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2014年10月 1日 (水)

キムラソニック2014ファイナル

3日間にわたる「コヤブソニック2014ファイナル」が終わった翌日の9月16日(火)、5upよしもとにて「キムラソニック2014ファイナル」が開催されました。その名の通りバッファロー吾郎Aが主宰するこちらも、2009年から続いてきた恒例イベント。コヤソニ同様「ファイナル」と銘打っての今年は、どんなメンバーがどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょう!?

立ち見も出る盛況のなか、オープニングアクトとして登場したのはパイセンこと矢野・兵動 矢野! 得意のナンバー、クレイジーケンバンドの『タイガー&ドラゴン』を熱唱します。歌の途中では、客席に下りて最前列のお客さんと握手を交わしたり、手にしていたバラの花を渡したり...(なぜかその後、返してもらうという謎の行動のおまけ付き)。

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矢野からバトンタッチされたのは、キムソニを仕切るこの男、バッファロー吾郎Aです。矢沢永吉さんの『止まらないHa〜Ha』を自作の"E.YAZAWA"タオル片手に歌い上げると、サビの部分ではお客さんも(タオルなしで)手を空へと振り上げて応え、会場は早くもライブさながらの雰囲気に! 歌い終わったAは矢野と固いハグ。このノリはその後、延々と続くことに...。

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ハグと握手の嵐が落ち着いたところで、もうひとりのMC兼唯一のツッコミ役である小籔千豊がステージへ。コヤソニでの奮闘ですっかり声を枯らしている小籔は、オープニングとは思えないローテンションぶりですが、意に介さず「お前ちょっと背伸びたな!」「昨日までの住之江の営業、かなりウケたらしいな!」と畳みかけるA。「なんでオープニングから何回もオッサンのハグ見なアカンねん!」という小籔からのクレームも、「どうしたんだ、機嫌悪いな〜」と軽くいなしてしまいます。小籔は「(コヤソニを含めた)4日間の中でこれが一番しんどいねん...」と、力なくつぶやいていました。

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いよいよ本格的に幕を開けたキムソニ、「この男がいないと始まらない!」と紹介されたのは、バッファロー吾郎・竹若。TRFの『EZ DO DANCE』に乗せ、キレのいいダンスを披露しましたが、よくよく見ると、これはダンスではなくエクササイズの方では...?との疑惑が。SAMさんをイメージした装いの竹若は、パフォーマンス後、小籔にエクササイズを指導しようとしましたが、「何がおもろいねん!」とキレられてしまいます。

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アイドルグループ・卯月は、吉本新喜劇・川畑泰史(バタヤス)、ぼんちきよし(つばさ)、銀シャリ・橋本(橋P)のトリオで『ありのままで』。歌唱力に定評のある川畑がメインボーカルを務め、残るふたりはダンスで華を添えます。最後の聴かせどころである「♪少しも寒くないわ」は、きよしの口笛ならぬ"歯笛"というオリジナリティあふれる表現スタイルを、Aは「ダンスと歌がマッチしてたよ〜」と大絶賛していました。

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「次は少し落ちるんだけどね。卯月とのバーターだから、温かい目で見てやって」と呼び込まれたのは、キムソニにもコヤソニにも皆勤出演を果たしているスチャダラパーの皆さん! 昨年まではコヤソニ出演日の翌日でしたが、今年は1日空けての開催。なのにわざわざ滞在を延ばしてまでキムソニに賭ける3人に、「おかしい!」と小籔は首をかしげます。今年、歌ったのはシャネルズの『ランナウェイ』。BOSEさんがメインボーカル、ANIさん、SHINCOさんがドゥーワップのコーラスを入れ、揃いのステップも披露します。Aによると、「個人的に『今年キムソニはどうなってますか?』とメールが来る」そうで、その意気込みには拍手と爆笑が起こっていました。

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「キムソニのイケメンと言えば!」(A)、そうこの人、シャンプーハット・こいでの出番です。チェッカーズの『星屑のステージ』を、"お尻の穴"をテーマにアレンジして歌うという独自路線を突っ走り、客席だけでなく出演者も大喜びさせました。

