ayasaさん。活動スタートから3年目という注目のインディーズアーティストです。オリジナルの2曲を披露すると、会場内に響きわたるやわらかなウィスパーボイスに、集まった皆さんはうっとり。その後、小籔が「親戚の子なんですよ」と明かした時は、驚きの声が上がっていました。

 

開演前の前説は、もちろん今日もスモールポルノが担当! 宇都宮まきは会場内での注意事項を説明した後、新喜劇の先輩を特徴とともに紹介するという芸でしっかり笑いをとっていました。

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11時、レイザーラモンRGの「AKBが今別府の乳首を触ったことが新聞を賑わしてた『KOYABU SONIC』2日目〜」という雄叫びで、いよいよ開演! 大きな拍手と歓声に迎えられた小籔は、「昨日は最高の1日やったと思う。今日もえげつないぐらい盛り上がっていきたい」と堂々宣言します。ビッグポルノ、スモールポルノのメンバー紹介も行い、レイザーラモンHGは「コヤソニ、フォー!」で連日参加のお客さんの疲れを癒しました。

 

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「今日はシークレットが盛りだくさんです」(小籔)との言葉通り、オープニングを飾るのもシークレットアーティスト。スクリーンに映し出された名前は、なんと宇多田ヒカルさん!? 悲鳴やどよめきが広がる中、パーカーとサングラス姿で現れたのは、ご存じミラクルひかるさんです! 

 

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「一瞬みんな本気だったべ?」と問いかけながら、宇多田さんのモノマネで最後まで押し通し、2日目の幕開けを盛り上げたひかるさん。この後も、YOUさん、中島知子さんのモノマネで何度も登場し、そのたびに「もう無理です!」と嘆きつつも、見事ななりきりぶりを披露。「着眼点がすごい! 生で見たいヤツ3つをリクエストしました」と小籔も大絶賛。最後もアンパンマンのモノマネで退場するという大サービスで、大きな拍手を浴びていました。

 

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この日は3日間のうち、もっとも常連アーティストが多いラインナップ。トップバッターのカジヒデキさんも、2回目から連続で出演しています。一昨年、昨年と台風の影響をダイレクトに受けてしまったカジさんだけに、晴天がとにかくうれしい様子。『亜熱帯ガール』『甘い恋人』とノリのいいナンバーを立て続けに放っていきます。ニューシングル『灼熱少女』では、作詞も担当したかせきさいだぁさんがサプライズで飛び入り! さらにラストの『Hey Hey Baby Pop』では2組目のゲストとしてビッグポルノ&スモールポルノを呼び込み、またまた大盛り上がり。ライブ後は、カジさんと一緒に歌ったまきが「一生の思い出」と感激の面持ちでコメントしていました。

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しかし、コラボはこれだけで終わりません! 「ちょっと待ってください!」という声とともに天津・木村がやってきて、「カジさんにエロ詩吟を吟じていただきたい」と仰天オファー!? 戸惑いを隠せないカジさんを前に、まずは新作を見本として披露しましたが、あまりのどぎつさに小籔からストップがかかってしまいます。と、カジさんから「エロ詩吟はできないけど、スウェーデン詩吟なら!」と提案が。「スウェーデンの冬はとても寒い」「スウェーデンの人たちがみんな好きなアーティストはABBA」という2作をさわやかに吟じると、木村もすぐさま太鼓判。スウェーデンと日本の伝統が溶け合った、感動の瞬間となりました。

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ホフディランのおふたりも、2回目からの皆勤アーティスト。この日は『ホフディランのテーマ』で幕開けです。『遠距離恋愛は続く』では、カジヒデキさんに続き、ここでもかせきさいだぁさんが飛び入り出演! 最後は「小籔さんが15年ぐらい前にライブで聴いて気に入ってくれた曲」(小宮山さん)という『欲望』を演奏し、ラスト・コヤソニを締めくくりました。6回目の出演だけに、ライブ後のトークでは思い出話に華が咲きます。ワタナベイビーさんは、2年前の伝説の「体育館ライブ」(台風のため舞洲コヤブソニック特設会場から急きょ舞洲体育館に会場を変更して行われた)を振り返り、「ビートルズ気分で盛り上がりました」と懐かしそうに話しました。

