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インタビュー

2018年10月10日 (水)

平成ノブシコブシ・吉村崇、世界3大バーレスクショー・ニューヨーク バーレスクフェスティバルデビュー! 帰国直後インタビュー

ニューヨーク現地時間9月28日(金)に、平成ノブシコブシ・吉村崇がNewYorkBurlesqueFestival (ニューヨーク バーレスクフェスティバル)に出演しました。

吉村は「T.YOSHIMURA」の名で、イシバシハザマ・ハザマ、てのりタイガー・ムラジュンの3名によるユニットボーイレスクショー「SAMURAI BOYLESQUE」の演目で出演し、ショーは想像を上回る大歓声に包まれながら、大成功のうちに幕を閉じました。

ボーイレスク​(BOYLESQUE)​とは、豪華絢爛たる脱衣ショーである「バーレスク」の男性版のこと。煌びやかな衣装を身にまとい、踊りながらも美しく、そして時にはコミカルに脱いでいく過程の​"じらし​"​をショーとして楽しむ、ニューヨーク、ウィーン、オーストラリアなどでフェスが開催されたり、ラスベガスやロンドンでは世界大会も開催されている、歴史あるパフォーマンスです。​

今回は、そんな大興奮の地であるニューヨークから帰国したばかりの3人(吉村、ハザマ、ムラジュン)に集まってもらい、出演した感想や周囲の反響などについて直撃してきました!

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(左より、ムラジュン、吉村、ハザマ)

ーー先日「NewYork BurlesqueFestival」に出演されたばかりということで、お疲れさまでした! 出演してみていかがでしたか?

吉村 いやぁ~、久しぶりに緊張しましたね。どういう空気感だったのかわかんないですけど、でも受け入れてもらえたなというか、日本とはまた違う盛り上がり方というか、それを体験できたのでよかったなと思いました。

ーー日本のお客さんとはどういうところが違っていましたか?

吉村 日本のお客さんって比較的、こっちがしゃべったら笑うというか、こっちが投げるものに対して受けるというのしかないんですよね。でもアメリカだと向こうからも返ってくるんですよ。「Yeah!」ってあおってきたりとか。そういうやり取りが面白かったですね。あと、日本でもボーイレスク・ショーはやっていて、だんだん自分を開放できるようにはなってきたんですけど、あっちの方が自分を開放するのが早い。沸点が早いというか、一気にバーン!とくるので、そういう面では刺激的だったし、ビビってたんですけど、「日本の芸人でも通用するんだな」っていうのがちょっと見えましたね。

ーー確かに、ボーイレスク・ショーって言葉はいらないですもんね。

吉村 そうなんです。それと、日本じゃありえないシステムなんですけど、こっちでショーをやってるのに、あっちではボウリングをやってたりとか。

ハザマ あぁ、あれはなかなかの環境でしたね。

吉村 ねぇ。面白かった。あっちではお客さんが普通にボウリングやってて、「(ショーが)盛り上がってるな」と思って見たら、ステージじゃなくてお客さんがボウリングでストライク取ってただけだったりとか。

ムラジュン 基本的にはショー全体は盛り上がってたんですけど、盛り上がってない人の時には「カコーン!」っていうボウリングを投げる音が聞こえてて。

吉村 そういうのは日本ではないじゃないですか。だからアメリカらしい発想だなっていうか、面白かったです。
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ーーそういうところも新鮮だったんですね。

ハザマ あのね、僕、今ずっと笑いをこらえてたんですけど、(吉村が)すごいカッコええこと言うてて......向こうとこっちの差をしゃべってましたけど、誰よりも踊ってないんですよ。

吉村 そんなことないですよ。

ーー私も出演映像を拝見しましたけど、確かに吉村さん自身はそんなに踊ってなかったような......。

ハザマ そうでしょう!? 僕とムラジュンからしたら、吉村さんはクルって回ってただけ。

全員 (爆笑)。

ハザマ なにをそんなカッコええこと言うてはんのかなぁ?と思って。

吉村 でも、いちばん冷静に見れるわけですよ。2人はもう「ダンスしないと!」ってあわててますから。その中で冷静に、司令塔として「あぁ、アメリカってこういうとこなんだな」っていうのをいろいろ......。2人は必死にハァハァ言いながらやってるし。

ハザマ いやいや......最悪やわ。

ムラジュン オレらが盛り上げないと吉村さんはただスベリに出てくるみたいになっちゃうんで、そりゃ必死にもなりますよね。

ハザマ (吉村は)3人の中で、いちばん踊らへんのにいちばん緊張してたんですから。

ムラジュン 見たことない顔してましたね(笑)。

ハザマ 気遣いましたもん、僕ら。

吉村 おまえだって緊張してたじゃん。(ハザマは)日本代表としていちばん最初にステージに出たんですけど、袖で「行ってきま~す!」みたいなことを言うとき、噛んだじゃん! 

全員 (爆笑)。

吉村 そのときだよ、オレの緊張感が増したのは。「ひとり死んだ......」と思って。

ハザマ (笑)。でも、その緊張は怖さではなくて、「今からニューヨーカーたちに我々日本のパフォーマンスを見せられるんだ」っていうワクワクの緊張ですから。ミスは絶対しないと思ってましたし、絶対成功すると思ってました。

吉村 うん、でも確かに初めてだよね、あんなにうまくいったの。

ハザマ ホントそうですね。3人ともむちゃくちゃいいのがでたっていう。

吉村 稽古の時も全然ミスったりしてたし。
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ーーすごくクールでキレッキレのパフォーマンスをされてましたよね。

吉村 あれ1回だけです。あの奇跡のパフォーマンスは。

ハザマ あれ以上出ないです。もう二度と出ない。

ムラジュン そんなことないでしょ! 

吉村 興奮してたからか、ジャンプも高かったもんね。

ハザマ 興奮でちょっと記憶なかったりしますもん、僕。楽しすぎて。

吉村 でも、こっちからしたら怖かったですよ。だって忍者が1人目出てって大盛り上がり、2人目も大盛り上がり。でもオレ、忍者じゃないんですよ。で、何もやんない。殺陣もやんないで出てってどうなるかなぁ~って思って緊張したんですけど、でもまぁそこも盛り上がってくれて助かりましたけど......いやぁ~、しばらくなかった緊張ですねぇ。ここ10何年ぐらい。

ーーそうなんですか?

吉村 やっぱり、ちょっと(仕事も)ルーティーンじゃないですか。劇場のネタも7年ぐらい同じことやってるんで。

ハザマ 僕も吉村さんとは付き合い長いんですけど、あんな気合いめっちゃ入れて「ここで当てないと」みたいな表情してる吉村さん、久しぶりに見ましたね。吉村さんて、緊張したり興奮してたりすると、歩くときにかかとが浮くクセがあるんですよ。つま先で歩くクセあるんですけど、すんごいかかと浮いてました。

吉村 (笑)。ヒール履いてると思った? ピンヒール。

ハザマ (笑)。いやホンマ、そんな感じ。
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ーーショーのあと、周囲の人からはなにか反響ありましたか?

吉村 ニューヨークにいたらわかんなかったんですよ。でもすごくありがたいことに、帰ってきたらいろんなネットニュースとかに載ってたみたいで、後輩とかに「見ましたよ」とか、そういうこともいろいろ聞くんで、よかったかな?って。だいたいこういう反応って1日か2日くらいなんですけど、まだ聞くんで、ジワジワと広がっていってるような......。で、「バーレスクってなに?」がまず聞かれることなんですよね。その疑問もあるんで、広がりつつあるのかなと思います。

ハザマ 現場での反応も一気に変わった感じがありましたよね。僕ら最初、パフォーマンスされる他の方に向けて、つかみじゃないですけど「I♡NY」って書いてあるパーカーを3人揃って着てたんですけど、いまいちウケてなくて。でもパフォーマンスが終わってからはようやくウェルカムな感じになったというか。

ムラジュン 初めてですよね、「アメイジング!」って言われたの。会場で出番後に袖にはけたときに、楽屋で出演者の方に出迎えてもらって、「あ、認められたな」って感じがしました。

吉村 でもオレ、ベガスのストリップで踊ったときは「ファンタジスタ」って言われたよ。

ムラジュン (笑)。吉村さんとハザマさんはショーが終わってすぐに帰られたんですけど、僕はそのあとも残って、フェスの最終日まで参加させてもらったんです。でも、2人がいなくても僕が会場に入っていったら「あ、こないだ出てた日本人でしょ? あれよかったよ」って声をかけられて。だから向こうでも結構噂になってたというか。

ーーアジア勢では唯一の出演だったそうですし、衣装も日本らしさを意識したものですもんね。

ムラジュン たぶん演目が印象に残ったんでしょうね。殺陣やって、サムライやって、ふんどしはいて、忍者もやって......日本らしさを詰め込んだ感じだったので。

ーーでもその演目って、別に海外用に作ったわけじゃないんですよね? 

吉村 日本でもやってたんですよ。僕がまずあの衣装を買ったんです、勝手に。で、「これを着たい!」ってわがまま言ったら、Eva先生(演出・監修を務めるViolet Eva)が作ってくれて、で、「僕はダンスが下手だし、おそらく練習もサボるんで踊れません」って言ったら脱がしてくれる2人をつけてくれたんです。だから、すべて僕のワガママで始まったものが結果的にはラッキーだったっていう(笑)。で、ホント面白いのはコロッと変わるよね、評価が。

ムラジュン 変わりましたね~。

吉村 アメリカって結果出したらホントに早いと思います。そういう意味では挑戦しがいがあるところかなと思いますけどね。
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ーーこのジャンルって今世界で盛り上がっていて、世界中でフェスが行われてるようですし、他の国でも挑戦できそうですね。

吉村 そうですね。それに、探したときにけっこう逸材がいるわけですよ。HGさんとか、アキラ100%とか、日本でやってる裸芸の人って結構いるから、その人たちを引き連れて行けばもっとすごいことになるし、ダンスの技術がない場合は、お笑いのアイデアでなんとかなるんですよね。

ーーなんでもいいんですもんね。「カッコいい」でもいいし、「面白い」でもいいし。

吉村 そうそう。だって向こうでオレら以上に盛り上がった人を見たら、身長180cmで150kgぐらいあるおじさんでしたもん。日本だったら「なんだこの人、太ってて......」って言われかねない人がスター扱いですから、体型や容姿に関係のない見せ方とか、逆にそれを活かした見せ方もあるから、どんな人でもチャレンジできますよ。おじいちゃんやおばあちゃんもやるって言ってましたもん。レジェンドって呼ばれる方がいるらしくて。

ーー言葉も性別も年齢も関係ないエンターテイメントなんて、ステキですね!

吉村 だから、ある意味究極というか、最強のエンターテイメントの可能性は秘めてますよね。

ーー吉村さんは昨年からButteflyTOKYOを立ち上げられて、日本でも定期的にボーイレスク・ショーを始められていますが、そもそもボーイレスク・ショーをやろうと思ったきっかけはなんですか?

吉村 まぁ、バカ騒ぎできるところがなかったなぁっていうのと、僕自身が漫才とかコントとか、そんなに得意じゃないんですよ。そんな中で後輩芸人もどんどん増えてて、今、ルミネに出るのも一苦労なんですよね。僕らの頃って結構簡単に出られたんですけど、今は数が多くて。ホントにエリート中のエリートじゃないと20代のうちからルミネに出れなかったりとか、逆に若い人が出ると今度は上の世代の人が出られなかったり、結構あぶれちゃってるんですよ。「じゃあ、どうやったら出られるかなぁ」って考えたときに、お世話になってるよしもとの社員さんのアイデアもあって、「面白そうだな」って。もともとやっぱ、脱いできた人ですから、僕は。脇鳴らしてみたり。だからなんの抵抗もなく脱ぐことができました。

ーーそれでButteflyTOKYOを始めたんですね。

吉村 で、周りを見たときに「漫才とかコントが苦手そうだな~」っていう人を探したらいたわけですよ、ここに(と2人を指差す)。

ハザマ ちょっと待ってくださいよ! そこは物申させてください。このままやったらお笑いできひんヤツやと思われるでしょ?

吉村 それはしょうがない。

ハザマ 違いますよ。そういうことじゃないんです。ただ自分の可愛がってる後輩を自分のイベントに巻き込んだだけなんです。友達を連れてきただけなんです。僕なんか、「ボーイレスクっていうのをやってて、おまえ向いてると思うから一緒にやってくんねぇ?」って言われて、「僕、内容がわかんないんで、1回ちょっと見させてください」って言ったら「うん、じゃあ今度来てよ」って言われてたんですけど、もうスケジュールに入ってたんですよ。で、なんの説明もないままいきなりダンスの練習させられて。
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吉村 (笑)。

ハザマ 「これなんのことですか?」って。そのとき初めてムラジュンとも出会うんですけど。とにかく昔から説明しないし、こっちの意見も聞かない。

ムラジュン 僕も2回断ってますからね。

ーーそうなんですか!?

ムラジュン  断ったんですけど、気づいたら僕もスケジュール入れられてて、もうやるしかないっていう。

ハザマ そうでしょ? いまいち乗り気じゃなかった2人を巻き込んで、ニューヨークで踊らせてるんですよ。

吉村 最高じゃないですか。

ーーでも今はやってよかったと思ってるんじゃないですか?

ムラジュン 結果的にはやってよかったですね。

ハザマ 自分たちも「あ、これ向いてるな」って思って。吉村さんは先見の明があったのかな?って。

吉村 全然(キッパリ)。ただ仲よかったから誘っただけ。でも、僕自身がそうなんですけど、なんか先を読んでやるってことが苦手で。「なんか楽しそうだな」ってところにバーっと走っちゃうんですよね、考えなしに。でもそれで結構成功してきたから。みんな今ね、やっぱ考えてるんですよ、順序立てて。「ここでネタ作って、ブラッシュアップして大会に出る」みたいな。なんか周りがみんな順を追ってやりすぎてるなって思うんで、そんな中、こういう活動もよかったかなとは思います。

ハザマ 確かに、仕事の面では遊び上手って感じがしますね。

吉村 運がいいんですよ、ホントに。

ーーでも、直感を信じて行動する方がどちらかというと芸人さんらしい気がします。

吉村 不安定ではありますけどね。でも今からスケジュール立てながらやるっていうのもムリですもんね、僕は。

ハザマ スケジュール立てて活動してたら、ニューヨークも行ってないかもしれませんしね。

吉村 そうだね。

ーーボーイレスクの活動で、吉村さんの今後の野望はありますか?

