『第24回日本映画批評家大賞』にて池脇千鶴が助演女優賞を、森三中・大島が新人女優賞を受賞!
5月28日(木)、東京・中野ZERO 大ホールにて開催された『第24回日本映画批評家大賞授賞式』にて、池脇千鶴が助演女優賞を、そして森三中・大島美幸が新人女優賞・小森和子賞を受賞いたしました!
日本映画批評家大賞は映画評虜論家の故・水野晴郎さんを発起人として、1991年より設立された映画の批評家のみが先行する映画賞です。
池脇は、昨年公開された映画『そこのみにて光輝く』と『海月姫』での存在感ある演技が高く評価されて受賞。本日の授賞式では『そこのみにて光輝く』の監督を務めた呉美保さんが監督賞、綾野剛さんが主演男優賞、『そこのみにて光輝く』と『海月姫』で共演した菅田将暉さんが助演男優賞を受賞されています。
大島は、昨年初主演を果たした『福福荘の福ちゃん』にて、実力と魅力を開花されたとして評価されました。また、坂田利夫が出演した安藤桃子監督作『0.5ミリ』が作品賞を受賞しました。
出産予定日が近いということで欠席が予想されていた大島ですが、「妊娠してるのにオッサン(役をやって、新人女優賞を受賞させていただけるなんて)。こんな機会はないと思ったので来させていただきました。このようなステキな賞をいただけるなんて、出産に向けての励みになります。もう(赤ちゃんが)出そうです!」とニッコリ。
「まさかのオッサン役で、ビックリするような演技を見せた」ことが理由となって選ばれたそう。「私は普段、芸人をやっているんですけど、オッサンという役をくださった(藤田容介)監督には感謝しています」と感謝を口にしながら、「親友役の荒川良々さんとどっちが男なのかわからないくらい、オッサンになりきっています」と笑わせます。「観てない方はレンタルとかDVDを買って観ていただきたい。それくらい、オッサンになっています!」と作品についてアピールしました。
司会の吉川美代子さんから「映画にも今後出ていただきたいですが、まずは何よりも元気な赤ちゃんを!」と声を掛けられると、笑顔で深々とお辞儀しました。
受賞前に『海月姫』の映像が流れた途端、同じテーブルに座っていた菅田さんと顔を合わせて、手で顔を覆って爆笑した池脇。「以前はナチュラルさが際立っていましたが、今は凄みが加わって見事な助演女優ぶりを発揮していた。文句なしの受賞です!」と選考理由が語られると、微笑みながら静々と一礼します。
「(『海月姫』で演じた)ばんばさんの映像が出て来てビックリしました」と動揺を隠せない様子でしたが、落ち着いた口調で「こういう賞がいただけるのも、素晴らしい作品に出会えたからこそです」と作品との出会いに感謝を。「映画っていうのはいつまで経っても憧れの存在であって、演技についても何も届かなくてわからないことだらけです。が、だからこそ面白いと思っています」と、役者という仕事への真摯な気持ちを語ります。
最後は「まだ33歳なので(笑)、これからもいろいろな役に挑戦していきたいと思います」と、今後について意気込みました。
そのほか、主演女優賞を安藤サクラさん、ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)を江波杏子さん、山谷初男さん、ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)を藤竜也さんが受賞するなど、非常に豪華な授賞式となりました。
【池脇千鶴】【森三中】【大島美幸】