 

また、ここでもお笑いとのコラボ企画が発動。「どこでフェスやってんねん」と因縁をつけに出てきたのは、土肥ポン太とコロコロチキチキペッパーズ・ナダルです。「フェスをつぶしにきた」と豪語するポン太の秘密兵器は、ナダルの「ナダルリバース」。同じフレーズをキレイな声で返すという技で、小籔たちを翻弄します。と、怒ったワタナベイビーさんと土肥がもみ合いになり、気付けばステージ上は大乱闘に!? そのまま、HGがなぜかワタナベイビーさんにプロレス技をかけてしまうなど混乱を極めていると、実況アナウンサーとして浅越ゴエ、レフリーとしてヤナギブソンまでが乱入! よしもと祇園花月の人気イベント「新祇園プロレス」をそのままインテックス大阪に持ち込んで、ついには土肥とRGの血で血を洗う闘いへと発展しました。お客さんも巻き込んでの場外乱闘の後、ステージに戻ってからはモノボケ合戦も! そのまま舞台袖になだれ込み、ふたりは姿を消しましたが、果たして闘いは続いていくのでしょうか…?

 

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続いては、お笑いブロック。アンガールズさん、ザ☆健康ボーイズ、ダイアン、笑い飯の4組が、とっておきのネタで笑わせます。アンガールズさんは、登場するなり田中さんがステージから下りてお客さんを煽るなど、初っぱなからテンションMAX! ショートコントのほか、あの「ジャンガジャンガ」も飛び出しました。

 

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ザ☆健康ボーイズは、ファイナルにちなんでの「コヤソニクイズ」で対決! 出演メンバーたちのマル秘ネタを次々と暴いて笑いを誘いました。

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ダイアンは、もちろん津田の「ゴイゴイスー」で先制パンチ! 続く漫才は職務質問をテーマにしたネタで、西澤扮する謎めいた警官の一挙手一投足に爆笑が起ります。

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先日の単独ライブで初披露した新ネタを、ファイナルにぶつけてきたのは笑い飯。昔話や近未来のロボットをネタに、おなじみのWボケワールドを繰り広げました。

 

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続いては小籔曰く“HIPHOP界のいとし・こいし”、そして『KOYABU SONIC』の立役者でもあるスチャダラパーさんの登場です! ステージに現れるやいなや、「FUN」コールを煽るBOSEさん。そしてBOSEさん、ロボ宙さん、ANIさんの頭文字「BRA」コールも続け、会場が一体となったところで『MORE FUN-KEY-WORD』でライブスタート! 四ヨコノリの『Under the Sun』では会場に緩やかな波が起こりました。「お笑いと音楽となると、切り替えがうまくいかないことがあるんだけど、音楽になるとジャンプ、ジャンプ、お笑いになると黙って見る。さすが(『コヤソニ』のお客さんは)7年目もなると分かってらっしゃる」とBOSEさん。

 

