『桜井雅斗のけん玉ライブ』
9月30日、道頓堀ZAZA POCKET'Sにて『桜井雅斗のけん玉ライブ』が行われました。吉本新喜劇の桜井を筆頭に、けん玉を愛し、けん玉を得意とする芸人たちが一堂に会し、その思いを語り、技を披露したイベント。お客様の中にはマイけん玉を持参されている方も多く、けん玉好きが大集合となりました。
オープニングは格闘技イベント風の呼び込みで、藤崎マーケット・田崎、ミルクボーイ・内海、アイロンヘッド・辻井、カバと爆ノ介・カバの順に登場。そして最後に桜井がステージに現れました。この5人はいわば「ゴールデンメンバー」だそうで、初の『けん玉ライブ』にして夢の共演が実現しました。
最初のコーナーは「けん玉トーク」。ゲストにコマまわしを得意とする吉本新喜劇・信濃岳夫を招き、トークを繰り広げました。
まずはけん玉を始めたきっかけから。内海を師匠と仰ぐ辻井は、けん玉歴2年。玉がけん先にスポンと入った爽快感に、一気に虜になったそうです。そして内海は小学生のころからという、このメンバーの中では大ベテラン。歴は16年ほどですが、うち15年は空白とか!? 芸人になり何か特技をと思った時、けん玉の記憶がよみがえったそうです。カバは辻井が楽しそうにやっているのを見て着手。歴は辻井よりちょっと浅いぐらいとのこと。田崎は約3年前、番組のロケでけん玉に初挑戦。空からパラシュートで降りてくる玉をけん先に収めるという挑戦で、朝から夕方まで挑み続けるも全く成功せず、最後の最後に収めた快感で、これまた虜となったそうです。そして『けん玉ライブ』の首謀者であり、メインMCも担当している桜井は、歴は何とたったの2か月。田崎から「そんなん、イベントやったらあかんやん!」とツッコまれるなど、意外な歴の浅さに皆、驚きを隠せない様子でした。
けん玉歴の一番長い内海はけん玉協会に加入しており、ミルクボーイの単独ライブではお客様の目の前で初段の試験を受けたそうです。小学校の恩師が検定員で、判定の厳しさに驚きつつも無事、初段合格。舞台では、その時の様子を辻井とともに再現していました。
ゲストの信濃は、小学生のころからコマをしており、その歴ざっと22年。ですが、内海同様21年は空白だとか。
続いて"けん玉あるある"を。実はけん玉はけん先が取れやすくなっているそうですが、「初心者はそれを知らないので、"ちょっと貸して~"と言って使って、けん先が外れて、壊したと思って慌てる」(辻井)、「うまく玉が入らなかったら、神の手を使う」(桜井)などが挙げられました。ほかに「思いついた技は、たいてい全部ある」(田崎)。けん玉の新しい技を考案するも、調べるとすでに存在しているのだとか。また、「人前でやればやるほど失敗する」と桜井、けん玉は緊張感も伴う遊びとのことです。信濃も"コマあるある"を。「楽屋でやっていたら先輩にけがさせる」。コマの縁にある金属は硬く、当たると痛いそうです。
一方、「けん玉ブームが来ている」と田崎。海外では子どもたちを中心にこぞってけん玉をやっており、中には玉がライトで発光する近未来的なけん玉もあるとか。桜井がこの日かぶっているキャップも、デンマークのけん玉ブランドのものだそうです。信濃も負けじとコマをアピール。愛知には「コマのたけちゃん」という強豪がいるそうです。
そして「けん玉てっぺんバトル」のコーナーへ。1度に3人ずつ、指定されたけん玉の技に挑戦するというもの。1つの技に3回までチャレンジでき、成功するごとにポイントが加算されます。内海・カバ・桜井のチームと、田崎・辻井チームに別れ、田崎・辻井チームにはお客様が一人参加されました。「世界一周」「日本一周」「飛行機」「天中殺」など、けん玉の技としてはよく知られるお題が次々と出され、挑戦するメンバーたち。難易度の高いものから基本までと幅広く、決ったり決まらなかったりと舞台上で一喜一憂。この中で最も得点を稼いだのが、ベテランの内海。一つ一つの技を確実に、冷静に決めていく様は、貫禄もあり、さすがでした。また、お客様の中から参加されたアサノさんも技を決めイベントを盛り上げてくださいました。最後は辻井から参加賞として金のけん玉をプレゼントされました。
バトルは大喜利もあり。大喜利回答権は「世界一周」という技を決めることというルールも設置、まずは「こんなけん玉はイヤだ」から。「おでんの出汁でしゅんでいる」(辻井)、「紐がバネ」(カバ)などがありました。「けん玉に新しくついた機能は?」というお題では、下ネタとも捉えられかねない田崎の回答に微妙な空気が。「そういうつもりはないのに!」と不本意であることを訴える田崎ですが、マイナスに。「けん玉に興味のない人に一言で魅力を伝えよう」というお題では、「世界平和」(桜井)との回答が。そして、この大喜利で最も得点を稼いだのは辻井でした。
先のバトルで内海に次いで2位だった辻井は、大喜利で内海を抜き、1位に。賞状と副賞が授与され、副賞はマニアの中では高価で有名なけん玉...のはずが、箱を開けてみると初心者用のけん玉で、「これからけん玉を始めてほしい」とお客様に急きょ、プレゼントすることに。予定外だったじゃんけん大会が始まり、賞状もサイン入りにしてプレゼントしていました。
フリースタイルでけん玉を披露するコーナーもありました。最初は無音の中だったので、緊張感も高まります。けん玉は集中力を要するだけに、ピリッとした雰囲気になっていました。途中からBGMが流れ始め、そんな中で次々と技を決める様はストリートダンスの1シーンのようでもあり、芸人たちも輝きを増していました。
最後は信濃も交えて"けん玉コント"を。悪の怪人"コマまわしなちゃん"と地球を救う正義のヒーロー"ケンダマン"によるバトルが繰り広げられ、けん玉のみならず、信濃のコマの技も楽しめました。
第1回ながらボリュームたっぷりだった『けん玉ライブ』も以上でお開き。「また第2回と続けられるように...」と桜井、終演後はロビーでお客様をお見送りし、イベントを終えました。
藤崎マーケット・田崎のYNN動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/292
ミルクボーイ・内海のYNN動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/991
信濃岳夫のYNN動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/32476/
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