よしもとニュースセンター : 2014 FIFAワールドカップブラジル　日本対ギリシャパブリックビューイング in ルミネtheよしもと

６月20日（金）早朝、ルミネtheよしもとにて『2014 FIFAワールドカップブラジル　日本対ギリシャパブリックビューイング in ルミネtheよしもと』が開催されました。

日本時間の15日（日）朝に行われた第１戦では、先制しつつも２対１でコートジボワールに惜しくも敗れた日本代表。本日行なわれたのは、グループリーグＣの第２戦目、対ギリシャ戦。決勝トーナメントに進むためには絶対に負けが許されない戦いを、50人の芸人達と応援しようと、劇場には早朝にも関わらず400人のサポーターが集結しました。

前説のトレンディエンジェル登場後、客席に設けられた芸人サポーター席に座っていく芸人達。参加した若手芸人は、下記の通りです。
LLR、サカイスト、ロシアンモンキー・川口、ブロードキャスト!!、シソンヌ、チョコレートプラネット、囲碁将棋、ニブンノゴ！、ポテト少年団、犬の心、マキシマムパーパーサム、シューレスジョー、シマッシュレコード、えんにち、ライス、タモンズ、5GAP、ゆったり感、エリートヤンキー、井下好井、ガリバートンネル、こりゃめでてーな、トンファー、トレンディエンジェル。

そして、日本代表のユニフォームをまとったライセンス・井本、カラテカ・入江、ザ・パンチ・ノーパンチ松尾、レイザーラモン・RGが登壇。さらに、スペシャルゲストが登場！「電話して、“一緒に観ませんか？”って呼びました」と井本が呼び込んだのは、スキマスイッチ・常田真太郎さん。「テレビカメラがいてビックリ」と驚きます。
常田さんとも交流があるという入江。「シンタくんからの連絡に“井本くんと一緒だね”って書いてあったんですけど、井本さんは僕にとって先輩。２人はタメ口だけど、最初は誰のことを言っているのかわからなかった」と話していました。

この日、サッカー解説者のセルジオ越後さんならぬ“アルジオ越後”として登場したRG。モノマネする彼に、すぐさま井本が「芸人しか笑うてへんよ！」とツッコみました。

グループCのもうひとつの試合、コロンビア対コートジボワールはコロンビアが勝利し、決勝トーナメント進出を決定。井本に「今日の予想は？」と訊ねられた常田さんは「いけるんじゃないですか？　失点が０でいければ」と返答。「大久保（嘉人）選手が出ますからね！」と思わずスタメンを漏らしてしまったノーパンチ松尾に、井本が「まだ（この場では）発表してないやん。先に言われても……」とチクリ。RGは「井本さんのために新曲です。小柳ゆきさんの『愛情』でサッカーあるあるを言います！」と宣言し、「靴下長い～♪」と熱唱しました。

さらに、日々創っているというサッカー川柳も披露。「イニエスタ／チリに負けて／ちょっと痩せた」「今大会／ふなっしーより／ファンペルシー」「ラモスやめて／北沢やめて／カズやめない」と詠い上げると、会場からは笑い声が起こりました。

ふと客席を見渡した井本。「客席の芸人、ほんまにサッカー好き？　ユニフォーム着てる人少ないけど……」と言いながら、呼ばれたのはニブンノゴ！・森本。サムライブルーにしてはかなり淡いユニフォームですから、“ニホンダス”というイミテーションを着ていた様子。99年フランスワールドカップの時のユニフォームを着用していたブロードキャスト!!・吉村も、「古い！」と指摘されていました。

MCとゲストも着席すると、囲碁将棋・根建より「ニッポン！」コールが。選手入場時には大きな拍手が起こり、国歌斉唱では全員起立。代表と気持ちをひとつにしました。

序盤から積極的に攻める日本代表。ファーストシュートを放ったのは、大久保選手からのパスを受けた山口蛍選手。前半３分には、ギリシャのミトログロ選手にシュートを打たれるも、川島永嗣選手がしっかりとボールをキャッチします。その後、両者譲らない展開に。長谷部誠選手のイエローカードにはどよめきが、前半12分のピンチをしのいだ場面では安堵の拍手が起こりました。

