ミサイルマン・西代と中西悠子がタッグを組んでお届けする『笑スポ!水泳クリニック』が大阪・南千里で開催!
9月20日、大阪・南千里のHOS南千里スポーツクラブにて、ふるさとアスリート『吉本発! 笑スポ! 水泳クリニック ~笑いとスポーツで笑顔に~』が行われました。ふるさとアスリート制度とは、スポーツと真摯に向き合ってきたスポーツ選手の熱意と行動力を尊び、その優れた資質と可能性を生かす新たな仕組として誕生したプロジェクトで、よしもとの「あなたの街に住みますプロジェクト」の経験やネットワークを生かし、地域の皆さんが活躍できる場を提供しています。お笑いを通してスポーツの楽しさ、健康づくり、そして子供たちの育成に貢献すべく、今年4月から始動し、この「水泳クリニック」では水泳経験のあるミサイルマン・西代と、アテネオリンピックバタフライ銅メダリストの中西悠子が中心となって、"未来のオリンピック選手を育てよう"と子供達に水泳を教えています。
毎回、ゲストも登場。今回はガリガリガリクソンとグイグイ大脇がネタを披露し、サポーターとして水泳教室にも参加しました。ガリガリガリクソンは、自前のゆるキャラ・ガリニエル坊やを連れての参加で、HOS南千里スポーツクラブの玄関でお出迎え。早くも参加した子どもたちのテンションが上がっていました。また、ネタの時間では、おへそで描いた絵をプレゼントするなどして、子どもたちの興味をひきつけていました。一方、グイグイ大脇のゲスト出演はサプライズ。大脇は、ジャンケン大会でグイグイシールを1人にプレゼントして場を盛り上げ、また、オリジナルの"グイグイ体操"も伝授。ふたりとも子どもたちの緊張感を十分にほぐして、トークコーナーへとつなげました。
トークではまず、オリンピックに出たい子がどれだけいるのかをチェック。参加した子どもたち14人中、6人がオリンピック選手への夢を持っていました。そこで中西が「オリンピックに行くには好き嫌いなく食べること」とアドバイス。好き嫌いがあるという子ども達も中にはいます。苦手はものは、もずく、ゴーヤ、ピーマン、なめこというラインアップに西代が「えらい渋いな!」と一言。続けて中西は「よく寝て、よく食べ、よく練習すること!」というアドバイスも。メダリストに聞きたいことは?と尋ねると、「痩せたら水泳が速くなりますか?」という質問が。これには「速くなりたいなら、筋肉をしっかりつけること。体を柔らかく」と中西。この後、中西は柔軟も披露しました。また自己ベストを更新したいという男の子もおり、「とにかく練習」と中西。中西は高校2年生~3年生の2年間、全く記録が伸びない時期があったそうです。お母さんからの質問がありました。太り気味を指摘され、水泳のコーチから痩せるようにと言われているそうですが、西代は「高校時代に水泳で痩せた」と経験談を。「大きくなると痩せる子も多い」と中西も真剣に答えていました。
また、「水泳クリニック」恒例の参加した子ども達の夢や目標を発表するコーナーでは、大脇がカードに書かれた子ども達の夢や目標をリサーチ。「水泳選手になりたい」「プールを頑張る」「中学の先輩のように速く泳げるようになりたい」など、たくさん挙がりました。トークコーナーの最後には、夢へのビジョンを描きやすいようにと、中西の銅メダルを首から提げての記念撮影会が行われ、参加者一人ひとりが銅メダルの感触を確かめていました。
そしていよいよ、実践へ。今回は、水難事故を未然に防ごうと服を着たままの「着衣泳」の指導もありました。日本赤十字社より新谷隆博さんをお招きしての着衣泳レクチャー。ガリクソンと参加者の中から2人が代表して体験をしました。服を着た状態で水に落ちてしまった場合は、とにかく「浮いて待つ」ことが大事とのこと。ガリクソンと参加者は「浮いて待つ」を実践してもらうことになったのですが、西代が突如、ガリクソンを突き落として大パニック! 足がつくプールだったのですが、突然のことに大慌てのガリクソン。そんなときでも、冷静に、決してじたばたせず、顔を水面から出してゆっくり呼吸し浮いて待つこと。そして「目撃者は119番を呼んだり、周囲の大人を呼びましょう」。また、「絶対に助かるから頑張って!」と岸から声をかけてあげることも大切なことなんだとか。実践に参加した子ども達も、服を着た状態で水に入るとぐっと体が重くなることを実感。その上でじっとして浮くことを新谷さんのご指導のもと、体感していました。
