最新ニュースインタビューライブレポート

« 一門の先人たちが手がけたネタに挑戦!天満天神繁昌亭で「三代目 林家菊丸独演会〜家の芸〜」開催決定 | メイン | 「RGが120分あるあるを歌い続け、とにかく明るい安村が120分全裸に見えるポーズをやり続けるけど安心して下さい、履いてますよ。」レポート! »

2015年10月 5日 (月)

ミサイルマン・西代、中西悠子らが水泳の楽しさを伝授! 「吉本発!笑スポ!水泳クリニック」が大阪・豊中市で開催!

10月4日、大阪・豊中市のマリンフード豊中スイミングスタジアムでふるさとアスリート「吉本発! 笑スポ! 水泳クリニック ~笑いとスポーツで笑顔に~」が行われました。お笑いを通してスポーツの楽しさ、健康づくり、そして子供たちの育成に貢献すべく、今年4月から始動した「水泳クリニック」。水泳経験のあるミサイルマン・西代と、アテネオリンピックバタフライ銅メダリストの中西悠子が中心となって、"未来のオリンピック選手を育てよう"と子供達に水泳を教えています。プログラムの内容もふたりが企画を練り、実施。今回は、ゲストにフィンスイミング日本代表の山階早姫さんと、ミルクボーイ、モンブランも迎え、笑い溢れる水泳教室を繰り広げました。

今回は初の2部構成でお届けしました。1部は水泳経験のほとんどない子供たちを中心に、基礎から教えます。「25メートルを泳ぎたい」と子供たちの目標は高く、約1時間のレッスン中、休むことなく真剣に取り組みました。スイミングの前には、「水泳クリニック」恒例の夢を発表する時間と中西の銅メダルを首から下げての記念撮影が。メダルをかけた瞬間、「泳げるようになる!」と意気込む子供たちの目の輝きが、さらに増しました。

20151005221833-0781b80d008cd67bd220bfbff861313c16bca6f0.jpg

20151005221904-f6253c257e0a0951d3b901962c9f7b97209c0763.jpg

プールでは、まずはミルクボーイ・駒場のリードで準備体操を。最初は基本から、終盤では駒場が筋肉を披露したいだけのようなポーズもあり、「何やねんそれ!」とのツッコミが。そして中西のバタフライと、山階選手のフィンスイミングのデモンストレーションもありました。あっという間に25メートル泳ぐふたりに、子供たちからは驚きの声が上がっていました。

20151005221937-432c4d60392b3e42144bd9e20c2b414e9ca8ebd2.jpg

そして実践では、まずはプールサイドに座って足をバタバタさせる練習から。バタ足も基本からきっちり教えます。足首の確度、動かし方、大人でも参考になるアドバイスが次々とありました。中西も一人ひとりの動きを確認し、「白い泡がしっかり立つように」と分かりやすく教えていました。

20151005222022-aa6765315aec20b2842c2459c5e3f8b897162f0e.jpg

スイミングの基本である「ふしうき」を学んだ後は、チームに分かれて指導します。中西チームは水の中で鼻から息を出す練習。西代チームはキックと、水中で鼻から空気を出す練習です。ビート板も使って顔をつけて鼻から息を出す、の繰り返し。一人ひとりの動きを見て弱点を見つけ出し、そこを克服するという、「水泳クリニック」ならではのマンツーマンの教えに、子供たちはぐんぐんと成長を見せていました。当初は水に顔をつけられなかった子もいましたが、すっかり平気になった様子。泳ぎ方のコツを掴んだ子供たちには、クロールでの息継ぎの方法を角度や、位置など、中西が丁寧に伝えていました。西代も、少し泳げる子供たちにビート板を持って片手で泳ぐ方法を教え、正しい泳ぎ方を教えていました。最後はビート板とバタ足で目標地点まで泳ぐことに。5メートル地点に駒場、15メートル地点にミルクボーイ・内海、25メートル地点にモンブラン・いけっちが立ち、子供たちはそれぞれ、どこまで泳ぎたいかを宣言。ほとんどの子供たちがしっかり25メートルを泳ぎきり、達成感に満ちた表情を浮かべていました。

