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2014年10月14日 (火)

性格の悪いネタをするライブ(10/4)

10月4日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『性格の悪いネタをするライブ』が開催されました。

2度目の開催となる、こちらのライブ。MCを務める田畑藤本・田畑によると、「最近、∞ホールでネタをやっている中で"性格悪いな、このネタ"と思わせた芸人達を集めて、そのネタを披露して笑っていただこう」という主旨だとか。結果、1度目と同じ芸人が再び集結したそうです。ちなみに、田畑は"性格のいい芸人"代表として、MCを任されているとも話していました(相方・藤本がいると違って見えてしまう、とか)。
客席を見渡し、「お客さん多い!」と驚く田畑。「でも、このタイトルのライブを1500円払って観に来ようと思う皆さんの性格が悪いわ!」といじるも、言われたお客様はニヤニヤと笑うばかりです。

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トップバッターのTEAM BANANAは、女友達の関係性にありがちな牽制する距離間でのしゃべくり漫才を披露。山田の意見を否定的にとらえるだけでなく、自分のことはめちゃくちゃポジティブに話す藤本。女性なら"あるある!"と頷いてしまったかもしれません。

Img_6172 続く、らせんは"痩せてモテたい"と呟く富田に、小林が思いもよらぬ直球をぶつけるところから始まる漫才。すっとぼけながらも逃げ道を一切つくらせず、確実に追い込んでいく様は圧巻です。

Img_6176 サンシャインのコントでは、「実は本当の父親ではなかった」と父に扮する坂田が告げると、息子扮する信清が思わぬ反応を!"これは確かに性格悪い! 性格悪すぎる!"と、このライブに選ばれたことが頷ける驚く展開です。

Img_6183 さまざまなキャラに変化する横澤夏子が、今回コントで演じるのはうっとうしい女。空気が読めないだけではなく、笑い方にも個性的な特徴があって......。演技だとわかっていながらもイライラするキャラクターづくりはさすが! 田畑も「夏子、頭おかしいでしょ」と呆れていました。

Img_6197 相席スタートはいつもの漫才スタイルではなく、山﨑が実践しているという日常の些細なイライラ解消法を伝授するというネタ。普段のネタでは山添をとことん追い込んでいくなど、ある種の女性的なかっこよさを感じるほど凛としている山﨑ですが、イライラをぶつける様にはちょっぴり可愛らしさも......!? 横で聞いていた山添は、「よう溜まってるなぁ」とけらけら笑っていました。

Img_6212 芸歴2年目のシャットダウンは、ボケ・伊藤のある女性芸能人の結婚にたいしての悲しみ方がおかしくて......。ある種、初歩的な"性格の悪いネタ"という印象も。

Img_6221 ニューヨークは、最近流行りの若者像へ迫ったコントを。嶋佐演じる友人に気持ちよさそうに語らせておいて、最後の最後、「嫌じゃ!」という否定で奈落の底に突き落とす屋敷。彼ららしい、味のある展開が光ります。

Img_6238 トリを務めるのは、囲碁将棋。銭湯で文田が起こしたある出来事から、2人の言い合いが勃発。反論する根建の意見の方向性がさらにおかしく......。あるワードを数十回連発するというしつこいしゃべくり漫才は、ある社会的な(?)問題にまで発展していきました。

Img_6246 最後は全員出演の「間違い探しコーナー」。数枚の写真を見ながら、間違いを探すというシンプルなゲームながらも、"悪い"視点から見た答えを次々と出していく出演者たち。最後の最後には、ニューヨーク・屋敷から「問題を出した作家が変!」という問題提起まで飛び出しました。

Img_6254性格の悪いネタの数々に、大いに笑うお客様。静かに着席しながら、くすくすと笑う様はある意味、衝撃的だったようで、エンディングで屋敷に「あなたたちが普段のライブに来たら、∞ホールは変わります! 来て下さい!」とまで言わしめるほど。そんな言葉にも、ニコニコと笑う余裕っぷりでした。

Img_6266 徐々に観客が増加しているこちらのライブは、今後も開催予定だとか。メディアで披露できないのはもちろんのこと、ライブレポートにも書けないネタの数々を、ぜひ劇場に足を運んでご覧ください!


●ヨシモト∞ホール
http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/


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