吉村 バーレスク世界3大イベントは制覇したいし、どこかで世界タイトルを獲りたいですね。それはおそらく僕じゃないと思うんですよ。僕らの所属してるグループ(ButteflyTOKYO)のメンバーのだれかか、もしくは今回のことをきっかけに新しく入ってくる人とか、もともと日本で活躍してた方が協力的になって一緒に大会に出てくれる形だと思うんで、役割としてはボーイレスク、バーレスクの踏み台でしょうね、僕はたぶん。間口を広げるというか。

ーーじゃあこれからもメンバーをどんどん増やして......。

吉村 はい。日本で定着させて、平日でも遊べる場所を提供したいし、よしもとは立派な劇場がありますけど、今、外国人観光客がたくさん日本に来ている中、そういう人たちが劇場に来るかっていったら来ないわけじゃないですか、言葉がわかんないし。そういう人たちも遊びに来られる受け皿になったらいいなと。酒飲んでワーッと盛り上がれるような場所にもできたらなと思ってます。

ムラジュン オリンピックもありますしね。

ハザマ あと、カジノね。

吉村 カジノがあったらそういうところでもショーができるし、あと‥‥2028年には正式種目になるんじゃないかなって......。ボーイレスクが。

ムラジュン え!? オリンピックの!?

吉村 そのときには日本からメダリストを出したいなと思います。

ーー(笑)。ものすごい野望ですね。

ムラジュン ただ、T.YOSHIMURA(3人のユニット名)で獲ろうとは思ってないんだっていうのが、今ちょっとショック受けてます(笑)。
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吉村 T.YOSHIMURAは獲れないです。やっぱ、ダンススキルがないから。

ハザマ 練習せえよ、だから!

吉村 いや、練習はしない。

ハザマ 月何回も練習してるんですよ、我々は。でもいっこも来いひんのですわ、練習に。

ーーなんで練習しないんですか?

吉村 いやぁ~......、他の欲がありますよね、「遊びたい」とか「寝たい」とか。

ハザマ もう~!

吉村 でも、練習してもうまくなんないもん。

ハザマ なりますよ。

吉村 いや、ムリムリムリ。

ハザマ 曲が流れたときのアドリブのダンスも、もう10年ぐらい変わってないんですよ。似たような踊りばっかりするから、せめて練習していただけたら、もうちょっと踊りの幅も広がるのにな、って。

ムラジュン でも、本番の時、吉村さん、見たことないような顔してましたよね、入り込んで。

吉村 本番は強いのよね。

ムラジュン 僕らもう笑っちゃいそうになりましたもん。フンドシ振り回してるんですけど「ブワッ!」って聞いたことのない風の音がして。

吉村 力んでますから。

ムラジュン 「むちゃくちゃ気合入ってるな、吉村さん」って思いながら。

ハザマ 顔もおかしかったですもん。全部中心に寄ってました。

全員 (爆笑)。

ーーちなみに、ニューヨークは弾丸で行かれたんですか?

吉村 超弾丸でしたね。 

ーーじゃあ、綾部さんには会ってない?

吉村 綾部はなんか、シカゴかどっかに行ってるって言ってて「いなかった」とは言ってますけど、そんなはずないですよ。あいつは大物としか会わないんですよ。だから、オレがまだ大物じゃないなっていう認識なんじゃないですか? 

ーー大物になってないと綾部さんとは会えないんですか(笑)?

吉村 そりゃもう、ミスター綾部ですから。インスタ見てくださいよ、大物しかいないですから。さんまさんとか。タイムズスクエアで綾部だと思って声かけたら7歳の中東の子どもでしたけど。

ハザマ (笑)そんな小っちゃくないわ!

吉村 「ああ、綾部じゃなかった」って。似てましたね。

ーー綾部さんはニューヨークに行かれていて、渡辺直美さんも来年行きたいと思ってらっしゃるそうですけど、周りの仲のいい芸人さんたちが海外に行かれているのを見て触発されたりはしないですか?

吉村 ないですねぇ。いや、すごいとこですけど、アメリカに行ってわかったのは「僕は日本の方があってるかな」って。「給料をドルでもらったらどうしよう?」とか思うし。困るじゃないですか。たまに大会とかがあったら出たいですけど、海外で活動したいとは思わないですね。
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ーーちなみに、平成ノブシコブシとしては、ネタものの、コントをやるような単独ライブの予定はないんでしょうか。

吉村 その旨については、相方にもこないだ言ったんですよ。「"平成"も最後だし、久しぶりに単独やらないか?」って。でも「めんどくせえ」って。

ムラジュン (爆笑)。そんな感じなんですか!?

吉村 で、「じゃあ、わかった」って返事して。だから、やらないです。

ーー吉村さんはやる気はあったんですね。

吉村 僕はどっちでもよかったんですよ。

ハザマ どっちでもええの?

吉村 でも「いいよ。夜稽古とかもうできない、オレ」って言われて。

ハザマ 芸人の単独ってそんな感じのもんでしたっけ? もっと熱いもんじゃないんですか?

吉村 もうヤなんだって。夜に稽古したり、セリフを覚えたりするのが。

ハザマ それが生業やのに......。

ーーでも、待っているファンの人もいると思いますよ。

吉村 でも、やらないです。もしやるんだったら、ネタも書かないし、誰かに......今まで出たチャンピオンに全部書いてもらおうと思ってて(笑)。

ーー企画としてはそれも面白そうですね。

吉村 それも言ったんだけど、「オレもう夜に起きてられないよ。子育てもあるしさ」とか言ってたから......まぁしばらくないんじゃないですか?

ハザマ 引退してるやん、もう(笑)。でも、単独もやらないし、ボーイレスクも自分ではあんまりやらないとしたら、何やるんですか?

吉村 ラクして稼ぎたい(笑)。誰かにやらせて、おいしいとこだけ出てくるみたいな。いいチームですよ、ホントに。みんなから「神輿」って言われてますから。神輿は堂々としてりゃいいんですよ。蔵の中にいれば。夏になったら担いでもらって。

ーーなるほど(笑)。では、今後のボーイレスクの活動も期待してます。

吉村 はい。今後はもっと、勢いよく、デカくなっていくと思います。
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【平成ノブシコブシ】【吉村崇】【イシバシハザマ】【ハザマ陽平】【てのりタイガー】【ムラジュン】

Love Me Do、著書『30歳で星座が変わる! アラサー星占い』を用いてアラサーを占う!

Love Me Doによる新著『30歳で星座が変わる! アラサー星占い』が現在、好評発売中です!

本著は、星座の変わり目である30歳を節目として、その後の生き方について指南する人生のバイブル的星占い本。「人はすべての星座の特性を持っている」と語るLove Me Doに、本書での占い方法「プログレス法」について説明してもらいつつ、実践編として編集担当Tさん(蠍座/28歳)を占ってもらいました。ぜひみなさんも、本著でご自身の今後について見極めてみてください!

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――風水、手相と続き、今年3冊目となる著書に星占いを選んだ理由を教えてください。

「星占いというと、生まれた星座のことを思い浮かべる人が多いと思うんですけど、私は1人ひとりに全ての星座が存在すると考えているんです。たまたま生まれた日の星座、例えばそれが獅子座だったら、生まれた時に獅子座のキャラクターを持っているというだけで、その人の中にはほかの11星座も存在している。なのに、そのキャラクターを使っていない現状があるんですよね。獅子座の人は警戒心を解いたり、甘えられたりできる魚座のキャラクターを使えると恋愛がうまくいく。仕事でも周りが助けてくれるようになる。営業を取りたいのであれば、社交的な天秤座のキャラクターやコミュニケーション能力の高い双子座のキャラクターを使えばいいんです」

――普通の星座占いでは、そういうところまで教えてくれないですよね?

「占星術をやっている人でも、知らない人がほとんどなんです。全ての星座の気質を知って、自分に取り入れてもらえるような本にしたいなと思っていた中で、今回は30歳で星座が変わるという切り口で本を書きました」

――本著では、プログレスという手法を用いて占っているそうですが、なぜその手法を使って書かれたんですか。

「このプログレス法を使った本ってないんですよ。生まれた生年月日で占う方法をネイタルチャート 、現在の天体で占う方法をトランジットと言うんですけど、人生のテーマで占うプログレス法についての解説については、載ってない本がほとんどなんです。私は斬新さを出して、ほかとは違う12星座本を作りたかったので、この手法を使いました」

――プログレス法とは、具体的にどんなものなんでしょうか。

「例えば、獅子座なら自己表現がテーマだから我が強かったり、プライドが高かったりするんですけど、人生の中でその性質を克服する時期は必ずやって来るわけです。プログレス法で占う時、円で表すと1星座30度となって、このうちの1度を1年と見立てると、30歳の時に星座が移り変わる。つまり、30歳で変化が訪れるということなんですね。さっきも話したようにプログレス法は人生のテーマで占う方法ですから、生まれた時に持っていたテーマを克服して、次のテーマに移ったほうが運気が高まりますよ、ということを、この本では表してるんです」

――今回はニュースセンターを読んでくださっているみなさんにより深くこの占い方を理解してもらうために、実際にこの本を用いて、編集担当のTさん(28歳)を占っていただきたいなと思います。

「Tさんには事前に生年月日、生まれた場所と時間を教えてもらって、チャートを作ってきました。元々、太陽が蠍座にある人なんですけど、30歳になると射手座に変わります。元々、山羊座にあった恋愛を表す金星は水瓶座に移っているので、なんでもやってあげる恋愛から、誰にでも分け隔てなく接する生き方をしたいなと思っているところなんじゃないですかね。山羊座は母性を表し、水瓶座は平等や博愛主義を表すんですよ。あと、金星は金運も表すんですけど、親に気を遣ったお金の使い方をしてたのが水瓶座になった今、電子書籍とかたくさん買ってしまっている......とかあるかもしれないですね」

編集T「爆買いしてます(笑)」

「水瓶座はインターネットを表しますからね。また、今の人生のテーマは弱点克服だと思うんですけど、実際どうですか?」

編集T「コンプレックスの多い人生ではありました。学生時代は友達に言われたことを気にしすぎていたこともあって、このナイーブさから脱却したいと思っていましたし、仕事で認められたいという気持ちも強いのでこの仕事も1から頑張る気持ちで始めました」

「30歳で生まれた星座から次の星座に移る前に、人生のコンプレックスを克服しておいてほしいんですよね。なぜなら、30歳になると次のテーマがやってくるから。Tさんは蠍座なので、今貯めている"復讐"のエネルギーを30歳までに爆発させると、蠍座のエネルギーを全部使い終わって、次の星座のテーマに移ることができますよ。次にやってくる射手座は自由を求めたり、神を表したりする星座なので、我がままなところが出て来たり、人に何かを教える立場になったりすることを表すんです。だから、Tさんは20代のうちに、自分の内面の戦いは終わらせないといけないわけです。さらに、30歳になる前に土星が関係するサターンリターンが起きて、強烈なコンプレックスや弱点が浮き彫りになるので、Tさんは今、沸々と復讐のエネルギーを貯めている最中。だから、苦しいと思いますよ」

編集T「たしかに、普段から見返すぞとか負けないぞっていう気持ちが原動力になっているところはありますね。あと、私は初めてお会いする人と接する時、はなから理解してもらえないだろうなっていう前提を持って接しているところがあるんですけど、これは何か理由があるんでしょうか?」

「星で決まっていることだからしょうがないって思ったほうがいいですね。よく変わってるねって言われるはずなんですけど、本著の扉絵にも書いてある通り、蠍座の人は他者に与える第一印象が水瓶座の位置にあるから、いくらコミュニケーションを取ろうとしても相手には伝わりにくいんです。だからこそ、どうせ変だって思われるんだからこのままでいようって思ってほしい。どうにもならないことなんだって認めるだけで、すごく楽になると思いますよ」
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――そう思ったほうが、自分自身を受け入れて生きやすくなるわけですね。

「そうですね。同じように、30歳になると星座が変わるってことを、みなさんに受け入れてほしい。例えばTさんなら、30歳からは射手座の感覚を持って生きていかないと、人生がうまくいかなくなるんです。この本を読むことで、次に訪れる人生のテーマを感じる手段にしてほしいんですよね」

編集T「なるほど......。本著の蠍座の項目を読んで、まず当たってるなと思いました。破壊と再生がテーマだと書いてありましたけど、私は一度、何か目標に達するとその現況を壊して、敢えて別の挑戦をしてみたくなることがあるんです。あと、今は割とフラットな恋愛ができるようになってきたんですけど、以前は一途すぎて重くなりがちでした。なので、ここも当たってますね。さっき復讐のエネルギーを貯めるといいって話してましたけど、仕事も認められたい気持ちをモチベーションにしていますし、怒りまではいきませんが、近い感情が原動力になっているところはあるかもしれないです」

「全てを失ってください(笑)」

編集T「え、全部ですか!?(笑)この本の蠍座のところを読むと、『転職をして新しい自分の可能性を引き出したくなる』と書いてあったんですけど、28歳でよしもとへ転職しましたし、すでに30歳への切り替えは始まってるんですね」

「もし射手座のテーマをすでに克服できそうだと感じているならば、次の山羊座のテーマに向かってください。私は早く、12星座全てを克服してほしいなと思ってるの。大体の人は3星座で人生を終えてしまうんですけど、次の星座がもたらす課題やテーマを早めに克服できれば、12星座全てを知ることができる。そうすると、どの時にどの星座のキャラクターを使えばいいかわかるから、この本を読み進めて、ここは克服できたなと感じたら、どんどん先のテーマに挑んでほしいですね」
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――1ついいですか? 本著では書かれている42歳からの変化についても聞かせてください。

「この変化は、天王星の影響です。サターンリターンっていうのは土星の動きで、ひと星座を2年半かけて回り、約30年で自分の元に帰ってくるからそう呼ぶんです。で、天王星は変化や変動を表す星で、42年かけて真逆に来るので、急に人生を変えたくなるようなことが起こるんですよ。また、別れとか分裂とかっていう意味もあるんですけど、41~44歳くらいで離婚する人が多いのはこの星の影響もあるかもしれません。この時期に人間関係のトラブルがあったら、断捨離してください。その後をプラスに生きられるはずですよ」

――ありがとうございます。Tさん、占っていただいての感想を聞かせてもらえますか?