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そして、「かっこよく次の曲に入りたいから“曲振り”のためのゲストを呼びました」との触れ込みで天津・木村がステージへ。3つのキーワードを吟じてスチャダラパーさんの曲振りをするという大役を命じられたのでした。「吟じます!」と気合を入れて、「部屋とYシャツと私~!」と朗々と。こちらはもちろんスチャダラパーさんの楽曲ではありません。BOSEさんもダメ出しせずにはいられず、2度目のチャレンジへ。「吟じます!」と声を響かせ「レット・イット・ビー!」と、またまた別の楽曲を。「“レット”で始まるなら、今だったら最後は“ゴー”だし、僕らの曲にも“レット”がつく曲があるし、微妙だ!」とまたまた強烈なダメ出し。ですが木村は心を折ることなく、堂々と胸を張って「吟じます!」と3度目のチャレンジへ。「ライツ・カメラ・アクション!」と見事、スチャダラパーさんの楽曲名を吟じ、無事に一仕事決めました。「『KOYABU SONIC』は楽しかった。いつも最高。最&高(サイアンドコー)!」とANIさん、こんな気持ちを歌にしたと『ザ・ベスト』で盛り上げ、最後は『サマージャム'95』を2014年コヤソニファイナルバージョンで締めました。ライブ後のトークでは、「この時期、スチャダラパーさんといえばあれを聴かないと…。『サマージャム'95』もいいけど、『今夜もブギーバック』を…」とリクエストする小籔。「もちろん分かってます」とBOSEさん、スペシャル版をご用意していることを明かしました。「ファイナルまで1回も来なかった人がいるじゃないですか!!」と期待を募り、「心のベストテン第1位はこんな曲だったー!」との煽りで二人目のゲストを呼び込みます。そこへラップをしながら出てきたのは天津・向。が、小籔に曲を止められ「何でこんなええ歌で入ってきたん?」と詰め寄られる一幕も。それでも向は「今日遂に完璧な“ブギーバック”が出来上がります!」と自信たっぷり、「We are lyric king」「親に感謝」など独特な言葉選びのラップを乗せ、華(!?)を添えました。そんなスチャダラパーさんと向に歓声やまず、大成功でした。

 

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続いてはこちらもコヤソニの常連、TOKYO NO.1 SOUL SET。改めて、「この方々と知り合えると思っていなかった。死ぬほどかっこいい曲を奏でる3人組です!」と小籔。『Rising Sun』に始まり『黄昏 '95~太陽の季節~』と、しびれるラインナップを次々と。MCでは、「(コヤソニ)2回目から出演させてもらっているんですが、いつも丁寧なおもてなしをしていただいて、本当に感謝しています」と渡辺俊美さん。ステージ後、大満足の小籔でしたが「イノセント的なものはやってないんじゃないんですか?」と『Innocent Love』をおねだり!? 「小籔の小籔のためによる小籔のソニックですので、僕の自由にさせてもらいたいます。ぜひとも、『Innocent Love』を俊美さんの息子さん、登生くんとやっていただきたいと思います! 登生くん、カモン!」と登生さんをステージ上に。結婚式のとき、登生さんの歌に一番感動したという小籔。「めっちゃ歌がうまい。登生くんも将来、歌手になるんですか?」と登生さんに尋ねてみたところ、「歌手になりたいです!」と登生さん。俊美さんと登生さんといえば、俊美さんの著書『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』が話題に。お父さんのお弁当を「めちゃくちゃおいしいです」とも。そんな親子のスペシャルライブにお客さんも大盛り上がり! ステージ後、「最後のコヤソニで息子と出られて本当にうれしかったです」と俊美さんも感激していました。

 

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お次は7年間のコヤソニ皆勤賞の、盆地で一位。ゆず『夏色』をオマージュしたオープニングに、『カウパーさん家の冒険王』、『だって…』などをお披露目。途中、野性爆弾・川島がフットボールアワー・後藤のギターを「ダサい」と指摘するわ、「なんだこのやろう」合戦が始まるわで、爆笑も交えてのステージに。小籔とのトークでは、これまでのコヤソニの思い出話に花が咲きます。ドラムのカネシゲは「雨の中、シンバルが暴風ではためいていた」とふり返ります。かたや川島は、ある年の打ち上げで小泉今日子さんに仰天のひと言を投げかけた話も飛び出し、懐かしんでいました。

 

