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2015年9月 1日 (火)

優勝は関東エリア地区代表・パンケーキ!「ハイスクールマンザイ2015〜H−1甲子園〜」決勝大会

8月30日(日)、今年で13回目を迎える高校生の漫才コンテスト「ハイスクールマンザイ2015〜H−1甲子園〜」決勝大会が、大阪・なんばグランド花月にて開催されました。イオングループと吉本興業がタッグを組み、頑張る高校生を応援するこのイベント。今年は全国から約1000名が出場し、地区予選大会、準決勝大会と勝ち進んできた9組が、この日、"笑いの殿堂"を舞台に腕を競いました。

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総合司会を務めるのは、タカアンドトシと福本愛菜。まずは3人から、決勝進出者はNSC(吉本総合芸能学院)入学・授業料が全額免除となるほか、優勝者にはさらに賞金50万円、テレビ・舞台でのよしもと芸人との共演、沖縄旅行ご招待などの副賞が贈られることなど、大会の概要が説明されます。

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続いて9組のファイナリストが舞台へ! 名前が呼ばれるたび、会場に駆けつけた家族や友達から大歓声が上がります。

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審査員は、オール阪神・巨人、板尾創路、NON STYLE、桜 稲垣早希。石田は「僕たちもここまで来たか」と審査員まで上り詰めた喜びのひと言。井上はファイナリストたちに「愛を届けることだけを考えて」とナルシストらしいのアドバイスを送ります。「皆さん緊張すると思いますが、一緒に頑張りたい」と話したのは稲垣。板尾は「ゆくゆくは後輩になるかも。そういう人が見られるのは楽しみ」。そして巨人は「自信を持って落ち着いてやれば、ご褒美は付いてきます」と呼びかけるとともに、「友達を応援するだけでなく、全組、面白かったら笑って見てあげて」と来場者へのお願いも。そんな客席の熱い空気をレポートするのは、女と男です。

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ネタの制限時間は3分。昨年の優勝コンビ・いなかのくるまからの優勝旗返還を経て、本番前の抽選により決定した順番で、いよいよ高校生漫才の頂点をめぐる闘いが幕を開けました。

トップバッターは、近畿エリア地区代表・爆発少女。女子高生の本音がたっぷり盛り込まれたぶっちゃけトークに、巨人は「堂々としていてすごい。どぎついところもあったが、そう聞こえなかった」。井上は自身と同じツッコミの大田さんに注目していたそうで、「緩急を上手に使っていた。技術がすごい」と感心していました。女と男が客席を走り回って伝える応援団の皆さんの声も、個性豊かで笑いを誘います。

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二番手は東海・北陸・甲信越エリア地区代表・いわむら。ボケとツッコミのテンションのコントラストで笑わせましたが、阪神は「沖村くんは、しゃべった後、照れくさそうに見えるので、そこを直せば大丈夫」とアドバイス。稲垣は「岩本さんが全然ゴリラに見えないのにゴリラをいじられるのがすごい」と独自の視点から感想を述べ、「誰も思いつかないところを行っていてすごい」。

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北海道・東北エリア地区代表・リセットボタンは、男同士のコイバナをテーマにしたネタで勝負。「のびのびとボケているところがよかった」と板尾。石田は「前半にちりばめたボケが後半で回収されるという構成がいい。人柄が出ていて応援したくなります」と絶賛しました。

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淡々としたしゃべりで独特の雰囲気を醸しだしたのは、中国・四国エリア地区代表のスターダスティング。巨人は「(ネタへの)入り方など、すべてが想像を超えている。ひとつひとつオチがついていて、非常に結構。高校生に見えへんけど、ホンマに高校生?」と笑いを交えてコメント。板尾も「自分たちのやりたいことを最後まで徹底的にやり尽くしたところに、ちゃんとお客さんも連れていってる」と賞賛を惜しみません。