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「ハードスケジュールをギリギリで押さえた」という超売れっ子アーティストとして出演したのはレイザーラモンHG! 王道のハードゲイで登場し、リッキー・マーティンの『リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ』に乗って「フォー!」を炸裂させます。

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「ヘリで移動してます!」と豪語するHGに、小籔からは「こんなん暇のかたまりやで!」とすぐさま訂正が。その後、最近シュートボクシングを始めたというHGが「シュートボクシングとプロレスの違い」を解説することに。島田一の介のギャグ「おじゃまします」をそれぞれのイメージで表現したほか、指名を受けた川畑も自らのギャグ「カーッ!」を演じ分けて見せ、HGからお墨付きをもらっていました。ちなみに次の現場へヘリで移動しなければならないとのことで、HGはここで退場。

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吉本新喜劇の新座長として活躍目覚ましいすっちーは、Aによると「キムソニを始めてから一番伸びたヤツ」。「近所の子どもたちがみんなやってるアレを見たいよ!」とのリクエストを受け、吉田裕が登場してふたりで「ドリルすんのかい、せんのかい」を見せるのかと思いきや、現れたのはブリーフ姿の今別府直之!? 

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「間違ってるよ」と止める小籔を振り切り、ふたりは無理やり「ドリル」を演じましたが、Aはなぜかブチギレ。「ドリルって何だ! 見たいのはそんなんじゃない!」というAが求めていたのは今別府の乳首を触られるあのギャグだったというオチで、指名を受けたANIさんが棒で乳首にタッチ、「ピュッピュッピュッ...」と踊り出す今別府を見て、ようやく納得していました。

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しましまんず・池山心は、今年も自作のバラードを弾き語り。ところが途中から矢野とHGがビキニ姿で乱入し、それぞれにボディビルのポージングで競い合い始めました!

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目の前で激しくポーズされても笑うことなく歌いきった池山は、「目に入ってなかった」と、さすがの集中力。この後、HGと矢野から握手を求められると、矢野の方だけを冷たくスルーし続けていました。

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と、ここで突然Aが「ダンスタ〜イム!」と絶叫。アース・ウィンド・アンド・ファイアーの『セプテンバー』が流れ、出演者全員がダンスでアピールするこのコーナーも、キムソニのお楽しみ! イベント中、何度も繰り返されますが、なぜかAが指名する優勝者は必ずSHINCOさん。それぞれが見せる個性豊かなダンスも見ものです。

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キムソニは温故知新をモットーにしているとのことで、ここで投入されたのがミサイルマン・岩部扮する武将様です。数ある自作の"武将ソング"の中から、この日は『悲しき結び』を披露。伴奏を務めるのは"いろは"ことジェットゥーゾ・渡辺。いきなり語りから入るという掟破りなバラードで、お客さんを戦国時代へといざないました。演奏後は、渡辺が「のり茶漬けみたい」と称され、いつしか「のりさん」と呼ばれるハメに。新たなキムソニのスターが誕生した瞬間でした。

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チャリティにも力を入れているキムソニだけあり、趣旨にぴったりの「素晴らしいゲストを用意した」と言うA。レイザーラモンが佐村河内守さんに扮して登場し、間寛平のように杖を片手にステージ狭しと暴れ回りました。歌うは『交響曲キムソニ』...と言いつつ、佐野元春さんの『SOMEDAY』に乗せた「キムソニあるある」。「Tシャツが長い」というあるあるで喝采を浴びました。この後、Aからこいでに『サザエさん』のテーマ曲で「5upあるある」を、とのムチャぶりも。こいではアカペラで下ネタをしっかり交えながら「出演者全員トランクス」と歌いましたが、全くあるあるではないとの非情な判断が下されました。

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イベントも終盤に近付いたところで、期待の若手が集まるフレッシュコーナーも実施。アイロンヘッドが『ジョニー・B・グッド』をコント仕立てで歌ったほか、セルライトスパ・肥後と堀川絵美がSuperflyさんとトータス松本さんが歌う『STARS』に挑戦。どよめきが起こるほどの歌唱力とハーモニーを見せつけました。ヘンダーソン・子安は、ブラックなモノマネを入れ込みつつ氷川きよしさんの『きよしのズンドコ節』を。藤崎マーケットは「若者の水球離れをストップすべく」(トキ)水球のルールブックにメロウな曲を付けて歌い上げました。