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そして、いよいよシークレットアーティストの登場です。かねてから「今年のシークレットアーティストは、ヤフーニュースに載るようなシークレットアーティストです」と公言してきた小籔。「シークレットアーティストの時間でございます! 僕は心の底から応援してます。ぜひとも皆さん、盛り上がってください。そして、心の底から応援してあげていただきたいと思います」とのかけ声で登場したのは加護亜依さん率いるガールズユニット、Girls Beat!!(ガールズビート)。デビュー曲の『世界征服』、『まだ、やれる』で、キュートなダンスと歌声を披露。途中のMCでは3人によるモノマネ合戦も披露するなど、個性あふれるステージングでお客さんを沸かせました。

小籔も「よう来てくれはりました!」と小籔も感無量の様子。しかし「加護ちゃんを応援したいのに、こないだしょうもないことでヤフーニュースになってすいません」と突然の謝罪。「知っている方も多いと思いますが…」と大画面に映し出されたのは、かつて世間を騒がせた「小籔、タレント批判のツイッターユーザーに激怒 『ド素人が黙れ』」というニュース。ネット界の有名人、しばくぞおじさんなる人物が、加護さんを批判するツイートを上げたことが発端となり、小籔の反論がヤフーニュースで大々的に報じられたものです。実は小籔としばくぞおじさんは知り合いで共に食事をしたこともある仲。これまでも、ツイッターで過激な発言をするしばくぞおじさんにダイレクトメールを使って注意を促したことがあるといいます。「そんなしばくぞおじさんが、あろうことか僕の大好きな加護ちゃんにしょうもないことを言ってた。僕の知り合いのおっさんが僕の大好きな年下の女の子にギャッと言ってたら『おい黙れド素人』って言いますよね。僕、ホメられる行動やと思ったんです。そしたら、僕が悪く見られててネットニュースになってしまって。加護ちゃんたちを応援したいのに、逆に足を引っ張るようなことになってすいませんでした」と加護さんに改めて謝罪。続けて「でも一番悪いのはしばくぞおじさんなんです。本人から謝罪されましたか?」と小籔。加護さんが「謝ってもらってないです。どんな人かも知らない」と答えると、「そうですよね。今回、呼ばさせていただきました。この方です!」と大画面に映し出されたのマスクをかぶった男性。小籔が「出てこい、このやろう!」と大声を出すと、ステージにしばくぞおじさんが登場! しばくぞおじさんは一般の方のため、マスクとメガネで素顔を隠しての登場です。改めて加護さんに「へんなツイートしてすいませんでした」と謝罪。握手を交わし、無事に雪解けとなりました。それを見守る小籔は「これからも、わけのわからんツイートはできるだけ控えるように」としばくぞおじさんに釘をさすことも忘れませんでした。

 

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次はビッグポルノの総選挙でまさかの“神7”に入ったAFRAさんです! サウンドマシーンも駆使して音を重ね、本当に楽器を鳴らしているようなサウンドを披露。最後の『上を向いて歩こう』では、歌いながらビートも刻むという“神業”で大いに盛り上げました。ライブ後にはレイザーラモンとトークを…と思いきや、早速コラボを始めるAFRAさんとRG。女子十二楽坊『自由』などを即席で3曲披露し、最後には『TRUTH』も飛び出して会場を沸かせました。

 

