よしもとニュースセンター

11月4日（火）、山田スタジアムの阪神ファンミーティング「笑虎会」が、道頓堀ZAZA HOUSEにて開催されました。ご存じの通り熱狂的なタイガースファンである山田とともに、今シーズンを笑いを交えて振り返るこのイベント。客席にもレプリカユニフォームを着た多数のタイガースファンが集まり、まさに"ファンミーティング"の雰囲気でワイワイと盛り上がりました。




オープニング、ステージに登場した山田は開口一番「阪神タイガースにマジック143が点灯しました！」と高らかに宣言。既に新たなシーズンが始まっていることをアピールして沸かせます。お客さんはタイガースファンのみ...と思いきや、ファイターズファンの方を見つけると、「来シーズンの偵察か！」とツッコミも...。現在、兵庫県住みます芸人として武庫川に暮らす山田は、今年から『MBSベースボールパーク番外編』『豊永真琴のベースボールパークEXトラ！』（MBSラジオ）にレギュラー出演。甲子園球場の取材証をもらい、タイガースの試合が毎試合見られるようになったため、「今年は例年になく（試合を）見ました！」とうれしそうに語ります。

この後のトークでは、クライマックスシリーズでジャイアンツに勝ったことを喜ぶ一方で、「案の定、4連敗...なぜ大事な試合で連敗するんでしょう」と日本シリーズでの不調を嘆いた山田。今年はドラフト会議も見に行ったそうで、テレビ中継にばっちり映り込んだ、とも。現場で仕入れた一般人が知らないドラフト裏話を披露するなど、本編に入る前からおしゃべりが止まりません。

いよいよ最初のコーナーへ。「2014年阪神タイガース振り返りトーク」と題し、ボードに貼られたさまざまな事柄を、お客さんと一緒に語らっていきます。タイムリーな新井選手退団のニュースに始まり、鳥谷選手のFA宣言については「ショートどないすんねん」と悩ましそう。客席からも次々と意見が飛び出し、コミュニケーションをとりながら進められていきます。




と、ある項目から金本知憲さんの話になると、客席にいた金本さんのモノマネで知られるカネモッチ選手がステージへ！　山田はじめ全員で歌うヒッティングマーチに乗せ、さまざまなモノマネ芸を披露。「打ち合わせ何もしてない」（山田）とは思えぬ息の合った好プレーを見せてくれました。




「36年ぶりの復活タイガースガールズ」では、「これは他チームのマネじゃない！」と力説。「調べると、阪神が日本で初めてチアガールを作ったんですよ！」とトリビアを聞かせ、お客さんをうならせます。「マートン、ゴメス、メッセ、呉昇桓 各タイトル獲得」について語る際には、「こんだけおってなんで優勝できへんかってん！」と魂の叫びが炸裂。ほかにも「浜中、藤本2軍コーチ就任」「交流戦で失速の11位」などなど、2014年のタイガースを語るうえで欠かせないテーマがてんこ盛り。あまりの言いたい放題ぶりに、ハッと我に返り「阪神の関係者の方、来てないですよね...？」と確認するひと幕もありました。




そしてやはり、いくら語っても語り尽くせないのが、クライマックスシリーズのジャイアンツ戦です。4戦目の1回表にマートンが放った3ランホームランに触れ、「ホームランそのものを見るんじゃなく、バックネット裏にいたオレンジのタオルを肩からさげてる人が『アーッ』と言ってる顔を見て飲む酒がうまい！」とご満悦。「あの4戦の映像だけで一生お酒が飲める」としみじみ語ったほか、試合時に感じた巨人ファンと阪神ファンの温度差についても分析。お客さんは終始爆笑しながら、何度もうなずいていました。

続いてのコーナーは、フリップを用いての「ココが変だよ！阪神タイガース」。まずは「試合中が変！」と題し、山田が常々思っているコトをぶつけていきます。「DJがダサい」では、いでたちなどにも細かくツッコミ。「タイガースフラッグを持って選手をお迎えください」とアナウンスされるにも関わらず、「誰もフラッグ持ってないやん！」という謎も紹介し、「持ってる人います？」と客席に呼びかけると、持参している人がひとりだけ...。「ライナービジョンの目のアップ怖い...」には共感の笑いが起こっていました。さらに、イニング間のイベントとして催されている企画についても、「キー太に3連勝しても何もなし!!」「キリンダンスチャレンジめっちゃ盛り上げても結局は最後の人」「ひーやんの乾杯のタイミングわからん!!」など「なんでやねん！」の思いが次々と...。




「グッズが変」のテーマでは、実際に山田所蔵のグッズを持ち込んでトーク。常々「街なかでも身に着けられるものを」と願っている山田は、「開幕記念帽子めっちゃダサい!!」のが我慢ならなかったよう。「当たっても誰もかぶらない！」と訴え、自身が愛用するメッシュキャップを手に「こういうのにしてほしい」とリクエストしていました。「来場者プレゼントウル虎ユニホーム生地ペラペラ！」で語られた現物が登場すると、あまりの薄さに笑いが止まらなくなるお客さんも。ちなみに今年のものは大丈夫だったそうで、「あれは絶対、発注ミス」と確信する山田でした。




また、どうしてもハッキリさせたいこととして、「メガホンちゃう!!　応援バットや!!」という主張も。「前から言おうと思ってた」とのことで、「みんなよく『あ、メガホン忘れた！　買うてこな！』とか言うてるけど、これは応援バット！　メガホンはこれ！」と現物を並べて違いを呼びかけます。




「ファンが変!!」というテーマでは、タイガースファンが甲子園に行った際、自身の座席からの風景を撮影し、「今日はここから」とSNSにアップしてしまうという性癖を指摘。「僕のfacebookのタイムラインにずらーっと同じような『今日はここから』が並ぶ。あれは何!?」と笑わせました。「何の根拠もない『お前が行ったら負ける』」は、誰にもある不思議なファン心理としてお客さんも大いに納得。ヒッティングマーチの歌詞のない部分にまでなぜか歌詞をつけてしまうという現象は、「阪神ファンは黙ることが嫌いなの!?」と疑問を投げ掛けていました。最後は「『明日も勝つ!!』のトラウマ半端ない」。かつて新庄剛志さんがこの言葉を発した後にタイガースが12連敗したことから、いまだにファンの呪縛となっていおり、これに近い内容をツイートすると「いらんこと言うな」というリプライがドッと来るんだとか。客席は「そうそう！」と大爆笑、「このトラウマを払拭して優勝していただこうと思います！」という締めくくりの言葉に、大歓声が起こりました。




エンディングは、時間がないながらもリクエストを受けてのモノマネ大会！　空振りするマートン選手や上本選手の完全コピーなどを披露すると、お客さんはヒッティングマーチを歌いながら大喜び。「またシーズンが始まる前に、こういうイベントをやりたいですね」との言葉には、期待いっぱいの拍手が送られていました。

【山田スタジアム】