編集T「自分自身のことって自分がいちばん理解していると思ってますけど、実はそうじゃない。占ってもらうことによって今まで見えなかった気づきが見えてくることがあるというか、改めて言葉にしてもらって自分自身を冷静に見つめ直せるところってあると思うんです。30歳って結婚や仕事、人生のターニングポイントになるタイミングだと思うので、この本を読んで同世代のアラサーの方々にポジティブな気持ちになってもらえれば。人生の指針になりうる本なので、読んでいただきたいですね」

「成功している人は、自己分析がしっかりとできてるものですからね。みなさんもこの本を読んで、どんどん自己分析して、自分自身をうまく乗りこなしてもらえたら嬉しいです!」


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『30歳で星座が変わる! アラサー星占い』
著書:Love Me Do
イラスト:峰なゆか
価格:1296円(税込)
学研プラス刊


【Love Me Do】

2018年10月 4日 (木)

平畠「Jリーグを観たことがないという方にも読んでもらいたい」! 初著書『平畠啓史 Jリーグ54クラブ巡礼』発売記念インタビュー

明日10月5日(金)、平畠啓史による初著書『平畠啓史 Jリーグ54クラブ巡礼~ひらちゃん流 Jリーグの楽しみ方~』(ヨシモトブックス)が発売されます。

スカパー!で放送されていた『Jリーグマッチデーハイライト』『マッチデーJリーグ J2編』などJリーグに関するハイライト番組で10年以上にわたってMCを務めるのみならず、プライベートでもスタジアムへ足を運んで、各クラブの選手やサポーターと交流を深めてきた平畠啓史。現在は『平畠会議』『平ちゃんの「ほな行こか。」』(スカパー!)、Jリーグ公式サイトの配信番組『ひらチャンねる』に出演ほか、DAZNではJ3の試合実況も行う、芸能界屈指のJリーグ通です。

そんな平畠による初めての著書は、長年携わってきたJリーグへの思いが詰まった1冊。J1からJ3まで各クラブで初ゴールを決めた選手の紹介、グルメやスポットを紹介した「ひらちゃんのおすすめTOP5」、各クラブそれぞれの思い出や印象的な人物などを綴ったコラムほか、巻頭では昨季、悲願のリーグ優勝を果たしたJ1・川崎フロンターレの中村憲剛選手との貴重な対談も収録。また、縁の下の力持ちともいえる全クラブのスタジアムDJのみなさんを紹介するページもあります。

10月7日(日)には、静岡・IAIスタジアム日本平にて開催される2018明治安田生命J1リーグ第29節 清水エスパルス対ジュビロ磐田戦にて書籍の販売会、11日(木)には静岡・戸田書店 静岡本店にて出版記念サイン&2ショット撮影会も開催決定しました。今回は、平畠へ著書の発売を記念してインタビューを敢行。細部にまでこだわって制作した本著について、またJリーグの魅力についてなど、さまざまに語ってもらいました!

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 *  *  *  *  *  *  *

――できあがった本を手に取った今の、率直な気持ちを聞かせてください。

「完成というゴールを目指してやってきたんですけど、家のパソコンで書いていたものが本になる想像はあんまりしてなかったので......(と、本をゆっくりとなでながら)こんなんになるんやなぁっていう感じですね」

――やっと平畠さんのJリーグ本が出る!と思ってくださっているJリーグを愛する各クラブのサポーターの方も多いと思います。内容にはすごくこだわられたそうですが、具体的にはどういう部分を大事にされたんですか。

「基本的にサッカー用語、バイタルエリアだとか4-4-2がどうだとかそういう言葉は敢えて避けたというか、使わないようにしていました。もちろんサッカーが好きな方にも読んでもらいたいんですけど、(今回の主旨として)Jリーグって知ってるけど観に行ったことがないっていう人に読んでもらいたかった。そういう人が、この本を読んで1人でも2人でも観に行ってくれたらええなっていう思いがありまして。だから、サッカーのいわゆる理屈みたいなことは書いてないんですよ」

――初心者でも楽しめる視点を心がけてつくられたと。

「そうですね。観に行ったことがないという方の中には、ルールが難しいからっておっしゃる方もよくいらっしゃいますよね。ただ、実際にスタジアムまで観に行っている人がみんな、オフサイドを完璧に知っているかといったらそうじゃない。知らない人もいっぱいいるんですよ。じゃあ、なぜスタジアムへ足を運ぶのかというと、サッカー自体の面白さはもちろん、グルメだとかイベントだとか、スタジアムへ来ること自体を楽しんでるんですよね。Jリーグって、実はサッカーを知らなくても楽しめるんだということをもっと知ってもらえたら。そこまで知らない人が多いんちゃうかなと思ったので、知らなくても楽しめるところも書きました」
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――そんな中、各クラブのおすすめポイントを紹介する「ひらちゃんのおすすめTOP5」は、かなり悩まれたんじゃないですか?

「何回も行っているところ、特に静岡のクラブは絞りづらかったですね(笑)。静岡ではずっとお仕事をさせてもらっていますし、スタジアムにも何度も足を運んでいるだけに"あれがあるのに、なんでこれはなしやねん"っていうところの線引きが難しかった。あと、各クラブのことを知っているが故に、一般的な目線を忘れているところがあったというか。何度も行っていると、マイナーなもののほうが新たな発見やからおもろいと思ってしまいがちなんですけど、Jリーグのことをあんまり知らない人にも楽しんでもらいたいという本やから一般的な目線で見たらこれでしょ、っていうものを入れないといけない。その辺は難しかったです」

――全54クラブそれぞれのコラムには、各地でも思い出や印象的な人物などが綴られています。

「コラムを書くにあたって54クラブもありますから、最初は全部書くんはしんどいんじゃないかなって思ってたんです。でもねぇ、思いのほか楽しかった。コラム以外の部分もそうですけど、例えば、札幌に行ったときはああやったな、こうやったなとか、その土地を思い浮かべながら考えるじゃないですか。そうしていると、匂いとか暑さ、寒さが蘇ってくるんです。あそこはあんな匂いがしてたな、あそこに行ったときは暑かったなとか日本中を旅行したような気持ちになれて。で、気がついたら、パソコンで原稿を書きながら笑ってるときがあったんですよ。ほんまにアホみたいな感じなんですけど(笑)」

――え、書きながらですか?(笑)

「はい。書いてるときに"あれ? 俺、今......笑うてたんちゃう?"みたいな。書いていることがおもろいからじゃなく、思い浮かべることが楽しかったから笑ってもうたんでしょうね。そういう感じを、できるだけ文章に出したという気持ちで書きました。54クラブの中やと、FC琉球のコラムはスタジアムに行ってすぐ書いたものなので、ホットな感じが出てるのがおもしろいなと思ってますね。僕、どこかのクラブを応援しているわけではないですし、実はどこかのクラブのサポーターになったこともないんですけど、スタジアムに行ってサポーターのみなさんと一緒に楽しみたいっていう気持ちは大きいんですよ。同じ釜の飯を食う、じゃないですけどね。あとね、家で試合観ながら、チャントを歌うときもあります(笑)。シュートを打ったときにこの選手のチャント、始まらへんかなとか思ったりもしますね」
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――スタジアムへ行かれたときはメモを取らず、自宅観戦のときだけメモを取ると聞いたことがあります。今回、コラムに書かれているさまざまなエピソードも、書き留めていたりはしていなかったんですか?

「してなかったですね。試合が終わってミックスゾーン(註:取材対応の場)で選手の方々と喋らせてもらったとき、ええ話してくれたから書いといたらよかったなって思うことは、たまにあります。けど、その反面、記憶に残らへんくらいの話やったら、別に残さんでもええんかなって思ったりもする。ほんまに印象的な話やったら、聞いた瞬間に残ると思うんですよね。それに書き留めてなくても、家に帰るまでに"そういや、あの選手、あんなこと言うてたなぁ"って頭の中で反芻すると、記憶に残るものなんです」

――肌で感じるということを大切にされてるんですね。

「そうですね。サポーターの方とスタジアムの内外で一緒にご飯を食べるときに、『実はこの辺、どうなんですか?』とかメモを取りながら話しかけたら、相手も喋りづらいじゃないですか。やから、この先もメモは取らへんやろうなと思います」

――巻頭で対談されている中村憲剛選手とは中継や取材などで話す機会は多々ありながら、じっくりと話すのは今回が初めてだったそうですね。中村選手は選手がこう思ってくれていたら嬉しいなと思うことを話してくださっていた印象で、川崎のサポーターの方々だけではなく、全クラブのサポーターの方に読んでいただきたい対談だなと思いました。

「本当に(Jリーグに所属する)選手がみんな、こんなことを考えてくれていたら嬉しいなっていう話がたくさんありました。考えてサッカーをやっている人の言葉って、やっぱりすごいですよね。いいパスを出したとか点を取ったとかだけじゃなく、Jリーグ、フロンターレというクラブをある種、俯瞰で観ている選手の言葉は重いなと感じました。それに、お客さんに喜んでもらうために、どんなことをやっていくのかっていう発想ってすごく大事なんやなと。サッカーだけじゃなく、いろんな仕事に通ずる話をしてくれた気もしています」

――よしもとニュースセンターを観てくださっている方は芸人さんのファンが多く、Jリーグを観に行ったことがない方も多いのではないかと思います。そんな方々へ、Jリーグの魅力を伝えるならば?

「先ほども言いましたけれど、難しいことは考えないでいいんです。例えば、音楽を聴くときに、コード進行だとか譜面が読める読めないだとか考えないじゃないですか。ライブのときは半音下げてるぞ、とかわからなくても、聴いて好きかどうか、気持ちいいかどうかで楽しめるものじゃないですか。サッカーを観るのも同じで、最初から細かいルールとか戦術を知っておく必要はない。観てみて、心地いいなと思ったチームを応援したらいいんじゃないかなと思うんですよね。もしご近所にスタジアムやクラブがあるなら、とりあえず観てみてほしい。ユニフォームを着て、歌を歌わなあかんって思ってる人も多いでしょ? 俺できひん、人前でユニフォームを着て歌われへんでって思ってる人も中にはいるんでしょうけど、隅のほうで1人でお酒を飲みながら観てもいい。好きな見方で好きに楽しめるものなので、スタジアムに一度、足を運んでほしいですね。あとね、この本にも書いてるんですけど、Jリーグって入場料を払わなくても楽しめるものがいっぱいあるんですよ」

――スタジアムの外にいろんなイベントをやっていたり、飲食店を出していたりするクラブもたくさんありますもんね。

「サッカーに興味はなくても、みんな、食べることへの興味はあると思うので、スタジアムまで行って外でご飯を食べてイベントを観て帰ってもいいんじゃないかと。そのうち、1回でもスタジアムに入ってサッカーを観てもらえたらと思うんですよね」

――お子さん連れであれば、各クラブにはかわいいマスコットもいますし。

「マスコットもおって、おいしいものもあって。なんなら知ってる選手がサインをしてくれることもある。入場料を払わなくてもこんなに楽しめる場所って、基本ないですよね? そういうところが近所にあるってすごくうらやましいことなので、行かないともったいないなと思います」

――「ひらちゃんのおすすめTOP5」では各地のおすすめグルメやスポットが紹介されていますから、ぜひチェックして足を運んでいただきたいですね。

「そうですね。今、Jリーグのクラブがない県、例えば和歌山や奈良の方にも読んでいただきたい。で、今あるクラブがもしJリーグに上がったらこういう感じになるんかな、とか感じていただけたら嬉しいですね」
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――そもそも、平畠さんはJリーグを深く楽しむようになったのは? お仕事として関わったことも大きかったと思いますが、面白さみたいなものを感じたのはどういうきっかけがあったんですか。

「最初は......意地ですかね。元々、サッカーが好きで、そういう番組も観てたんですけど、中途半端にやってたり、サッカーがあんまり好きじゃない感じって、観ている人にすぐバレるじゃないですか。自分はそうなりたくないという思いで、最初、全スタジアムに行ったろうと思ったんです。で、スタジアムに行っているうちに知り合いが増えてきて、おいしいものもわかってきて......最終的には結局、人とか場所に面白さを感じたんですかね。試合の中ですごいシュートが観られるのはもちろん嬉しい。やけど、もっと段々と全体を楽しめるようになっていったんです。僕はそもそもスペインのサッカーが好きで。今でも好きなんですけど、若い頃はもうちょっとコテコテやったというか、サッカーってこうでしょみたいなものもありましたし、戦術だとかピッチにだけフォーカスを当てている感じやったんです。けど、スタジアムへ足を運んでお客さんと話す中で、サッカーの違う楽しみ方を知ったというか。やから、Jリーグを観に行ってるみなさんに、違う楽しみ方を教えてもらったようなところはあるかもしれない。そう思えたことは嬉しくありますし、サッカーの見方が広がったなとも思います」

――例えば、海外の試合をテレビなどで観ていると、南米のチームもヨーロッパのチームも同じ歌をチャントとして歌っているなと感じたりするんですけど、Jリーグってクラブによって応援のカラーがものすごく違いますし、オリジナルのチャントも多い。そういうところも楽しいですよね。カルチャーとして確立されたものがあるなと感じます。

「海外サッカーが好きな人の中にJリーグって歴史ないでしょ、文化ないでしょっていう人もいますけど、ちゃんと見ればクラブごとに色があるし、文化もある。そういう、行ってわかることってたくさんありますよね。お客さんの気質も、クラブによって違うじゃないですか。スパーズのお客さんってずっと『聖者の行進』を歌っているイメージがありますけど(笑)、Jリーグのサポーターって毎年、新曲を出してくる。そういうところはすげぇなと思いますし、一方で清水エスパルスはJリーグ発足年の開幕戦、たしか横浜フリューゲルス(註:かつてJリーグにあったクラブ。1998年に横浜マリノスに合併され、事実上消滅)との試合でしたけど、あのときに完成していた応援を今だにやっているじゃないですか」

――清水のサンバは聴いていて、本当に楽しいですよね。

「開幕からあの応援をやってたっていうのは、ほんまにすごいなと思います。鹿島アントラーズの応援歌を海外のチームが歌っていたりもしますし、すごくローカルなことがワールドワイドに広がっていくのも面白さの1つですよね。あと、サポーターの方にもクラブの理念が根付いてたりするでしょ? 2016年の『Jリーグアウォーズ(註:全行程終了後に開催される年間表彰式)』のときやったかな? 鹿島のサポーターの女性の方と喋っていて、『今年はよかったですね。世界で2位になりましたし』って言うたんですよ」

――あのシーズン、鹿島は2シーズン制の1stステージを制してチャンピオンシップへ進んでリーグ優勝したのち、日本で開催されたクラブチームの世界的な大会『FIFAクラブワールドカップ』へ開催国枠で参戦。見事に勝ち進んで、決勝では世界的な強豪クラブであるレアル・マドリードと対戦。一度は2-1と勝ち越しながらも、延長戦で敗れて2位に終わったんですよね。国内最多の19冠を誇る鹿島は、とにかく"勝ちにこだわる"クラブとしても知られています。

「僕からすれば、自分が応援しているクラブが世界で2位になるってすごいことやなと思ったんです。やけど、僕の言葉にその女性は本気で悔しがりながら『チャンピオンになりたかった』って返してきた。選手やスタッフだけじゃなく、サポーターにもクラブのイズムが染み込んでいる。それもゴリゴリのサッカー好きな兄ちゃんじゃなくて(笑)、普通の女性も勝ちにこだわっている鹿島ってすごいなと。そういうところも、また面白さの1つやなと思います」

――また、ヨシモトブックスの担当者が各クラブに本の告知をお願いしたところ、特に平畠さんがこれまで密に関わってきたであろうJ2のクラブのみなさんがSNSで紹介してくださったそうで。それが単なる紹介ではなく、温かいコメントが添えられていたところにも感動しました。

「あぁ......(と、顔をほころばせて)。J2のために!とか、そんなたいそうなつもりではやっていなかったんですけど、フラットに観たいなという思いはずっとありました。J2ってある種、独特の文化がありますから、その面白さもこの本で発見してもらえたら嬉しいです」

――自分の好きなクラブ以外のことは知らないというサポーターやファンもいらっしゃるでしょうから、ほかのクラブの良さもこの本を通して知っていただけるといいですね。

「そうですね。サッカー自体はすごく好きな感じの人に『相手チームの選手って、誰がすごいんですか?』って聞かれることもあるんです。そりゃそうやな、自分の好きなチームのことは詳しいけど、相手のことは知らんねんなとたしかに思うこともあるので、いろんな良さを知っていただければ。平畠のおっさん、こんなことをおもろい思うてるんやっていう気楽な感じで読んでもらえたらいいですね」
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【平畠啓史】

2018年10月 2日 (火)

劇団はらぺこペンギン!「古書パラレル浪漫譚」で神保町花月に初登場! 作・演出の白坂英晃と、キャスト・ヒラノショウダイにインタビュー!