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続いては小籔が「心の底から尊敬し、面白いと思う」という芸人たちが出演するネタコーナーへ。トップバッターは野性爆弾&ガリットチュウ・福島が登場、米米CLUBのヒットメドレーを歌う「蟲の集い」(川島と福島のユニット)をロッシ―が見守るというコントを披露しました。フットボールアワーはファミレスの漫才を。加護愛さんのステージに登場した「しばくぞおじさん」に掛けて「はげるぞおじさんでーす」と朗らかに自己紹介した岩尾が印象的でした。「パイセンやで~」との挨拶で登場したのは矢野・兵動。兵庫県尼崎市で開催された尼崎ボディビル選手権大会に出場し、新人とシニア(40歳以上)の部で優勝した矢野が自慢の肉体美を披露する一幕もありました。ネタ後のトークでは、「野性爆弾のネタはどういうときに思いつくのか」と素朴な疑問を川島に投げかける小籔。しかし、その風変りな着眼点や解釈にますますカオスへ。フットボールアワーは5年連続で出演。『コヤソニ』での思い出を聞かれ、岩尾は「何年か前の打ち上げで、NGKのロビーで小泉今日子さんとしゃべったこと」と嬉しそうに話していました。そして矢野・兵動 矢野にマイクが向けられると、ここでもまた「パイセンやで~!」と満面の笑みでご挨拶。矢野のトークの流れをいちいち解説する小籔に「からくりをとくな~!」と常套句で応酬。筋肉ムキムキの体になるコツを聞いたところ、「炭水化物を少なめにして、タンパク源をたくさん!」とアドバイスしていました。

 

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ギリギリまで明かされることのなかったシークレット芸人のコーナーへ。「本当にお世話になっている私の師匠というか、地元というか、このためだけに生きております!」との小籔の呼び込みで現れたのは「吉本新喜劇」。おなじみのオープニングソングが流れと大歓声と拍手が沸き起こりました。池乃めだか、Mr.オクレ、未知やすえ、川畑泰史、すっちー、松浦真也、吉田裕、酒井藍、服部ひでこ、金原早苗、桜井雅斗、福本愛菜ら“オールスター”が出演、『めだかソニック』という音楽フェスにまつわるストーリーで沸かせました。また、すち子×吉田裕の「ドリルすんのかい、せんのかい」も披露されると会場はヒートアップ、吉田はフェスバージョン(!?)のダイナミックな「すんのかい、せんのかい」を轟かせました。

 

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主演後のトークでは、川畑とのなれそめを語る小籔。お世話になっていると言いつつ、最後は褒め殺しになっていました。『コヤソニ』皆勤賞のMr.オクレ、思い出も様々です。毎年出演し、アーティストとのコラボで魅せてきた池乃、思い出を語るかと思いきや全く関係のない話で盛り上がりました。6月に新座長就任を果たしたすっちーとは、「新喜劇に入れてもらって、命からがら生き延びた組」と称する小籔。すっちーはこの前日、会場で元相方に遭遇したそうで、緊張して何をしゃべっていいのか分からなかったそうです。それでも二人で写真を撮った際には「ちょっとジーンとしましたね」と話していました。未知へは「昔、ファンだった」と明かす小籔。10代の頃、未知と結婚したかったそうです。そして最後に「面白いメンバーがたくさんいる吉本新喜劇、なんばグランド花月へぜひとも足を運んでください!」と小籔がPRしました。

 

続いては『コヤソニ』のステージに立つのは久しぶり、こやぶかずとよで『ぷりん』を歌いました。『ぷりん』の歌詞に描かれているのは、小籔の母親のこと。親孝行できなかった悔いと、母親への愛と感謝を、少しぶっきらぼうに訥々と歌い上げました。そして「『ぷりん』を歌うことで、親孝行しようと思ってもらえたらうれしい」と語りいました。

 

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「ここからはハッピータイムです」と小籔からマイクを受け取ったのは、スモールポルノ。初のスモールポルノの楽曲『DVはダメよ!』を3人で披露しました。作詞はシュガーレイ小籔(小籔の作詞名義)、作曲はSPEEDMATER.さん、そして振付はラッキィ池田さんという豪華制作陣に恵まれたこの楽曲、気合も入ります。『コヤソニ』2日前には小籔から踊りの稽古が甘いとの指摘を受け、少ない時間の中で猛特訓したそうです。その甲斐もあってか、息ぴったりの踊りを見せた今別府と男前。メインボーカルを務める宇都宮のバックダンサーとして、その役割をきっちり果たしていました。スモールポルノとのトークの後はなかやまきんに君による「楽屋中継」が。楽屋で思い思いに過ごす芸人たちをレポートするなかやまですが、芸人たちに「目が泳いでるやん!」「ノリが古いねん!」など、終始、厳しくダメ出しをしていました。

