とにかく"明るい"又吉登場!?仲良しジューシーズ児玉と沖縄トークライブ!
11月8日(日)沖縄よしもと花月にてピース又吉とジューシーズ児玉のトークライブが開催されました。地元沖縄のファンはもちろん、県外からも多くのファンが訪れ、会場は超満員。2人が舞台に登場すると待ちわびたファン達から大きな歓声が上がりました。
父親が沖縄出身という又吉。小さい頃から良く沖縄には遊びに来ていたという話から、子供の頃の虫嫌いの話題へ。沖縄独特の大きな虫を怖がる幼い又吉におばあちゃんから「虫を怖がったらダメだよ、家に来る虫は全部亡くなったおじいちゃんで直樹(又吉)に会いに来てるんだよ」と教えられたそう。そんなおばあちゃんも食事時間に入ってくる虫は容赦なく叩き、おじいちゃんをつぶしたとう話に客席からは笑いが起こりました。
話題は前日行った宮古島について。又吉から「どう?沖縄の印象は?」と聞かれた児玉は「住みたくなる気持ちわかりますわ、うらやましい。沖縄の"血"が欲しいっすね、又吉さん沖縄の"血"が流れてるんですよね?――(又吉を見て)全然違うな!!」という言葉に、「何言ってんの海似合うでしょ?」と又吉。東洋一きれいと言われている海岸で海をバックに写真を撮ってもらった又吉。後から写真を見ると、まるで心に闇を持った引きこもりの少年が明るいお兄さんに海に連れてこられたみたいになっていたそうです。
また、よく性格が暗いと言われる又吉。親戚は皆明るいと言う又吉に、児玉から「なんで暗くなっちゃったんですか?」という質問が。それに対して又吉は「わからん、で...」という絶妙な間の後の「その質問には答えたくない」という言葉に会場は大爆笑。子供頃の経験から、あまり調子に乗ると怒られた事から今の芸風に影響が出ているとの事でした。
次に先輩、後輩の間柄にも関わらず仲がいい2人が、初めて一緒に遊んだ話題へ。
芸人が先輩から誘われたら、女の子と遊ぶとか合コンのイメージがあったという児玉だが、又吉は缶コーヒーを一本買って公園を何周も歩いたそう。公園の中にある"樹"に『おつぼね様』という名前を付けて挨拶をさせるらしい。「"樹"の掃除をしているうちに愛情が芽生えてきて、公園の先輩として挨拶をするようになった、こうやって神社とか出来てくるんやろうな」という又吉に間髪入れず、児玉からの「いや、違いますから」という鋭いツッコミが入りました。
また、お金が無い又吉が作った『魂吸うゲーム』という遊びの話へ。
公園等ですれ違いざまに口で「すぅ~っ!!」と魂を吸って多く吸った方が勝ちという遊びが楽しくなってきて、一緒になってやるようになった児玉。相手の魂を吸ってもバレていないという意識が強くなってしまい、相手と目が合っている時にも吸うようになってしまったとの事。
その内、魂を吸うのが遊びだったのが段々競技みたいになり、又吉が児玉と2人で遊んでいる時に"魂"を吸うと児玉が「おい、吸ってんじゃねーよ!!」とマジギレされるようになってしまったそうです。
芸人のルールみたいなもので先輩から誘われたら、後輩は必ず行かないといけない話へ。
児玉の先輩でもある又吉は、一緒に楽しんで貰いたいという思いから「俺ちょくちょく誘うから、一緒に行けたとしても最初の3回は断って、断り慣れして」と児玉に話したところ、そこから連続で10回以上断られ、1回目を誘うのにものすごく苦労したとの事でした。
「後輩を甘やかし過ぎたなぁ」と又吉。
その理由が昔、2人と一緒に住んでいるパンサー向井と一緒に銭湯に行ったときに、風呂好きの児玉のテンションが上がりすぎて、先輩である又吉のケツを容赦なくける事件があったとの事。「絶対あかんで、先輩のケツ蹴ったら、なんも履いてないケツ。"ペチーン"って鳴ったわ」という話に、会場からは笑いが巻き上がりました。
「でも、もう本当に仲良いですよね、一緒に住むって凄いことですよ」と児玉。3人が一緒に過ごすのが楽しすぎて2年だけ一緒に住む予定だったが、更に1年延長したとの事。「本当に3人で住むことで僕は明るくなれた」という又吉に、「なってねぇよ!」と児玉からの鋭いツッコミが入りました。
話題は又吉が芥川賞を受賞した事から、又吉の相方である綾部の話題へ。
よくピースに対して世間から格差と言われているが、綾部は全然気にしてないとの事。ある日2人でいるときに綾部が又吉に「おまえ、すっごい事だぞ」と言われ、又吉が誉めてくれてるんや、珍しいなと思ったら、「分かるか?芥川賞作家の相方だぞ?俺」と綾部。又吉の「何かお前が凄いみたいになっとるやんけ」という言葉に、「いや、今回凄いのは俺やろ?歴史上芥川賞は100人以上いるけど、芥川賞作家の相方は俺が史上初めてなんだぞ?」と言われたそうです。「俺も芥川賞作家の同居人という事で...」という児玉のボケに、すかさず「いや、何人かおったわ」と又吉の鋭いツッコミが入りました。
「又吉さんは注目されても変わらないですよね。ずっとマイペースというか...でも、家で気配だけは出して欲しいんですよ」という話から又吉の存在が薄いという話題へ。ロケバスでも座って待っていたら「又吉さんが戻り次第出発します」という事がよくあるそうで、ある日、又吉がタクシーに乗っていても、運転手に存在を忘れられ、別のお客さんを乗せられそうになった事もあるとの事でした。
最後に会場からのアンケートへのQ&Aへ。
その中で、宇宙についてどう思いますか?という質問に対し、又吉は「宇宙、ほんますっごい奇跡。俺たち人間が生きてるという...残り何分かでしゃべる話じゃないけどね」会場から笑い。さらに「だって太陽が出来て、その周りに惑星が出来て、海から生物が出来て、たまたま突然変異で人間になって...、ものすごい奇跡の連続で僕らがここに2人が立ってて、皆さんがそこに座ってて、奇跡みたいな関係なんですよ」という又吉に、「何か変な宗教みたいになっちゃってますね」と児玉。「帰りに皆さん水晶を買って帰って下さい」と又吉が話すと会場は大爆笑の渦につつまれました。最後に又吉「時間ですか?終わり方ってどう終わるんでしたっけ?」と締めくくり、終始笑いに包まれたまま幕を閉じました。