 神保町花月で行われた数々の舞台の作・演出を務めてきた白坂英晃が主宰する劇団・はらぺこペンギン! の第25回公演「古書パラレル浪漫譚」が10月17日~21日まで行われます。一冊の古書と、それに関わる人々の、とてもロマンティックな物語が繰り広げられる本舞台。劇団・はらぺこペンギン! が神保町花月の舞台を踏むのは意外にも今回が初のこととなります。そして神保町からは「ラケット」や「ReLOVE」など舞台において鋭く熱い演技で頭角を現しているヒラノショウダイが参加。ということで、稽古真っ最中の白坂とヒラノを直撃! 同公演の見どころについて語ってもらいました。

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――今回の作品はどのようになりそうですか?

白坂:一冊の古本がキーになって、いろいろな人間関係がつながっていく話なんですが...。簡単に言うと、今いるこの世界は、本当に正しい現実なのか、というところも含めて、本の中に書かれている世界と、今の世界とのかかわりを紐解いていく話になるのかなと思います。

――ファンタジー作品となるわけですか?

白坂:そうですね。設定は一応、現代の日本を舞台にしたお話になっているんですが、かなりSFだったりファンタジーだったりという要素が入ってくると思います。

――やはり神保町は古本の街ということで、意識するところはありますか?

白坂:そうですね。僕も11年、ここでお芝居を作らせていただいているんですが、神保町花月でうちのはらぺこペンギン! という劇団が本公演をするのは、今までにない形だったので。初めての試みをするときに、何を題材にしたらいいのかなと思ったんですけど。ここは一回、原点に返って。神保町という街なんだから、古本の話にしたいなと思ったんです。今までやってなかった試みをやるということで、僕らとしても楽しみですし、これで新しい扉が開いたらいいなと思ってますけどね。


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――ヒラノさんは劇団の方と一緒にやるのは初になるんですか?

ヒラノ:そうですね。僕自身、外部のお芝居に出させてもらうことはあったんですが、神保町花月でやるのに(吉本所属が)僕しかいないというのは不思議な感覚なんですが。でも白坂さん主宰の劇団だけあって、普段、芸人と稽古をしている感じと笑いの量は変わらないなと思って。全員笑いに貪欲なんですよ。

白坂:そうですね。僕の悪いクセなんですよ。そうなっちゃったのは僕のせいだと思います(笑)。

ヒラノ:何より白坂さんが一番笑いをとっていますからね(笑)。

白坂:普段、演出をやっていて。いつも芸人に怒っていたことを、ここで俺が一番やってしまうという(笑)。

ヒラノ:「絶対それ、本番じゃやらないでしょ」というほぼ悪ふざけみたいなこともやっていますからね。

白坂:僕も役者として出るんで、ちょっとプレッシャーです。何年間も芸人たちに演出をしてきたのに、いざ出てきたら...とならないように頑張らないと。

ヒラノ:白坂さんが講師を務めているNSC時代にめっちゃ厳しくされたとか、本公演の稽古でめっちゃ厳しくされた芸人たち全員に観に来てほしいですよ。客席からガツーンとプレッシャーを送り続けてもらったらと思います(笑)。

白坂:本当に震え上がりますよ。今から怖くてしょうがない(笑)。

――今回、ヒラノさんはどういった役を演じることになるのでしょうか?

白坂:これはどこまで言えるのか、というところではありますが。

ヒラノ:出てきた時に「ヒラノ、この役なんだ」と笑ってしまう可能性はあります。

白坂:僕とヒラノは、役柄的にはかなり関わりが深いんですよ、ということだけは言えます(笑)。でもヒラノと面と向かってセリフを交わすのは恥ずかしいので、あまりそういうシーンは作らないようにはしているんですけども、役柄上はリンクする役なので、そういう楽しみ方もあるかなと思います。


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――稽古の状況はどんな感じですか?

白坂:ゆっくりゆっくりと積み上げながら稽古をしているんで。神保町花月の本公演の時は、スケジュールが決まっていて。そのスケジュールの中で本番に向けて一気に仕上げていくという感じで。けっこう一回の稽古で、たくさんのことを決めていくことが多いんですが、逆に今回の公演は稽古期間が倍くらいあるんで。ああでもない、こうでもないということを積み上げながら、試行錯誤をしながらやっているという感じですね。

――ヒラノさんの手応えはいかがですか?

ヒラノ:僕は役柄的に言うと、何役かあるんですよ。メインの役はあるんですけど、そのほかに何役かやっていて。例えば2行しかセリフがない役であっても、その人がどういう気持ちなのかを考えるという。だから一個のアクセントくらいの感覚でいたとしても、その背景を求められるような現場なので。なんだか演劇しているなと思いますね(笑)。

白坂:どうしても本公演はどういうお笑いを作ろうか、ということを重視しがちですからね。

ヒラノ:先週くらいにセットの図面が出たんですが、神保町でこんな使い方があるんだというか。見たことないセットになっていました。

白坂:この劇場も11年やってきて。今まではある程度、この劇場の使い方というものが決まっていたところがあると思うんですが、せっかく外部から来て。劇場をどう使ってやりますかと言われたので、新しい角度で作れるんじゃないかなと思ったんです。そういったスタッフワークも観てもらいたいですね。

――どのようになるのか、ヒントをいただいてもいいですか?

白坂:そうですね。舞台が広くなるように作っています。だからもしかしたら、同じ劇場じゃないなと思うかもしれません。あとは小道具とか装置とか、たくさんのものがいろいろとあります。ですから、客席に入った瞬間にちょっと違う空間が広がるようにしてありますんで、神保町によく来られる方は、いつもと違うなと、驚かれるかもしれません。

――ヒラノさん的な見どころはいかがですか?

ヒラノ:やはり白坂さんを観てほしいですね(笑)。しばらく演者としてはやっていなかったんですが、去年のはらぺこペンギン! の15周年記念公演で復帰したんです。僕はその舞台を観ていたんですが、この人、役者をやった方がいいのになと思っていました。ははは(笑)。

白坂:やらせていただきます(笑)。

ヒラノ:たぶん神保町に来てくださるお客さんで、白坂さんの演出の回が好きだなとか。脚本の回が好きだなと思ってくださる方は、「ああ、もしかしてあの作品って、白坂さんだったらこうやって演じていたのかもしれないな」と感じながら観られると思います。「すごい人ですよ、この人は」というところをぜひ(笑)。

白坂:これはまずいな。この上げ方はまずいな(笑)

――だいぶハードルを上げられていますね。

ヒラノ:いや、でも本当に観てほしいんですよ。脚本・演出:白坂英晃を知っている人にこそ観てもらいたいんです!

白坂:......まぁ、僕は淡々と頑張るだけですよ(笑)。


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――では反対にヒラノさんのここを観てくれという部分があれば。

白坂:ヒラノくんはこれだけ神保町の本公演に出演していて。11周年の時も主演でしたし。神保町によく出ているような東京の若手芸人の中では、おそらく演技派と呼ばれている立ち位置の子だと思うんですが、そういう子が役者の集団に入って。一カ月半、稽古をした時に、どういう色が出るのかなというのが、僕は楽しみにしているところがあって。そこで「芸人ヒラノ」が出てくるのか、それとも「俳優ヒラノ」が出てくるのか。そこを知りたいなと思っていて。たぶん本番になれば、その答えが見えてくるんじゃないかなと思っているんです。

――今のお話は、ヒラノさん的にはどうですか?

ヒラノ:どっちでいたらいいんだろうと思って。芸人をそこまで出せる役かというと、そうでもないですし。

白坂:いやいや、ヒラノなら出せますよ。ここで出してきたら「こいつ芸人やな」と思いますし。でも今はまだ役者ヒラノなんですよね。だからどっちにいくのかは楽しみなんですけどね。

ヒラノ:どっちにもいきたいんですけどね、本当は。でもそれは欲張りなんですかね。

白坂:ヒラノは芸人に囲まれると、しっかり演技をしてやろうと。そういう分かりやすいスタンスをとるんですけど、ああいう俳優の中に入った時にどうなるのか。きっとそこから出てきたものは、彼がやりたいもののはずなので。期待しているんですけどね。

ヒラノ:それを言われたらやるしかないじゃないですか。

白坂:別にやらなくてもいいよ。しっかりきっちりやってくれたら「こいつ俳優だな」と思うだけだから(笑)。もちろんそれでもいいんだよ。この人俳優をやった方がいいな、という人なのか。原点であるお笑い芸人の面がバッと出てくるのか。それが楽しみですね。彼の今後がここで見えてくるんだと思います。

ヒラノ:怖いなぁ。聞かなかったことにしよう(笑)。

――最後にメッセージを

白坂:劇団も16年目ですし、神保町花月も11年。僕は最初の年から演出をやっていますんで、どっちも10数年以上続けてきたわけですが、今回はけっして交わることがなかったものが交わるという公演なので。どういう風なものになるんだろうなと、僕自身が一番仕上がりを楽しみにしていて。そしてお客さまにはどう感じてもらえるのかなと、楽しみにしているんですよ。だからお客さまも、その瞬間を楽しみにしてほしいなと思いますね。今までもいろんな劇団とのコラボ公演は神保町花月でもやっていると思うんですが、純粋に劇団の公演をここでやるのは、本当に初めてのことなんで。だからこそ普段、神保町を観ている方にもぜひ観に来てもらいたいです。

ヒラノ:この記事を見ていただくのは、吉本の芸人のファンの方が多いと思うんです。だからこそそういう方たちに観てもらいたいですね。僕が出てるから神保町に観に来てくださっている方もいますけど、僕が出ていない時に劇場に来てくださっている方にも観てもらいたいなと思っているんです。それで、いざ本番になったときに、そこに芸人ヒラノショウダイがいるのか、俳優ヒラノショウダイがいるのか。そこはぜひ楽しみにしておいてほしいなと思います。

白坂:話的にも面白い話になったんじゃないかと思います。

ヒラノ:面白いし、気持ちいいですよね。

白坂:最初は観ていても頭に「?」がともっていくお芝居だと思うんです。でもそれが最後の方になるとパパパッと晴れますんで。それをぜひ観てもらえたらと思っていますね。


はらぺこペンギン!第25回公演「古書パラレル浪漫譚」

【日程】
10月17日(水)20:00開演☆
10月18日(木)15:00開演☆/20:00開演
10月19日(金)20:00開演
10月20日(土)14:00開演/19:00開演
10月21日(日)14:00開演/18:00開演
【会場】
神保町花月

【チケット】
前売3500円 当日3700円
☆初日割引・平日昼割
前売3300円 当日3500円
【Yコード】999-070
▼「はらぺこペンギン!第25回公演 古書パラレル浪漫譚」詳細ページ
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/kouen_schedule/pc/2018/10/25.php
▼神保町花月HP
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/
▼チケットは【チケットよしもと】にて発売中!
http://yoshimoto.funity.jp/



2018年9月20日 (木)

シソンヌ・じろう「思いつくか思いつかないかは、写真次第だった」! 初の短編小説集『サムガールズ あの子が故郷に帰るとき』刊行記念インタビュー

シソンヌ・じろうが執筆した短編小説集『サムガールズ あの子が故郷に帰るとき』(ヨシモトブックス刊)が現在、好評発売中です!

本著は、じろうが写真家・志鎌康平さんが国内外で撮り下ろした女性たちのポートレートをもとに、出会ったこともない彼女たちのバックストーリーを妄想だけで描き出した自身初の短編小説集。元々、ローカル・ウェブマガジン『雛形』にて連載されていたものに加筆・修正をくわえ、さらに女優・西田尚美さんを主人公とした書き下ろし作もおさめられた1冊です。

今回、著者であるシソンヌ・じろうへインタビュー。軽い気持ちで引き受けたという連載から、短編小説を書き上げることで感じたこと、またコントとの違い、自身の描く女性たちについて語ってもらいました。
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――『雛形』での連載からスタートした本著ですが、ヨシモトブックスの編集担当に伺ったところ、じろうさんは最初、軽い気持ちで引き受けられたそうで。

「そうですね(笑)。基本、なんでも軽い気持ちで引き受けちゃうんですけど、元々書くのが好きで。でも、こういうものを書きたいっていう願望は一切ないので、依頼が来たらやろうという気持ちでいたんです。そんな中で、ヨシモトブックスの方がずっと面白いことを一緒にやりたい、僕に何か書いてほしいと長い間言ってくれてたので、何かしらでかたちにしたいと思っていて。この企画のアイデアをいただいたとき、あんまりやってる人がいなさそうなものでしたし、それなりにカロリーのある感じがするなと思って引き受けたんですけど......、想像以上にカロリーが高い作業でした」

――具体的に、どういうところでそう感じたんですか。

「毎月、女性の写真と名前、移住歴、年齢が送られてくるんですけど、写真次第でアイデアが出てこないことも......。思いつくか思いつかないかは、写真次第のところがあったんですよね。例えば、『ギターに出会って変わった私の人生』の人、『私のばあば、私はばあば』の人、『冬子と元・冬子』の人とかは服装や背景などでいろいろとアイデアが浮かびやすかった。あと、3000字で書いてほしいと言われてたんですけど、ネットに載せるものだから別に守らなくてもいいだろうと思って、連載当初は書けるだけ書いてたんです。けど、途中で長く書くことに疲れてしまって。だったら、制限の中でまとめたほうが書きやすいなと思い、後半は3000字でまとめるようにしていました」
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――読ませていただいて、最初は誰かの日記を読んでいるような感覚を持ったんです。けど、最後のほうは小説的な感じもあったので、書き進めるにつれて書くことへの意識が変わっていったのかなと感じました。

「最初はお笑いに寄せすぎてましたね。こういうボケをしたいから、そこにつなげるために流れをつくってる感覚があったんですけど、後半はそこまでボケてない。多少はボケてるんでしょうけど、前半に比べるとお笑いっぽさはなくなってきてるなと思います」

――意識してそうしたんですか? それとも、無意識に変わっていったんですか?

