エッグ矢沢が平成帝京大学でYouTubeについて講義
6月30日(火)、都内にある帝京平成大学・中野キャンパスにて、YouTubeについての授業が行われ、YouTube芸人として活動するエッグ矢沢も教壇に立ちました。
『吉本興業とYouTubeとの取り組みについて』と題したこの日の講義では、まず、よしもとクリエイティブ・エージェンシーのデジタル制作に籍を置く内田弦が登壇。
1日あたり数十億回再生といったYouTubeの概要や現状から始まり、有名YouTuberの紹介、YouTuberが得る広告収入といった仕組みについて講じます。
続けて内田は「YouTubeを始めとするオンラインタレントの時代が来ている」として、およそ15年にも及ぶよしもとグループのネットへの取り組み、吉本興業が運営するMCN(マルチ・チャンネル・ネットワーク)『OmO』(おも)などで行っているYouTube芸人の育成について説明。
そして、YouTubeですでに支持を集めているよしもと芸人から、はいじぃ、鈴川絢子、ガリットチュウらを紹介した後、ゲスト講師のエッグ矢沢を呼びこむと、彼のチャンネルで63万回以上という再生回数を誇る人気動画『LINE詐欺ぶちのめしてみた!!』を映し、矢沢はそれを見ながら生解説を始めます。
改めて学生に挨拶をした矢沢は、人気動画を作るコツについて、「流行っているものを誰よりも早くやる」と熱弁し、内田も「日常のなかであったことをすぐ上げてしまうのもYouTubeの魅力で、コンテンツとしての即時性の良さ」と同調。
さらに矢沢は、かつての人気バラエティ番組『ガチンコ!』を例に、冒頭にクライマックスのダイジェストを流すなど、最後まで見てもらえる演出や、チャンネル登録数を伸ばすヒントなどを伝授するのでした。
そんな矢沢のネット上での認知度を物語るエピソードも語られました。
矢沢が一人で回転寿司店にて食事をしていたところ、家族連れの小学生が「エッグ矢沢だ!」と気づくも、他は誰も矢沢を知らなかったとか。
すると、その小学生が「♪たーまごたまごたーまご」というチャンネルのオープニング曲を大音量で再生し、店中に鳴り響かせたため、恥ずかしくなった矢沢は急いで店から出たそうです。
終盤には、テレビに出るという芸人としての目標を掲げ、そのステップとしてYouTuberの道を歩む心境を吐露。
東京よしもとの若手芸人が出演するヨシモト∞ホールのランキングシステムでトップに君臨する同期のニューヨークと収入がほぼ並んだことがあったそうで、「違う道から行ってるけど、上に登ってるのは一緒だな」と自信を深めたようです。
加えて、ネット番組『オールナイトニッポンw』のパーソナリティに抜擢されたことや、YouTubeを続けたからこそ台湾やタイに行けるようになったを挙げ、「地獄の日々を突き抜けてきてよかったかな」としみじみ語る一幕も。
最後に矢沢が受講者から質問を募り、金銭面について訊かれると、月収をぶっちゃける矢沢。
そんな矢沢の赤裸々な体験談に、終始、興味津々の様子の学生たちでした。
エッグ矢沢のYouTubeチャンネルは、こちら(https://www.youtube.com/user/eggyazawa)でご覧になれます。
【エッグ矢沢】