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2011年10月

【ライブレポート】『林将軍にお話を献上する』

9月24日(土)、浅草花月(5656会館)にて、カリカ・林克治のラストステージとなる『林将軍にお話を献上する』ライブが行われました。林はこの日をもって芸人を辞めるということもあり、補助席なども多数出されるほどの超満員。

まず、舞台上に現れたのは『お話を献上する』側の若手芸人たち(グランジ、ピクニック、LLR、ライス、畑中しんじろう、御茶ノ水男子)。そこへ「しずまれーーい!」と登場したのはガリバートンネル・三須。本日の進行を芸歴七年目にして初めて任されたとのこと。

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その後、ようやく登場したのが、この日の主役・林将軍(カリカ・林)。林将軍曰く、もともとこのライブは「畑中くんとか、えーっと“おちゃだん”(笑)? そういう接点のない人とやってみたかった。だって、ピクニックとなんて一年に二言三言しかしゃべんないもんね」という目的で開催されるはずだったそうです。それが「事情が事情でこんな(超満員)になったけど、普通の状態だったらこんなには入ってない。というか、お客さんが増えた分のギャラ、オレに振り込まれるのかな?」と林将軍らしいトークで笑いを取ります。

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ライブの内容はというと、与えられたテーマに沿った話を若手芸人が話し、その内容に林将軍が満足したら飴玉、満足しなかったら銃で撃たれるというシンプルな構成。

雑学やゾッとする話などさまざまな話が繰り出されましたが、この日ばかりは印象に深く残っている話と言えばやはり林将軍に関するものばかり。いくつか紹介すると……

LLR・福田:「タクシーに乗ったとき、タクシー運転手時代の林さんを知っている運転手さんだったんですよ。その人が俺に「あいつ、全然おもしろくないでしょ?」と言ってたから、後日、林将軍にそれ、笑い話として伝えたんですよ。そうしたら、林将軍がマジな顔で「誰だ! そいつは!!」って犯人探し始めちゃって(笑)」。

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ピクニック:「林さんを怖がっている人がいるんです。それは佐久間一行さん。佐久間さんと林さんのツイッター上でのやりとりは有名ですけど、僕と佐久間さんでお茶してたときに「佐久間さん、写真撮ってツイッターにUPしていいですか?」と聞いたら、佐久間さんが「やめて! 林さんがリツイートしてくるからやめて!」と本気で嫌がってました。ちなみに、佐久間さんは林さんのツイッター上でのノリに返すのは2回までって決めてるらしいです(笑)」

そのほか、シュール5などでも交流があったライス・関町は「カリカトーク」というライブでいつもやっていた“全力のあっちむいてホイ”を披露、グランジ・遠山は2008年キングオブコントの追加合格の話、グランジ・五明の浅草での仕事帰りに飲みに連れて行ってもらった話などなど、まるで別れを惜しむかのように壇上の芸人たちは林との思い出や林らしさを感じさせるエピソードを次々に語っていました。

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そして、この日、会場がもっとも沸いたのは、ピクニックの「なぜ僕が林さんと一年で二言、三言しか話せなくなったか」の話。

ピクニック:「僕のツイッターを先輩である林さんがフォローしてくれてたんです。こんなありがたいことはない!だから、林さんにツイッター上で「フォローありがとうございます。僕もフォローさせてもらいます」と送信。それに対して林さんから返って来た三文字の答えに僕は震えました……それは『殺すぞ』です……」

これには客席も大爆笑。しかし、笑いに包まれているその間に林将軍はそんなピクニックを銃で撃つという仕打ち。

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さらに、倒れたピクニックに駆け寄ったグランジ・大も銃で撃たれる。

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その後に続けとばかりに「銃で撃たれる」ことを欲しがるライス・関町に対しては、関町がどんなに欲しがっても敢えて(銃で撃つことを)しない林将軍。この見事なまでのSキャラぶりに会場のお客さんも大いに沸いていました。

たくさんの話で盛り上がり、ライブが終わりかけたそのとき、サプライズで登場したのは相方であるカリカ・家城。林将軍にお話しを献上するためにと軍服を身にまとい、なぜか小脇にメロンを抱えての登場でした。

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家城:「ある場所にふたりでピエロをやっている男たちがおりました。一人が辞めることをある日のライブで発表すると、ひとりのお客様が辞めないほうのピエロに向かって言いました……「マンボウだけはやめてくれ。ダサすぎる」と。そしてその女性を追いかけたのですが、路地で姿が消え、そこにはたったひとつのメロンが残されていたのです」。

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ここで語られているマンボウとは、家城が今後の芸名を「マンボウ家城」にすると言っていることによるもの。この話を受けて、林は「マンボウに関しては誰も賛成してないけどね。単純にマンガ喫茶しか浮かんでこないよね」とコメント。