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ここでAから「これまでオファーしても断られ続けてきた人がようやく出てくれる」との発言が。「誰!?」とざわつくお客さんの前に現れたのは、着物姿の近江のこかじろう! 江州音頭の数え歌の後、着物を脱ぎ捨てラメの衣装で桑名正博さんの『セクシャルバイオレットNo.1』を歌うという、誰も予想できない展開で度肝を抜きます。冒頭の江州音頭は出演者にも告げられていない真のサプライズだったようで、主宰者のAですら驚きを隠せませんでした。

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今回は「キムソニ青春SONGランキング」というコーナーも用意。銀シャリ・橋本による『もう恋なんてしない』、

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天竺鼠・瀬下による『15の夜』、

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すっちーによる『夢の中へ』(飴をまきながら)、

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宇都宮まきによる『蒼いうさぎ』(しっかり手話付き)と続き、

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最後を飾ったのは川畑泰史。その選曲にすべてを悟った小籔は怒りを爆発させましたが、「ガチでアンケートとったらこうなったんだよ!」としらばっくれるAでした。

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続いてもまたまたコーナー! 「キムソニ選抜じゃんけん大会」の開催です。司会に女と男・市川&坂田利夫の着ぐるみを迎え、出演者全員がじゃんけんで戦うことに。「豪華賞品がもらえる」としか告げられず、一体何をかけてのじゃんけんなのか全くわからないまま、勝ち残ったRGと田崎が決勝で対決。優勝した田崎には吉本人形焼きが贈られ大喜びしたものの、「これ何のじゃんけんやってん!」とあきれる小籔。そんな疑問の叫びも、Aの「ダンスタ〜イム!」にかき消されていきました。

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長かったイベントも残すところあと3組。キムソニでブレイクしたといっても過言ではない馬と魚が、「キムソニのMCおふたりの印象をそのまま歌にした」というオリジナルソングで登場しました。ところがAのことを誉めまくる一方、小籔に関しては「背高い」「髪短い」といった外見のみという偏った内容の歌詞。最後は客席も一緒になって「S・E・T・A・K・A・I(背高い)」のコール&レスポンスが起こるというカオスな状況に、小籔は不満タラタラです。

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この人も忘れてはいけません、ちゃらんぽらん冨好が続いて登場。サザンオールスターズの『蛍』を桑田佳祐さんの微妙なモノマネで聴かせてくれました。3時間も楽屋で出番を待ち続けたという冨好。歌った後はすぐに帰るのかと思いきや、そっとひな壇の端に座るというベテランらしからぬ行動で、またまた笑いを誘っていました。

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さあ、ついに大トリです! 「一気に勝負かけるよ!」というAがアナウンスしたのは、河内音頭の歌い手・河内家上り丸。そう、河内家菊水丸の弟子でもある銀シャリ・鰻が河内音頭で夏を締めくくります! ひな壇の最上段をやぐらに見立てて着物姿で音頭をとる上り丸に、出演者、客席からは手拍子が。お祭りムードたっぷりに盛り上げたものの、小籔からは「弟子入り4年でこの程度か!」とまたしてもダメ出し...。

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フィナーレが近付く中、Aから「実は今日でキムソニ最後なんだ!」と、わかっていたものの衝撃の告白! ラストということで「小籔に手紙を書いてきたんだ」とA。しかしその中身はといえば、「俺がやってたロックグループ、ミドルヌードも解散する」「昨日知ったんだけど、お前、肉食べられないそうだな!」などなど、「なぜそれを今、手紙で?」という内容ばかり。しかも「キムソニチルドレンと走ってきた8年間は俺の一生の宝物ファンキーだ!」と、「コヤソニより長くやっている」設定で開催年数をさば読みし、最後まで小籔をあきれさせたままでした。

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フィナーレは、「みんなで歌おう!」と呼びかけ、円広志さんの『ハートスランプ二人ぼっち』を客席と一緒に大合唱! 

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さらに、出演者が歌いながらサインボールを投げ入れるというフェス感たっぷりの演出で沸かせます。「皆さん、8年間ありがとうございました!」と最後まで微妙な嘘をつきながら、コヤソニに続いてラストとなったキムソニも、惜しまれつつ幕となりました。

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