 

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そして再び、アーティストライブの時間へ。楽屋中継も経てすっかりクールダウンした会場を一気におしゃれに染め上げたのは野宮真貴さんです。『コヤソニ』のために結成されたユニット野宮真貴&BIBAは、野宮さんをフロントに、DJのnoboruさん、ギターのブラボー小松さん、ラブアームというアート作品を自在に操る現代アートのアーティストUJINOさんというメンバー構成。おしゃれで大人なサウンドで、インテックス大阪を巨大ディスコ状態に変えました。『東京は夜の7時』『ツイッギー・ツイッギー』など人気曲で盛り上げ、最後には「本当に『コヤソニ』、小籔さん、どうもありがとう」とご挨拶をされ、ゴージャスな『スウィート・ソウル・レヴュー』を聴かせてくれました。2012年に初めて『コヤソニ』に出演された野宮真貴&BIBAさんですが、この年はまさに話題を呼んだ“台風直撃”の年。「いろんなステージに立っていますが、体育館のアリーナでライブをしたことは3本の指に入るくらい、一生忘れられません。一体感も生まれた楽しかったです」と野宮さん。小籔も「体育館がどんどんおしゃれ色に染まりましたよね」と、あの時目撃した“奇跡”を振り返りました。

 

続いては田島貴男(オリジナル・ラブ)。「野宮真貴さんからのこの方の流れを楽しんでもらいたいと思います。去年の『KING TIMER』のときも、このおふたりが並んでいるのを見てグッと来ました」と小籔。ギター1本とは思えない音の分厚さを感じさせる独自のサウンドが響くと、たちまち会場はすっかり大人の雰囲気一色に。『ウィスキーが、お好きでしょ』が始まったときは、「フゥー!」とお客さんも大喜び。

ステージ後はビッグポルノ、スモールポルノが田島さんとトーク。毎日ジョギングに勤しんでいるという田島さんの生きざまにほれぼれする小籔は、「これだけ果たされた方でも素敵なライブを届けるために日々努力をされている」と語り、「いつまでもかっこよく、歌とギター、そして音楽を奏でられる秘訣みたいなのはあるんですか?」と尋ねると、「おもしろがるところですかね。そうですね、まぁ『ありのまま』というところでしょうか」と田島さん。小籔も「やっぱり『ありのまま』がんばる、ということが大事なんでしょうか」と納得すると「そうです、『ありのまま』ですね」(田島さん)。すると、聞き覚えのあるオープニングが流れ始め、1日目のAKB48のとき同様、突然『アナと雪の女王』の『Let it go』が流れ出し、田島さんが熱唱! そしてお約束のごとく、島田一の介が合流し大熱唱。最後まで歌い上げた瞬間、頭にかぶった冠がパカリと落ち、ハゲ頭が露出。「神様が降りてましたね。寒いやないか!」と小籔。まさかのコラボを終えた島田一の介は「ドキドキしたよ~」とひと言。あらかじめ打ち合わせをしていた田島さんは「まさかこんな衣装で出てくると思っていなかった」と爆笑していました。

 

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田島さんのステージを終え、熱覚めやらぬ今別府は「あんなにカッコいい大人の男の人がいるなんて」と感激しきり。そんななか、2日目のラストを飾るのはビッグポルノ。『Bug It Now』、『ah auto-camp』などで一気にテンションを上げたあと、ラストの『KING TIMER』ではお客さんと一緒におなじみのふりつけを。さらにRGが客席に降り、お客さんを一層盛り上げました。エンディングでは。毎年恒例、アーティストの皆さんと『KING TIMER』を大合唱! トップバッターのカジヒデキさんを皮切りに、スチャダラパー、加護亜依さん、TOKYO NO.1 SOUL SETの皆さんなど全員で熱唱し、2日目は幕を下ろしました。

