正月嶋佐大喜利~HA.TSU.HI.NO.DE~
1月2日(金)、東京・ヨシモト∞ホールにて『正月嶋佐大喜利~HA.TSU.HI.NO.DE~』が開催されました。
こちらは、ニューヨーク・嶋佐主催の大喜利ライブ。昨年のお正月からスタートし、これまで『春分嶋佐大喜利~O.HA.NA.MI~』『常夏嶋佐大喜利~HA.NA.BI~』と3回開催されていますが、全て出演メンバーを入れているんだとか。ちなみに、サブタイトルも毎回変えているらしいのですが、本人はそのことに全く触れないそうです。4回目となる今回は、90分の拡大版で行なわれました。
きらびやかなオレンジの作務衣姿で登場した嶋佐。「明けましておめでとうございます。年3回というなんとも言えないペースでやっていますが、僕はこのライブに愛があるのでこれからも続けられたらと思っています。どうかよろしくお願いします」と、締めのようなコメントで挨拶します。
「2014年はいろいろありました。今年もいい年にしたいと思ってますし、『嶋佐大喜利』が盛り上がってくれたら今年もよくなるんじゃないかなと思います」と意気込みました。
MCは、相方・屋敷。前半は仲のいい同期や近しい先輩、後輩などによる『フレンドリー大喜利』を。メンバーは相席スタート・山添、カゲヤマ・益田、デニス・植野、ゆにばーす・はら、やさしいズ・佐伯、いぬ・有馬、嶋佐です。
すぐに大喜利を始めるのかと思いきや、一人ひとりを紹介し始める嶋佐。「山添さんはダントツで優しい。僕が女性なら付き合いたい。益田さんは山添さんとは違う優しさがある」と話すも、屋敷に「もう"優しい"かぶりしてるやん」とツッコまれます。「徹(有馬)は同期で、バイトも一緒で、NSCのクラスも一緒で、家も近所。同期の中でトップ5に入る仲の良さ。志がいい。いちばん真面目」と説明すると、「真面目って、大喜利に影響しないですか?」と動揺する有馬。「行雄ちゃんも同期で、レギュラー番組でも一緒。釜の飯を食った仲」と言うと、屋敷がまたぽつりと「同じ釜かどうかはわからんのかな」と指摘するなど、かなりふんわりした紹介が続きました。
床に畳を敷いてから、いよいよ大喜利スタート! 出演者はノンアルコールビールで、お客様は会場で配られるオロナミンCで、はらの音頭に合わせて乾杯。のちには、正月らしくおせち料理も出されます。
最初のお題「普通のおみくじでいちばんいいのは大吉、ではIKKOおみくじでは何?」では、最初に答えた有馬の答え「一幸」が秀逸で、「むっちゃいい! 座ぶとんあげたい!」と誉める屋敷。嶋佐も「徹のいいところが全部出てる」と満足げ。が、その後に出された植野のぐだぐだな返答に、すぐさまお題チェンジに。続くお題で山添は、1回答えを出した段階で「もうあげなくていい」(屋敷)と止められてしまいます。
その後も「写真で一言」「2人で答えなさい」など、さまざまな大喜利に挑戦。「2人で答えなさい」では、思いもよらない言葉の掛け合いに大きな笑いが起こりました。
「これにケンカを売ってください」では、またもや屋敷に「一人だけ小学生大喜利」とあざ笑われる山添。その後の「3人で答えなさい〜斬新すぎるバンドは?」でも、"ヌンチャク"という答えに「一人だけなんか違う」(屋敷)とダメ出しが。その後、屋敷から"ヌンチャク"縛りが言い渡されると、ほかの出演者がバシバシと答え始めるなど、大いに盛り上がりました。
結果、MVPは黙々と答えを出して笑いを起こした佐伯に。嶋佐も「縁の下の力持ち」と賞賛し、ポケットマネーからお年玉を出します(佐伯曰く、「中身はチケット代と同じくらい」だったとか)。果敢に答えながら、そのウケ具合からいじられ続けた山添。屋敷から「FW」と称されると「俺、FWやったん?」と驚きを隠せない様子でした。
『ストイック大喜利』には、犬の心・押見、ジャングルポケット・おたけ、チョコレートプラネット・松尾、GAG少年楽団・福井、POISON GIRL BAND・吉田、嶋佐。MCは変わらず、屋敷が務めます。
嶋佐が「僕が大好きな、ちょっと芸歴の離れた先輩とガチンコで大喜利をしたいなと思いまして」と説明すると、「そういうことで呼ばれたなら嬉しいわ」と嬉しそうなおたけです。
最初のお題「初詣で"このお寺メルヘンチックだな〜"。どんなお寺?」で、大きな笑いを起こした松尾は「めちゃくちゃ嬉しい!」と喜びを露に。先ほどのコーナーとは違って、はにかみながら答えを出す嶋佐に、屋敷は「嶋佐はね、不安な時、僕だけを観るんですよ」と笑います。
しょっぱなからイラストで答えを描き続けるのは、押見。も、なかなか笑いを起こすことができません。
3問目に突入してもなお続けていると、屋敷がついに「なんで絵で描くんすか?」と質問。押見は「悔しいからだよ!」と大声で言い切ります。この直後に文字での解答に以降するも、観客の反応はイマイチ。押見は「あれ? 俺、ウケないよ」と動揺を隠せない様子でしたが、5問目にしてついに爆笑を起こすと大喜び! お客様からも拍手が起こりました。
これまで快調に笑いを起こしていたおたけは、「写真で一言」になってからは「やべぇ、全然出て来ない」とぽつり。その後の問題の最中には「もう何も出て来ない。疲れちゃった」と発言するなど相変わらず自由な彼を尻目に、大喜利に定評のある吉田や福井は次々と答えを出し続け、爆笑を取っていました。
結果、吉田が優勝。劇場から出された祝儀袋を受け取り、「おたけとかのほうが答えを出していたのに、(賞金がもらえて)嬉しいですね」と静かに喜んでいました。
全ての対戦を終え、「今までの『嶋佐大喜利』で、いちばん面白かった。毎回そうなんですけど、ちゃんと面白さを更新している」と満足そうに総括する嶋佐。「ひとえに皆さんのおかげ」と感謝しつつ、「また季節が変わる頃にやると思います」と宣言した途端、「もう1回呼んでくれないかな?」と言い出す押見。『ストイック大喜利』の間、ずーっといじられ続けていた屋敷には「毎回こういう人いますよね」と言われていました。
大喜利はもちろんのこと、考えている最中のトークや屋敷と出演者の絶妙なやりとりも楽しめる『嶋佐大喜利』。次回開催の際には、是非とも足を運んでみてください!
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