宮地劇団第3回公演『マネキン村』
神保町花月にて、ニブンノゴ!・宮地の脚本・演出による宮地劇団第3回公演『マネキン村』を上演中<~4/13(日)まで>。4/13(日)をもって解散するアームストロングをはじめ、ライス、LLR、菊池健一(ギンナナ)、ネルソンズ、ブービー☆マドンナ、松田百香らの出演で、ある村を襲った出来事を描きます。
物語は、山に囲まれた自然豊かな宮本村。村の青年・タロウ(ライス・関町)が村を出ていくところから始まります。父親が死んだのは、この村に病院がなかったから。頭のいいタロウは、この村の人々が安心して暮らせる薬を作りたいという決意を胸に東京へ。そんなタロウを、村長(アームストロング・安村)はそっと見送ります。
4年後。東京では、極秘裏にある国家プロジェクトが進んでいました。総理(ネルソンズ・和田)の指示のもと、自衛官・ハヤマ(アームストロング・栗山)は、ある村で“プロジェクトX”の人体実験を行うことに。総理が気まぐれで指定した村とは…!?
その1年後。村長をはじめ、タロウの双子の弟のジロウ(ライス・関町 2役)夫婦、村で唯一のスーパーを営むキツネ(LLR・福田)夫婦、全校生徒1名の学校の教師(ネルソンズ・青山)らが暮らす宮本村では、村役場の役員(LLR・伊藤)が、男性の移住希望者の対応で大わらわ。というのも、山のカリスマ・CWキクハラ(ギンナナ・菊池)が移住して以来、山での暮らしに憧れる男たちの移住が激増。人口200人の小さな宮本村は、その男性が9割を占めるという、バランスの悪い村になっていました。そこにジロウの同級生のジン(ライス・田所)が、村に永住するため彼女(松田百香)を連れて帰ってくることに。ジンと彼女を大歓迎する村人たち。そんな中、突然、まぶしい光が! 宮本村がとんでもないことに!?
シリアスな展開ながら、登場人物たちがみなユニークで随所に笑いを織り交ぜます。安村ふんする村長は、普段は温和ながら一番目下のものには尋常じゃなく厳しく、関町ふんするジロウは性欲が異常、福田ふんするキツネはウソばかりつき…など個性豊か。さらに、ジロウとキツネがしゃべり始めるといつの間にか漫才になり、ジロウとジンだとなぜかショートコントに!? そして、なぜか彼らは伊藤にダメ出しを求めます。普段のコンビとは違う漫才やコントが楽しめるのも、この舞台の見どころのひとつ。そして、登場するたび爆笑を巻き起こしていたのが、菊池ふんするCWキクハラ。カタコトの日本語、オーバーアクション、その全てがインチキ臭く、気になるキャラクターです。村長とCWキクハラの掛け合いも必見。一方、自衛官側もどこかおかしく…。まず、栗山ふんする自衛官は、“顔にキズを持つ”とう設定ではあるものの、「キズが多すぎ!」と共演者陣から突っ込みが。実はこれ、田所が書いているらしく、日を追うごとにひどくなっているのだとか。最終日にはどうなってしまうのか? そして、栗山ふんするドSな上官は、ネルソンズ・岸ふんする部下をいたぶりまくります。窮地に追い込まれた岸のアドリブにも期待。
そんな宮本村で何が起こるのか!? 不測の事態に勇敢に立ち向かう村人たちの奮闘にご期待ください! 上演は4月13日(日)まで。残り5公演となります。お見逃しなく!
『マネキン村』
【公演日時】4月8日(火)19時開演/4月10日(木)19時開演/4月11日(金)19時開演/4月12日(土)13時開演・19時30分開演/4月13日(日)13時開演・16時開演
【会場】神保町花月
【脚本・演出】宮地謙典(ニブンノゴ!)
【出演】アームストロング、ライス、LLR、菊池健一(ギンナナ)、ネルソンズ、ブービー☆マドンナ、松田百香 他
【チケット】前売:2,300円/当日:2,500円
●詳細はこちら:http://jimbocho.laff.jp/kouen_schedule/2014/04/post-e745.html
●チケットはこちら:http://yoshimoto.funity.jp/
【アームストロング】【ライス】【LLR】【菊池健一】【ギンナナ】【ネルソンズ】【ブービー☆マドンナ】【松田百香】