続いては、甲南大学水泳部の皆さんも交えての水泳教室です。今回は、クロール、バタフライ、平泳ぎと種目別での教室となりました。最初は、種目共通での実践で、体をまっすぐに伸ばすキレイなストリームラインの練習から。中西の見本に一同うっとりしていました。そして、ここでストレッチ。参加者は水中で大脇の「グイグイ体操」をしました。
種目別では、クロールは片手クロールの練習から。それができると、今度は手をグー、チョキ、パーの順で泳ぎ、子どもたちは手の形でどれだけ泳ぎが違うかを実感していました。また、足の使い方や正しい体勢なども丁寧に教わり、様々な情報を勢いよく吸収していました。
バタフライでは、まずは潜水の練習から。「自分をイルカだと思いなさい!」とおねえ口調で指導する西代。バタフライでは、ドルフィンキックのタイミングなどもレクチャー。足の動かし方が苦手な子には、中西が手取り足取りで指導する場面もありました。
平泳ぎでは、足の練習をメインに。足をきちんと使って泳げる子は腕の伸ばし方なども教わり、苦手な子は、西代とHOS南千里スポーツクラブのコーチによるマンツーマンの指導で足の使い方を教わりました。子どもたちも、甲南大学水泳部の皆さんと、西代、中西、そしてコーチの決め細やかな指導を一生懸命聞き入り、「分かりやすい」と目を輝かせて応えていました。
最後は恒例のリレーを。今回も中西がアンカーのAチームと、西代がアンカーのBチームの2チームで、大学生、ガリクソン、大脇も参加してバトルを繰り広げました。抜きつ抜かれつの好勝負だったリレーは、タッチの差で西代率いるBチームが勝ちました。水泳教室が終わると、恒例となったお菓子のよしやさんとグリコさんからのプレゼントも。ガリニエル坊やもお手伝いして参加した子ども達にお菓子を渡し、皆、嬉しそうに手にとっていました。
スクール終了後、甲南大学の水泳部の皆さんに感想をお聞きしました。
バタフライを担当した清水一輝さんは、子ども達に水泳を教えるという経験は初めてだったそうですが、「最初は教えるの難しかったんですけど、だんだん子ども達と打ち解けていって、楽しく教えることができたので、参加してすごくよかったです。子ども達の成長を見れて僕は嬉しかったです」。
同じくバタフライを担当した飯山健太さんは、「バタフライを全くやったことのない子もいましたが、最後にはよくできるようになっていて。最後にリレーをしたんですけど、僕たちも一緒になってすごい楽しめました。子ども達も今よりもっと水泳を好きになれたんじゃないかなと思います」と清水さん同様に、子どもたちの成長を目の当たりにし、感激されていました。
平泳ぎを担当した田中孝知さんは、スイミングに通っていた経験を生かしたそうで、「スイミングでコーチに教えてもらっていたことなど、昔のことを思い出して1から初心に戻れたような気持ちになれて、すごく楽しかったです」。西代の教え方についても、「芸人さんは話をするときに一拍置くとか、聞いてもらえるよう、注目されるように工夫する能力に長けているので、教える側も、教えられる側もやりやすい環境にだったんじゃないかと思います。今日はすごく楽しかったです!」と『笑スポ』ならではの良さも語ってくれました。
クロールを担当した古賀健太さんは「普段、子供たちと触れ合う機会がないので、いい経験になりました。教える立場にもなったことがないので、今回教える難しさもありましたけど、そういう経験ができて本当に良かったです」と笑みを浮かべました。
同じくクロールを担当した古畑海里さんは反対にコーチ経験があるそうで、「いつもどおりというか、いつも教えるようにできて、ごくいい経験になったと思います」と語られました。