「わぁ、どっちだろう?......こういうふうに書こうとはあんまり考えてなくて、なんとなくそうなっていったんだと思います。僕、いろいろとよくわかってないんですよ。ヨシモトブックスの編集担当が連載中、『今回すごくいいです』とか感想を言ってくれてたんですけど、ほかの回と違う良さがどこにあるのかわからなかったんですよね(苦笑)。今、新聞社で働いている青森にいる同級生がめちゃくちゃサブカルが好きで。僕にお笑いを教えてくれたヤツなんですけど、そいつと昨日、電話で話したら『お前は小説とはどういうものかを知らないのが、逆にいいんだ』っていうことをすげぇ説明してくれたんです。本来の小説はこうなんだけど、お前の書き方はこうだとかいろいろと言われて、あぁ、そうなのかなと納得しました」

――元々、小説などの本はよく読まれるんですか?

「全然読まないんですよ。本当に本を読まない。......買うんですけどね。一昨年の直木賞を獲った『蜜蜂と遠雷』ってあるじゃないですか。あれも読んどくかと思って買ったんですけど、結局一文字も......ふはははは! 読書人になりたいっていう欲求は、学生時代からずっと持ってるんです。けど、読んでも途中でやめるし、がんばって読んでも結局なんにも憶えてないんで、このまま本を読みたいなぁと思いながら読まずに死んでいくんだろうなと思います。結局、パチンコとゲームしかやってないですから」

――(笑)でも、書くのはお好きなんですもんね?

「はい、好きです。だから、今回もやり甲斐はすごくありました。しんどいながらも、自分のちからになっているんだろうなっていうのは感じながら書いてましたね」

――先ほど、写真からダイレクトにインスピレーションを受けていたと話されてましたけど、アイデアが浮かんでからはどんなふうに話を広げていっていたんですか。

「どうだったなぁ? 書きながら思いついたことをどんどん書いていくので、こういう流れにしようと思って書いたものは1つもないんです。僕、ネタも書きながらその先を決めていくんです。だから、ドラマの脚本のお話をいただいてもプロットが書けなくて......。『卒業バカメンタリー』をやらせてもらったときはスタッフのみなさんが一緒にプロットをつくってくださって。全体を決めてたら書き始めるとこんなに楽なんだ!と驚きました。けど、それは1人だとできないんですよねぇ」

――どんな感じで書き出すんですか?

「適当に書いてから、あとで直します。読み直して書き直す作業がすごく多いから、容量が悪いですよね。ただ、中にはパーっと書けた人もいました。(西田)尚美さんとか(『ヨウコさんへ』)は1日で書き上げたんですけど、個人的に好きなお話です。あと、『ラッキー集め』を好きだっていう人、すげぇ多くて。地元の友達もこれがいちばんよかったって言ってましたね。この話にくじ屋さんが出てくるのは、僕の同級生の家がそうだったからなんです。僕の地元はくじの卸問屋さんが多くて、大晦日になると母親がそこででっかいくじを買ってきて子供たちに引かせる。そういうくじ文化があるところだったんですよ。でも、なんでこの人の話にくじを出したのかな?......あぁ、うしろの感じがくじ屋をやってるように見えたからだった気がしますね」

――個人的にも『ラッキー集め』はすごくいいお話だなと思いました。あと、読んでいて思ったのは、恋愛要素があんまりなかったなということなんですけど。

「あぁ、確かに! 恋愛要素はほとんどなかったですけど、そこも意識したわけではないですね」
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――じろうさんといえば、コント中の女装のイメージが強いですが、女性を描くことについて何かしら思うことはありますか。

「うーん、どう考えてるんだろう? その部分に関しても、じぶんがどういうつもりでいるのか、あんまりわかってないかもしれないです。ただ、いろんなことをやるより、1つのことを突き詰めてやるほうが好きだから、暴走気味の女の人が多く出てくるのかなとは思いますけど......」

――実際、川嶋佳子を始めとしたご自身がコントで演じるような女性、この本の中に出てくるような女性たちが近くにいたら?

「イヤですよ! 危ないじゃないですか!(笑)」

――え! 行動力があって、自分の意思を貫いているステキな女性たちだなと思いますけどね(笑)。では、小説とコント、書き方の違いはありますか?

「別のことをやっている感じはなかったですね。けど、この本に関してはト書きを丁寧に書いているような感覚はありました。2年くらい前、ある出版社の方が僕に本を書いてほしいと言ってくれて、1年間、アイデア出しに付き合ってくれたことがあったんです。会社の会議室を抑えてくれて何かが生まれるのをずっと待ってくれてたんですけどなかなかできなくて、僕が『すみません、やめさせてください』ってお願いして......。結局、その方とは本をつくれなかったんですけど、その方から短い小説を途中まで書いて読んでもらっていて、『こういう表現は、じろうさんらしくて面白い』とか『小説はこういう表現を出すといい』とか、書くためのヒントを教えてもらったんです。だから、今回はそのときアドバイスしてもらったところは気をつけて、状況をあまり簡単にはわからせないような書き方は意識しました。あと、お笑いをやっている分、小説を書くのとは違った表現の仕方、面白いことを表現する言葉のストックはいっぱいあるはずなので、そういうところは多少こだわって表現しています。そうだ、語呂の良さにもこだわりましたね。言葉のリズムっていうか、心地いい日本語ってあるじゃないですか。だから、一文字足したり抜いたりを音読しながら、何度も書き直しました」

――今後、また小説を執筆したいという気持ちはありますか?

「小説は......たぶん無理じゃないかなぁ(笑)。長い小説を書くよりは、ドラマとか映画の脚本のほうが会話劇な分、向いてるような気はします。と言っても、脚本にもいろんなルールがあるみたいなので、学びながらですけど今後も挑戦していければと。ずっと同じことをするのではなく、違うことにどんどん挑戦していって、それが結局お笑いにつながっていくようにしていきたいなと思います」

――では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっているみなさんへ、本著に関するメッセージをいただけますか。

「(しばし考えて)......僕、そこまで本を出しましたっていうのを言ってないんです。本当に面白ければ放っておいても話題になると思っていて。話題にならないということは、自分がまだまだだということなんですよね。なので、読んでみたいなと思ったら、読んでいただけたら嬉しいです」
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【シソンヌ】【じろう】

2018年9月10日 (月)

1ヶ月公演成功後すぐ、『シソンヌライブ[モノクロ]』をスタートさせたシソンヌへインタビュー!

8月1日から26日まで、東京・赤坂RED/THEATERにて開催された『シソンヌライブ[sept]』が、10月31日(水)、DVDとして発売決定。8月某日、恒例のオーディオコメンタリーの収録を行なったシソンヌに、インタビューを敢行しました。

初めての挑戦となった26日間30公演は、大盛況のうちに終了。現在は、すでに全国を巡る『シソンヌライブ[モノクロ]2018』の後半戦をスタートさせています。
今年は100公演以上のコントライブを行ない、今までに育てたコント筋肉をさらにムキムキと成長させているシソンヌに1ヶ月公演を振り返ってもらいつつ、再びスタートした『シソンヌライブ[モノクロ]2018』について、今後の展望についてなどさまざまに語ってもらいました。
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(写真左から:じろう/長谷川忍)

*  *  *  *  *  *  

――収録を終えての率直な感想を、まず教えていただけますか。

長谷川 新鮮な気持ちで観られたと言いますか、今すぐ「もう1回ライブやって」って言われてもセリフが出てくるくらい時間が経ってない中での収録でした。けど、後半とか見入っちゃったくらい楽しかったですね。

じろう 僕も最後のほうは普通に見入っちゃいました。このDVDって1ヶ月公演の真ん中くらいに撮ったんですけど、後半に足したボケも入れたかったなって。あぁ、この時はまだ思いついてなかったんだ、やってなかったんだと思いながら観ましたね。言っても、話の筋には一切関係ない小ボケなんですけど。

長谷川 あぁ、それは思った。観た人が気づくか気づかないかくらいのレベルのものなんですけど、あのツッコミもあのボケもよかったから、DVDに入れたかったなってちょっと思いました。こういう感情も、長いことやらなかったら思わなかったことですね。

――26日間30公演という1ヶ月公演を終えての心境はどうでした?

長谷川 意外とできちゃうんだなっていうことに、びっくりしました。

じろう 今まででいちばん面白かったって言ってくれる人も、けっこう多かったですね。もちろん見え方の問題もあるんでしょうけど、あれくらいの大きさの劇場でゴリゴリにコントをやるほうが僕らは向いてるかもしれない。あと、コントに関しては1ヶ月前よりすごく面白くなっているだろうなって。お客さんの前で30回、2時間近いライブをやったことで、とんでもない経験値を手に入れたなと思いました。

長谷川 どの芸人さんにも「すごいねぇ!」って言ってもらって。先日、別々で『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』の収録に行ってたんですけど、内村(光良)さんに「お疲れさま。何日間やったんだっけ?」って声をかけてもらって。「26日間30公演です」って答えたら、「狂ってるねぇ!」って言われました(笑)。内村さんにそう言ってもらえるような公演をやったんだなって。ほかの方々にも「狂ってるね」ってけっこう言われたので、すごいことをやったんだなと実感しました。コンビを組んだ当初から、じろうは自分じゃ考えられないようなネタをずっとつくってくれてますし、みんながやっていないことに挑戦していこうっていう気持ちは2人の中ではずっとあったので、周りからすごいと言われることに関しては嬉しいですね。

――昨年、お話を伺ったときは1ヶ月公演という未知なる挑戦に不安を感じているように思ったんですけど、実際にやり切った今のお2人はけっこう淡々としてますよね。それは、なぜですか?

じろう 『〜[モノクロ]』をやってることが大きいんじゃないですかね。寄席や営業じゃなく、自分たちのイベントをずっとやっている流れの中に今回のライブがあったので、特別な達成感がないというか。

長谷川 この1ヶ月公演の前に、全国23ヶ所でライブをやってましたし、このあともすぐ『~[モノクロ]』が始まったんで、終わった感覚がないんですよね。2018年が終わったら、2人とも"あぁ、やったなぁ。1ヵ月公演と47都道府県公演がんばった!"って思えるのかもしれないですけど。

じろう いや、来年の『〜[モノクロ]』の構想をすぐ考えないといけないから、そんなこと思わないかもよ。

長谷川 そうだなぁ。体が動かなくなる限り、ずっとやっていくので、1つ1つに対して一喜一憂していられないかもしれないですね。

――正直な話、やめてもいいわけじゃないですか。毎年やらなくてもいいのに、自分たちのライブをやり続ける、そのモチベーションはどんなところにあるんですか。

長谷川 自分たちのライブをやるのが楽しいからでしょうね。たまに狂いそうになることもありますよ?(笑)"うわぁーー! どんだけネタやんなきゃいけないんだよ!"って思う時もありますけど、1回休んだらずっと休みません? 楽なことを覚えたらずっと楽しちゃう。そういう気持ちもあるから、この先もずっとライブを続けていくと思います。

――ネタをつくらなきゃいけないじろうさんは、アウトプットばかりになるとちょっと大変そうだなとも思ったりしますけど。

じろう 映画を観たり、本を読んだりしてネタになることを吸収しないとなぁと思い続けて、3年くらい経つんです。この前、制作のスタッフさんに「どうしたらいいんですかね?」って訊いたら、「じろうくんは今のままでいいんだよ」って言われたので、今は何も取り込まなくてもいいやって思ってます。ネタは書けてますし、アイデアが枯れる気配はないので。それに、設定どうこうよりもやりとり、よりコントコントしたものが好きになっていて、目の前にある机1つで10分のコントしてって言われてもできるんですよ。だから、今は頭よりも体、自分でどう表現するかっていうほうがまさっている感覚もあります。

長谷川 じろうは新聞読んでるしな?

じろう そうだね、新聞がいちばん面白いですよ。リアルな一般市民の声が載ってるんで。

――いろんなものを読んでるんですか?

じろう 取っている新聞と、Twitterでいろいろとフォローしてるものを読んでます。毎日新聞の「女の気持ち・男の気持ち」がすごく興味深いですよ。いろんな地域の人の声が書いてあるんです。

――1ヶ月公演でも新聞で読んだ時事から着想を得たコントがあったと思いますが、本日の収録で観直してみて、改めてネタに関して感じたことはありましたか。

じろう 今回はこれがいちばん好きみたいなものはなくて、平等にいいなと思ってるんです。けど、松岡(「カメラマンとアシスタント」)はやっぱり怖いですよね。

――ゲネプロの帰り、赤坂見附駅で黒いTシャツと黄色いスカートを履いてるセミロングの女の人を見かけて、「松岡!」ってギクッとしました。

長谷川 ははは! ああいう格好をしている女性、普通にいますよね。

じろう 衣装に関しては、衣装さんになんとなくのイメージを伝えるとバッチリと合うものを用意してくれるんです。僕ら、洋服のルールなんて知らないんですけど、「こういう年齢の人はこういう服装はしない」とか細かいことまでめちゃくちゃこだわってくれる人で。

長谷川 「この靴いいですね」って言ったら、でもこの服とはこういう合わせ方をしないとか見栄えではなく、マナーを教えてくれるので勉強になります。

――いつもどういう感じでイメージを伝えてるんですか?

