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2014年1月23日 (木)

“ネバーエンディング”な全国ツアーがスタート!桂文珍が独演会「JAPAN TOUR〜一期一笑〜」発表会見

今年、落語家人生45年という節目の年を迎えた桂文珍が、過去3度の47都道府県独演会ツアーに続き、今度は期限を区切らず生涯をかけて行う“ネバーエンディング”な全国ツアーをスタートさせます。題して「桂文珍 独演会 JAPAN TOUR〜一期一笑〜」。4月19日(土)の神戸文化ホールを皮切りに、既に11会場での開催が決定。1月23日(木)には記者会見が開かれ、文珍自らツアーにかける意気込みを語りました。

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冒頭、「今回のツアーはネバーエンディング…やめる時は死ぬ時、というような感じでございますな。ずっと回遊していないと死んでしまう、マグロのような人生。日本全国を泳ぎまくろうか、というようなことでございます」と切り出した文珍。「45年なんていうのはあっという間。あまりの速さにビックリするぐらい」とこれまでを振り返りつつ、「折り返し点ということで…なんて、いい加減なこと言ってますが(笑)、このあたりから本格的に頑張ってやってみようかなと思います」とツアーに込めた思いを語ります。日本全国をまわるということで、「いろんな場所で、お客様にアジャストするものをやっていきたい。地域性みたいなこともございますし、それを探り当ててピタッと合わせていくのが一番面白いところ」とも。ツアー中には東京・国立劇場での独演会も行いたいとのことで、「2020年にオリンピックおよびパラリンピックがございますので、その時に20日間連続(前回は10日間連続で開催)の独演会というのをやってみようかなあ、なんて願望もございます」と意欲を燃やしました。

特に公演数や開催間隔などは決めずに行う予定で、「呼んでくれはったらどこでも行く。まあ吉本やから、儲かりゃどこでも行くということですよね(笑)。今、47都道府県には住みます芸人等ありまして、吉本も地元ローカル局さんなどとのパイプがございますので、皆さんと一緒に、全部の都道府県の県庁所在地および衛星都市、そういうところでガンガンやっていきたい」。中には既に何度か独演会を行っている都市もあり、「例えば札幌ではもう10回やってるんですね。リピーターの方も結構いらっしゃいますので、その方々プラス新しいお客様を大切にしながら、一緒に笑いを楽しんでいきたい」とニッコリ。何度も訪れることで「やればやるほどお客様に落語の楽しさを感じていただいている」とも感じており、「やっているうちに、物語の登場人物がお客さんと遊び始めるんです。そんなふうに一体になって楽しんでいただくのが一番」と話していました。

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また、全国ツアー以外にも毎年恒例となってるなんばグランド花月での独演会や、トリイホールでの公演など、精力的に活動を展開していることから、「それぞれの意味合いの違いは?」との質問も。これには「8月の(なんばグランド花月での)独演会は、大阪のお客さんに対してぶつけたい話しをドーンをやる。トリイホールさんは、実験工房のような感じ。昨年の牡丹灯籠(桂文珍 読み語りの会 怪談 牡丹燈籠)のように、新しい解釈や新しく作った噺なんかをかけていく場です。今回のツアーは、『お待たせしました! 文珍参上!』という感じで、文珍落語で大いに楽しんでいただきたい」と回答。全国ツアーでは各会場3席を披露する予定で、演目は当日のお楽しみに。具体的には「まずは『落語は怖くないですよ』から始める。敷居が高いものと勘違いなさっている方もおられるので、落語の“イメージする面白み”に気づいていただきます。2本目には代表的な古典をやって、3番目には次世代落語とでも言いましょうか、古い話でもガラッと演出を変えたものなどをしようと思っています」と構想を明かしました。

“ネバーエンディング”だけに最終地点は決まっていませんが、「(最後の)目処があるとすれば冥土寄席(笑)。『地獄八景亡者戯』の六道の辻寄席のところまで行きたいな、と。あの噺に出てくるように、極楽寄席みたいなんができればいいな」と、落語にからめてコメント。「そこへ行って、先輩方に『その程度かい』と言われたくないんで、頑張りたいと思っています」と、改めて決意表明しました。

「最近は、地方に行っても温泉など骨休めが楽しみになってきた」と苦笑いする文珍ですが、普段から健康管理も怠りなし。落語家人生をかけた“ゴールなきツアー”を通じて、日本全国の皆さんをまたまた爆笑させていきます。どうぞご期待ください!



● 公演概要

桂文珍 独演会 JAPAN TOUR 〜一期一笑〜

☆ チケット発売中!

4月19日(土) 神戸文化ホール 中ホール

開演:昼の部13:00/夕方の部17:00

料金:1階席4000円 2階席3500円(全席指定)

※ 未就学児童の入場はご遠慮ください

■ チケット発売所 神戸文化ホールPG ☎078-351-3349

チケットぴあ ☎0570—02−9999(Pコード:434−271)

ローソンチケット ☎0570—084−005(Lコード:56310)

CNプレイガイド ☎0570—08−9999

イープラス http://eplus.jp 神戸国際会館PG ☎078−230−3300

お問い合わせ:神戸文化ホールプレイガイド ☎078−351−3349

☆2014年4月からスタートする同ツアーでは、ほかにも以下10会場での開催が決定しています!

6月22日(日) 文化パルク城陽(京都)

6月29日(日) 広島アステールプラザ(広島)

7月中      奈良県内予定

8月2日(土) 和歌山市民会館(和歌山)

8月3日(日) はまホール(浜松)

9月7日(日) よみうりホール(東京)

9月26日(金) 関内ホール(横浜)

11月15日(土) 東京メルパルク(東京)

12月6日(土) 清武町文化会館(宮崎)

12月14日(日) 野洲文化会館(滋賀)



【桂文珍】

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