トレンディエンジェルが『M−1グランプリ2015』王者に! 斎藤「いつも通り、ハゲててよかった」と歓喜!!
12月6日(日)、『Mー1グランプリ2015』が行なわれ、トレンディエンジェルが見事チャンピオンに輝きました。
2001年から2010年までの10年間に渡って開催され、今年5年ぶりに復活した漫才頂上決戦『Mー1グランプリ』。プロアマ問わず、優勝者はチャンピオンの称号と賞金1000万円を獲得できるという、若手にとっては夢のような登竜門的漫才の大会です。当初の芸歴制限は10年目以下でしたが、開催されなかった5年間を考慮して、今大会では結成15年目以下までの出場が可能にとなり、3472組がエントリーしました。
8月から1回戦がスタートし、2回戦、3回戦、今回初めてとなる準々決勝、さらには準決勝が開催。厳選なる審査の結果、メイプル超合金、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、和牛、ジャルジャル、銀シャリ、ハライチ、タイムマシーン3号(※出番順/以下、敬称略)が決勝進出しました。
さらに、本日6日(日)14時30分からは東京・六本木ヒルズ内六本木アリーナにて、最後の1枠を懸けて、残りの準決勝進出者20組が『敗者復活戦』へ挑みました。
ネタ順は下記の通りです。
ニッポンの社長/アインシュタイン/モンスターエンジン/チーモンチョーチュウ/学天即/相席スタート/笑撃戦隊/かまいたち/POISON GIRL BAND/セルライトスパ/囲碁将棋/とろサーモン/ダイタク/天竺鼠/ナイツ/東京ダイナマイト/尼神インター/トレンディエンジェル/ダイアン/さらば青春の光
『敗者復活戦』の前説を務めたのは、どりあんず。平井がお得意のラップ調のコール&レスポンスで盛り上げれば、堤は「みんなを応援してあげてくださいね! この人はキャーって言ったのに、この人は言わないとかはダメですよ! まんべんなく歓声くださいね!」と呼びかけて、笑いを誘いました。
会場MCを務めるのは『Mー1グランプリ』の予選でおなじみのはりけ〜んず、そして生放送された番組のMCを務めるのは陣内智則。「5年ぶりにMー1が帰って来ました! 僕らも帰ってきました!」というはりけ〜んず・前田の絶叫に、大きな歓声が起こります。「季節柄、寒さを感じてしまうと思いますけど、漫才を観ているとどんどんあったかくなりますから!」(前田)と声をかけて、20組それぞれが珠玉の漫才を披露しました。
18時30分からは、いよいよ決勝戦のオンエアがスタート!
オープニングで流された10年間の戦いを振り返ったVTRに、MCの今田耕司は「観ていたら泣きそうになりました」と胸を高ぶらせます。また、同グランプリで仕事復帰を果たした上戸彩は「(MCに選んでいただいて)光栄です!」と笑顔。今田は「復帰(の場)に選んでいただいてありがとうございます。Mー1愛を感じます」と感謝しました。
歴代王者9人が審査員を務めることでも話題となった今大会。ファーストラウンドでは、それぞれの熱い掛け合いに大きな拍手と笑いが起こります。
最初に最終決戦の切符を手に入れたのは、ジャルジャル。漫才披露後、福徳は肩で息をしながら「僕ら人間として普通なんで、ネタがんばらなどこでがんばるねんという感じなんです」と熱い思いを口にします。
8番目のタイムマシーン3号の結果によって、銀シャリの最終決戦進出も決定。2人がガッツポーズで喜ぶ中、惜しくも敗退となってしまったスーパーマラドーナ・武智は、審査員のNON STYLE・石田を「同期やろ! ひき肉にしてやんよぉ!」と睨みつけました。
さらに一般投票にて選ばれる敗者復活からは、トレンディエンジェルが決勝進出! 陣内に連れられてスタジオに到着した2人は勢いそのまま観客の心を見事につかんで爆笑を起こし、最終決戦の切符をつかみ取りました。
最終決戦は銀シャリ、トレンディエンジェル、ジャルジャルの順番で、漫才を披露。結果、6票を獲得したトレンディエンジェルが、栄えある王者に輝きました。
笑い飯・哲夫からトロフィーを受け取った斎藤は「先ほどまでゆったりした時間を過ごしてたんですけど、この30分くらい記憶がございません。みなさんが笑ってくれて、健康でよかった」と声を震わせながら、喜びをかみしめました。
番組終了後、記者会見場に大きな拍手で迎えられた2人。まだ夢見心地のようで、「決勝すら出られると思ってなかった。学生の頃から観ていた番組ですし、実感はまだ湧いてないです」(須藤)「嬉しい。シンプルに嬉しいです」(斎藤)と静かに語ります。
「正直、今日は調子が悪かった」と語る斎藤。須藤が「だけど、本番になったら一気にテンションが上がって」と語れば、「スタジオまで向かう間、一気にアドレナリンがグッと出ました」と頷きます。敗者復活戦の手応えについては「いつもの感じだとやばいなと。2人でやっちゃったなと思っていた」と思わぬ本音を。準決勝で敗退してしまったあと、斎藤はいじけていたそうで「(普段、お酒は呑まないけれど)梅酒ソーダを2杯飲んでべろべろになったくらい、悔しい思いをしました。だから、(今日は)怒りをバネにしたところがあった」と語りつつ、「インスタグラムで独自のファンを増やすことに躍起になっているので、フォロワーが投票してくれたのかも」とぽつり。須藤も「もしかしたら組織票になったかもしれないですね」と笑います。
また、ネタづくりについては「基本、2人で話し合いながら」(斎藤)しているそう。「漫才をボケを考えるのが苦手で、2人で煮詰まったときはたかし(須藤)が日刊スポーツを開いて教えてくれた時事ネタを、無理矢理(ハゲネタと)くっつけています。ダジャレにするというか、自分が面白いと思うことはくだらないことが多いんです。巧みなネタはつくれないので、ひたすらハゲに結びつけています」と明かしました。
現時点でいちばん出たい番組を聞かれた斎藤は、「ミュージックステーション!」と即答。また、喜びを伝えたい人については「親父。昔から怠け癖があって、親父の希望どおりの子供になれなくて悩んでいたので、素敵な賞をいただけてよかった」(斎藤)「メイド喫茶の常連達に伝えたいです」(須藤)とそれぞれ返答。勝因を訊ねられると、「いつもの自分を出せたから。いつも通り、ハゲてて良かった!」とようやくらしさを見せました。
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