学生を対象とした、吉本興業インターンシップ「よしもと冒険」セカンドシティコースが開催!
12月中旬の4日間、『吉本興業インターンシップ「よしもと冒険」セカンドシティコース』が行なわれました。
こちらは学生を対象としたインターンシップで、弊社では初の試み。
「よしもと=お笑い、劇場、マネージャー」というイメージを持っている方が多いと思いますが、弊社では早くからデジタルコンテンツをパソコンやスマートフォンで楽しめるプラットフォームづくりを進めてきました。今回のインターンシップはコンテンツの多様化が急進する現在において、そういった分野に興味を持つ学生のみなさんに、弊社に興味を持ってもらおうというものです。
10月に開催された第1弾では「ロボット研究所 Pepperコース」としてSoftBankのロボット「Pepper」を用いて、ロボットエンターテイメントを、第2弾の「OmOコース」では弊社が運営するYouTubeチャンネル「OmO」などのデジタル制作を体験しました。
今回開催された「セカンドシティコース」は、弊社で進めているアメリカ・シカゴを中心に活動しているコメディ集団「セカンドシティ」の即興コントシステムと日本の笑いを融合させた「セカンドシティプロジェクト」や、海外のコメディやエンターテインメントに興味を持つ学生を対象に行なわれました。
初日はセカンドシティの全体像を把握したのち、後藤ひろひとによる「アメリカンコメディと日本のコメディを融合させる取り組みに関して」というテーマの講義や、2丁拳銃、2700らとの座談会を聴講。2~3日目はマシ・オカさんによる「セカンドシティワークショップ」を体験し、12月1日(月)から14日(日)まで東京・PALAZZO DUCALE AZABUにて開催した『THE EMPTY STAGE』にてチケットのもぎりや誘導などの現場研修を行い、同作を観覧しました。こちらでは、4日目に行なわれた課題発表会の様子をレポートします。
『THE EMPTY STAGE』を鑑賞して出された課題は「自分が吉本興業のセカンドシティプロジェクトのリーダーなら、このプロジェクトをこの先こう発展させる、というプランを立ててください」というもの。マシ・オカさんやプロジェクト担当スタッフが見守る中、参加学生12名は1人ずつ、発表しました。
即興芸をコンセプトにしている「セカンドシティ」だけに、参加学生からは立食パーティスタイルにして、観客も参加してもらうかたちを取ったほうがいいという意見が多数出ます。
お笑いを見慣れていない人や幅広い世代に興味を持ってもらう手段としては、ショートストーリーにして観やすい環境をつくったり、企業参加型のイベントのようにさまざまなブースをつくって楽しませるなどの提案が。キャストに関しては、無名な芸人を多く起用して街コン的なイベントにするという意見や、大阪で公演を行うことを想定して著名な芸人をキャスティングした豪華なつくりにするという意見など、さまざまな発言が出ます。学生達のそれぞれの意見を訊きながら、マシ・オカさんも積極的に質問していきます。
また、「Yes, and」という肯定から想像を引き出すコミュニケーション術を大事にしている「セカンドシティ」だからか、教育や福祉に用いてはどうかという意見が多くの参加学生から出されました。現在、義務教育ではダンスの授業が取り入れられていますが、それと同様に「セカンドシティ」を教育システムとしてパッケージ化するという具体的な提案もなされました。
よしもとの都内の劇場全てに足を運び、『THE EMPTY STAGE』の宣伝状況を調査したという参加学生も。ポスターによるPRについても「もっと内容がわかるものがいい」という、観客目線に立った学生らしい意見に、弊社社員は「担当者に伝えます!」と即座に答えていました。