じろう 年齢、職業、どれくらいの層みたいなことを伝えると、雑誌の切り抜きみたいなものをバーっと見せてくれるんです。で、このテイストでってお願いした一発目でバチーンと合うものを提案してくれます。
長谷川 ピンと来るものが出てこないときは、みんなでインターネットとかでいろいろとイメージに合うものを探すと、衣装さんがみんなの意見からいちばんいいところを汲んで選んでくれるんです。本当にありがたいですね。

――衣装も小道具もなく、お2人だけでコントを繰り広げる『~[モノクロ]』も、息つく暇もなく始まりましたね。

じろう (9月2日に行われた)島根のチケットが早速売れてなかったので、修行です(笑)。

長谷川 チケットの売れ行きがよくないところはあると、がんばんなきゃって思いますよね。1ヶ月公演のチケットが完売したといって、手放しに喜べないのはこういうところなんです。"お前ら、まだまだだぞ"って凹ませてくれる場があるのもありがたいといいますか。

じろう 始めた当初、地方であんなにたくさんのお客さんが来てくれるなんて思ってなかったですしね。自分たちから各地へ行く意味ってすごく感じてますし、やっていて楽しい。自分たちで各地域へ行けて、僕らを観たいと思った人が会場に来てくれるっていちばんの幸せですよ。観たいと思ってくれた人の前でネタをするのは、すごく充実感があります。今後は、今やっていることを広げていって、次のステップへつなげていきたいなとも思いますし。

――新たに挑戦してみたいことは具体的にありますか。

じろう 1ヶ月公演の中打ち上げで、フランス公演をやってみたらどうかっていう意見が出たんです。演出部に外国人の奥さんがいる方がいるんですけど、日本の笑いがけっこう理解できると聞いて。それに、フランスでは日本の舞台をやることもあるそうなので、ヨーロッパの最先端の国でコントをやったらどうなるんだろうなって興味はあります。

長谷川 フランスのパリ、イギリスのロンドンなんかでやれたらいいですよね。

じろう うん、『シソンヌライブ』10回目くらいに実現できたらいいですね。それまでに、もっと大きな規模でライブができて、お客さんももっと増えていたらいいなと思います。
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【シソンヌ】

いよいよ9月13日(木)より上演! 舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』ワッキー×おばたのお兄さん ロングインタビュー

9月13日より、東京グローブ座を皮切りに全国4カ所にて上演される舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』。大東亜戦争末期の時代、特攻隊員たちから"母"と慕われた実在の人物"鳥濱トメ"の半生を描いた作品である今作は、当時、特攻隊員たちが出撃前に連日訪れた軍指定食堂「富屋食堂」を舞台に、特攻隊員たちの葛藤や彼らを見送る富屋食堂のおばちゃん(トメ)の心情など、そこで繰り広げられる人間模様を描いた心打たれる作品です。初演から10年目を迎える今作に6年目の出演となるペナルティ・ワッキーと、今回が初参加となるおばたのお兄さんに、今作への熱い思いを語ってもらいました。

*     *     *     *     *     *     * 
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(左:おばたのお兄さん、右:ワッキー)

ーーもうすぐ舞台の初日を迎えますが、今のお気持ちは?

ワッキー 気持ちは心地よく上がってますね。稽古は、鳥濱トメさんや特攻隊の方に失礼のないように本気でやっていて、みんないい意味で緊張感を保ったまま、いい舞台にしようという気持ちで同じ方向を向いてやっているので、稽古の終盤になってくると一体感が出てくるんです。その感じがたまらなくいいんですよね。でも、そのいちばんいい時期に僕は稽古に出られないっていう......(笑)。

おばたのお兄さん(以下、おばた) ハハッ(笑)。

ワッキー 毎年、『MOTHER』のグループLINEができるんですよ。キャストが50人と大所帯なんですけど、みんなが仲よくなっていく感じがLINEでどんどん伝わってくるんですね。稽古終わりでリラックスしてる感じだとか、ちょけてる感じだとか、真剣にやってる感じとかが上がってくるのを、営業先だったりPR先だったりで見て「うんうん」なんて思いながらも「悔しいな」っていう思いはありますね。

ーーおばたさんはいかがですか?

おばた 今まで神保町花月でお芝居をしたことはあったんですけど、外部の舞台で外部の役者さんとやるのは今回が初めてで。僕は13日と14日の計3公演しか出られないんですけど、今は僕が出ない回でもいいからとにかく観てほしいという気持ちですね。

ーー外部でのお芝居が初めてだと、稽古の時に戸惑いなどはありましたか?

おばた やっぱり周りの方がちゃんとした役者さんなので、動き方ひとつひとつが勉強になるっていうのが率直な感想です。あとはもう、ホントに稽古の時から気持ちが入ってるというか、役になってるんですよね、みんな。気持ちで動くので、一回一回動きが変わったりするんです。こっちのテンポとか間とか、言葉の強さとかが変わったりすると、相手の受け方も違ってくるんですよね。「すごいなぁ、これがちゃんとしたお芝居なんだなぁ」って思いました。

ーーおばたさんは特攻隊員の役を演じられるんですよね?

おばた そうです。穴井少尉っていうんですけど、穴澤利夫さんという実在した方がモデルになっている役で。この方は婚約者を残して特攻に行った方なんですけど、婚約者に宛てた手紙が切なくて泣けるんです。今作はいくつかのエピソードに分かれてるんですけど、ありがたいことにそのエピソードの中ではメインをやらせていただいていて。

ーーワッキーさんは今年で6年目の出演で、特攻隊長の役を演じられていますが、演じていて毎年同じ気持ちになるんですか? それとも感じ方は変わったりするのでしょうか。

ワッキー 気持ちは変わらないですね。僕は部下が4人いる隊の隊長役なんですけど、とにかく「僕は隊長だ!」とだけ強く言い聞かせてます。言ってみれば僕はピンポイントゲッターみたいな感じなんです。バッと出てきてバーッとしゃべってバッと帰ってく、みたいな。だからこそ、とにかくこの隊の隊長で、自分についてきてもらいたいし、自分がしっかりしなきゃいけないっていう気持ちだけを強く持っているというか。
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ーーなるほど。ところで、今回はワッキーさんの方からおばたさんに直々のオファーがあったそうですが。

おばた そうなんです。もともと僕、この時代の戦争の話にすごく興味があって。で、ワッキーさんがちょうど昨年の『MOTHER』の公演前にチラシを持って劇場にいらっしゃったんです。で、「それ、なんですか?」って聞いたら「こういう芝居があるんだよ」って教えてもらって。で、「僕絶対行きたいです!」って言ったんですけど、結局行けず......。そしたら今年、ワッキーさんが僕に「去年興味を持ってくれた芝居なんだけど、おばたは体育会系だし、向いてると思うから出ない?」って声をかけてくださって。まだ公演は始まってないですけど、ホントに貴重な体験をさせてもらってますし、かかわれてよかったなって思います。
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ーーワッキーさんは、なぜおばたさんを誘ったんですか?

ワッキー やるからには、ただ「ワッキーさんに言われたからやる」っていうのではなく、このお芝居のことを深くわかってくれて、本気でやってくれる後輩じゃないとやだなって思ったんです。あとは、僕は少しスポーツに偏った人間なんで、ずっとスポーツをやってきた人とは気が合うんじゃないかと思っていて、おばたはバッチリだなと思って。そういう人ってなかなかいそうでいないんですよね。それに......ノリにノッてますし(笑)。まぁそれは二の次なんですけど、とにかく「『MOTHER』に合うな」と思ったんです。
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ーーおばたさんも作品に興味があり、ワッキーさんも合うと思った......相思相愛ですね(笑)。

おばた ただ僕、不安は大きかったんですよ。みんな役者さんだし。だから「大丈夫かなぁ?」っていうのが正直なところではありました。

ワッキー でも、横にいるのにこんなこと言うとちょっと気持ち悪いかもしれないけど、僕、おばたを見てて「舞台度胸があるな」って思ってたんです。(舞台では)そういうことが大事だったりするんで。しゃべるときもいつもスラスラ話してるから、全然クリアできるだろうなと思って。『MOTHER』の中でも、おばたの役はたぶん、ひとりの人が言うセリフの量としてはいちばん多いんですよ(笑)。

ーーそうなんですね!

おばた ビビリました(笑)。でも、出演が決まる前から、決まってからも、稽古中もずーっとワッキーさんが本当にすごく気にかけてくださって。まるで僕が小学生で、その大きいお兄ちゃんか、ぐらいの感じでずっと気にかけてくださったんです。

ワッキー (笑)。いや、やっぱりそれぐらい重要な役だし、前半戦のキーマンだから。セリフも長いし、しかもその時代の言い回しだったりするから「大丈夫かなぁ?」って。でも、ずっと出てる他のメンバーが、おばたのことを「めちゃめちゃいいよ」って言ってて。

おばた え、ホントっすか!?

ワッキー みんな「たぶんこの役をこれまでにやった人の中でいちばん、最初からセリフが入ってた」って。

おばた 最初の稽古は緊張でセリフが飛んじゃったりしたんですけど、でもやっぱりワッキーさんの顔に泥塗るわけにいかないし、外部の方々がどんな感じかもわからなかったんで。セリフを入れとけば間違いないじゃないですか。だからもう、今まで寝てた移動の時間を全部セリフを覚える時間にして。あとは、気持ちを入れるために資料を見たり、石原慎太郎さんの映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』を観たり、そんなことをやってました。

ワッキー アプローチの仕方がすごくいいですよね。気持ちから入っていくとか、そういうところがね。

ーーおばたさんは、稽古場にワッキーさんがいらっしゃったら心強いんじゃないですか?

おばた そうですね。あと、僕の知ってるワッキーさんって"超面白芸人さん"なんですけど、そんな方が真剣な気持ちで真剣に取り組んでいる姿を見るのは、すごく刺激になります。「こういう一面もあるんだ」って。ワッキーさんの並々ならぬ思いが感じとれるし、僕が今、こんなふうに熱を持って話すのもワッキーさんの影響があるというか......。今日も楽屋でかまいたちさんとゆにばーすさんに「僕が出る回じゃなくてもいいからマジで観に来てください」って言って、「おまえ、あんまり楽屋で先輩に薦めることちゃうぞ」ってツッコまれるくらい(笑)、熱を持ってるんですよね。あと、「とにかくひとりでも多くの人に観てもらいたい」と思って、僕、インスタグラムのフォロワーがそこそこ......27万人ぐらいいるんですけど、それをちょっと利用して、"直接チケットを買ってくれたら僕がチケットを届けに行きます"っていう企画をやって。それで30枚ぐらい売れたんです。そんなことをしても別に僕が何かトクするわけではないんですけど、時間を作って手渡ししてでも観てもらいたいって思って。

ーーそれだけ観てもらいたい気持ちが強いんですね。稽古中、気持ちが入りすぎて泣いちゃったりすることもあるそうですが......。

おばた 僕、毎回泣いてます、稽古中。特攻隊員なんで、自分のシーンでは泣いちゃいけないんですけど。でもやっぱり、本人になりきれていないというか、客観的に考えてしまったりすると切なすぎて涙が出そうになるんですけど......そこはガマンしてます。でも他のエピソードの稽古の時は見てるだけじゃないですか。なので、毎回泣いてます。

ワッキー みんな泣いてますよ。今話してても泣きそうになるくらい。

おばた 本当、そうですよね。

ワッキー いくつかのエピソードがあるんですけど、ほぼみんな「次の日死ぬ」とかが決まってる人たちの話だから、「次の日死ぬのになんでこんな明るいんだよ」みたいに思っちゃうんですよ。みんなのお芝居を見ててもボロボロ泣くし......。何年か前からモチベーションを保つためにiPhoneで稽古風景をずーっと撮ってるんですけど、だいたい途中から手が震えてきちゃって、画面がブレるんですよ(笑)。それぐらい気持ちが入ってるというか、稽古は真剣ですね。
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ーーそういえば、稽古の前に「教練」というものがあるそうですが......。

ワッキー そうなんです。それがこのお芝居の特殊なところで、特攻隊の役の子たちは、稽古が始まる1時間以上前に集まって、教練という、簡単にいうと昔の軍人さんのやってた訓練ーー筋トレみたいなものを延々1時間やるんですね。柔軟体操から始まって、普通の腕立て伏せとか、天突き体操っていう旧式のスクワットみたいなものとか。声もぴったり合わせて、合わなかったらやり直し、みたいな。それをきっちりこなしてから稽古が始まるんです。なぜそんなことをしているかと言うと、ひとつは本物の特攻隊のみなさんに少しでも近づきたいということと、あとは上から見ててくださっても(特攻隊の方々に)失礼のないように。そこまでこだわって、気持ちを入れて、体も作ってやってるんで、それがたぶん芝居ににじみ出てると思いますし、それが伝わると僕らは信じてやってます。

ーー1時間の教練の間に、体も作りながら気持ちも作っているんですね。

ワッキー そうですね。気持ちの方がデカいかもしれないです。教練やってる時がいちばんビリビリくるというか。なかなかこの歳になって、みんなで鍛え合うことってないので。

ーーじゃあ、おばたさんも毎回やってらっしゃるんですね。

おばた やってます。教官みたいな方もいるんで、部活をやってた頃を思い出しますね。気も引き締まりますし、声を合わせる訓練も協調性につながるんで、ものすごく意味があるなと思います。

ワッキー これは毎年ビックリさせられるんですけど、出演者は20代の子が多いんですよね。で、稽古の最初の頃の雰囲気を見てると、みんな現代っ子なんです。だから「大丈夫かな?」って思う。でも、結構早い段階でみんな気持ちが整って、一列になるんですよ。そこには毎年感心させられます。つい「いまの若い子は......」みたいなことを言っちゃうけど、そんなこと言えないなって。

ーーお聞きしていると、稽古場の雰囲気はすごくよさそうですね。

おばた そうですね。和気あいあいとしてます。ただ、休憩時間が終わるとみんな役に入らないといけないので、急にグッとシリアスに変わるというか、"これから命を落としにいく若者"の感じになりますね。

ーーそんな気持ちでずっと稽古してると、役の気持ちを引きずっちゃったりしないですか?

おばた 家に帰って「ただいま!」って奥さんに会っただけでちょっと泣きそうになったりしますね。「ああ、この人より先に死んじゃいけないな」って。僕は結婚しましたけど、穴井は結局結婚できなかったんですよ。そういうこともあって、より奥さんのことを大切に思うようになりましたね。もう絶対スキャンダル出せないな、って(笑)。

ワッキー そうだよ、あんな心の広い、いい奥さんなんだから。絶対ダメ!

ーー(笑)。奥さんは今作の出演について何かおっしゃってますか?

おばた 楽しみって言ってくれてますね。あと、このあいだ子役の子と写真を撮ったんですけど、役の衣装で白黒の写真で撮ってるんで、本当に当時の写真みたいなんです。それをインスタにあげたんですけど、それを奥さんが見て「時代が時代だったら、本当に明日いなくなってしまうのかも」とふと思って、心がギュッとなったらしいです。

ーー確かに、そういうお話ですもんね。

おばた ホントそうですよ。実際にそういう人たちがいたわけですから......。作中、妻からの手紙を読むシーンがあるんですけど、そのときはやっぱり自分の妻のことを思い浮かべながら手紙を読んでます。

ーー泣きそうにならないですか?

おばた めちゃくちゃなりますけど、それはこらえてます。穴井少尉って、すごく前向きな人なんですよ。だから、妻に宛てた手紙の内容もすごく前向きで、妻に対しても前向きでいろっていう人なんで、自分も泣くとかじゃなくて、しっかりしなきゃっていう思いの中で演じてますね。
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ーーところで、お2人の共通点である"体育会系"といえば、主演の大林素子さんもアスリートとしてすごい方ですけど、お芝居でご一緒してみていかがですか?