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『「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界遺産登録決定と桂かい枝ぐんま観光特使就任記念公演~来(き)ないんかい?群馬~』

9月25日、大阪・道頓堀ZAZA POCKET'Sにて、桂かい枝のぐんま観光特使就任を記念した落語会、『「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界遺産登録決定と桂かい枝ぐんま観光特使就任記念公演~来(き)ないんかい?群馬~』が行われました。

ぐんま観光特使とは、群馬県にゆかりのある人物に群馬県の観光資源や魅力を全国に発信してらもうことを目的とした事業で、10年前に発足。このたび、かい枝は群馬県高崎経済大学卒業の縁から委任されることとなり、記念落語会も委嘱状授与式から始まりました。

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前座は桂三語。マクラでは肩書がつくと、それがブランドになると開口一番。なお、三語のブランドは「六代桂文枝の19人いるうちの17番目の弟子」だそうです。そして「顔と名前が売れることが大事」と力説していました。ネタは「狸賽」。かわいらしい狸と間の抜けた男のやり取りで笑いを誘いました。

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そしてかい枝が登場。2年間の任期というぐんま観光特使。マクラでもまた、群馬の良さをアピールしました。そして、群馬県の県民性も「太っ腹」であるとPR。ぐんま観光特使となったからには、得意の英語落語を通じて、世界にもその魅力を発信していきたいと意気込みました。ネタは「蒟蒻問答」。群馬県が舞台となった唯一の落語です。偽のお坊さんと、修行中の禅僧が「無言の行」で禅問答を繰り広げるクライマックス、ジェスチャーと表情に会場から大きな笑いが起こりました。

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中入りを挟んで、再びかい枝が高座に。狭い日本ながらも各地域によって文化の違いを痛感するとのことで、その中でも特に大阪の女性のパワフルさには圧倒されると笑わせます。そしてそんなパワフルな女性が出てくる自身の創作落語「ハルコとカズコ」を口演、ふたりのおばあさんになりきっての熱演が爆笑を生みました。

続いて「来なんかい群馬 PRタイム」のコーナーへ。群馬県とはどんな県なのか、かい枝の目線で紹介しました。群馬県は郷土かるた「上毛かるた」が有名で、年に1回、県大会も開かれるほどだそうです。そして県土が鶴が舞う形をしていることや、国定忠治を生んだ土地らしく義理人情に厚いこと、改札からホームまで日本一長い階段のある駅や、9月24日でその役割を終えたものの、日本一短い電車のトンネルがあること、車の免許取得率が日本一でドライブスルー文化もかなり発展していることをなどを、フリップを用いて紹介しました。また、蒟蒻芋や小麦の生産が盛んで、即席めん製造メーカーも群馬に集中しているそうです。うどんは日本三大うどんの1つが群馬だそうで、「香川の讃岐、秋田の稲庭、群馬の水沢」で知られているとのこと。お客様は、かい枝の説明に大きく頷いたり、時には歓声を上げるなど、熱心に聞いておられました。

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最後は抽選会のコーナー。群馬にちなんだ名産品などを詰め合わせにしてプレゼントしました。草津温泉のお土産である手ぬぐいや、だるま、群馬県のご当地キャラ"ぐんまちゃん"のストラップなどがセットに。ただし、単純にくじ引きで当選というものではありません。当たった方にはクイズが出題され、回答できたらプレゼントという仕組みに。出題はさきの「来なんかい群馬 PRタイム」の内容からでしたが、さすがは熱心に聞いておられただけあって、当選されたお客様は次々と回答されていました。

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エンディングでは「抽選に当たらなかった人もぜひ、群馬県を好きになってください。僕もぐんま観光特使として頑張ります!」と締めの挨拶をするかい枝。終演後はロビーでお見送り、お客様一人一人にぐんま観光特使の名刺をお渡しして、記念会を終えました。

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【桂かい枝】

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