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2014年3月 1日 (土)

フルフロンタルが乳搾り漫才で首席卒業! 『NSC大ライブTOKYO2014~史上最多1000人の芸人が本日誕生!?~』

2月28日(金)、『NSC大ライブTOKYO2014~史上最多1000人の芸人が本日誕生!?~』が、東京・渋谷公会堂にて行われ、漫才コンビ「フルフロンタル」が優勝し、NSC東京の首席卒業を決めました。

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今年度入学したNSC東京19期・470名、NSC大阪36期・598名のなかから、東京、大阪の各首席卒業生をネタによって決めようという本ライブ。
予選は13時から行われ、観客の投票によって、上位20組が18時からの決勝戦へ進出しました。

予選出場者が舞台上に勢揃いするなか、決勝のMCを務めるフルーツポンチ(NSC東京10期生)が登場。
村上は「テレビに出てる人ですよ!」と挨拶すると、客席よりもNSC生から拍手喝采を浴びます。

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昨年度に首席卒業した感動ピストより、首席卒業の証であるガウンの返還、さらには亘より概要が説明されたのち、いよいよ上位20組が投票の低い方から発表。

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読み上げられた芸人は、それぞれの持ち味を発揮しながら喜び、ネタも上位20組で投票の少ない順から披露されました。決勝進出したのは、以下の20組。

赤ジャージ

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杏仁

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カートマンの涙

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湘南パイプキャッツ

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きみのぴえろ

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カゲロウ

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シェイクハンド

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ぷりずん

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シシオガイ

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とこらいと

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ピンチョス

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クールグール

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ゆりかご座

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フルフロンタル

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ピーナッツペガサス

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クローバー

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せせらぎ

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あしたシンデレラ

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すぽっと

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いまさらジャンプ

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以上のNSC生20組。スタッフ、講師による審査の集計が行われる間に、井下好井、ものいい、アームストロングがそれぞれ漫才を披露しました。

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そして、いよいよ優勝者=首席卒業生の発表です。

NSC生、そして観客が固唾をのむなか、封筒を開けた村上の口からは、「ザ・ドリフターズ」との名前が……500人近くが一斉にコケる図は壮観!

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仕切りなおした村上は、「フルフロンタル」の名を読み上げました。

ネタ前には、パーティグッズのメガネをかけて「決勝まで顔見せNG」といった発言で、異彩を放っていたフルフロンタル。

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ツッコミの岡田直也(立ち位置右)の後方から、ボケの黒田大樹(立ち位置左)がリズミカルに乳搾りをするという漫才で、爆笑をさらっていました。

フルーツポンチにマイクを向けられたフルフロンタルの2人ですが、あまりにも予想外の出来事だったらしく、「やったぜ」「勝ったよ」といった普通のコメントばかり。

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しまいには、ガヤを飛ばす同期に「なんだこらー!」と黒田が大声をあげます。

そんなフルフロンタルが首席ガウンを着たところで、大阪会場のNHK大阪ホールと中継を結びますが、MCのザ・プラン9(お~い!久馬、ヤナギブソン)、そして大阪NSCの首席卒業が決定したばかりのサンパウロとは円滑な会話ができず、グダグダなまま中継は終了。

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最後は、会場全体で「おめでとう!」との唱和をして、ライブは終了しました。

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直後に控室で行われた、フォトセッション、囲み会見には、フルフロンタルとMCを務めたフルーツポンチの両組が出席。
まずフルフロンタルは、「優勝したことにびっくりしすぎて、その後のフルポンさんとの絡みが全然うまくいかず、全然面白いこといえねえって……めちゃくちゃうれしいです」(黒田)、「僕達の世界観を見せるネタをやって、優勝は出来ないなと思ってたので、すごくうれしかったです。頭が真っ白になってしまいました」(岡田)と、まだ優勝の実感がない様子です。

また、2人でふざけ合う様子で笑ってもらいたいとしてネタ作りをしてるそうですが、今日披露した乳搾りネタは関係者に止められたとのこと。
しかし、1週間前にやることを決意し、「それでもキャッチーな感じにリズムを入れたり、なんとか伝わればいいなと」(黒田)といった修正をして、本番に挑んだことを明かしました。

そんな2人に対して、「NSCで一番いいところが出ました」とフルポン・村上。
その訳は、「上手さであるとか、お客さんに伝わるかどうかよりも、まずやりたいことが先頭に来てて、そこに自分らのテンションを合わせていく。これが一番いいです。技術とかは卒業したらどんどんついてきますから」と熱弁し、亘も「いい方向に転がってよかったね」と称えます。

フルポンはNSC卒業時について、「NSCの時に作ったネタってほぼやることってないんです。むちゃくちゃやってた方がいいの。あとで、話にもなるし」(村上)、「うちらもNSCでやってた小道具、やらないかいからって、捨てさせられたからな(笑)」(亘)と振り返ります。
改めて自己紹介するフルフロンタルに、「いいな仲良さそうで。俺らが一番ひどいから」(村上)、「懐かしいよ。9年もたてばね」(亘)と、かつての自身の姿を重ねたか、感慨深げなフルポンの2人。

幼稚園からの幼なじみで、ともに埼玉県越谷市出身、現在24歳のフルフロンタルですが、大学卒業後にお笑い芸人を目指したものの、ネタは2本しか作れず、23歳で一念発起し、東京NSC入り。
目指す芸人を訊くと、「よしもとなのに大丈夫なのかな…。うちら、とんねるずさんが大好きなんですよ」と黒田が告白します。
それを聞いた村上は、「無理だとは思うんですけど」と前置きしつつ、「世代でもないのに、そこが好きっていうのは、わかります。ふざけたことを、破天荒なことでみんなに笑ってもらえるようにね」と志を察した様子。
一方の亘は「カメラ、壊しちゃう?」と、若かりし日のとんねるずが、生放送中に起こしたハプニングを持ち出しますが、黒田は「まだ出来ないです(笑)。0年目なので…」と返すのが精一杯。

また、長髪ヒゲメガネの黒田大樹がモデルとして活躍する黒田エイミさんと“はとこ関係”にあることについて記者から質問が及ぶと、黒田いわく、冠婚葬祭で会うくらいで、会話はしたことがないとか。
そこで「同じ土俵に上がったわけだから」と村上に促される形で、「優勝しました! テレビ、一緒に出る機会があったら、お願いします」とエイミさんにメッセージを寄せる黒田でした。

「お客さんを笑わせるっていうことを考えて、なお自分たちができる面白いっていうことをずっと探していけたらなって思います」(黒田)、「ビッグになります。よしもとの新しい笑いになれればと思います」(岡田)と大きな抱負を語るフルフロンタル。

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会見終了直後に、「絶対、とんねるずさんになれないくらい優しいやつだよな(笑)」(村上)、「破天荒のかけらもない(笑)」(亘)と笑いながらも、最後には「がんばってね」と声をかけるフルーツポンチでした。

なお、フルフロンタルには、優勝特典として「4月の予定がすべてうまってるスケジュール帳」が贈与されており、単独ライブなどが予定されています。

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