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関東エリア地区代表・パンケーキは、"滑舌の悪さ"を逆手に取った松尾さんのボケに、キレのいい矢島さんのツッコミが炸裂するというスタイル。井上は「すべて面白かった」としみじみ。稲垣は「このタイプの滑舌の悪さは初めて」と言い、「聞き取れなさそうで、全部ちゃんと聞こえるんです」とその個性と話術に驚いていました。

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結成8年、高校生とは思えない熟練ぶりを見せた関東エリア地区代表・のぐちそのだ。昔話の『桃太郎』を読み聞かせるというシチュエーションで、テンポのいいやりとりを繰り広げます。「『ハイスクールマンザイ』のお手本のような漫才。練習量がうかがえた」と話したのは阪神。板尾も「しゃべりのリズムがよく、話芸としての漫才の形ができている。聞きやすく丁寧」と高評価です。

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東海・北陸・甲信越エリア地区代表・ビハインドは高校1年生コンビらしくフレッシュな漫才を披露。巨人は「随所に面白いフレーズもあったり、これから2年、3年と有望だと思う」と、その将来性に言及。稲垣は「秋本くんのツッコミには愛情がある。母性を感じました」と女性ならではの(?)観点からその魅力を語りました。

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近畿エリア地区代表・mind upは唯一のトリオ。医者になりきるシチュエーション漫才で、畳みかける2人分のボケにツッコミの中村くんが翻弄されていきます。「中村くんが頑張ったね」とその苦労をねぎらった板尾は、「3人の顔のバランスもいい」とルックスにも太鼓判を。石田は「小林くんの顔ずっとムカつく。馬場くんは動きがムカつく。僕が中村くんなら1週間で胃潰瘍になります」と笑わせていました。

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最後の登場となった九州・沖縄エリア地区代表・アゲダバイパスは、全力投球のボケとツッコミで見る者のハートをつかむ熱血漫才を展開。阪神・巨人のふたりは「遠くから来ていて応援団も少ないが、みんなが笑ってくれた」「一生懸命やることの大事さがわかったと思う」と、口を揃えてその頑張りを賛えていました。

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全組の漫才が終わり、審査員は別室での審査へ。その間、『キングオブコント2015』ファイナリストに残り、ますます注目度上昇中のコロコロチキチキペッパーズが、おなじみの「やっべぇぞ!」「ナダルリバース」を交えたネタで、高校生たちに負けじと盛り上げました。

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MCの3人と審査員が再び登場し、ファイナリストをふたたび舞台へと呼び込みます。いよいよ結果発表...果たして日本一の栄冠を勝ち取るのはどのコンビでしょう?

総評を求められた巨人は、「例年よりお客さんとの一体感が出た」と雰囲気の良さを改めて挙げ、「優勝できなかった人も、もっともっとレベルアップできる。来年もぜひ出てきて」と呼びかけました。


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続いて巨人から発表された「ハイスクールマンザイ2015〜H−1甲子園〜」優勝者は、関東エリア地区代表のパンケーキ! 賞状と優勝旗が授与されると、ふたりは信じられないといった表情です。巨人は「笑いが多かったし、上手い。息も間もプロに近い」と大絶賛。松尾さんは精一杯滑舌よく「最高です!」と喜びを爆発させていました。なお、準優勝は近畿エリア地区代表の爆発少女、審査員特別賞は九州・沖縄エリア地区代表のアゲダバイパスとなっています。

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閉会後の囲み会見では、来年に向けて「もっと女の子コンビやトリオ、流行りのリズムネタを取り入れた漫才なんかも見てみたい」と期待を込めた巨人。板尾は優勝のパンケーキについて「稽古をかなりしていると思う。それが舞台に出ていたし、ふたりとも楽しそうにやっていた」とコメント。総合司会として熱戦を見守ったタカアンドトシは、「僕らの高校生だった頃とは全然違う。びっくりしました」(トシ)、「昨年よりまたレベルが上がった。お客さんのコメントのレベルも上がった(笑)。ぜんぶひっくるめて盛り上がりました」(タカ)と振り返っていました。

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