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2014年2月 7日 (金)

小杉「故郷に錦」のはずがいじられまくり!? 大阪で品川ヒロシ監督最新作『サンブンノイチ』試写会イベント

2月6日(木)、大阪・梅田ブルク7で品川ヒロシ監督最新作『サンブンノイチ』の試写会が行われ、ゲストとして品川、藤原竜也さん、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)が登壇しました。

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品川にとって『ドロップ』、『漫才ギャング』に続く3作目となる本作は、劇団ニコルソンズ主宰の木下半太さんによる同名舞台および小説の映画化で、原作ものに初挑戦したことでも話題に。どん底から命がけで一発逆転を狙う3人の男を主人公に、まるでジェットコースターに乗っているかのような展開の本格クライム・ムービーを作り上げました。

上映前に行われた舞台挨拶、3人は劇場後方の扉から客席通路を通って登場! サプライズ感たっぷりの演出に大歓声が上がり、会場は一気にヒートアップします。壇上でも、譲り合いの末、なぜか小杉が中央に陣取る羽目になり、「いや、おかしいやろ! 俺が真ん中にいんの!」とさっそく切れ味鋭いツッコミで爆笑をさらいました。

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まずは、客席の皆さんへのご挨拶から。「品川監督と初めてコンビを組ませてもらい、頭からラストまで笑いながら一気に見れちゃう映画を作ってもらいました。期待して見てください!」と、藤原さん。

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続く品川は、「お忙しい中、皆さん、お集まりいただきましてまことにありがとうございます…ヒーハー!」と小杉のギャグを横取り! 

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「俺のや、それ!」とキレるも、さらに「ヒー!」「ハー!」と品川とともに分割で言わされるなど、初っぱなからいじられまくりの小杉でしたが、主要キャストとしての“凱旋”に「故郷に錦を飾ることができた」と感無量。「芸人として活動してきた僕が、今日は俳優として大阪に帰ってくることができました。楽しんでもらえたらうれしいです」と話した後、もちろん「ヒーハー!」も披露しましたが、こちらは二度目とあってウケはイマイチとなってしまいました。

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撮影現場の様子を聞かれた藤原さんは、「僕とか田中聖は、撮影中ほかの仕事は入れず、集中してやらせてもらうんですけど、小杉さんはお忙しいから、たまに大阪に来てバラエティの仕事をし、2日ぐらい空けてまた東京に戻ってくる。ちょうど調子に乗ってきたなって時に大阪に行くので、戻ってきたときはバラエティのオーラを背負ってきてしまって…そこの気持ちのつながりができてませんでしたね」と、まさかのネガティブコメント。小杉は思わず「ええ話せえや!」とキレ、またまた会場を沸かせます。

一方、仲がよさそうな藤原さん&小杉を横目に、品川はちょっぴりジェラシー!? 「ここまで聞いていただいてわかるように、僕(藤原さんのことを)『竜也くん』って呼んでるんですけど、(小杉は)『竜也』って呼んでて…特に、大阪に来てからすごい兄貴ぶるんですよね。故郷に錦を飾りたい思いが強過ぎる」と、こちらも小杉にクレームを。さらに「『ついに大阪にリュウとタツが揃ったわ!』とか言って(笑)」と新事実(?)を明かし、「言うてへんわ! そんなダサいこと!」とツッコまれていました。

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ちなみに、脚本を書く時、小杉演じる健さんのキャラクターは、完全に“当て書き”(先に役者を決めてから、その役者をイメージしながら脚本を書くこと)だったそう。これを聞いてうれしそうな小杉でしたが、「原作を読んだ時に『デブでハゲで関西人』って書いてあって、それを検索にかけたら小杉さんしか出てこなかった」との理由を知りがっかり。とはいえ主要キャストのひとりとして出演することになった時は、「緊張感でいっぱいで、口カサカサになりました」と当時を振り返っていました。

藤原さんについては、台本をすべて覚えて、撮影現場では一度も開かないとの情報も! 品川によると「NGも全然ないし、姿勢もずっといい。ずっと藤原竜也」とのことで、さすがのプロ意識に、会場からはどよめきが起こっていました。そんな藤原さん、初の品川作品出演について、「僕は作品をやるとき、出会いがすべてだと思ってるんですが、今回は監督、小杉さん、田中聖との出会いがあって…振り返ると非常に貴重な映画に出させてもらったなと思います。あと、品川監督ということで芸人さんが多く出演されているんですが、普段なかなかお会いする機会がない豪華な芸人さんたちにも会わせてもらいました」とニッコリ。監督としての印象を聞かれると、「ご自分では好感度が低いとかいろいろおっしゃってますけど(笑)…素晴らしいです。小杉さん曰く、なんでしたっけ」。話を振られた小杉は「おしゃべりクソ野郎って言われてますけど、監督になったらロマンチックナイス監督なんですよ」と答え、当の品川から「ネーミングヘタだな!」とバッサリ斬られる始末。最後は藤原さんが「現場でよきリーダーとして、ずっと僕らと引っ張ってってくれました」とキレイにまとめ、小杉は「その話そのまましたらいいやん!」とうなだれていました。

と、ここまでやられっぱなしの小杉、「端正な顔立ちやスタイリッシュな生き様で誤解してるかもしれんけど、悪い男ですよ! 数々の陥れを受けました」と話し始め、「(共演の)ピーター(池畑慎之介☆)さんをピータンさんと言った」と濡れ衣(?)を着せられたことや、藤原さん、田中さんと3人で一斉送信のメール交換をするも無視され続けた話など、爆笑エピソードが続々と明るみに。すると藤原さんから、小杉が飲み会でフロスを使い、「横で見てたら、カスがポンポン飛んでいた」と衝撃の証言まで飛び出し、品川は「全然お芝居とか映画の内容はなくて、最終的に歯クソの話? なんですかこれ!」と苦笑いでした。

最後は改めて、3人からメッセージを。「ぜひ監督の思いを汲んで、『サンブンノイチ』当てたいと思ってますので、皆さんのお力をお借りできたら。よろしくお願いします」(藤原さん)、「(声色を低く変えて)皆さん、見て心に刻んでいってほしいです。ありがとうございます」(小杉)、「ドジな悪党たちが、ちょっとずつかっこよく見えてきて、最後はスカッとするような話になっている。2回、3回と見ていただくとまた面白いところもいっぱいあるので、気に入ったら何度も劇場に足を運んでください」(品川)とそれぞれ呼びかけ、大きな拍手に包まれました。


映画『サンブンノイチ』は、4月1日(火)全国公開です。詳細は、下記公式サイトをご参照ください。



●作品情報

『サンブンノイチ』

監督・脚本:品川ヒロシ 『ドロップ』『漫才ギャング』

原作:木下半太 『サンブンノイチ』(角川文庫刊)

出演:藤原竜也、田中聖、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、中島美嘉、窪塚洋介、池畑慎之介☆ほか

公式サイト:http://www.sanbunnoichi.jp/

配給: KADOKAWA 吉本興業

(C)2014『サンブンノイチ』製作委員会



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