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2014年2月24日 (月)

5upよしもと卒業公演 和牛単独ライブ「新ネタ見放題!!」

2月22日(土)、和牛の単独ライブ「新ネタ見放題!!」が、5upよしもとにて開催されました。

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会場内の左右壁面には、ふたりの懐かしい写真がパネルにして飾られており、開演前には多くのお客さんが記念撮影を。まさに卒業公演といった雰囲気の中、漫才だけでなくコント、さらにはスペシャル企画まで、和牛の笑いがてんこもりの1時間超となりました。

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オープニングVTRに続き、1本目はもちろん漫才から。テレビの懐メロ番組を見たという水田が、美空ひばりさんの『川の流れのように』に大感激、しかしサビ以外がわからないと指南をこうネタで幕開けです。川西の後に続くだけなのに、変なクセが入ったり音程がとんでもなかったり…まさかの動きまで盛り込んでくる水田のパフォーマンスはいったいどこに向かうのでしょう?

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ブリッジVTRも、卒業をテーマに趣向を凝らしたもの。5upよしもとから巣立つにあたり、ズバリ「これまでやったことがないこと」に挑戦しようという企画です。まずは「着たことのない服」として水田は新しいジャージの上下、川西はbaseよしもと時代にイベントで作ったという和牛Tシャツを身に着けて登場です。自販機では「買ったことのないジュース」を買い、劇場内の「入ったことがない部屋」に潜入し、さらには照明スペースや舞台裏にまで入り込んで…お客さんはもちろん、和牛のふたりもまだ見ぬ5upの内部に大興奮のひとときでした。

2本目はコント。爆弾処理班が、時限爆弾を前に赤と青どちらの配線を切るかで悩む姿を描きます。互いの信頼は厚く、後輩の川西にいったんすべてを託した水田でしたが、いざ切るとなると、急に意見が対立し始めて…。「赤だ」「青だ」と譲らないふたりが主張するとんでもない根拠の数々に、客席は大爆笑!

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続くブリッジVTRは、「やったことのないネタの作り方」。いつもは自分たちで書いているネタを、誰か別の人に書いてもらうことになり、劇場内ロビーに貼られた5upメンバー大集合のポスターをダーツに見立てて「誰に頼むか」を決定します。ふたりはポスターを見ながら「(学天即)奥田ならいいネタを書いてくれそう」「間違えても四条に行ったらアカン」と言いたい放題。ところが水田が投げたダーツは、よりによってピン芸人である守谷日和の額に! 仕方なく電話で守谷を呼び出し、ネタづくりをオファーしますが、頼まれた守谷も「何で?」と事態が飲み込めない様子です。しかも、守谷の単独ライブは和牛の2日前とのことで、制作時間がとれるのかも謎。とはいえ必死の頑張りにより、無事にネタが完成。さあ、いよいよお披露目です!

というわけで、3本目は守谷による新作漫才。「売れるためには何か技術が必要だ。料理だけじゃなく何かとコラボさせたい」と言い出す水田が選んだのは、何故かタップダンス。突然の提案に戸惑いながらも、できる限り我流で踊ってみる川西ですが、その姿はダンスというより地団駄!? なのに水田からは、守谷口調で「筋ええなあ」と賞賛の言葉が…。さらに川西は乗馬にも挑戦させられ、最後は水田の料理と川西のタップ&乗馬でコラボレーション炒飯が完成!? 「ええネタ作ってくれたな」「守谷ありがとうな」と、またまた守谷口調で締めくくり、大きな拍手を浴びました。

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4本目は、再びオリジナルの漫才で勝負。冒頭、さきほどの“守谷漫才”に触れ、「やってて全然意味わからんかった…」など素直な感想を述べたふたり。水田はまだ「奥田に書いてほしかった…」と悔しがっています。ネタのテーマはバレンタインデー。義理チョコの存在に異議を唱える水田の提案で、オフィスでのシチュエーションを再現します。「義理チョコを真に受ける」という“あるある”から、気づけば屁理屈男・水田の独壇場に。川西のナチュラルすぎる女子っぷりも笑いを誘います。

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VTRでの「やったことない」シリーズも、まだまだ終わりません。お次は「使ったことがない道具」を見に行きます。漫才中心の和牛にとって、舞台裏の小道具・大道具スペースはまさに未知の世界。テンション上がりまくりで試してまわり、20個の「使ったことが ない道具」をセレクトしたところで、なんとこれらを使って1本のコントを仕上げることが明かされました!

ヘアサロンにやって来た客・川西と、美容師・水田によるコントは、上記の小道具・大道具のおかげで予想もつかない展開に。待合室がちゃぶ台だったり、カウンセリングルームが階段だったり、イスが自転車のサドルだったり…水田のエキセントリックなキャラクターも、笑いをどんどん増幅させていきます。「こう来たか!」という驚きの連続に、お客さんも大喜びでした。

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最後のVTRでは、かつてのbaseよしもと、現・NMB48劇場を訪問。劇場内の設備はそのままで懐かさを感じつつも、5upとの違いも痛感したようで、「こんなに小さかったんか!」「こんなに(客席と舞台が)近かったっけ?」としみじみ。勢いづいて久々に舞台に立とうと盛り上がったものの、ふたを開けて見ると漫才ではなくNMB48の『オーマイガー!』を歌い踊るというオチもついていました。

ネタもここからラストスパート! まずは「恋愛で束縛する男はみっともない?」という話から、「適度な束縛」を追求することに。帰宅した彼女・川西を、執拗に問い詰める彼氏・水田。常軌を逸した細かなチェックは、もはやねちっこさを通り越して滑稽に…!? はたしてこの男の愛にゴールはあるのか!

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そしていよいよ最後の漫才へ。冬季五輪の話からネタに入るのかと思いきや、要所要所で舞台が暗転し、それぞれの心の声が流れるというひと味違う演出で見せました。漫才への愛、相方への愛にあふれつつも、微妙な温度差が感じられるフレーズが、客席を沸かせます。「この漫才を終わらせたくない…」そんなふたりの熱い思いは、やがてとんでもない方向へと転がっていき…。

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エンディングでは、「単独は今後もやっていきたい」(川西)、「すぐやります!」(水田)と声をそろえたふたり。和牛の次なる一歩に、どうぞご期待ください!

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和牛の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/1026/

【和牛】