この5組から重大な発表があります。
3月4日(火)、東京・新宿バティオスにて『この5組から重大な発表があります。』というイベントが行われ、サカイスト、ブロードキャスト!!、グランジ、ロシアンモンキー、LLRが出演しました。
気になるライブタイトル故か、会場は満員状態。どんな重大発表なのかと観客が固唾を見守る中、まずはLLR、ロシアンモンキー、グランジ、ブロードキャスト!!、サカイストの順番に漫才を披露します。
その後、登場したのはハリガネロック・大上。先にコンビ解散を発表したばかりとあって「重大発表でおなじみの、ハリガネロック・大上です」と、さすがの挨拶。「これから重大発表に関わる緊急記者会見を行ないます」と告げました。
そして、正装した5組が一斉に登場。サカイスト・デンペーは「景気はよくなってきましたが、お笑いは不景気だといいう現状がいろいろある中で、こういう場を設けました。どんなことが起きようとも、心して聞いてほしい」と真剣な顔で呼びかけます。
舞台後方に映し出されたのは「よしもと初11人グループ結成!」の文字。コンビの活動と並行して、11人によるグループ活動を敢行。正式にタレントとしても弊社に登録し、11人で力を合わせて頑張ることを発表します。
ロシアンモンキー・川口は、グループ結成に至った経緯を下記のように語りました。
「先ほどデンさんが言ったように、お笑いは不況でこれからはもっと仕事がなくなっていきますし、ライブにもお客さんを呼べへんようになるっていう現状があるけど、僕らはこういった現状をひっくり返したいと思ってグループをつくっちゃいました。この5組、正直売れてません。∞ホールも随分前に卒業……卒業って言われてますけど、実質クビです。ルミネで『5じ6じ』始まりますけど、昔そんなんやってました。そこで、自分たちの居場所をつくろうじゃないかと会社に話したところ、“いいんじゃない? 面白いんじゃない?”と言われたんです。これからはどんどん仕事できるようにやっていきます」(川口)
グループ名は「(株)ウォータームーン」に決定。モニタに映し出された瞬間、お客さんたちが笑い出します。が、「ざわざわしないで!」と制したのは、ブロードキャスト!!・吉村。
「このグループをどうしていこうかと本社で打ち合わせしていたところに、とあるテレビ番組のロケしている集団が入ってきたんです。(千原)ジュニアさん、小籔(千豊)さん、フットボールアワーさん……『ざっくりハイタッチ』(テレビ東京系)の方々で、「何してんの?」と収録しながら聞かれて。で、グループ名をどうするか悩んでいたと話したところ、(フットボールアワーの)岩尾さんが“ウォータームーンがええんちゃう?”って名付けてくれたんです。長渕剛さんの映画でそういうのがあって」と、説明します。が、「僕はその場にいなかったからわからないんですけど」と言い出す吉村。観客が再びざわざわし始めると「でも、売れてる先輩が付けてくれた演技のいい名前ですから!」と力強く語りました。ちなみに、ロゴは陣内智則のコント映像などを手がける原田専門家さんにつくってもらったそう。「(株)」と入っていますが、今後も弊社に所属してさまざまな活動を行います。
ここで、全組から意気込みが。
「新たなチャンスをいただきました。11人っていうことは僕の家族と人数が変わらない。みんなのこともお兄ちゃん、弟だと思って家族のように一緒に頑張りたいと思います」(LLR・伊藤)
「まとまらないメンバーですけど、みんなで力を合わせてやっていきます。8期以降にはダメな奴がいっぱいいるんで、ゆくゆくは本当の会社になれれば」(LLR・福田)
「正直、お客さんも刺激を感じてなかったと思う。お客さんに得することもやっていくので、ついてきてくれれば」(ロシアンモンキー・川口)
「11人集まったときに、“ロシモン得してない?”っていう感じが出ないように頑張っていきます」(ロシアンモンキー・すーなか)
