鉄拳、芸名の由来となった格闘ゲーム『鉄拳』の大会で全キャラを描いたイラスト披露
12月12日(土)、都内のバンダイナムコエンターテインメント本社 未来研究所ファンシアターにて、アーケード用3D対戦格闘ゲーム『鉄拳7』の頂点を決める「THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 2015 GRAND FINAL」が開催され、優勝者へのプレゼンテーターとして鉄拳も出演しました。
『鉄拳』シリーズ20周年イヤーを締めくくるべく、この日行われたのは、総額1000万円の賞金をかけて戦うバンダイナムコエンターテインメント初の賞金制公式大会。
国内外の予選を勝ち抜いた代表選手27名が参戦し、ノビ選手(日本)が優勝賞金300万円を勝ち取りました。
そのノビ選手と決勝で激闘を繰り広げたknee選手(韓国)が準優勝、そしてAO選手(日本)が3位という結果に。
優勝者への副賞のひとつチャンピオンリングのプレゼンテーターとして登壇した鉄拳は、「パラパラ漫画の方の鉄拳です」と自己紹介すると、「名前は知っています。ツイッターで検索すると、僕よりもノビさんの方が(ヒットする)」と妬みつつ、「今後とも一緒にがんばっていきましょう。僕を世界に連れてってください」とノビ選手を握手を交わしました。
鉄拳は、芸人を始める前から格闘ゲーム『鉄拳』のファンで、キャラクターのひとりの三島平八にあやかって「鉄拳親父」との芸名をつけようとしたこともあり、「『鉄拳』歴は僕が一番長いと思います」と豪語。
しかし、サングラスがトレードマークの鉄拳プロジェクト・リーダーの原田勝弘さんから「めちゃくちゃ弱いです(笑)」と暴露されてしまい、かつての得意技10連コンボが現在では通用しなくなった上に、「パラパラ漫画の描きすぎで、腱鞘炎になって...」と言い訳する鉄拳です。
また鉄拳は、『鉄拳』20周年を祝う描きおろしのイラストを発表。
『鉄拳』の全キャラクター(鉄拳談)が、地球上で手をつないで結ぶこの絵のコンセプトは、「『鉄拳』で世界の友達を作ろうというか、平和にしようという意味なんです」と平和への祈りを込めたとのことです。
エンディングでは、『鉄拳7』の正当続編となる『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』のトレーラーが流され、そこではストーリーの鍵を握る人物として、カプコンの『ストリートファイター』シリーズから"豪鬼"の参戦も明らかとなり、会場には大きなどよめきが起きました。
イベント終了後の囲み取材には、鉄拳と、『鉄拳』20周年記念応援マネージャー・佐野ひなこさんの2人が出席。
『鉄拳4』のチャンピオンに勝利したことを武勇伝として語る鉄拳でしたが、チャンピオンは目隠しをするハンデ戦だと打ち明けると、「卑怯ですね(笑)」と佐野さんも呆れます。
今年の鉄拳と言えば、6月に、
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア』にて、話題賞を受賞。
ニュースにもなりましたが「その後に、(ピース)又吉さんが『火花』で芥川賞をとって、その話題消えました」と嘆き、「パラパラ漫画の賞もあったらいいな」「漫画の方が世界に広がっているんだから、芥川賞みたいな感じで取り上げてもらいたいですね」と取材陣へ懇願します。
さらに鉄拳は来年5月上旬まで締め切りに追われていると明かし、「テレビよりも原稿描いてる方が向いてるんで、ずっと描いてますね。しゃべりが僕、出来ないんで。テレビだとほぼカットされちゃうんで」と吐露。
その話に「ちっちゃい頃、生放送で見てました」と佐野さんが反応しますが、鉄拳は「『おはスタ』ですね。(自身のレギュラー出演は)終わっちゃいました...」とボヤき、笑いを誘います。
『鉄拳』20周年記念応援マネージャーを昨年12月より務めてきた佐野さんは、『鉄拳7』のラッキークロエのコスプレも今日で着納めになりそうとのこと。
『鉄拳』と同じ年に生まれた佐野さんですが、来年以降の話になると、「ギャラが変わっていきますからね。ドラマもバンバン出てるし。僕はいつでも空いてますよ」「僕がこの(ラッキークロエ)の格好しますよ」と鉄拳が佐野さんのポジションを狙うも、佐野さんから「ダメですよ、オーダーメイドで作っているので!(笑)」と反論されるといったやりとりで、場を和ませていました。
『鉄拳』シリーズの最新情報は、公式サイト(http://www.tekken-official.jp/)にてご確認ください。
【鉄拳】