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2015年3月 1日 (日)

8.6秒バズーカーがデビュー11カ月で最短NSC初講義!

3月1日、NSC大阪では2015年度入学募集に際して、本学院に興味を持っていただいている方々に向け、学院説明会をNSC本校にて開催しました。そこに登壇したのが、今年大ブレイク中の8.6秒バズーカー。デビュー11ヶ月にして最短NSC初講義となりました

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NGK単独公演など最短最速記録を続々塗り替えている二人が未来のスターの卵たちに芸人としての心得を伝授。NSC33期生のピン芸人、堀川絵美の司会進行のもと、講義が始まりました。

まずは、それぞれの芸名の由来について聞くと、はまやねんは「NSCの最初の授業で個人名を決める時間があって"はまやねん"にしました。(命名に際して)神が舞い降りてきました」。ふたりは中学の同級生で、大学を卒業後にNSCに同時入学。入学を決めたのは、願書の最終受付の3月でした。そこで「面接であんまりいらんことせん方がええですよ」とアドバイスする田中シングル。「"漫才やります"って言って、めちゃめちゃ声が小さくて、落ちてる人もいました」と記憶も新しい様子。入学して間もない頃の思い出も飛び出し、「こんなに厳しいのかと思いました。ここは軍隊かと」(田中シングル)と、礼儀を重んじる校風に驚いたそうです。ですが、「その厳しさは大事だと思います。ちゃんと礼儀学べました。僕たちは大学を卒業して入ったので、年下の先輩もいて。最初は"年下になんで偉そうにされなあかんねん"って思っていましたが、先輩後輩の概念が完全に変わりました」(田中シングル)と振り返りました

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そして赤の上下にサングラスという二人のトレードマークともいえる衣装について堀川に尋ねられると、「NSCに入って3回か4回目くらいのネタ見せから、この衣装でやってました。最初は僕らだけ衣装を着ていてめっちゃ恥ずかしかったです。"やる気満々やん"って思われてそうで。でも先生に褒められたら、みんな真似してました(笑)」(田中シングル)。

メディアの第一線で活躍している講師陣もNSCの魅力の一つ。印象に残った授業はラッキィ池田さんと木村祐一の授業だったそうです。「いろんな講師の方に会えますし、テレビに近いところにいらっしゃる講師の方がNSCにはいます」と、テレビ出演のチャンスも転がっていると田中シングル。はまやねんも「そんな講師の方に成長過程を見てもらえて、存在も覚えてもらえます」とアピールしました

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史上最速のNGK公演にDVD発売と、この大ブレイクをどんな気分かと堀川に尋ねられると、「僕ら自身、現状を把握できていないです。武器を持つ前なので、ただこなすしかない。でも、すごくありがたいです。この爆発力はよしもとだからこそだと思います」と田中シングルが語るも、「お金はシビアですけど(笑)」と本音を吐露するはまやねん。「よしもとじゃなかったらこんな不満を抱くほど売れさせてもらえませんでした。よしもとはいいところです!」とすかさず、田中シングルがフォローしていました。

と、ここで堀川の態度が豹変。「お前たち、調子に乗っていていいのか!」と喝を入れると「二人のことを最初から見ていらした本多先生に来てもらいました!」とNSCの現役講師である本多先生を呼び込みました。NSC9期生から教えているというベテラン講師の本多先生。「ナインティナインのボケとツッコミを逆にして、今がある」など、数々の逸話も持つ本多先生は、初講義の8.6秒バズーカーを見て開口一番、「声小さいわ、もっとはっきり、元気に!」とダメ出しを。そんなダメ出しにも懐かしさを感じていた田中シングル、「在学中、やりたいことはわかると褒めてくださったのは本多先生だけでした。でも、そのあと、お前らキレないわ。オリエンタルラジオを見習えって言われました」。初期の"ラッスンゴレライ"から見ていた本多先生。「最初は、"ら? 何て言ってんの?"という感じでしたね。手も足もバラバラやし、"オリラジみたいに動くなら、揃えろよ。キレないな!"って言ってましたね」と当時を振り返りました。他にもたくさんのアドバイスがあり、衣装のベルトやサングラスの形を揃えるのも本多先生からの助言があってのことだったそうです

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講義中にも本多先生から「しゃきっとして話して! 力を入れてしゃべって!」とゲキが飛びます。そのたびに「そういうふうに言われることがないので...」と嬉しそうに話す田中シングルでした。

最近の飛ぶ鳥を落とす勢いの8.6秒バズーカーの活躍ぶりには、「次のネタがないと」と本多先生。「次も、その次もどうするか。そうしないとブームで終わってしまう。そうならないように。自分たちもわかってると思うけど」とアドバイス。本多先生は8.6秒バズーカーがテレビに出始めた頃から、そうやって声をかけてくださっていたことから、「自分たちが何をしたら分からない時は、NSCの先生に相談した方がいいですよ」(田中シングル)とポイントを説いていました。