20151005222116-d894a79da1ed44b8171e35e7067f5e5a8bf3a44b.jpg

20151005222320-b459a7be421823558b81e5f8d117cfb4f5016f35.jpg

20151005222429-bba62efa1ebdb5f5944aafbd4199db61cd577761.jpg

20151005222507-271406e49d5f442edff7eeba50e3248aba246b99.jpg

20151005222544-765bb025148345e30feb9987916aa743e799be96.jpg

1部と2部の間には、トークコーナーがありました。このトークコーナーでは、2部から参加する子供たちも合流し、保護者の方も交えて、みんなでネタとトークを楽しみました。まずはミルクボーイのネタから。駒場はさっそく自慢の筋肉を見せ、子供たちよりも保護者の方から「おお~」という声が多く上がっていました。またギャグ「奥さーん!」も披露し、笑いを誘いました。内海は得意のけん玉を持参し、次々に技を繰り出しました。時には玉を額に当ててしまうものの、そんな姿にも子供たちは大喜び。すっかり心を掴んだ様子。続いては大道芸のモンブラン。いけっちが回した皿を、バランス芸をしている木下の頭の上に移動させるという技では参加者の中からアシスタントを募り、挑戦してもらいました。ミルクボーイ、モンブランの芸に大喜びしているところに豊中市スポーツ振興事業団のマスコット、とよピヨ君も参加し、さらにテンションが上がりました。

20151005222625-eb1cfa9dffce0042dfabc8732f4d95ad001e6cd0.jpg

20151005222716-b0f38e9182e40b82eeb54a95a4082ff7d0b273a2.jpg

20151005222759-107bfe2121541fbf4f0c51f62133c5c852e40854.jpg

2部の参加者にも中西の銅メダルを見せると、「おお~!」という歓声が。そして、中西がオリンピックに3回出たことを伝えると拍手も沸き起こりました。0歳7ヶ月で水泳を始めたという中西に「ええ!?」と驚きの声が。積極的にトークに参加する子供たちの姿も印象的でした。オリンピックを目指している子供たちは半数以上。オリンピック出場に大事な条件は「よく食べて、よく泳ぎ、よく寝る」と中西。「この3つが基本。あとは人の話をちゃんと聞くこと。コーチやお父さん、お母さんの言うことを素直に聞くことが大事だと思います」と続けました。「言われて嫌になることもたくさんあったけど、反発してもいいことがなかったので、しっかり聞いて言われたことを守るのが大事かなと思います」と話す中西の目をしっかり見て、聞いていました。「好き嫌いなく食べるという基本が大事」と西代、子供たちに好き嫌いがあるかを聞いてみると、ほとんどの子が手を挙げ、「出されたものは必ずしっかり食べる」と中西からの一押しもありました。

そして、子供たちに質問を募ってみると、「どうやったら(水泳が)速くなりますか?」と男の子からの質問が。「嫌々でやる練習は何の身にもつかない。30分でも今日はやるで!と、自分で考えてやる方が、1時間嫌々やる方が身につく」と西代。「コーチの言うタイムより速く泳ごう!とか」と中西、闘志を燃やすことも大事だと伝えました。「気持ちを入れて練習に取り組めば、それは何倍にもなって帰ってくる。前向きな練習がいいと思います」と西代、この後に水泳クリニックが控える2部の子供たちのやる気スイッチを押していました。また「休憩なしで何メートル泳げますか?」と中西に質問があり「1万メートル」という答えにまたまた驚きの声が上がりました。「息継ぎなしでどれだけいけますか?」との質問には、中西は「50メートルはいけます」、山階選手は「50メートルが限界です」とのこと。この質問をくれた子に「目標は何メートル行きたい?」と西代が聞き返すと、「1メートル!」と答え、場内は笑いに包まれました。2部の子供たちの目標も聞きました。「クロールを1000メートル泳ぎたい」という小学1年生の男の子や、「バタフライが上手になりたい」という子もいました。2部に参加する子供たちも中西の銅メダルを首からさげて"イメージトレーニング"を。みんな嬉しそうでした。

20151005222847-361e5ea66c72d3ab005df0c8cd1abb8fdfb765e4.jpg

20151005222930-2f5709ff3922a7346bb9b7f1643eb23f39ef6f63.jpg

いよいよ水泳の実践です。2部は泳げる子が中心のため、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、選手+バタフライと4つのコースに分け、重点的にレクチャーしました。選手コースでは、中西がクロールの手のかき方、その時間、タイミングなどをしっかりと。子供たちの吸収力も速く、どんどん体で覚えていきます。平泳ぎでは「ひとかき、ひとけり」の合言葉で手と足の使い方を西代が中心になって教えました。背泳ぎのコースでは、腕を垂直に水面から出して泳ぐ方法も教え、バランス感覚を養っていました。そうして休むことなくレッスンは1時間以上、続きました。子供たちのタフさにも脱帽です。

最後のリレーも大いに盛り上がりました。駒場、いけっちが参加しての中西チームと、山階選手、内海が参加しての西代チームに分かれてスタート! トップは駒場VS山階選手で、山階選手が大いに引き離して西代チームがリードします。中盤、中西チームが追いつき、果ては逆転! 大差で中西チームが勝っていたものの、アンカーの中西の番になると西代が中西を妨害して泳がせません。そしてアンカーの西代に順番が回ってくると中西を解放して同時スタート。最後は大接戦となりましたが、タッチの差で中西チームが勝ちました。最後に西代が「今日、楽しかった人~!?」と声をかけると、全員が「はーい!」と大きな声で挙手、充実感に満ちた表情が印象的でした。