前半20分、倒れながらもボールをキープした大迫勇也選手が、ファーサイドにシュート。惜しくもゴールにはならず、全員から感嘆が漏れます。34分、脇腹付近を痛めたと思われるミトログロ選手に代わって入ったのは、サルピンギディス選手。ヘアスタイルに親近感が湧いたのか、トレンディエンジェルの２人が敏感に反応していました。

37分、２枚目のイエローカードでカツラニス選手が退場となると、大歓声が。11対10と数的優位に立った日本。攻めながらも、決定機を生み出せず、前半は０対０で終了。井本は「後半、点を取ってくれると思うんで、日本を応援しましょう！」と、サポーターを鼓舞します。

休憩後、「まずは点を取っていかないと」と常田さん。大久保選手については、「自由すぎて右サイドが死んでる（笑）」と言いながらも、「こんなに面白い代表、しばらく観てないなっていうくらい（面白い）」とないようには満足している様子。入江も「思ったより攻めているんで、後半、点を取るんじゃないかな」と期待を寄せます。

イベントスタート当初から、往年の名選手の名前ばかり挙げているRG。「岩本テルがね？」と言い出し、井本に「テルさんは出てないですよ」とたしなめられながらも、「Rさんが試合中、熱くなっているところも観てますからね。川柳できました？」と振られ、「ギリシャ戦／最初に覚えた／名前コネ」「桂由美／桂歌丸／カツラニス」と２句を披露しました。

ここで、カイジに扮したこりゃめでてーな・伊藤も登場！「俺は地下から観ていた！　利根川を出せ！」と叫ぶと、爆笑が。いい雰囲気の中、後半戦が始まりました。

日本代表は長谷部選手に代わって、遠藤保仁選手を投入。後半５分に早速フリーキックのチャンスを得ますが、守備に安定感のあるギリシャ。数的不利になったことでやるべきことが明確になった彼らの鉄壁を、日本は崩すことができません。
後半11分、大迫選手に代わって香川真司選手が入ると、井本にマイクを向けられたチョコレートプラネット・松尾が変声で「香川がんばれー！　点取ってがんばれー！」と激励しました。

固い守りを見せつつも、チャンスとあれば一気に攻めてくるギリシャ。立て続けにコーナーキックのチャンスを与えるも、川島選手の好セーブもあってきっちりと守ります。
後半37分、内田篤人選手が相手ディフェンダーの裏を狙うも、クリアされてしまいます。果敢に攻めた内田選手へ、大きな拍手が。松尾も再び「がんばれー！」と絶叫します。

ボールは支配しつつも、得点を奪うことができない日本。終了時間が刻々と迫る中、現地で応援するサポーター、祈るサブメンバーの選手たちが映し出された途端、会場からは大きな歓声と拍手が。アディショナルタイム目前の遠藤選手によるフリーキックは、カルネジス選手がセーブ。攻めあぐねるもどかしい展開に、芸人達からは「あぁ～～」というため息が漏れました。

アディショナルタイムに入り、川島選手のフィードしたボールが宙を舞った瞬間、主審のホイッスルが。０対０の引き分けで終了した日本、自力での決勝トーナメント進出の可能性が消えてしまいました。

落胆の表情を隠せないMC陣。ノーパンチ松尾は「いやぁ～～～～哀しい」と言葉になりません。
「引き分けですけど、可能性はある。最後まで日本代表を応援しましょう！」（井本）「次もみんなで応援したいですね」（常田さん）「声援をブラジルまで届けましょう！」と、日本時間の25日（水）早朝に行なわれるコロンビア戦に望みをつなげます。