最新ニュースインタビューライブレポート

« よしもと沖縄花月の初代月間チャンピオンが決定! | メイン | 桂文枝が11月8日「いい歯の日」に大阪・松原市で独演会を開催!"お口"にまつわる創作落語を披露 »

2015年8月 3日 (月)

笑いも交えてスイミング! ふるさとアスリート「吉本発!笑スポ!水泳クリニック」第2弾も大盛況!

8月2日、大阪市中央区・浪速スポーツセンターで第2回となるふるさとアスリート「吉本発!笑スポ!水泳クリニック」が開かれました。

20150803013308-1da5416916b9a9ef504f9d1f5a328e36d9b3b099.jpg

ふるさとアスリート制度とは、スポーツと真摯に向き合ってきたスポーツ選手の熱意と行動力を尊び、その優れた資質と可能性を生かす新たな仕組として誕生したプロジェクトのこと。よしもとの「あなたの街に住みますプロジェクト」の経験やネットワークを生かし、地域の皆さんが活躍できる場を提供。お笑いを通してスポーツの楽しさ、健康づくり、そして子供たちの育成に貢献すべく、今年4月から始動しました。

第2回も前回と同じく、3歳から高校生まで水泳経験を持つミサイルマン・西代と、アテネ五輪バタフライ銅メダリストの中西悠子選手、フィンスイミング日本代表の山階早姫(やましなさき)選手によるスイミング・レクチャーが行われました。また、特別ゲストには女と男が登場。第一部のトークコーナーの前には、約60名の小中学生からなる受講生を前に漫才を披露しました。

20150803013453-b0263863379c49c73270afabccca05099cf6bcf6.jpg


トークコーナーでは、中西選手、山階選手の経歴をまずは伺いました。お二人とも1歳になる前から水泳を始め、小学1年生競泳をスタート、小学4年生で全国大会に出場されたそうです。そして中西選手は19才で初めてオリンピックに出場、以降、3回も五輪出場を果たしました。小学生の頃の作文には「オリンピックに出たい」と書いていたという中西さん、見事、夢を実現されましたが、「しんどいですよ~(笑)」とその道のりを一言で。練習では多い時で1回で10キロを泳いだそうで、それを1日2回行う日もあったとか。10キロと言えば25メートルプールを200往復、もっと分かりやすくと市川が横から「なんばから堺市までの距離です!」と補足していました。山階選手も小学生から選手育成コースで特訓をされてきました。そして「みんなも出られる可能性はあります」と受講生にエールを贈られました。そして、水泳上達の極意を尋ねると、中西選手は「どれだけ水泳が好きか」、山階選手は「自覚すること。日本代表であるという強い気持ちを持つこと」と語られました。

質問コーナーでは、和田から「陸での練習は?」との質問が。「腹筋、腕立て、ベンチプレス、懸垂とか、種目によって異なりますが、バランスよくやってます」と中西選手。冬場は走り込みなどのトレーニングもあるそうです。そこへ市川、「水中でのクセが陸での練習に出たりするんですか?」という質問を投げ込み、一同沈黙。とはいえ、子供たちからも「水かきはありますか?」という質問があり、山階選手の水かきに驚嘆の声を上げるなど、トークコーナーも盛り上がりました。さらに盛り上がったのが、夢を発表するコーナー。子供たちには事前に将来の夢をカードに書いてもらったのですが、聞いてみると「アイドルになりたい」「フィギュアスケートの選手になりたい」など、水泳とはほど遠い夢を持っている子がいることが判明、そのたびに一同爆笑。夢カードを見せてもらうため、市川が子供たちの間を移動し始めると陰に隠れた男子中学生が。市川が目ざとく見つけて詰め寄るとカードには「もっと(水泳が)早くなる」との夢が。しかも、黒く塗りつぶされた文字があり、さらに聞くと「もっともっともっともっと」と当初は書いていたそうです。そんな男子中学生を中西選手が「もっと早くなれます!」と激励。また、「クロールがもっと上手に泳げるようになりたい」と書いた6歳の男の子は、「オリンピックに出たい!」とトークコーナーの最初からアピールしていました。そこで「ちょっと前に来て」と西代、中西選手が持ってこられた銅メダルを首にかけてもらうというシーンもあり、後のオリンピックへの期待が高まりました。

20150803013700-8ca59bc50b252fb151b5d2133c2eca67f01d9d9e.jpg

20150803013915-1f25341a1e3283ae62ca3d688f5fbf191a98cff7.jpg


そしていよいよ第二部、プールでの実践へ。1回目は泳げる子のみでしたが、今回は泳げない子も参加するため、プログラムを上級コースの「泳げるチーム」と初級コースの「泳げないチーム」に分けることに。上級コースは中西選手のレクチャーがあり、市川もアシスタントで参加しました。そして初級コースは西代と山階選手を中心に、和田もアシストしながら水泳の基本をレクチャーしました。

いずれも「ふしうき」という、まずは浮く練習からですが、上級コースはきれいな姿勢がタイムを早めるということで、ふしうきでもよりきれいなラインを習得するコツを伝授。そして、腕をまっすぐ高く頭上で伸ばし、左右の手のひらを重ねた状態にして水中で直立ジャンプをする「ストリームラインジャンプ」、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライのポイントを押さえながらの25メートルプールを往復するプログラムを展開。一人一人に語りかけるように丁寧に指導をされる中西選手、分かりやすい説明に子供たちは熱心に耳を傾け、取り組んでいました。そして市川も「OK!その感じ!」「いいよ!」と声を掛けながら志気を高めていました。

