よしもとニュースセンター : 福岡発博多華丸主演ドラマ『めんたいぴりり2』DVD 試写会＆「九州熱中屋」コラボメニュー試食会

6月17日（水）、東京・上野の「九州熱中屋上野LIVE」におきまして、博多華丸主演のドラマ『めんたいぴりり2』のDVD 試写会と「九州熱中屋」コラボメニュー試食会が行われ、博多華丸、斉藤優（パラシュート部隊）さん、瀬口寛之さん、福場俊策さん、井上佳子さん、江口カン監督の6名が登壇しました。

『めんたいぴりり2』とは、テレビ西日本が2013年に創立55周年記念として制作したドラマ『めんたいぴりり』の新シリーズ。辛子明太子を日本で初めて製造・販売した「味の明太子ふくや」の創業者・川原俊夫氏の一生を描いたドラマです。

製作にあたっては福岡の人や物を使った質の高い「福岡産」ドラマを制作することにこだわり、監督には福岡を拠点に活動する映像作家の江口カンさんを起用したほか、出演者には主演の博多華丸や富田靖子さん、友情出演として華丸の相方である博多大吉などの福岡県出身者や、寿一実、ケン坊田中、斉藤優さん、ゴリけんさんといった福岡県を拠点に活躍するローカルタレントも多数出演しているのが特徴。

今回は、6月24日に発売されるDVD『めんたいぴりり2』を記念して、前編・後編の2話に分かれている本作の前編の試写会が行われました。

本日の会場である「九州熱中屋上野LIVE」は"九州の繁盛店"を再現した居酒屋。今回、『めんたいぴりり2』のDVD発売とTSUTAYA独占レンタル開始を記念してコラボレーションメニューが実現！　『ふくや』の明太子を贅沢に使用した期間限定のメニューが6月24日より販売されます。しかもメニュー名は華丸が考案、この場で発表が行われることに。

まずは本日のMC、斉藤優さんが登場し、簡単なあいさつの後に5人を呼び込み、乾杯の挨拶からイベントスタート。すでにお客さんのテーブルには、おいしそうなコラボメニューがずらりと並んでいます。

「九州熱中屋」の店員さんから簡単なお料理の説明があったあとは、いよいよ華丸によるコラボメニューの命名発表！　全部で4品あったのですが、明太子と釜飯の組み合わせには「かまめしぴりり」、明太子を練り込んださつま揚げには「明太子を入れたでごわす」（←さつま揚げは鹿児島のものなので）、炙り明太子に大根を挟んだものには「めんたいこん」、明太子の天ぷらには「メンぷら」と、かなりストレートな命名っぷり。本人いわく「わかりやすいのがいちばん！」と開き直っていましたが、実は意外に熟考したそうで、「監督に頼んだ方がよかったんじゃない？」と弱気な一面も見せていました。

試写の前に行われたトークショーでは、キャスティングについての話題が。月亭方正のキャスティング理由を「ビンタされる表情がいい人」と語る江口監督。方正のビンタといえば「笑ってはいけないシリーズ」で蝶野正洋さんにされるのが毎年恒例となっていますが、監督は「笑ってはいけない～」が好きで、方正がビンタされるシーンの表情を見て今回のキャスティングを決めたんだそうで、何が幸いするかわからないものです（笑）。

また、本人はかなり博多弁を練習していたそうですが、やはり不安が拭えなかったらしく、撮影直前になって「博多弁はダメかも」と自己申告があったので急きょ大阪から来たという設定に変えたそう。「撮影の途中で言われなくてよかった（笑）」と胸を撫で下ろす監督でした。

DVDは、ディレクターズカット版としてテレビのオンエアでは泣く泣くカットになってしまったシーンなども盛り込まれているんだとか。また、間を大事に編集をし直したそうで、「それだけでもずいぶん雰囲気が違う」（江口監督）と、テレビ版との違いを語ります。

華丸も撮影時のエピソードを語ろうとしますが、「奥さん役の国生さゆりさんが......」と言って、「富田靖子さんですよ！」とたしなめられたときにニヤッとして「ああ、違いましたね。すみません、僕いろんな人と結婚してるもんで......（笑）」と、さりげなく別作品（7月公開の出演映画『なつやすみの巨匠』）の宣伝も確信犯的に（？）盛り込む華丸。

また、華丸が胸にかけているメダルについて、「これは『めんたいぴりり』が博多町人文化勲章を授与した記念にいただいたメダルです」と説明。福岡市の文化芸能の継承に貢献した団体・個人などを顕彰（けんしょう）する博多町人文化勲章に選ばれた本作は今年3月に博多座で舞台化もされており、SMAPの中居正広さんが華丸に「博多座に観に行きたかったんだけど、時間がなくて行けなかった」と言ったそうで「自慢です（笑）」と嬉しそうに話していました。

トークショーも一段落し、いよいよ試写がスタート。試写中もオーディオコメンタリー風にトークが入ってにぎやかです。テレビ未放送のシーンに「このシーンは貴重ですよ！」とコメントしたり、ひまわりが出てくるシーンでは「天気に苦労した」等の撮影エピソードが飛び出したり。また、方正が華丸に泣きつくシーンでは、「この抱きつき方、この間『ガキの使い』でもやってましたね」と監督がコメントし、会場が爆笑に包まれる一幕も。

華丸さんの入浴シーンでは「出た！　恒例の......（笑）」（華丸）、「そうなんです、前回に引き続き絶対やらないと、と思って。しずかちゃんと華丸さんは入浴シーン必要ですよね」（江口監督）と、なぜか『ドラえもん』のしずかちゃんばりに入浴シーンを求められる華丸。

試写終了後には、スペシャルゲストとして本作の主題歌を歌っている風味堂のメンバーが登場！　ボーカルの渡和久さんは、本作に名前が出てくる西鉄ライオンズの稲尾和久投手の話題にふれ、「実は僕の名前は、父が稲尾投手のファンだったから"和久"と名付けられていまして。だから作品を見ていて、不思議な縁を感じました」と告白、華丸を始めみんなを驚かせていました。

また、自身のテーマ曲に本作の主題歌と同じく風味堂の「夢を抱きし者たちへ」を使用している巨人・杉内俊哉投手のトレーナーさんも登場。トレーナーさんが『めんたいぴりり』のファンだったため、杉内投手にこの曲を薦めたことでテーマ曲使用が決まったんだそう。

最後に監督の「作品を試行錯誤しながら作っていましたが、こうやって実際にお客さんと作品を見ることで、目の前で笑ったり静まり返ったりなどのリアクションを感じることができて嬉しかったです」という言葉で締められ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。

福岡発の明るく太く生きた夫婦の物語『めんたいぴりり2』。ぜひDVDでお楽しみください！

●DVD情報

『めんたいぴりり2』