ワッキー 素子さんに関しては、もちろん現役の頃は世代的にも知ってますし、バレーボール選手としてスーパースターですから。ただもう付き合いが長くて......25年ぐらいになるんですよね。僕も6年前、今回僕がおばたを誘ったように素子さんに誘われたんですけど、その時点で『MOTHER』はもう4年ぐらいやっていて。ただ失礼な話、素子さんがそういうお芝居をやってるってことをまったく知らなかったんです。もともとアイドルになりたかったってことは知ってるんですけど(笑)。

おばた そうなんですか!? へぇ~。

ワッキー でも背が高すぎて、あきらめてバレーボールをやってたけど、やってるときもずっとアイドルとか役者をやりたい気持ちが消えないままやってたっていう人だから、舞台をやってるって聞いたときに「何それ!?」みたいな気持ちにはならなかったですね。ただ題材が題材ということもあって、「まだまだ大林素子のことを知らなかったな」とは思いました。だから、あのデカさの分、まだまだ知らないことがいっぱいあるんじゃないかと(笑)。

おばた (笑)。今作は大林さんの熱意から始まった舞台だと思うんです。その思いが強いので、うまく言い表せないですけど、それがお芝居にも出ていて。あと、誰よりもこのお話に詳しいんですよ。それもあって、本当に当時の人の思いを汲んでお芝居をされている感じがあって、すごく胸に刺さるというか......。だから今、僕がここまで情熱を持てているのは、ワッキーさんはもちろんですけど、素子さんのおかげもあるのかなってすごく思います。

ーー最後に、「これだけは言っておきたい!」と思うことがありましたらお願いします。

おばた 僕は「なんとなく生きていけて、なんとなく簡単に幸せだなぁと思える現代に生きている人だからこそ観てほしい」と思っていて。ワッキーさんにも言ったんですけど、このお話に触れて「しっかり生きよう」ってめちゃくちゃ思ったんです。そういう話なので、目標がない人とか、あってもつまづいちゃってる人とか、もちろん今すごく幸せだっていう人も、とにかくどんな人にも観てほしいですね。なんとなく生きられる世の中が今成り立ってるのはーーそれってすごく幸せなことなんですけど、こういう時代にこういう人たちがいたからなんだっていうのを感じてほしいです。

ーー今、あたりまえに思ってることがあたりまえじゃなかった時代があったんですよね。

おばた そうなんです。「なんでもないようなことが幸せだった」って、歌にもありますけど、それを本当に感じられる作品だと思うので、ぜひ、とにかくひとりでも多くの人に観ていただきたいと思います。

ワッキー 簡単にいうと、この話は特攻隊の物語なんですよね。こういう話って、パッと聞いたときに「ちょっと暗すぎるんじゃない?」って思われるのがイヤなんです。もちろん悲しい部分もあります。ただ「暗すぎる」だとか、「偏った思想がある」とか、そういうものではないっていうことを強く言いたいですね。素子さんが10年、僕が6年続けてやっているのはなぜなのかっていうのは観に来てもらえればわかると思いますし、「戦争が一番悪いんだ」っていう、本来いちばん伝えるべきことを伝えている作品だと思うから、僕は続けてます。

ーーでは、これからもずっと続けていこうと?

ワッキー 「大林素子の舞台? ああ、あの食堂のおばちゃんの話ね」って世間がなったら、卒業してもいいかなと思ってます。それまでは、素子さんに誘われて、チャンスをもらって、こういう気持ちにさせてもらってるんで、そこは恩返しのつもりで、どんな形でも素子さんが続けていきたいと思っているのであれば、僕はサポートし続けたいです。
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【ペナルティ】【ワッキー】【おばたのお兄さん】

2018年9月 7日 (金)

野性爆弾・くっきーの『超くっきーランド』が中国5ヶ所で開催! 中国で大人気の蒼井そらさんとのコラボも実現!!

野性爆弾・くっきーによる展示イベント『超くっきーランド』が、世界進出第2弾として、中国での開催が決定!


第1弾である台北での開催を機に、中国側からお声掛けいただき、実現することができた今回の展示企画は、中国国内5ヶ所を巡る大々的な展示ツアーで、初回である中国・アモイでは『超くっきーランドin廈門(アモイ)-SUPER COOKIE LAND in XIAMEN-』と題し、8月25日(土)~9月28(金)までの期間で開催中です。


『超くっきーランド』の中国展開を控えた8月某日、都内のスタジオで、くっきーと蒼井そらさんが集い、二人によるコラボ撮影が実現。
『超くっきーランド』の中国展開オリジナルの企画として、中国で絶大な人気を誇る蒼井そらさんに、くっきーの人気キャラ「チェチェナちゃん」に扮してもらい、その写真をパネル展示して、中国のファンを喜ばせようと実現したコラボ企画です。

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撮影を終えた二人による対談も実現しました。


       *       *      *


――まず、コラボ撮影を終えた感想からお聞かせください。


くっきー 僕は撮っていただいたという感じなのですが、素敵な写真ばっかりでしたよ。
蒼井そら 私はビックリしました。こんなかわいくなるんだと思って。
くっきー 具がかわいいから。
蒼井そら いやいや(笑)。
くっきー 具がかわいいから、皮もかわいいんですわ。感謝しかない。おおきに。
蒼井そら もっと激しく動いた方がいいなかなと思ったんですが。
くっきー 全然、普段の感じが撮れたらいいなと思って。きらびやかな中に、普段の白い米を食べて、煮物をつついてるような、そういう内容が見えたらいいなと。見えてました。
蒼井そら 見えてましたか(笑)、ありがとうございます。


――お二人は今日が初対面ですか?


くっきー 初対面です。
蒼井そら そうだと思います。私はずっとテレビで見ていました。
くっきー 僕もそりゃ見てましたよ。"マスカット"(『おねがいマスカット』など蒼井そらが恵比寿マスカッツとしてレギュラー出演していたバラエティ番組シリーズ)、めっちゃ笑ってましたもん。
蒼井そら ありがとうございます。
くっきー テレビで見てたから、身長とかどれくらいの感じかわからんまま今日お会いしたんですけど、小さいんですね。
蒼井そら そうなんですね。大きく見られがちなんですけど、155cmくらいです。


――蒼井さんはくっきーさんに、どんな印象をお持ちでしたか?


蒼井そら 激しいイメージがあったんですけど、今日現場に入って、どう接するのかなと思っていたら、意外とちゃんとした人でよかったです(笑)。
くっきー ギャップなんですよね。コンパとかして、強面なのに優しかったらモテるじゃないですか。それ狙ってたんですよ。
蒼井そら そういう感じはちょっと思いました(笑)。素敵だなって。
くっきー ありがとうございます。


――これから中国で『超くっきーランド』を展開するにあたり、蒼井さんからアドバイスをいただけますか。


蒼井そら 中国の現場へは行かれるんですか?
くっきー 行きます。
蒼井そら それなら、自己紹介とかは中国語ですると、ファンの方が喜ぶと思いますよ。
くっきー 「シェイシェイ」とかですよね?
蒼井そら 「シェイシェイ」「ニーハオ」とか、「ダージャーハオ」とか。
くっきー 中国語は結構知っているんですよ。香港のカンフー映画で、先生のことを「シンフォー」と呼んだりしますよね。
蒼井そら それは広東語ですね。
くっきー 広東語? 役立たん?
蒼井そら 香港に行ったら使えます。南の方だったら広東語が通じるかも。
くっきー 「先生」言うて?(笑)それのみでいきます。「先生」言われて、喜ばない人いないですから。くまだまさしシステムでいきましょう(笑)。くまだまさしは、誰と絡んでも「先生」と呼ぶんで。
蒼井そら 気分いいですよね(笑)。


――今後、二人で何かやってみたいことはありますか?


くっきー ゆくゆくは、二人でブティックを作りたいですね。ファッションブランドとか。ぜひ蒼井さんには、メインビジュアルとしてモデルさんをやっていただきたいです。
蒼井そら やりたいですね。本当に商品化したら、売れるんじゃないかなと思うくらい、かわいいですよ。
くっきー 買います?
蒼井そら 買いますよ。水着として買いますよ。
くっきー 水着としてね。普段着としてじゃなく。
蒼井そら はい(笑)。
くっきー これに冬はライダースをはおるみたいな...。
蒼井そら それもいいですけど(笑)、水着としてすごいかわいいと思います。インスタ映えするなと思っていて、水玉の水着もすごいかわいいかったです。
くっきー いろいろパターンあるんで、今日着てはったのは5パターンくらいでしょ? もっとありますから。古銭とかね。
蒼井そら 古銭?
くっきー 水玉でよう見たら寛永通宝とかありますので。また新しいのが出来る度に、依頼していいですかね。
蒼井そら ぜひ、着たいです。光栄です。

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――最後に、中国展開を控え『超くっきーランド』を待望するファンへのメッセージをお願いします。


くっきー オンフェーフォン(中国語風のデタラメな言葉を並べ)、ごくろうさん。
蒼井そら 私は水着を着ることがすごい久しぶりだったんですけど、こういう形で水着を披露することが出来て、すごい光栄だと思います。ぜひみなさん、『超くっきーランド』に来てください


――せっかくですで、蒼井さんから中国語でもメッセージをいただけますか。


蒼井そら (流暢な中国語でメッセージ)
くっきー すごいですね!
蒼井そら 「よろしくお願いします」って言っただけですよ。
くっきー 普通にしゃべれますの?
蒼井そら 日常会話は出来ます。
くっきー はー、中国についてきてよ。
蒼井そら いいんですか?(笑)全然行きたいですよ。
くっきー 通訳で。
蒼井そら 通訳までは、いかないんですけど。
くっきー お酒を頼むとかいけるんでしょ?
蒼井そら それは全然、出来ます。
くっきー ついてきてほしいわ。そしたら旅も楽しくなりますやん。スケジュールとギャラの交渉をさせてください(笑)。
蒼井そら そうですね、わかりました(笑)。

2018年9月 5日 (水)

間寛平、抱腹絶倒ライブ『寛平がまとわりつく8人』を「観に来いよ、おっさんを!!」と熱烈アピール! 2丁拳銃・川谷、シベリア文太と鼎談!!

9月23日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて『寛平がまとわりつく8人』が開催されます。

こちらのイベントは、通常公演で行われている間寛平班のスペシャルコメディ拡大版。ボケにボケまくる寛平に、水玉れっぷう隊・ケン、2丁拳銃・川谷修士、ギンナナ・金成公信、山本吉貴、ニブンノゴ!・宮地謙典、夫婦のじかん・山西章博、国崎恵美といった7人の精鋭がツッコみまくり、シベリア文太が新たな笑いを起こすというドタバタコメディは毎回、客席がうねるほどの爆笑を起こし続けていました。

そんな人気企画が、満を持して単独イベントとして開催するということで、間寛平、川谷、シベリア文太にインタビューを敢行!
ライブの見どころを伺ったのですが、後輩たちの素晴らしさについて熱く語る寛平、その熱さに応えようと発言するも滑舌の悪さに伝わらないシベリア文太、そんな2人に鋭くツッコむ修士......と、はちゃめちゃな展開に。この鼎談を読むだけでも、このイベントの面白さは十分に伝わるはず。めいいっぱい笑いたいという方は、ぜひとも劇場へお越しください!

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(左から:2丁拳銃・川谷修士/間寛平/シベリア文太)

 *  *  *  *  *  *

――まず、どんな経緯でこのイベントを開催することになったのかを教えていただいてもいいですか。

寛平 3年ほど、ルミネの通常公演でスペシャルコメディとしてやってたんです。

修士 間寛平班としてね。1回目からめちゃくちゃウケて、みんな、手応えをすごく感じていて。

寛平 若手たちがとにかくすごいんですよ。みんなツッコミがうまくて毎回、笑いをめちゃくちゃ取ってたんで、「もう3年目になるし、単独で1回やってみる?」って訊いたんです。そうしたら「やりたい」って言うたから、開催することになりました。最初は『寛平がまとわりつく7.5人』というタイトルで。

修士 なぜか師匠が0.5人でして。

寛平 そうそう。文太は入ってなかったんですけど、もう1人欲しいなってなったときに入ってもらって。そこから、タイトルが『~8人』となりました。こいつも腕があるから、笑いがドッカンドッカン!

シベリア文太(以下、文太) あぁ~!! 来たら、いいなぁ!

修士 いや(笑)、来たらいいなぁ、じゃないですよ。それに、ちゃんと笑い来てますって!

――(笑)。

修士 内容としては、物語のあるコメディを何本かやっていくというイベントですね。

寛平 今までルミネでは3つのお話をやってるんですけど、今回もその中からやろうかなと思ってます。1本目がスーパーで。

修士 2本目が医者、3本目がおっさんとじいさんしかいない定時制の学校。宮地が師匠と打ち合わせをして毎回、台本を書いてくれています。
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――台本があるとはいえ、寛平さんや文太さんにツッコミ陣がどんどんツッコんでいくということは、遊び的なアドリブが繰り広げられるということですよね?

修士 そうです、そうです。みんな、勝手に遊び始めるんですけど、ナリ(金成)とか最強ですよ。

寛平 ええよなぁ。山本はうまいこと回してくれるし、山西のツッコミもいいよな? キレイでばーんと決まるツッコミ。いっつもいいなぁって褒めてたら、あいつもちょっと調子乗ってきたけど。

修士 ふはは! 師匠にええぞって言われたら、そりゃあ調子に乗るでしょ。

寛平 声が透き通ってて、ええツッコミです。修士もすごいんですよ。セリフをきちんと喋りながら自分なりに笑いを取っていくし、周りにもツッコむ。自分の立場と役目をまっとうしてるよな?

修士 ありがとうございます。バランサーですからね、僕は。

寛平 このライブ、うちの嫁が観に来てるんですけど、終わってから「めっちゃおもろかったわ」って毎回、言うてくれて。お笑いがものすっごい好きで、大阪にいる若手漫才師のこともめっちゃ知ってるくらい詳しいから、「あそこはこうしたほうがええんちゃう?」ってアドバイスをくれるんですよ。例えば、文太やったらよう喋られへんから「ちゃんとした専門用語を渡して喋らせるようにしたら?」とか、キャバ嬢役の国崎が地味な衣装を着てたら、「キャバ嬢らしい派手な洋服にせなあかんで」とか。で、それを宮地に伝えて変えたりもしてて。

修士 必要ですね、奥様。今後、演出家として入ってもらったらいいんちゃいます?

寛平 (笑)。その嫁がスペシャルコメディ観て「今の中堅芸人、ほんまにすごいな」って言うてた。「器用やなぁ、今の子は。あんた楽やろ?」って。

修士 いえいえ、僕らもツッコミが7人おらんと成立せぇへんなって思ってますよ。しかも、師匠は僕らに合わせてボケてくれてるというか。僕らは一生懸命、師匠に毎回食らいついてるんですけど、ツッコミそれぞれの世界観を組んで遊んでくれてるんじゃないかなって思ってます。

師匠 いやいや、ほんまに楽やで。みんな、ボケを全部、拾うてくれるし、ツッコんでくれるからすっごい気持ちいい。安心していられるよ。

文太 僕も師匠はほんまに達者やなぁって思ってました。観るのは@×○☆*△......。

寛平&修士 えっ、なんて?

