よしもとニュースセンター

２／１（日）、よしもと祇園花月で近畿地区の「住みます芸人」よるユニットライブ「関ズミ∞（仮）ライブ〜近畿住みます芸人大集合〜物産展もあるよ！」が行われました。「あなたの街に"住みます"プロジェクト」は、2011年にスタートした地域密着型プロジェクト。全国47都道府県それぞれに「住みます芸人」が実際に居住し、その地域で芸能活動などを行うというものです。今回は、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の近畿二府四県8組の住みます芸人が結成したユニット「関ズミ∞」によるライブ。コンビから女性ピン芸人、落語家まで、バラエティに富んだメンバーがネタあり、コントありのスペシャルライブを繰り広げました。

ライブ当日の京都市内は、朝からうっすら雪の積もるかなりの寒さにも関わらず、ロビーでは物産展が行われるなど会場の熱気はかなりのもの。和歌山から泊りでという人や、岐阜から「たまたま来た」という人など、客席もいろいろな土地からやってきた多くの人たちで埋まっています。まずは住みます芸人たち、それぞれのネタが披露されます。トップバッターは和歌山のわんだーらんど。みかん農家のおじいさんとおばあさん、みかんから生まれた桃太郎などが登場する和歌山らしいネタを見せてくれます。

続いては兵庫のかわばたくんのコント、さらに京都の月亭太遊の落語へと続きます。かわばたくんは、一度聞いたら耳について離れなくなる印象的なテーマをバックに自転車で登場。ウソか本当かわからないあるあるネタのあと、客席といっしょに盛り上がるネタを披露。今回、唯一の落語家、月亭太遊は「落語と思わんとってくださいよ」と言いながら合唱部のネタを。思わぬ美声に客席からも拍手が巻き起こりました。

定番のユニフォームに身を包んで、漫談を披露したのが兵庫の山田スタジアム。選手のモノマネや、プロ野球各チームのファンのネーミングを次々に披露するというらしさたっぷりのネタで客席を沸かせます。

後半は、大阪のspan！からスタート。大阪住みます芸人という立場の苦労や気持ちからネタに入り、大阪人の特徴のひとつ「せっかち」をテーマにリズムよく笑いを重ねていきます。

独特の間合いが持ち味なのが、奈良のゆりやんレトリィバァ。真っ赤なワンピースで登場し、英語と日本語をミックスしたあるあるネタが大いにウケていました。京都のタナからイケダの漫才は、京都の名物や地名をネタに入れたもの。出町柳ゲームに観客は大爆笑です。トリは滋賀のファミリーレストラン。琵琶湖をデザインしたオリジナルのTシャツや滋賀発祥と言われる「天の羽衣伝説」など、地元色をたっぷり盛り込んだ漫才を聞かせます。二府四県、それぞれの個性が十分に感じられるネタに、会場は爆笑に包まれました。

続いては、スペシャルコント「頑張れ！ 関住レンジャー」。物産展を舞台に、メンバー扮するヒーローや悪役が大暴れするストーリーです。「鹿の糞ブラウン」、「舞妓はんホワイト」など、登場する「キンキ住みますレンジャー」は、レッドがなぜか2人いるなど、ツッコミどころ満載。悪役である「物産展嵐」から、一人ずつダメ出しされていきます。が、「ブルーギルブルー」こと、ファミリーレストラン ハラダが反撃。「物産展嵐」のリーダー、ファミリーレストラン しもばやしの家庭内裏話を持ち出しますが、最後にはキックを入れられてしまいます。ほかにも、ほとんど効かなさそうな必殺技を繰り出すなど、やりたい放題の関住レンジャーたち。コテコテの笑いに会場は大いに盛り上がっていました。

コントのあとは、メンバー全員がステージへ。それぞれが地元のおすすめ名産品を紹介し、ライブはあっという間に終了。しかし、お楽しみがまだありました。なんと終演後のロビーに、メンバーが登場。会場を出る観客を見送るなど、最後まで盛り上げてくれました。

地域に密着した活動を続ける、各地の住みます芸人。そして近畿の「関ズミ∞」メンバーたち。これからもその活躍から目が離せません！

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