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それでもなお「40歳、50歳になったときにマンボウ師匠と呼ばれたいんです!」と力説する家城に対し、冷静に「いや、たぶんみんな家城さんって呼ぶと思うけどね」とツッコむ林。こんななんでもないやりとりに、彼らがともに歩んできた“カリカ”という長い歴史を感じるとともに、このやりとりがもう見られなくなってしまう寂しさも感じました。

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ちなみに、最終的に林将軍がいちばんお気に召した話をしたピクニックには“林景荘”(林の実家)への二泊三日シングル宿泊権がプレゼントされました。家城曰く「ゆっくり殺されるよ(笑)」とのこと。

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そしてとうとう終演を迎え、芸人たちが舞台袖にはけ、照明が落とされてもなお、客席からは鳴りやまない拍手。それに応えるように登場したのがカリカのスライドショーでした。M-1の舞台に立つカリカ、SM衣装を身にまとった林、テレビ番組収録中のカリカ、などなど、今までのカリカ林を写真でふり返り、ライブは終了しました。

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幕が降りた後の舞台には、家城が林に献上したメロンだけがぽつねんと……。それはまるで、山口百恵がマイクを置いて引退したかのごとく、また、ブレーメン解散でスター関根がサングラスを壇上に残して行ったかのごとく……カリカ林という芸人の生きざまをメロンが物語るということなのでしょうか? さすがシュール(?)です。

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全体を通して、センチメンタルな演出や涙を誘うような話などはなく、林が最後の舞台ということを除けば、ごくごくいつも通りのお笑いライブの雰囲気でした。そんなところもある意味で林らしい最後だなと思わずにはいられませんでした。

そして、そういう林の思いを知ってか知らずか、一緒に舞台に立つ後輩芸人たちがいつも通りに笑いを取ることで林を送り出そうとする姿がとても印象的だったと言えます。

カリカ、14年間お疲れさまでした!

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【ライブレポート】ニワトリの資格

10月2日(日)、ココリコ・遠藤とライセンス・井本によるトークライブ『ニワトリの資格』、その第一回がヨシモト∞ホールにて行われました。

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まずは登場していきなり、会場を見渡した遠藤。「今日はちょっといつもよりお客さんの年齢層が上な感じですかね? みなさんバツがある感じですか?」と語りますが、井本からはすかさず「そんなわけないでしょ。そんな集いイヤですわ(笑)」とツッコミが入り、早くもプライベートでも仲の良いという二人の関係性をうかがわせる、気取らないやりとりでスタートします。40歳と33歳の二人のトークということで、遠藤の予想では「男ばっかりやと思ってたけどなあ」ということですが、客席は大半が女性。「ま、全員ストライクですから(笑)」と笑って見せる遠藤です。

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と、ここで井本が「さっきスタッフにも訊かれたんですけど、この僕らのトークライブのタイトルはなんだと」と、たしかにパッと聞いただけではわからない公演名のついての話に。しかし、ここで遠藤が「でもこれ、ほんまは違うんですよね。『ニワトリ“と”資格』なんですよ」と驚きの発言。井本も「そう言うたんですけどね」と応じ、どうやら正式タイトルは『ニワトリと資格』である様子。なお、そのココロは「『ニワトリ』は、ココリコの由来がフランスでのニワトリの鳴き声」(遠藤)、「資格は、ライセンスでしょ」(井本)。すると客席からは「あ~!」と感嘆の声があがります。「でも『の』で繋ぐことで、遠藤さんのライブになってしまう(笑)」と言う井本に、遠藤は「そやねん! せやからバツイチの集まりにしようと…」とすれば、もちろん井本「なんでやねん!」。

なおトークは、「トークライブを立ち上げたのは、遠藤さんがこういうライブをやりはらねんからお誘いした」という井本が「遠藤さんの私生活ってみんな知らないでしょ?」と、遠藤の日常を探っていく展開に。「毎夜、お風呂で自分自身を励ましている」という遠藤の、自宅の近くでドラマの撮影があるとフラッと遊びに行く、などのプライベートを引き出していきます。「遠藤さん…ヒマですか?」と思わずツッコんだ井本に、遠藤はすぐさま「オレ、ヒマやねん(笑)」。場内は大爆笑に包まれたのでした。

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以降も、「どんな芸能人に会ったことがあるか?」という話から、若かった遠藤に尾行癖があることが発覚したりと、二人のトークは縦横無尽。それに乗って、井本も某女優さんをTV局で見かけたときは思わず「柱の陰から見てしまった」などと明かし、思わぬ一面を垣間見せたのでした。また、二人の繋がりのきっかけとなったという、ココリコのラジオ番組を若きライセンスが引き継いだという話では、遠藤が涙ぐんで見せるような一幕もあったり、時間軸さえも二人にとっては、ネタの宝庫。興味深い話が盛りだくさんです。