ミサイルマン・西代、中西悠子、グイグイ大脇、ガリガリガリクソンにも今回の感想を聞きました。
「今日は甲南大学の水泳部の皆さんも来てくれて。また、HOS南千里スポーツクラブのスイミングスクールのコーチも協力してくださって。かなり密度の濃い内容になったんじゃないかと思います。ほんまのスイミング教室みたいでした。バタフライを泳げない子が一応形になっていたりとか、クロールをいつもやってる子も初めて平泳ぎに挑戦して、何とか形になるようになりましたし、みんな真剣でしたね。僕らがトークで出た時は笑ってたけど、水泳になったら集中して。今日は密度が濃く、また新たに可能性が見えました。参加してくれた甲南大学の水泳部の皆さんも、またいい経験になったと思います」と西代、今回もしっかりと手ごたえを感じていました。
マンツーマンで手取り足取り教えていた中西も、「こんなことは、なかなかないですね」と開口一番。平泳ぎやバタフライの子ども達への指導もしていた中西は、「平泳ぎは、正しい足の動きができない子が多いんです。足首の形が他の泳ぎと違うので、そこが難しいんですけど、今日はマンツーマンで出来ました。甲南大学の学生さんも、ここのコーチの方も協力をしてくださって、みんなある程度のところまで何とか形にできたのでよかったです」と子どもたちがしっかり吸収していたことに喜びを隠せない様子でした。
子ども達に混じって「バタフライができるようになった!」と喜んでいたのは大脇。そんな姿に西代が「あの~お金払ってもらっていい?(笑)」と詰め寄る場面もありました。西代も大満足の『笑スポ』でしたが、1点だけダメ出しが。それはトークコーナーでの大脇。すぐジャンケン大会をしてしまったことに「人選ミスったな~と思いました」と笑っていました。ただ、「大脇には子どもがいて、子どもの接し方をものすごくわかっているので、任せやすかったですね」と信頼している面も覗かせました。
ガリガリガリクソンのゆるキャラ、ガリニエル坊やも大人気でした。「ガリニエル坊やだけなんとか、(『笑スポ』の)メンバー入りを果たしたいですね」とガリクソン。着衣泳の経験については「本当に動きにくいです。僕も水泳習っていたのでもっと泳げると思ってたんですけど。急に突き落とされると気が動転してパニック状態になりました。足が立つところでも、今まで経験したことのない負荷がかかってしまうので危ないなと思いました」と改めてその怖さを実感。西代も、「僕とか中西も、泳げると過信しているところがあると思うんです。でも今回のように"浮いて待つ"というのが頭の片隅にあったら違うと思いますので、ぜひ覚えてほしいです」と着衣泳の周知徹底への意欲を見せました。
次回は10月4日(日)に豊中での開催が決定しており、来年には岐阜での開催も決まっているとか。徐々に『笑スポ』を浸透させている西代は「今回は水難事故のないようにと、赤十字さんも入ってもらいました。今後は、学校とかでもできたらなと思います。笑いとスポーツを通して町ぐるみで子ども達を育てていきたいですね...」とまじめに語ります。その表情を大脇が読み取り、「西代さん、目が泳いでますよ!!」とツッコミを入れるものの、「こっからまたええこと言うから!」と続けます。「笑いは僕ら芸人でしか子どものスイッチを押せないんですけど、水泳というスポーツは中西というメダリストやから押せるスイッチがあって...。そのスイッチを今後も押し続けていけるかなと思います!(笑)」と、『笑スポ』の良さをアピールしました。
次回のふるさとアスリート『吉本発! 笑スポ! 水泳クリニック ~笑いとスポーツで笑顔に~』は、10月4日(日)に豊中市のマリンフード豊中スイミングスタジアムで開催されます。
詳細はこちら ⇒ http://www.spotoyo.com/teshima/teshimatop.html
お近くにお住まいのお子様はぜひ、ご参加ください!
【ミサイルマン西代】【中西悠子】【ガリガリガリクソン】【グイグイ大脇】