「お客さんもまだ理解できないと思いますけど、大きなものが立ち上がったと感じていただきたい。ふざけてるように見えますけど、みんな真剣ダス!」(サカイスト・まさよし)
「一言で言うと、恩返しできてなかった。1組でできないなら、束になってやるだけ。みんなの力、すげー感じるよね。みんなが想像してないことが起きちゃうと思うよ? まさに新時代の幕開け、だよね」(サカイスト・デンペー)
「会社ということなので、現実的なお仕事もできると思う。ムーブメントじゃないけど、世の中に広がっていくようなものをつくっていきたいなと思います」(ブロードキャスト!!・房野)
「頑張ります! ワクワクするでしょ? どうですか、みなさん! いいですか? みなさんが幸せになれるようなライブを目指します!」(ブロードキャスト!!・吉村)
「今日から11人一致団結して動いていきます。今週あたり、DVDを手売りして頂くたびに夜行バスで14時間かけて小倉入りしてもらいます! 10年以上やってみて、各々でできないことを勝手に選んでいたところがいけなかったかもしれない。何かできると思っているんで、力を合わせてステキな景色を見たいと思ってます、本当に。それが何かはわからないけど、僕らならできると信じてます」(グランジ・遠山)
「分かりやすく説明すると、僕らは11人組になって、そのグループの中にコンビがある感じなんです。パズルのパーツ……ピースなので、期待していただければ。みなさんにも力を貸してほしい。11人いれば、家だって建てられます! お願いします!」(グランジ・大)
「オレたち11人、どの会社よりも機会入ってるし、負けねぇからよろしく!」(グランジ・五明)
グループ結成にあたり、幹部という名のよしもと社員から「毎月ライブを開催、完売しなければ即解散!」という指令が通達されます。動揺するメンバーですが、「オレらどんだけ解雇とか解散とか背負わないといけないんですか」と後ずさりしたのは、五明。手売りはOKと聞くと「それなら大丈夫。できる」と自信ありげにうなづくすーなかでした。
その後、ユニットの宣材写真撮影も。全員スーツという出で立ちからか、「ホストのデンペーさんの送別会」のような写真ができあがりました。
ここから、お客さんとの質疑応答が。
現在、「DVD1万枚売り上げないと解雇」というプロジェクトを敢行中のグランジが入っているとあって、「もしグランジさんが解雇されたらどうなるんですか?」との質問が。「そうなったら、僕らが抜けるだけ」と大が説明すると、吉村は「代わりに(人力舎所属の)鬼ヶ島を入れます」と提案します。遠山も「あのプロジェクトは別。このメンバーに(手売りを)頼むことはありません!」と断言。もちろん、今後もコンビの仕事はグループとは関係なく、やっていくようです。
さらに「今年中の目標は?」と聞かれると、大が「このあとも話し合いますが、展望はあります」と答えました。
その後行なわれたのは、「会社パンフレット作成会議」。一般企業のように、会社パンフレットをつくることになったのですが、まず盛り込まれるのは活動理念。こちらも幹部より「一蓮托生で十人十色、千福万雷を目標とする」という理念が掲げられます。活動すべてにおいての思いが込められた「全力投球」、さまざまなことや人に対して感謝の思いを忘れたいという意味を取り入れた「謝謝」も、社訓として挙げられました。
さらに、セクションも決定。スポーツ、勉強、趣味など得意分野について話し合った結果、「すべてできますって宣言しよう」という言葉でまとめられました。そんな彼らの新しい門出を、舞台袖から静かに見守る大上。「MC必要でしょ?」など、なんとかグループに食い込もうとアピールしていました。
最後は「お仕事のご依頼、お待ちしております!」との言葉で、閉幕。次回の“会議”は、4月19日(土)、東京・シアターブラッツにて開催予定。彼らの新しい挑戦を、どうか見守ってください!
●(株)ウォータームーン
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