20150803014631-8a4f6377f286736e76f7ab991ec5a91979241bcc.jpg

20150803014332-8c3d58fdca263a4e4358c36f46eb3d739d802ea1.jpg


一方の西代、山階選手らによる初級コースでは、ふしうきの基本と水中でしっかり鼻から息を吐く「ボビング」、「けのび」、ビート板を用いた「片手クロール」での25メートルという水泳の基本を伝授。子供たちのやる気と集中力を維持するため、そして水泳の楽しさを伝えるため、笑いを交えてレクチャーする西代。子供たちも一生懸命、真剣に取り組みながらも、時々で笑いでリラックス。笑顔の絶えない時間となりました。


20150803014918-80add7352dfc499c3f6e594d1e9d40eac56aa7c0.jpg

20150803015045-4ecebbaaea0aec355de69d06d8fac4abb89c8d55.jpg

20150803015311-4a1bb5538dd357eb7bffb6a8f8c59976ee09c09c.jpg

最後は上級コースのメンバーが中西チームと西代チームに分かれて25メートルを泳ぐリレーを実施。泳ぎ方はそれぞれ得意分野でOK、クロールが多い中、バタフライや背泳ぎで泳ぐ子供たちもおり、盛り上げました。スタートは西代VS中西チームの和田。スイミング経験のある西代だけあって、和田に大きく差をつけて次の選手へとバトンタッチ。西代チームはその後もぐんぐんとスピードを上げて中西チームを引き離していましたが、気がつくと形勢逆転。中西チームが西代チームを追い上げていきました。そしてリレーも佳境、どっちが先にゴールなるか!というところで、どちらも選手がプールにいないというハプニング発生! 応援の声で盛り上がる中、「次、誰が泳ぐん?」という真空状態に陥り爆笑の渦。この勝負、結局は引き分けとなりました。

20150803015531-f2be6793fbc6cf72dea8239ff5f2d8a2dbffcc08.jpg


第二部を終え、みんなで記念写真を撮り、西代、中西選手、山階選手、女と男によるお見送りもありました。お見送りでは、グリコさんとお菓子のデパートよしやキャンディーストアさんよりお菓子のプレゼントもあり、第2回も最後まで笑顔溢れる「水泳クリニック」となりました。

20150803015718-9140e8cffed66431e3a14d6ff30c3b2e4a3c1d1c.jpg


2回目の「水泳クリニック」を終えての感想を聞いてみました。中西選手、山階選手は口をそろえて「楽しかったです」。「形もある程度、見えてきて良かったんじゃないですかね」と満足げな西代。中西選手も「回数をたくさんやっていきたい」と意欲的でした。第2回は泳げない子も参加ということで、プログラムは中西選手がレベルに応じたものを考えられて、上級と初級の2コースに分けたそうです。初級コースを担当した山階選手は「鼻から息を出すのもいっぱいいっぱいの子が、最後はバタ足で泳げるようになって...」と感慨深い表情を浮かべられました。西代も「子供たちのモチベーションが高くて、集中してましたね」と感心。上級コースをレクチャーした中西選手は、「レベルがバラバラなので難しい部分もあるかなと思いましたが、よく話を聞いくれました」と話されました。

女と男・市川曰く「25メートルプールでも声が通りまくってすごかった」という西代、「水泳クリニック」2回目にして教え方もばっちり板についていました。「34歳、独身、彼女がもう6、7年いないので、はよ結婚して、自分の子どもがほしいなと思いました」と結婚願望を切々と語り始めました。どうやら子供たちに囲まれて「自分の子どもがほしいなあって」と思いながら教えていたようです。プールサイドの保護者の方からも西代の教え方が面白いと好評で、「笑いのある水泳教室はなかなかないと思います。男の子にギリギリまで僕のお腹を近づけるとか、練習の中でもよしもとならではのにぎやかさを取り入れると、子供たちも乗ってきて練習の効率が上がると思います」と笑いの効果を説いていました。

今回はアシストに徹した和田も、子供たちに大人気。実は、3ヶ月ほど水泳のコーチをしていたことがあったそうです。ただ、「(自分の)体型で保護者に間違われた」(和田)ことがショックで、辞めてしまったとか。和田も「子供たちがめっちゃかわいくて、感動して何回か泣きそうになりました」と感激。「一瞬、プールの水がしょっぱいと感じたのはそれかも...」(西代)と笑わせる一幕もありました。そして上級コースのアシストを担った市川は「一緒になってやってたけど、めちゃくちゃしんどかったです(笑)」と正直に告白。第一部の漫才から子供たちの心をつかみ、人気者となっていた市川ですが、リレーの際にゆっくり泳いだときには「子供たちにめちゃくちゃ怒らた」そうです。

「2回目もまた進化しましたし、まだまだ延び代があると思います」と西代。この「水泳クリニック」は競泳選手の間でも話題となっているそうで、中西選手も「どんどんトップスイマーを呼んで大きくしたいです」と意欲を見せられました。そして次回プログラムには「着衣水泳」も取り入れ、西代は「水難事故をゼロにしたい」と希望を語りました。

20150803015934-dc5d3b3a36f9b97270288612859c59e72438ae9c.jpg

そして、第3回も早くも決定。第3回では新たに、着衣水泳の講義も取り入れてお届けします!ぜひご参加ください!

ふるさとアスリート「吉本発!笑スポ!水泳クリニック ~笑いとスポーツで笑顔に~」
9月20日(日) HOS南千里スポーツクラブ
12:45~13:15 トークショー
13:25~14:45 水泳クリニック
出演:ミサイルマン・西代、中西悠子(アテネ五輪バタフライ銅メダリスト)
ゲスト芸人:ガリガリガリクソン

お申し込み方法等、詳細はこちらの画像をご覧ください!

20150803190710-261d4d9bec6ab609d1433d586e3f11953a7746d2.jpg



【ミサイルマン・西代】【女と男】