よしもとニュースセンター

５月22日（木）、都内にて行われた映画『グランド・ブタペスト・ホテル』のテレビスポット収録に、YOUさんとピース・又吉直樹が出席しました。

本年度のベルリン国際映画際で銀熊賞を受賞した本作は、『ロイヤル・テネンバウムズ』『ムーンライズ・キングダム』でアカデミー賞にノミネートされたウェス・アンダーソン監督の最新作。格式高いグランド・ブタペスト・ホテルで夢のひとときをもてなす“伝説のコンシェルジュ”が、ルネサンスの絵画をめぐる連続殺人事件の謎に挑むミステリー・エンターテインメント・ムービーです。

独自のシュールなユーモアとスタイリッシュなビジュアルが印象的な同作の、テレビスポットへ出演することになった又吉。報道陣の前で行われたデモ収録では、ディレクターに「もうちょっと元気にいきましょうか」と声をかけられながらも、YOUさんとの絶妙なコンビネーションを披露。ぜひともオンエアを楽しみにしてください！

収録を終えた又吉は、「“ブタペスト・ホテル”とか普段なかなか使うことのない文字の並びを言えて楽しかったです」とホッとした様子。本作について「すごく面白かったです」と月並みな感想を述べ、YOUさんに「もっと具体的にお願いできますか（笑）」とツッコまれ、「すごく好きな感じでした。物語ができていく過程が見られるというか、物語自体もどんどん展開していくので良かったですね」と改めて感想を語ります。
一方、YOUさんは「色彩がきれいでしたね」と女性らしい感想を。「テンションが高いと、ん……ってなっちゃうんですけど、テンションを抑えているのにテンポがいい感じがよかった。ちょうど良かった」と語ると、「確かにテンションが高すぎないのがいいですよね」と又吉。「ね。我々、テンション高いと引いちゃいますもんね」と頷くYOUさんです。

「男性へ向けて、オススメするとしたら？」と訊ねられた又吉。「先ほどYOUさんもおっしゃいましたけど、テンションが高すぎないところ。淡々としているというか、出て来る人の表情がおもろいんです。なんとも言えん表情というか、置かれている状況に即した表情をつくってないんですよ（笑）。そういう無表情なところが面白くて、くすくす笑ってしまった。演技をしていないような演技で、リアリティを感じました。顔に注目です」と答えます。
すると、MCの伊藤さとりさんとYOUさんから「１シーン出てましたよね？　出ていてもおかしくないですよ？」というツッコミが。「出てないです。だって、変な人ばっかりでしたよ？」と笑いながら静かに返していました。

「なぜCMキャラクターに抜擢されたと思いますか？」という質問には、「どうしてでしょう？」「それは宣伝の方に訊いていただいたほうが……」と首を傾げる２人。「ただ、淡々として変な登場人物たちは、どこか僕の友だちに雰囲気が似てるような気がします。だから、（雰囲気が）近いなと思ってもらえたのかも」と答えながらも、「でも、それやとYOUさんも変な人になっちゃいますよね。それは失礼ですね」と考え込む又吉。
「健康すぎない感じ？」（YOUさん）「過剰ではないというか」（又吉）「そうだね。引き算系だからかな」（YOUさん）と起用の理由を考えつつ、「でも、きっと本が好きな人とか歴史が好きな人は好きですよ。本筋ではなく、隠された部分を楽しめる人はきっと好きだと思います」と、YOUさんが作品をアピールしました。

ホテルへ泊まる機会が多いという２人へ、「ホテルで遭遇した奇妙なできごとはありますか？」という問いも。
「クリスマスの時期に、サンタの格好をしている方がいらっしゃいますけど。シフトの交代の時間なのか、事務所へサンタの服を脱ぎながら向かうのはちょっと。子どもの前ではやめてほしいなと思ったことはあります」と又吉。
「女子ってお食事の美味しいホテルとか選ぶこともあるんですけど、起きられなくて朝ご飯が食べられないことはよくあります」というYOUさんの意見には、「ホテルあるあるですね。前日の夜にお酒を飲んでしまって、睡眠が優ってしまうっていう」と大いに同調する又吉でした。

●作品情報
グランド・ブタペスト・ホテル
監督：ウェス・アンダーソン
出演：レイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム、エドワード・ノートン、
　　　マチュー・アマルリック、シアーシャ・ローナンほか
配給：20世紀フォックス映画
公式サイト：http://www.foxmovies.jp/gbh/
（C）2013 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
６月６日（金）、TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国ロードショー！


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