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2014年8月10日 (日)

西野亮廣独演会 in 日比谷公会堂

8月9日(土)、東京・日比谷公会堂にてキングコング・西野による『西野亮廣独演会 in 日比谷公会堂』が行われ、エンディングでは来年の8月1日(土)に同会場での独演会開催が、本人へのサプライズとして発表されました。

約4ヶ月間がかりで2000枚ものチケットを西野自ら手売りしたこのライブ。
当然、日比谷公会堂は満席となり、ロビーで行われた絵本の原画展も大盛況です。開場時間には、サプライズのキーパーソンとなる犬のキャラクターの姿も…。

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前説はイシバシハザマが務め、長崎県の五島列島や北海道、さらには中国からはるばる駆けつけたお客さんを確認するなどして客席を温めたところで、いよいよ開演。

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スクリーンにはカウントダウンのアニメーション、このライブが決まった酒席での様子、そしてチケットを手売りした際の記念写真が『天国と地獄』に合わせて次々と映しだされます。
2000人に到達したところで映像が終わったところで、『CからはじまるABC 』(忘れらんねえよ)をBGMに、大きな拍手と歓声に包まれながら西野が登場しました。

スタンドマイクの前に立った西野は、挨拶もそこそこに、会場ロビーに西野宛のファンレターボックスを設置したものの、「テンションあげるために開けたところ…2通」とのひとことでさっそく爆笑!
これを皮切りに、西野の口からは愚痴や悪口が2時間弱に渡り吐き出されます。

西野が直接チケットを手売りしたため、「ほとんど知ってるんですよ、顔」と客席を見渡すと、札幌で絵本原画展を開いてくれた方たちを最前列に見つけ、「あなた方ド素人が、どれだけ無自覚に人を傷つけてるかっていうね、モンスターです」とキッパリ。
その原画展の打ち上げで西野が受けたという辱めから、「俺は嫌われてるからこういう目に遭うんだ」と嘆きつつ、各地で一般の人から傷つけられた逸話を次々披露します。

その悪口の標的は、兵庫県川西市から駆けつけている母親まで向けられ、電話で「あっくん、たまには実家帰って来なさい。冷蔵庫にフルーチェあるし」と促されたとのこと。
ちなみに川西市は、号泣会見で知られる野々村元県議が市役所に勤めていたため、「あいつを生んだ街」とPR(?)する一幕もありました。

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近しいスタッフについては、4、5年前、この独演会のスタッフでもある構成作家の山口トンボと2人でイタリア旅行に行った際、ベネチアに着いた途端「熱海みたいでいいですね」と言い放ったことに怒りを爆発。
また、昨年5月に自転車で空を飛ぼうとしたプライベート企画『E.T.チャレンジ』を振り返り、言い出しっぺの山口トンボを筆頭に、ツイッターのフォロワー、取り上げたスポーツ紙、さらにはアンチ西野まで「全員がバカになった」と述懐するのでした。

その山口トンボやNON STYLE石田とは各地のテーマパークを巡っており、70回も足を運んでいるというUSJや、サンリオピューロランド、はたまた富山のミラージュランドで遭遇した珍事で笑いをかっさらいました。

ライブも佳境に入ると、黒柳徹子さんやタモリさん、中田カウス・ボタンといった芸能界の大御所たちのエピソードを散りばめ、「ある大御所の一回もウケたがない話」として、下ネタすぎる逸話も飛び出します。

独演会の直前に行われた会見では、トークの内容を「15分、20分くらいしか用意はしてないです」と語っていた西野ですが、他にも「Yahoo!知恵袋サーフィンをしてしまう」くらい好きというYahoo!知恵袋でのやりとりや、小学校の時に転校生してきた外国人の“ダン君”とした10回クイズの思い出など、多種多様なトークで魅了。

そしてクライマックスは、満を持して相方・梶原雄太への愚痴や暴露話です。
飛行機内での梶原が、座席をリクライニングさせておきながら、うつ伏せで寝ていた…といったライトなものから、結成1年目でホテルの同室に泊まった際、暗がりで取った梶原の行動まで、ここぞとばかりに放出。

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最後は『はねるのトびら』でドイツロケへ行ったエピソードで締め(これもオチは梶原)、深々と頭を下げてからステージ去ります。
鳴り止まない拍手に応える形で再びステージへと登場した西野は、おもむろに「大好きな話」として後輩の父母のエピソードを語り、ブラックながらもほのぼのとしたオチでフィニッシュ。

満足気な表情を浮かべ、最後の最後に来場者へ感謝を述べようとしたところで、「西野さん」という影マイクの“天の声”が。状況がつかめない西野に、チケットは買ったものの台風の影響で来られなかった大分在住の人たちの存在を天の声が告げます。「…残念です」と漏らす西野の前に、犬のキャラクターがワゴンを押して登場!
ワゴンの上には、赤い布が被せられており、西野が恐る恐る布を退けると、そこには大量の紙束が積まれていました。
その1枚を手にした西野は、「2015年8月1日、西野亮廣独演会in日比谷公会堂…って書いてある」と読み上げ、来年分のチケットであることが判明すると、今日一番の拍手が巻き起こりました。

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「ナニナニナニナニナニ!?」と狼狽し、腰砕けとなる西野。天の声によれば、会場は仮押さえのためキャンセル可能だそうですが、再度大分から来られなかった人の話題になると、「やるやるやる!」と承諾する西野でした。

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「チケットの手売り、楽しかった思い出しかないって言ってたけど、まあまあしんどいから(笑)」と愚痴をこぼしつつ、「みなさま、今日はありがとうございました」と感謝を口にする西野。最後に「チケットの手売りしてます」とさっそく1年後の独演会に向け、告知してからステージを降りました。

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なお、2015年8月1日(土)開催の『西野亮廣独演会 in 日比谷公会堂』の詳細、最新情報は、公式サイト(http://nishino-dokuenkai.com/)でご確認ください。

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