堀川も本多先生にダメ出しをされたことがあり、一心不乱にネタをしていたところ、「洋服の中が見えすぎや」と言われたそう。その一言が、ネタに集中してもらえる衣装を考えるきっかけになったとか。そんな堀川ですが、本多先生曰く「ブラマヨの小杉が一番声が大きくて、その次の堀川でした」。芸人にとって声の大きさがいかに大事か、この日の講義で何度も話題に上がりました。

先日から、8.6秒バズーカーに入れろというアピールをしているキングコング・西野の話題にも触れ、「それは俺が西野にやれって言いました」と本多先生。8.6秒バズーカーという名前が覚えにくいことから、周知するために仕込んだようです。そして「コンビ名を"ラッスンゴレライ"にしてまったらいい」と改名のアドバイスもありました。が、8.6秒バズーカーのふたりは、「おしゃれな名前」と気に入っているようでした

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この1ヶ月の8.6秒バズーカーのふたりの平均睡眠時間は一日1時間~3時間程度。「始発で東京に行って、大阪に戻って、また東京に移動して収録。次の日は北海道から始まって、博多まで行って、大分を回って東京に戻るとかあって。死ぬかと思いました」とつぶやくはまやねんに、「そういう道をみんな乗り越えていくんです」と本多先生。80年代の漫才ブームのすさまじさに加えて、前述のキングコング・西野に再び触れ、「キングコングの西野君は3年間、1日2時間くらいの睡眠でした。その間、梶原くんは寝てて、西野君はネタを書いていて...」と先輩たちの過酷さを伝えると、「1ヶ月で根を上げたらダメですね...」と田中シングルは身を引き締めていました。

最後に本多先生、8.6秒バズーカーからアドバイスがありました。「NSCに入りたい方は迷わず入ってください。可能性を試すためにも。一つ、NSCに入る前にニュースに興味を持っていてください。それだけは忘れずに」と本多先生。8.6秒バズーカーは田中シングルが代表して「NSCには元々相方に誘われて入って、1年で辞めようと思っていました。下手したら3か月で辞めようと。毎年、1000人の受講生がいて、その中で抜きん出る自信がなかったんです。でも、講師の方に褒められたら嬉しくて、その中でがんはろうって、ついついやってしまうんですよね。可能性を試すのは若いうちしかできないことですから、1年間、必死でがんばる。人生のうち、そんな1年があってもいいかなって思います」とエールを送りました

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初講義を終えた二人に感想を聞くと、「僕らでよかったんかな」とはまやねん。「史上最速講師と聞いて初めて、今日、講師をすると知りました」と田中シングル。続けて「思ったことを言っただけでした(笑)。人生で初の講師でした」と話しました。

1年前までは、講義を聞く側だった二人。早々に立場が逆転したことに対して感想を尋ねられると、「うーん」としばらく考えこんだのち、「聞いている方たちが初々しかったです」とはまやねん。「皆さん、来期に(NSCに)入られるかもしれないんですよね。僕らの話を聞いて入ってくれるのは嬉しいけど、正直後輩が増えるのは...」と田中シングル、早くも下からの突き上げに戦々恐々!? 「僕も心の中でそう思っていました(笑)」(はまやねん)。「内に秘めたその思いが出ていたかもしれません」(田中シングル)。ですが、この講義でNSC入学を決意した後輩がやがてブレイクしたら?との問いに、「それやったら仕事ください! 頭を下げに行きます!」と早くも低姿勢のはまやねん。田中シングルも「一緒に連れていってください。そういう人がいたら、僕たちの箔がつきます!」と未来のスターに向けてアピールしていました。

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コンビ結成11ヶ月と、史上最速でなんばグランド花月での単独ライブを3月23日(月)に控える二人。リズムネタと漫才の新ネタを考えているそうですが、ネタ合わせはまだまだこれから。「考える時間がないので...」とネタ作りを担当する田中シングルに、「どういうものをするのか全く聞いていないので、今、めちゃめちゃ怖いです。ヤバイ!!」と焦りを隠せないはまやねんでした。そんな相方に「最悪、口パクでもできるようにします」と田中シングルは"究極の秘策"を明かしていました。

ネタ作りをする時間もないという二人の今の仕事量は平均で一日10本程度。テレビの各局をを移動することが多く、局ごとに用意されたお弁当を食べてしまい、多忙にも関わらず「まあまあ太ってます」(田中シングル)。そんな二人をNSC同期の芸人たちは応援してくれているそうですが、「天狗にはならんとこって、それはNSC時代から決めていました。女子高生にワーキャー言われるネタもその頃から作っていたので、調子に乗らんとこなって。ファンの方にも敬語を使うようにしていました」(田中シングル)と陰ながら努力していたことを明かしました。

新しい才能を育て、可能性を追求し続ける『NSC(ニュー・スター・クリエーション)吉本総合芸能学院』は、1982年の開校以来、ダウンタウン、ナインティナインをはじめ、数多くのスターを誕生させてきました。NSC大阪校は今年で創立32年、東京校は20年となり、現在では数多くのNSC出身タレントが様々なメディアで活躍しています。今回の8.6秒バズーカーの講義も未来のスター誕生のきっかけとなるに違いありません!





【8.6秒バズーカー】【堀川絵美】