よしもとニュースセンター

7月13日(月)、沖縄県那覇市の国際通りにあるよしもと沖縄花月で、「第2回おきなわ新喜劇ツアー『空手フリムン一代！』」の開催発表記者会見が行われました。会見にはガレッジセール、スリムクラブ、どさんこ室田、大屋あゆみ、ありんくりん、チョンダラーズの出演者たちと、ゲスト出演するきいやま商店のみなさんが登壇しました。



昨年12月からことし1月にかけて行った第1弾の「おきなわ新喜劇『Do you "シーミー"？』が約8,000名動員するなどの成功をおさめ、4月からはよしもと沖縄花月にて30分サイズの作品を毎週日・月曜日に公演しています。その盛況ぶりをうけ第2回おきなわ新喜劇全国ツアーが決定。2015年9月21日(祝)の沖縄県沖縄市の公演を皮切りに、浦添市、名護市、宮古島と沖縄県内4ヶ所で、12月には東京都、大阪府の2都市での沖縄県外公演を展開します。



この日、ガレッジ川田広樹と司会を務めた田仲メリアンさんが登壇者たちを呼び込むと、前回から内容を一新したタイトル「空手フリムン一代！」にちなみ、空手着など新たな役柄に合わせた衣装を着て出演者たちが登場。パーマ頭に空手着で登場したプロデューサーで座長も務めるゴリが、「第2回おきなわ新喜劇ツアーが決定しました！うれしい！」声高々に発表し、「2回目が決るということは、1回目が好評だったということなのでうれしいの一言に尽きます。みなさんの期待を切らない内容になっていますので、是非とも楽しみにしていてください」と、よりパワーアップしたおきなわ新喜劇への期待をあおります。

前回に引き続き出演が決まったよしもと沖縄の芸人・ありんくりんのクリスが「若手ながらも今回も起用していただき光栄に思っております」と挨拶すると相方の比嘉竜太も、「起用してありがとうございます。3回目も起用してください」とかぶせると、ゴリからは「起用が多い」とツッコまれます。



続けて挨拶したスリムクラブの内間政成も「起用させていただきます」と後輩のボケを引用。重ねて内間は前回のツアー後半にインフルエンザでリタイアしたと話し、「全日程参加できるように体調管理を整えていきたいです」と抱負を語りました。真栄田賢は「前回を上回る公演をしたい」と意気込みを話すと、前回ゲスト出演した具志堅用高さんが「舞台には慣れてないから、ボクシング時代の新人の気持ちを思い出して若返った。ありがとう。今後、新喜劇はお金儲けのシステムとして積極的にからんでいきたい」と話していたと暴露。会場では大きな笑いが起きました。さらに真栄田は「また具志堅さんが来れるように、今後も発展できるように少しでも力添えできたらと思います」と語りました。



北海道出身のどさんこ室田は「おきなわ新喜劇ツアーに起用していただいて、ありがとうございます」とコメント。大屋あゆみは「今回決まってメールが来たとき瞬間号泣しまいました。私なしじゃダメですと言われるほどの女になりたいです」と笑いを誘いました。



今回初参加となるアクションパフォーマーのチョンダラーズの翁長大輔さん、堀川恭平さん、比嘉健雄さんの3人。比嘉さんは「連絡をいただいた時に、足はガクガク、心はワクワクという感じで、少しでも僕らの色を新喜劇に出せればなと思います」と心境を語りました。



さらに司会より舞台に呼び込まれたゲスト出演のきいやま商店。ゴリからきいやま商店が「沖縄のドリフターズになりたいんだ」と話していたと紹介されるほど、音楽にお笑いを取り入れたライブパフォーマンスで、沖縄で人気の3人組エンタメユニット。今回のテーマ"空手"にちなんで、練習している空手の型を披露するという3人。まじめに型を披露するかと思いきや、途中から、かぎやで風(沖縄の踊り)に切り替わるなど、しっかり仕込んできたネタで会場を沸かせました。



出演者の紹介の後、ゴリがチョンダラーズと一緒に空手を取り入れたアクションシーンを披露しました。縦横無尽に飛び回るチョンダラーズに対して、ゴリはただただ「そりゃ！」とかけ声を叫ぶだけ。これから練習するんですよねと、まわりからツッコミを受けるも「このままやります」と、これもひとつのみどころと言わんばかりに宣言するゴリでした。



さらにゴリからは重大発表が。全国ツアーに続き、海外ツアーを開催すると話し、ことしは台湾ツアーを行うことが発表されました。「世界中にちらばったうちなーんちゅ(沖縄出身者)に、おきなわ新喜劇をみてもらいたい」と話し、今後の世界進出への思いを語りました。具体的な開催地、日程は未定ということですが、ゆくゆくは日本の裏側ブラジルでの開催を目標に取り組むと、今後の展望を語っていました。

質疑応答では、空手をテーマにした今回のおきなわ新喜劇への意気込みについてゴリは、「笑って学べる新喜劇ということで、作品の中に沖縄の歴史や文化を取り入れて、子どもたちや観光客の方にも知識を想い出に持って帰ってもらいたい」と話し、続けて「世界中に空手愛好家の方がいるのですが、その空手が沖縄発祥ということを知らない人も多いんです。そういうみんなが『へぇ』と思うようなことを入れたかったので、世界中に広がった空手の原点は沖縄だと知ってもらっ上で、コテコテ笑いで笑ってもらって、アクションでも目で楽しんでもらいたい」と思い入れを語りました。

また、お笑いの舞台に対する意気込みを聞かれたきいやま商店のだいちゃんは、「第1回目の石垣公演を観て、僕らも出たいなと思っていたのでとてもうれしく思っています。初めての事なので緊張もあると思いますけど、楽しくやっていけたらいいなと思います」と抱負を語りました。そんなきいやま商店の自己紹介を引き合いに出したゴリは、「文句ないです。ミュージシャンが『かぎやで風』を入れ込んできます？　"こういうのやって下さい"と言ったわけではないのに、ちょっとでも笑いを取りに行く貪欲さ。笑いに腹ペコなんだという3人がいて、自信が確信に変わりました。このツアー成功しました、過去形にさせてください」と熱弁し、きいやま商店の出演に太鼓判を押していました。

記者会見の終盤、なぜか取材陣の中に紛れて真栄田のお父さんが会見を見にきていて、質疑応答で息子の役どころについて質問。ゴリが一通り説明して「そういう設定でいいですか？」とお父さんに許可を求めると、お父さんは「いいよ！」と真栄田の持ちネタで返し、ノリの良さで笑いを誘っていました。