5upよしもと卒業公演 土佐駒単独ライブ「ありがとう」
2月23日(日)、土佐駒の単独ライブ「ありがとう」が5upよしもとで開催されました。今回で4回目となる土佐駒の単独ライブ。2人の卒業公演となる今回は、彼らの真骨頂の漫才が堪能できる最後にふさわしいステージとなりました。
1本目の漫才は、「8年間、コンビ組んでるけど、お前、オレのことどう思ってる?」と長峰が切り出したところから始まりました。長尾は「いい相方やと思ってるよ」と答えますが、20年来の親友ということもあり、「相方」という言葉に長峰は「お前は変わってしまった」と長尾への思いをぶつけはじめ…。間髪入れず2本目の漫才がスタート。USJが大好きという長峰。「USJに行っても何も乗らない」という長峰に、「コース料理を食べに行ってメインディッシュを食べてないようなもんやで」と例え話で応戦する長尾ですが、そのうち2人のやりとりは“例え話合戦”に発展! はたして2人の例え話の行方は?
続いては、「できることやるだけやってみます」のコーナー。あらかじめ、卒業公演でやってほしいことや聞きたいことをツイッターで募集していた2人。そのファンからのお願いを、できるだけ叶えようというものです。実は最初の2本の漫才も、ファンからのリクエストだったとか。まずひとつ目は、「かっこつけて言うシリーズが見たい」というお願い。このシリーズは、男前の長峰が、すごくかっこつけて言ってもダサいひと言を披露するというもの。これに乗じて長尾も「カッコつけて言う怖いひと言」を披露。長尾だけにしかできない、戦慄のひと言に「キャー!」と客席から悲鳴が…。
続いてのお願いは「自分たちの出囃子を歌ってほしい」というもの。土佐駒の出囃子、SABOTENの『青空へ』を歌ってほしいというものですが、時間がないので事前に2人でカラオケに行き、その歌声をCDに収めてきたので聴いてみようということに。カラオケで録音されていることを知らなかった長峰は「ハズい!」と盛んに恥ずかしがっていました。
しかもこのCDを、会場にお越しのお客さんのなかから抽選で3名にプレゼントするというサプライズ! ちなみにこのCDにはSABOTENの『青空へ』のほか、長峰が歌うミラクルスーパースターズの『アンマー』、2人が大好きだという宇多田ヒカルの『First Love』が収録されているとのこと。当たった方々、おめでとうございます!
最後のリクエストは「ボケとツッコミ、舞台衣装を交換して漫才」。時間がないということで、なんと2人ともステージ上で生着替え! 大盛り上がりのなか、ボケとツッコミを好感しての漫才がお披露目されました。
ラスト漫才は、「芸人ってモテるっていうからモテるために入ったのに、モテない。全然意味なくない?」という長尾に「お前、芸人辞めたら? オレらはお客さんを笑わすために芸人やってるんやん!」と厳しい長峰。言い訳しようとする長尾ですが、長峰の熱弁に長尾は口を挟むことができず…。
エンディングでも、数多く集まったファンからのリクエストに応えてゆきます。「ファンを感じてほしい」というリクエストには、長峰は最前列のお客さんを指し、「お客さん、右から大事、大事、大事、ひとつも飛ばさず大事、ファー!!」と炸裂。「写真とかプリクラを撮ってほしい」というリクエストには、あらかじめ撮影しておいた2人のプリクラを帰りの際にロビーでQRコードで取得できるプレゼントも。「だいぶ、きしょい仕上がりになっています」とのことでした。まだまだ漫才をやり足りない2人は、やりたかった漫才のオチの部分のみ披露するなど、最後の最後まで笑いの絶えない卒業ライブとなりました。
【土佐駒】