よしもとニュースセンター : バイク川崎バイク単独公演『バイク単独バイクSP　in　NGK　～僕は、この日を、忘却しない～』

4月4日（金）、なんばグランド花月で、バイク川崎バイクの単独公演『バイク単独バイクSP　in　NGK　～僕は、この日を、忘却しない～』が開催されました。この日のなんばグランド花月はバイク川崎バイク（以下、BKB）一色！　劇場スタッフもBKBコスチュームで決め、「ヒィーア!!」と出迎えます。お客さんたちの中にもBKBコスチュームの姿の方がちらほら。皆さん、この日を待ちかねていたようです。

ついに公演がスタートしました。幕が開くやいなや、強烈なスポットライトが客席を照らします。その輝く光の彼方には、なんと宙づりになったBKBが！　宙に浮いたままBKBが音頭を取り、お客さん全員で「BKBコール」で盛り上げます！　不安定な体勢にもかかわらず、「B」「K」「B」ポーズを決めるBKBです。

しかし「想像以上に体への負荷がすごい」ということで、着地して“ストロングスタイル”（※漫談のこと）へ。前回のなんばグランド花月での単独ライブでも「飛びたいです」と懇願していたというBKB。さまざまな兼ね合いで「ダメです」と言われ続けていたそうですが、単独公演通算9回目にしてやっと実現したことで「ありがとうございます！」というBKBに大きな拍手が送られました。さらに「アクセル全開！　バイクだけに！」とBKBが叫べば、すかさずお客さんが「ブンブン！」と見事なコール＆レスポンス。「のっけからみんなサイドカーに乗ってくれてうれしい」とご満悦です。そのうれしさからか、「ファイアー！」のみならず「サンダー！」まで飛び出す盛り上がり。さらに、今回で9回目の単独公演ということで、「9回、全部来てくれているという“スーパービーチル”（※スーパーBKBチルドレンの意味）は？」と尋ねてみたところ、3名のお客さんが手を挙げてくれ、うれしそうなBKBでした。さらにストロングスタイルは続き、「母性（＝B）くすぐる（＝K）ベビーフェイス（＝B）」などBKBネタを連発。さらには横にBKB、タテにもBKBと読める、“ダイヤモンドBKB”まで発動し、テンションはうなぎのぼりのまま、コントへ突入。

まず初めのコントは「大事な話」。小学生の少年が、お父さんとお母さんから「本当の子どもではない」と打ち明けられるのですが、写真の通り自身もうすうす勘付いていたようで…。

ふたつ目のコントは「切り捨て御免」。太閤ヒィーヤでよしに仕える武士が、無礼な農民を切り捨て御免！　……しかし農民の意外な行動にお客さんは思わず爆笑。

3つ目のコントは「美容室」では、お客さん役になんとスペシャルゲストにたむらけんじが登場！　クロストークが続くなか、BKBが「以前、東京へ行かれたじゃないですか？　今は関西に帰ってこられたんですよね？」と持ちかけ、たむらけんじが東京進出したときの話に。「オレはちゃんと東京吉本に籍を移して行ったからね。土肥ポン太も、東京吉本に籍を移して大阪に帰ってきたけど、これまで土肥ポン太が出るまで、東京吉本に籍を移して、大阪吉本に籍を移したのはオレだけやってん」と“出戻り”のウラ話を暴露するひと幕も。次々ときわどい話が飛び出すなか、BKBがたむらけんじの髪の毛をバッサリと切り出しました。美容師の資格を持っているBKBに、イベント中に髪を切られるのはたむらけんじで8人目。何も聞いていなかったたむらけんじは本当に髪を切られてびっくり仰天！　「オレ、20年同じ人に切ってもらってるのに!!　だからほかの人に切られるの、いややねん！」と抵抗を見せますが、「芸人さんですよね？」と飄々と返すBKBにお客さんから拍手喝采！　たむらけんじも観念したようで、BKBのカットに身をゆだね……。コントの最後は、BKBにセットしてもらったニューヘアーで「ちゃ～」を決めたたむらけんじでした。

続いては『バイク喜劇バイク』。「僕らのこの街をビックにしようBKBヒィア」が上演されました。お好み焼き屋を舞台にしたBKB作・演出の新喜劇です。劇中では、じゅんいちダビッドソンさん、おぐさん、馬と魚という、『R-1ぐらんぷり2014』決勝戦Cブロックの顔ぶれがそろう場面も！　また、『探偵！ナイトスクープ』をオマージュしたシーンでは、BKBと大の仲よし、銀シャリ・橋本もお目見え。大賑わいのバイク喜劇バイクとなりました。

そしてエンディングで、BKBが5月から東京へ進出することを発表したBKB。「えー！」と驚く客席に向かって、「バイクは（＝B）関東へ（＝K）暴走します（＝B）！　BKB！　ヒィーア！」とおなじみのBKBネタで気合を現していました。また、コント「美容室」でたむらけんじからリサーチした東京進出のウラ話を受けて、「ビビったら（＝B）関東から（＝K）バックれたらよし（＝B）！　BKB！　ヒィーア！」と、もしもの場合の教訓もBKBネタで繰り出していました！