キンコン西野が若手芸人ら10人と1対1でトーク
9月26日(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「10人の若手芸人VS一人のキングコング西野」が開催されました。
これは、沖縄と沖縄の芸人をよく知らない西野が、もっと沖縄と沖縄の芸人のことを知りたい!と企画したイベントで、沖縄の芸人10人と西野が一対一でトークするというもの。普段はコンビで活動している芸人も今日は1人で登場し、一対一で西野とトークをします。
まず1組目は、23歳で芸歴2年目のオーシャンのリョウジが登場。デビューしてからは月イチペースで舞台に立っていましたが、この沖縄花月ができてからは舞台に多く立てるようになったと嬉しそうに話します。
西野から「舞台に多く立てるようになって何か変わった?」と聞かれたリョウジは「よりイイ声になりました!そしてスキルアップしています」と言い、すかさず西野から「あまり自分でスキルアップしたとは言わんよ!」と突っ込みが。
コンビ仲を聞かれたリョウジが「昔は相方が大好きだったのに今は...」と言いよどむと「わかるわ~!俺も昔めっちゃ梶原の事大好きやったけど、今は大っ嫌いやもん!あいつ寝言で眠い!言いよってムカついたわ~」とのエピソードに会場から笑いが起こりました。
その後もリョウジの遅刻しても謝らない相方への不満や、西野のノンスタイル井上の天然おバカエピソードが続きつつ、2組目へ進みます。
2組目は、芸歴2年目の魁!バーバリアンの与儀(よぎ)。小学校の友達同士でコンビを組んだ与儀が、昔は仲が良くて旅行にも二人で行ったりしたのに、今は関係性が変化してきたと告白します。すると西野も「なんで仲がいいのが続かへんのやろな~」と不思議がり、キングコングもコンビを組む前は"かっちゃん""にっしゃん"と呼び合い、二人でずっとキャッキャ遊ぶくらい仲が良かったと話しました。また、フィリピンとのクォーターである与儀が、フィリピンにいる大好きなおじいちゃんにナイキのエアフォースをおねだりしたら、箱いっぱいに詰められたバナナが届いたエピソードを披露し会場は爆笑に包まれました。
3組目は、まだ芸歴1年目のハイビスカスパーティのちあき。既婚者である千秋の旦那様はトルコ人。イスラム教徒でありながら酒を飲み祈りもしない、戒律破りまくりの旦那の行動を暴露。神経質なのかがさつなのか分からないと話し、西野からはデビュー1年目の時の梶原の下ネタエピソードが暴露されると会場からは悲鳴交じりの笑いが起きました。
4組目は、とびだせ!マーメイドの大榮(おおえ)。長髪をかきあげる大榮に「気持ち悪っ!」と西野。ですが、この長髪のおかげでSABU監督の映画「天の茶助」にホームレス役、それも伊勢谷友介の父親役で出演できたとの話しに驚く西野。続けて大榮が地元の怖いヤンキーの先輩に呼び出された話しから、夜のエッチなお店の美人なお姉さんとの熱いキス話しへとつなげると「俺、沖縄にきて何聞かされてんねん!きっしょ~!」と倒れ込む西野に会場から笑いが起きました。
5組目は、馬と魚。「沖縄おもろおばけ屋敷」に出演のため大阪から来ている馬と魚に対し「だから沖縄の芸人さんとトークしたいから!」と一刀両断する西野。それを気にせず、出されたお題を基に即興でコブクロ風の新曲を披露する馬と魚お得意のネタに客席が湧きます。他のお題でaiko風の曲を即興で演奏すると「動きがウルサイ!」と西野から突っ込みが。また、タモリさんと笑福亭鶴瓶さんに憧れているという馬と魚が、「急に料理のうんちくを言うタモリ」と「結局要点を言わない鶴瓶」のモノマネを披露し、6組目へと続きました。
6組目はピーチキャッスルの桃原(とうばる)。「モモモモー!」と独特の登場をした桃原に絡みづらそうな西野。桃原からは、破天荒な母親の話しとして、高校生の頃に寝坊した桃原を起こすため木刀で右すねを強打してきた、などギリギリな話題にに西野からは「こわいこわい!」の悲鳴が。その母親が経営しているスナックに、東京03の豊本さんを連れて行くと「誰?」など失礼をし続けたうえに、ぼったくろうとしたとのこと。「この後、西野さんも是非一緒に行きましょう!」の誘いに「イヤイヤイヤイヤ!!」と西野の絶叫が会場に響きました。
7組目は、モリオハザード。こちらも「沖縄おもろおばけ屋敷」出演のため東京から来ているモリオハザードは、ゾンビメイクにボロボロの服といういでたち。「今日も腐ってまーす!」とかすれ声での登場に「いろいろ間違ってる!」と西野。おばけ屋敷用の扮装かと思いきや、元の芸風自体がゾンビだというモリオハザード。沖縄におばけ屋敷要員として呼ばれた!と喜んだら、お客様をアテンドする普通のガイド役だったとの事で、本領が発揮できないと悩みを吐露します。「もともとビートたけしさんに憧れて...」と答えたモリオハザードに「見た目ゾンビで声はたけしさんって!いろいろ大渋滞やから!」と突っ込まれ苦笑いのモリオハザードでした。
8組目は、芸歴5年目の初恋クロマニヨンの松田。さっきまで舞台袖で見ていてめちゃくちゃ緊張しているという松田に「沖縄の芸人って舞台袖の幕からめちゃめちゃ見てくるよね!あいつもう舞台に出てるんちゃう?くらい見てくる」と西田が暴露。ちょうど台風が接近していたため松田からは台風つながりで、中学時代に野球部の後輩が台風対策で"トンカチ(かなづち)"を持ってこいと言われ部員全員分の"とんかつ"を持ってきたという天然エピソードを披露。笑いが起こる中、9組目へと続きました。
9組目は、3泊4日で沖縄入りしているチョコレートプラネットの松尾。10組目が相方のチョコレートプラネットの長田ということもあり、西野からは「沖縄芸人とトークしたいって言ってるのに、10人中4人が沖縄芸人じゃないってどういうこと?!」と率直な不満が漏れます。沖縄での過ごし方を聞かれた松尾は「夜は毎晩、クラブ行ってます!」と即答。沖縄のクラブらしく、外国人とダンスバトルしている日本人を感心して眺めていたら相方の長田でびっくりしたと話します。西野からは、キングコング・ロザン・ランディーズで結成していたダンスユニット「WEST SIDE」時代に、気を抜いてダンスしていたらランディーズの高井に呼び出され胸ぐらをつかまれキレられたという話しに、会場からは笑いが沸き起こりました。
10組目は、先ほど登場した松尾の相方であるチョコレートプラネットの長田。9組目の松尾の話しから続けて「西野さん、クラブでダンスめちゃめちゃ楽しいっす!外国人の方がめっちゃアクティブで、もう、こうしてこう!!」と体全体でクラブダンスを踊りまくる長田。西野は「トークをください!相方のムカつくエピソードをください!家族のバカ話しをください!」と懇願。その流れから、おばあちゃんの背中の上でマッサージしながらダンスをしてたエピソードにつなげると、会場が爆笑に包まれました。
最後に舞台に全10組が登場し熱気が溢れます。馬と魚が、西野に贈る「髪型がかっこいい」しか歌詞が出てこない「西野さんのいいところを詰め込んだ歌」を即興で演奏し、盛況の中、トークライブが終了しました。