ピース又吉がAGF「煎(せん)」×京都・錦市場コラボ企画をPR!和服姿で"日本のコーヒー"に舌鼓
AGFからこの秋、新発売されるコーヒー「煎」が、京都・錦市場とのコラボレーション企画を実施することとなり、7月13日(月)、記者会見が開催されました。日本の水に合うよう選び抜かれた豆から、こだわりの焙煎でその特長を存分に引き出し、気高く繊細な香り、澄みきった味わいを感じさせる"日本のおいしいコーヒー"に仕上げた同商品。PRを担うのは、同社CMに出演中のピース又吉。この日は大正時代の文豪を思わせる和服姿で登場し、コーヒーへのこだわりなどを語りました。
会場となったのは、錦市場で購入したおばんざいを持ち込んで食べられるイートイン店舗「京町家 錦上ル」。ここで7月14日(火)〜10月31日(土)、錦市場のわき水で淹れた特別なAGF「煎」が特製和菓子とともに提供されます(350円/税別)。会見の司会を担当するのは、錦市場そばにある銭湯・錦湯で間借り生活を送っている京都府住みます芸人の月亭太遊。まずは、AGF代表取締役専務執行役員の広原規之さんが挨拶を。カレーやラーメン、スパゲッティなど"日本の味"となった料理のひとつとしてコーヒーを挙げ、「日本の軟水でドリップコーヒーを淹れると、香りだけを吸い取り苦味などは吸わずに落ちる。香り高く後味がスッキリするんです」とその魅力を紹介。「煎」はそんな特長を究めた新ブランドで、「和菓子と最高にマッチするコーヒー」を目指し開発されたそうです。
続いて京都錦市場商店街振興組合理事長の宇津克美さんが、400年にのぼる錦市場の歴史を振り返りつつ、古くから市場を支えてきたわき水について説明。ご自身も毎日、和菓子とコーヒーを楽しんでいるそうで、自慢の水で淹れた「煎」は「日本の皆さんに合うコーヒーだと確信しています」と力を込めました。
ここでいよいよ、又吉が会場へ。テレビによく出演するようになってからは「変人ぶってると思われるとイヤなので」あまり着なくなりましたが、実は着物が大好きということで、着こなしも板についています。コーヒーは「めちゃくちゃ好き」で毎日飲んでおり、喫茶店のほか、自宅での執筆中も自ら淹れたコーヒーをお供にするほど。錦市場は先日、木村祐一のナビゲートで散策したばかりで、「すごく楽しかった。お店の人も声をかけてくださって」と、こちらも大いに気に入った様子でした。広原さんからは、「その人の印象で(コーヒーを)ブレンドしてプレゼントすることもあるんですよ。ぜひ、又吉さんのブレンドも作ってみたい」とうれしい言葉も!
和気あいあいと話が弾むなか、試飲タイムに「煎」を持ってきたのはピスタチオのふたりです。又吉から「京都が似合わない」とツッコミを入れられつつも、負けじとボケを挟みながらコーヒーをサーブ。さて、そのお味は? 又吉は一口飲んで「とてもまろやかでおいしい」と絶賛。「400年の歴史があるお水で淹れているので、その頃の風景を思いながら飲むのもいい。本も開くとその時代、その場所に行けますが、コーヒーにももしかするとそういう一面があるかも」と感想を述べていました。
また、今回のコラボ企画では、「京町家 錦上ル」2階に又吉がセレクトした本を試し読みできるスペースも設置。30冊の書籍が又吉からのコメントを添えて並んでいますので、「煎」を楽しんだ後はこちらで文学に浸ってみるのもオススメです。もちろん芥川賞候補になっている『火花』も「リストに入れた記憶はないんですが(笑)」揃っていますよ!
太遊から「本を読み慣れない人にオススメの一冊は?」と聞かれた又吉は、自身の著作である『第2図書係補佐』を挙げたほか、「僕がずっと好きだと言っている大宰(治)も読みやすい作品は多い。暗いイメージがあるが、『服装に就いて』など、読んでいくと笑えるものもあります」とアドバイス。一方、伊地知は「よく読むのは台本。あとはファッション誌ですね」と文学とはほど遠い回答。「文化人を目指して、これから勉強したい。兄さん、よろしくお願いします!」と又吉に教えを請うていました。
質疑応答では、又吉と京都の縁について質問が。大阪出身ながら京都と大阪を結ぶ京阪沿線で育ったため、京都にはよく出かけていたという又吉。「高校時代はお寺や神社をめぐったり。朱印帳を集めていました」と渋い趣味を明かします。なんとコンビ結成のきっかけも京都で、「相方(綾部)も京都が好きで、NSCで出会った時、僕が携帯に知恩院のストラップをつけてたことがしゃべるきっかけに。そんな綾部が今日、来れなかったことは本当に残念です」と話して笑わせていました。
さらに、発表が4日後に迫った芥川賞についての質問も。当日は編集者やマネジャー、報道関係者などと結果を待つ予定ですが、「できればひとりでいた方が...。あかんかった時にどんな顔していいのかわからないので、今からそのシミュレーションをやっておきたい」と苦笑い。もちろんノミネートされたことはたいへんな喜びで、「すごい方々に自分の本が読まれる。緊張や怖さはあるが、楽しみでもあります」。肌で感じる反響も大きく、「これまで読んでみようと思わなかった方のなかにも手に取ってくださる方がおられたり、すごい賞なんだなと思います。純文学は自分の好きなジャンルでもあるし、好きな作家さんでこの賞をとっておられる方もたくさんいる。すごくうれしい」としみじみ語っていました。ちなみに発表当日、綾部は「脱毛の仕事が入っている」そうで立ち会うことができませんが、「すごく楽しみにしてくれています」とコンビ愛をのぞかせるコメントも飛び出していました。
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