文太 (笑)。寛平師匠のボケを観ていて、あんなボケできないなと思います。6000人の☆△×○*@......。

寛平 ......ん? なんて? 全然聞き取れへん!
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――よしもとに所属する芸人6000人の中でも、寛平さんのようなボケ方ができる人はほかにいない、って言ってました。

寛平 ありがとう、ありがとう。誉めてくれてたんやなぁ。

修士 ふはは! ええこと言うてんのに、何人通訳がいるんですか!

文太 (大きな声で滑舌よく)袖にいる芸人がボケに爆笑するって、なかなかないことですから。

修士 同じ物語でも毎回、展開が違うし、師匠が毎回とんでもないミラクルなボケを繰り出すので、芸人みんなが袖で観てるんですよ。

文太 ほんまに毎回、ボケとツッコミの感じが違いますもんね?

修士 普通、絶対的なセリフは変えないもんですけど、師匠はどんどん変えてきますし、その面白さが通常を超えてきますからね。元々のものでも十分おもしろかったのに、さらに変えて笑いを起こせるっていうのはなかなかできることじゃないなと感心します。あと、周囲の若手をビビらせないのもすごいなと。師匠が相手やと、若手はどうしてもその存在にビビってしまいがちですけど、そういう気持ちにさせない空気感を持ってらっしゃるので、後輩がのびのびと楽しくやれる。そこは、ほんまにすごいです。

寛平 だって、俺が「ここ、ちゃんとせなあかんやないか!」って言うだけでも、みんなに戸惑いが出てくるやろ? そこから何かしらの溝ができそうというか。

修士 師匠はそういうこと、僕らには言わないですよね?

寛平 言わない。まだ20歳くらいの(この世界に)入ったばっかりの子には「こうしたほうがええで」とか「こうせんとウケへんやろ? ここが余分やんか」とか言うたほうがええかもしらんけど、このメンバーは言わんでもわかるやんか。「ここがダメやった」っていうのは感覚や頭......いろんなところで感じるから、いちいち言わんほうがええねん。

修士 ありがたいですねぇ、そう思ってもらえているのが。

――だからこそ、修士さんが言われたように、みなさんがのびのびと楽しみながらやれていると。

寛平 そうそう、それがいちばんやからね。

文太 僕は△×@☆*○+¥......。

寛平 (ぽかーんとした表情で)へぇ!? なんて?

文太 ふふっ。僕はまだ追いついてないな、もっとがんばらなあかんなって思ってしまいます。笑いも少ないんじゃないかなって思うたりして。

修士 いやいや、兄さん、めちゃめちゃウケてますやんか。

寛平 うん。今まで文太がやってきてないパターンでやってるから、めちゃくちゃ面白いで。
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――川谷さんは、ツッコミとしてどんなことを感じてらっしゃいますか。

修士 いろんなツッコミが集まってるんで、勉強になります。ただねぇ、僕は毎回楽しんでるだけなんです。もちろん演じてはいますけど、自然と笑うてる。というか、笑うてまうんです。

寛平 ほんまにめっちゃ楽しいんですよ。あれ、なんなんやろうなぁ? いっつも不思議な気持ちになるわ。お客さんも一体になってくれるしな?

修士 はい、なんなんでしょうね? ひとつ言えるなら、観終わったあとにすごく幸せな気持ちになれるライブやなということ。やってる僕らはほんまに幸せで、出番が少なかったとしても苦じゃない。袖で観ていても、ほんまに楽しいし、お客さんも毎回楽しんでくれていてありがたいライブなんですよ。

寛平 文太はほかの班も出てるやんか? どう?

文太 僕は石田(靖)さんの班とほんこんさんの班に出てるんですけど、(笑いの生み出し方は)それぞれ違いますね。例えば、ほんこんさんの班は計算された笑いなんですけど、寛平さんの班は想像できないところで笑いが起こっていく感じで。

修士 即興に近い部分も多いですからね。

文太 そう、ドッカーン!っていう想像を超えてくる笑いが毎回、起きているなと思います。

寛平 この班に入って、ケンちゃんは変わったよな? それまでは自由にボケてみんなにツッコまれるような感じの笑いはあんまりしてなかったけど、たまたまみんなにツッコまれるようなことがあって。そのとき、"あ、これでええんや"って思うたんか、生き生きとボケるようになったし、みんなにツッコまれて笑いをどんどん起こすようになった。

文太 そこから、石田班でもドーンとウケを取るようになりました。

修士 金成、山本、ケンさん、山西......こんなすごいヤツらおんねんぞということを、今回のライブでもっとみなさんに知っていただきたいですね。年齢問わず、誰でも楽しめますから。
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――どんな方に観に来ていただきたいですか?

修士 スペシャルコメディで観てくれたお客さんに、今回もまた観に来てもらえたら嬉しいですよね。同じ設定でも、同じ内容ではないですから。

寛平 そうやね。出てるのはみんな、おっさんやけど、10代や20代の若い子が観に来てくれたら嬉しい。そういう子らは、今テレビに出てる若い芸人を観に行くんやろうけど、来いよ!! おっさんを観に! おもろいねんから!と言いたいですね。

修士 (笑)。10代、20代のみなさん、ケンさんが吉本坂46に選ばれてアイドルになりましたから、このライブにはアイドルも出るぞ!とも言いたいです。

寛平 ほんま、若い子に来てほしいわぁ。そんで、その子らが高校を卒業して大学に行くんか行かんかして、もしよしもとに入ることになったとして、「あのとき、観に行ってたんです」とか「このメンバーに入りたかったんです」って言われたら嬉しいやろなぁ。

修士 どんな想像してるん!? そこまで飛躍するもんですか?

文太 ふふふ!

寛平 メンバーにアイドル的な子もほしいなぁ、国崎には悪いけど。

――吉本坂46の暫定センターに選ばれたスパイク・小川さんとかどうですか? スパイクさんは相方・松浦さんもメンバー入りしましたし。

寛平 入れよう! ちょっと言うといて!

修士 わっかりました。とにかく、この1回目はめちゃくちゃ大事なライブ。損はさせません! ほんまに楽しかったと思ってもらえるはずなので、ぜひ観に来ていただきたいですね。

寛平 おもろかなったり、腹が立ったりしたなら、俺の体に落書きしてもええから観に来てほしい。ライブが終わったあと、みんなでロビーに上半身裸でおるから、腹立った人は文句を書いてください。これ、書いといてな?

――では、書かせていただきますね。

寛平 俺、ロビーで絶対、待ってるから! すぐ落ちるマジックも一緒に置いとくし。

修士 え、すぐ落とすん? 書かれるのは嫌がらんのに!?

寛平 うん。鬱憤を晴らしてくれてええなと。腹立ったらやで? おもろかったら、書かんといてな!

修士 じゃあ、ペンはこちらで用意します! みなさん、ぜひお越しください!
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【間寛平】【シベリア文太】【川谷修士】【2丁拳銃】

2018年8月30日 (木)

今田&東野が語る、Amazon Prime Video史上「一番おもろなかった」東野の芝居とは? 『今田×東野のカリギュラ』シーズン2が8/31配信開始!

Amazon Prime Videoにて、Prime Original『今田×東野のカリギュラ』シーズン2の見放題独占配信が8 月31日(金)より開始されます。


番組タイトルの"カリギュラ"とは"禁止されればされるほど試してみたくなる心理現象"のことで、本作は今の時勢では実現しづらくなってしまった企画を取り上げていく、今田耕司、東野幸治によるバラエティシリーズ。
昨年6月より毎週1話ずつ全20話が配信されたシーズン1では、東野幸治の発案で自らジビエに挑戦する『東野、鹿を狩る』を始め、少子化問題にも一石を投じる『教えてシリガール』、オードリー・春日やロバート・秋山が自身考案のドッキリにかかる『自作自演やらせドッキリ』といった硬軟織り交ぜた企画で、熱い支持を得ました。


今回配信されるシーズン2は全18話によって構成され、8月31日(金)にパート1(第1~8話)、今冬にパート2(第9~18話)が一挙配信。
すでに発表された8話までのラインナップを見ると、東野の"狩り"シリーズ最新作『東野、カラスを食う』を皮切りに、平成ノブシコブシ・吉村崇らが火だるまになって宙を舞う『人間火の鳥コンテスト2018』、かまいたち・山内ら芸人が自分の奥さんから下着を盗む『家庭内下着泥棒グランプリ』など、いずれも魅力的な企画が並びます。


8月某日、収録の合間に今田耕司、東野幸治が、囲み取材に応じ、『今田×東野のカリギュラ』シーズン2への意気込みなどを語りました。

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      *      *      *


――まず、昨年より配信中の『今田×東野のカリギュラ』シーズン1の反響、感想などお聞かせください。


今田耕司 うどん屋さんに入っていたら、高校生の若い子らが、「『カリギュラ』って知ってる?」「めっちゃおもろいで、見ろ見ろ」って言うてました。この世代の子たちがおもろいって言ってくれていたのが、単純にうれしくて、自分から声かけました(笑)。面白いって街中で声かけてもらえるっていうのがありがたいですね。
東野幸治 狩猟ドキュメンタリー("狩り"シリーズ)をさせていただいて、普段行くお蕎麦屋さんの店長が、一切、テレビのことをしゃべってこない人なのに、「『カリギュラ』見ました。鹿、どうでした?」って言われたんで、料理界、飲食店では評判のいい番組です(笑)。

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――シーズン2にあたり、出演を躊躇されている方もいらっしゃるという噂もありますが。


東野 シーズン1からですよ。スリムクラブの真栄田から、「兄さんすいません、『芸人の嫁 指名ダービー』の仕事、断りました」「嫁が風俗嬢になって、指名されるかっていうのを競うんですけど、嫁からNG出ました」ってあたりまえやないか(笑)。


――シーズン2のパート1にあたる全8話で見どころは?


今田 シーズン2は、東野くんの狩りでスタートするので、始まったっていうワクワク感がありますね。
東野 今回、"狩りシリーズ"のスピンオフなんですけど、『東野、カラスを食う』っていう(笑)。

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今田 なかなかないですからね、これも。地上波でカラス食うてるの見たことない。
東野 俺も企画の説明を受けて、「わかりました」って答えましたけど、よう考えたら趣旨変わってきたなって(笑)。
今田 目指しているのは熊ですからね。
東野 そうそう。まだ熊はいってないですから、まず、予行練習で『カラスを食う』ってやりました。
今田 ドローンをカラスに見立てた東野くんのアクション芝居ですか。あれはいらなかった(笑)。
東野 あれはすべってましたね(笑)。Amazon Prime Video史上、一番おもろなかった(笑)。あと、『特効野郎 Aチーム』。我々がちっちゃい時に見ていたテレビの裏方さんたちの職人技と言いますか...。
東野 爆破って最近、なかなか出来なくなって、バラエティーでも減ってきているんですよね。そんな爆破の職人さんに大いに活躍してもらおうっていう企画なんです。
今田 意地とプライドが垣間見えたなかでの一発勝負で、緊張感があって、面白かったですね。
東野 竹中直人さんに出ていただいた『自作自演ドッキリ』、あと『家庭内下着泥棒グランプリ』もありますね。

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今田 あー、ファラオ(馬鹿よ貴方は・平井"ファラオ"光)面白かったですね。
東野 嫁の下着を嫁にバレずに盗めるかっていうね(笑)。二回目の登場となる(元EE JUMP)後藤祐樹くんが、生半可な気持ちでタトゥーを入れる女性を叱るっていう『デスペラード?ならず者よ、正気に戻ったらどうだい??』という企画も立ち上がりました(笑)。それから『人間火の鳥コンテスト2018』、これは火の鳥になって、こんな綺麗に...(画面写真を見せる)

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今田 すごい綺麗やわ。
東野 誰もが一度は火の鳥になりたいって思うじゃないですか(笑)。


――『カリギュラ』出演で、失ったもの、得たものは?


東野 得たいものでいえば一個あるんですけど、Amazon Prime Videoで面白い番組が配信されているじゃないですか。地上波を見ていると、松本さん(ダウンタウン・松本人志)とか有吉(弘行)くんとか『バチェラー』(今田耕司もナビゲーターとして出演する『バチェラー・ジャパン』)とかのCMやっているでしょ? 『カリギュラ』も、いつでもスタンバイ出来ているんです。なぜ『カリギュラ』はCMがないんだっていう。それを得たいと思っているんです。


――二人が今後『カリギュラ』で挑戦してみたい企画は?


今田 僕は『カリギュラ』でしか出来ないエロを追求したいと思っているんですよ。
東野 バブリーなパーティーに行きたいって言ってましたよ。
今田 潜入したいっていう願望ね。アダルトの撮影現場、一回は見てみたいけど夢が壊れるかなと思うし、バラエティーで撮影現場を見てもしょうがないので、『今ちゃんを探せ』的な、汁男優に混ざっているとか...。
東野 アカンわ(笑)。


――(今田率いる独身芸人の集い)アローン会でお見合い企画とかどうですか?


今田 各マネージャーがなかなかスケジュールを出してくれないんですけど、『カリギュラ』は大歓迎ですよ。4人でお見合いとか最高ですけどね。むちゃくちゃやりたい。
東野 地上波でやったら若干引くようなフィーリングカップルでしょ?
今田 もちろん。「なんやねん」っていわれても条件揃ってますから。
東野 金もありますし、人気者で憧れの的ですから、それに見合うめちゃめちゃいいオンナが集まるっていうね、地上波でやったら引くでしょ(笑)。
今田 でも世の男子高校生たちは「夢あるな、俺もNSC入ろう」って思ってくれるかもしれないですね。
東野 フィーリングカップルもいいんですけど、一回汁男優を経てからじゃないと、そんなにいい思いばっかりはさせられない(笑)。


――シーズン1の『教えてシリガール』で活躍したAD藤原さんの再登場はありますか?


東野 渋いですね(笑)。出てきますので、楽しみにしてください。

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――最後に読者へメッセージをお願いします。


今田 情報は地上波でたくさん得られると思うんですけど、単純に楽しめるもの、なかなか地上波で見れないものが『カリギュラ』では見られるので、出てくるゲスト、後輩の芸人も一流の人たちがこんなことやるのっていうのもぜひ楽しんでいただきたいですね。
東野 相も変わらず、同じようなことやってますし、今回一気に見られますから、一気に見ていただいてパート2(第9~18話)も楽しみにしていただきたいと思います。


(C)2018 YD Creation


【今田耕司】【東野幸治】

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