20151005223017-bbaf5dbfacfc014591ce40d4f93429b2dc505a43.jpg

20151005223055-233cc333443107774adab740ab65bc3bf9bb0bd8.jpg

20151005223133-e1b5a984e4aa9bb7dc2d112405f42971537feab9.jpg

20151005223216-10e8179adeb7a5964757b14a470737e3ceb3b1fc.jpg

20151005223302-695609e350618d2e95cf504a0f99f0046a9e830b.jpg

20151005223340-a0e448ad2a41bf79c0bdb3ddec3da010c0963abb.jpg

20151005223420-7444adc6db7f15205131753287ece9839661d2c7.jpg

4回目の『笑スポ!水泳クリニック』を終えて、「今回は泳げないチームと、泳げるチームに分けてやりました。今まで子供たちのレベルが掴みにくいところがあったので、2部制にしたのですが、そうしてみてよかったです」と西代。中西も「まず基礎をやることが大事なので。最初、すごく力が入っていた子もだんだん力が抜けていって。すごくよかったなと思います」と手ごたえを得ていました。山階選手も、「顔をつけるのも怖かった子が最後はビート板を使って楽しく泳いでくれたので、よかったです」と笑顔を見せられました。泳げないことを前提に募ったことが功を奏したと西代、「やっぱり参加することが大事なので。泳げない子が参加するのはハードルが高いと思うんですけど、1部はいい手ごたえがありました」。種目別に細分化した2部は、中西の発案によるもの。「今回、一番手ごたえがありました。こういう感じでやれば今後もいいかなと思いました」と本人も納得。西代によれば中西が教えていた内容は本格的なものだったそうで、「雑誌で見たことある!」という印象だったそう。「難しいことをやることが好きな子もいるので、選手を希望している子はそれぐらいがいいかな」と中西、子どもたちの要求を確実につかみとっていました。

演芸メンバーも固まったと西代。span!、女と男、ガリガリガリクソン、グイグイ大脇、そしてミルクボーイ、モンブランと、このメンバーで今後もやっていけそうだと期待を寄せます。今回初参加となったミルクボーイとモンブランにも、感想を聞きました。「僕も水泳をずっとやっていて、自分が習っているときに言われて、何言っているか分からなかったことが、自分が教えるとなるとまた分からないので、教える難しさも分かりましたし、やる方と教える方のどっちの楽しさも知ることができて、勉強になりました」(駒場)。「僕、全然泳げなくて...。1部の子が泳げないという、その気持ちも分かるんですよ。ここに来ること自体、緊張すると思うから。最初めっちゃ緊張してたと思うんですけど、そこは僕らのお笑いで...。1回みんなで話して、ほぐしてからプールに入ったので、それがよかったんじゃないかと思います。あと、僕、全然泳げないのに"先生"って呼ばれて(笑)。泳げるんやって思われていたのが...(笑)。楽しかったです!」(内海)。「僕も楽しくて、調子が良くて。いつも小学校の時とか、プールでは血の気がなくなっていって見学する方やったんですけど、今日は楽しくできたのでよかったです!」と紫の唇で語ったのは木下でした。西代曰く「モンブランはずっと呼びたいコンビだった」そうです。「短時間で成長していく姿にすごいなと思ったのと、その場に携わることができて、自分自身も感謝の気持ちです」と丁寧な感想を述べたいけっちに、「アスリートの方ですか!?」という西代からのツッコミが。「こういったイベントがまた今後とも続いていくように願っております!」と続けるいけっちに、どの立場や! 協会の人?などなどさらにツッコミが入りました。

演芸メンバーも固まったことから、「年内にさらに形を整えて、来年はもっと飛躍したい」と西代。そのために、内海と木下には競泳用の海パンをプレゼントしたいとも。さらに、「大人にも広げていければ。泳げない大人、子どもバージョン、泳げる大人、子どもバージョンの4本柱でやっていきたい」と中西。さらなる充実を図ることを誓っていました。そして、今回も「お菓子のデパートよしや」さんと「グリコ」さんから、参加した子供たちにお菓子のプレゼントが。お菓子を手にして、さらに子供たちの笑顔が弾けた「笑スポ!水泳クリニック」となりました。

「吉本発!笑スポ!水泳クリニック」は11月も開催予定です。詳しくはまたお知らせします!

【ミサイルマン・西代】【中西悠子】【ミルクボーイ】【モンブラン】