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さらに、新幹線や飛行機などで「ルールですから」という縛りによって、イラっとした話については、遠藤の「空港で足止めを食った」件を皮切りに、井本からは対応に激怒した話が出るわ出るわ。遠藤も「うわ、そんなんされたらそうなるわ…。ほんまキツイな(笑)」と応じ、気の合ったやりとりが全開。笑いっぱなしで、あっという間にお開きの時間となってしまったのでした。

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「あー、もう一個面白い話があるねんけどなあ。それは次回か。というか、もう今後は今日来たお客さんもメンバーやから、誰かの家でやるような日があってもええと思うねん」と、楽しそうに言う遠藤。「なに言うてるんですか(笑)。みんな毎回は来れませんよ」とツッコんだ井本ですが「とはいえ、これからも長いこと続けて行きましょう。続けていくことが重要ですから」と出ごたえを感じつつ、意気込みを語り、大充実のトークライブは終了。

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しかし! 彼らのトークライブは月イチでやっていくとのことなので、存在を知らずに悔しい思いをした方もご安心を。次回は11月6日(日)21時30分より、同じくヨシモト∞ホールでの開催が決定しております! 長い付き合いと芸歴だからこそ醸し出せる、どこにもない二人のトークをぜひご堪能ください。

●芸人顔検索 遠藤章造
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=311/r=005

●芸人顔検索 井本貴史
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=198/r=074

【ココリコ】【遠藤章造】【ライセンス】【井本貴史】

【ライブレポート】10/2「THE MANZAI 2011」本戦サーキット・東京ラウンド

10月2日(日)ルミネ the よしもとにて、ついに2011年で最も面白い漫才師を決定する大会『THE MANZAI 2011』の本戦サーキットがスタート! 決勝大会進出をかけたアツい戦いの火ぶたが切って落とされました!!

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ここでシステムについて説明します。応募総数1516組により7月までに予選1回戦&2回戦が行われ、結果50組の「認定漫才師」が選ばれました。ここから、認定漫才師たちは今回の東京ラウンドを皮切りに、5ヵ所で行われる「本戦サーキット」のうち2回に出場。各ラウンドの順位によって与えられるポイントの合計で本戦サーキットランキングを決定し、上位15組が決勝大会へと駒を進めることができるのです。また、その後は惜しくも15組に入らなかった16位~25位により、あらたにワイルドカード決定戦で、つまりは敗者復活枠の1組が決定。12月に行われる決勝は計16組によって争われることになるのです。

ということで、いよいよ始まる本戦サーキット。会場となったルミネ the よしもとには、たくさんのお笑いファンが詰めかけ、立ち見も出るほどの盛況ぶり。年齢層も幅広く、注目度の高さを伺わせます。なお第一回目の本戦サーキットのMCを務めたのは中山功太。「いつものルミネに来てくださるお客さんとは、だいぶ雰囲気が違いますね。みなさん僕のこと知ってますか? 場違いやと思うてませんか?(笑)」と和ませつつ、いつもと違う劇場の雰囲気を目の当たりにし、やや緊張の表情を浮かべます。

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今回登場したのは19組。まず最初のブロックとして登場したのはトレンディエンジェル、ぽ~くちょっぷ、ザ・パンチ、アルコ&ピース、バッドボーイズ。なお本戦サーキットではネタ時間が4分間となります。

サンミュージック所属のぽ~くちょっぷは、群馬と埼玉の出身ということから群馬いじりをするものの、最後はボケてもないのにビンタされまくるという衝撃の展開。マジビンタの連打に、事務所の先輩・カンニング竹山ばりのキレ芸が炸裂し、笑いを誘います。

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こちらは太田プロのアルコ&ピース。あの『キングオブコント2011』でダウンタウン浜田に指名され、松本から「解散やな」とイジられた二人ですが、この二人の漫才ネタが新鮮。ボケ&ツッコミではなく、説教する者&される者というネタで、見る者の度肝を抜きました。

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バッドボーイズは、清人が低い声でゆったりと不思議なボケを連発。「七味唐がらしを食べると八味する。どこか悪いとやろか?」というやりとりから畳みかけるさまはさすがの一言。

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続いてのブロックは囲碁将棋、ハライチ、東京ダイナマイト、アメリカザリガニが登場。

囲碁将棋は、心理テストをするという入りから奇想天外なボケが繰り出される独特の風合いで魅了。

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M-1決勝進出者のハライチは“ノリボケ漫才”の進化形態で勝負。驚きの中にも安心感すら漂わせるネタを披露しました。

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そして第3ブロックは、エルシャラカーニ、マヂカルラブリー、U字工事、POISON GIRL BAND、はりけ~んずの5組。

こちらはサンミュージックのエルシャラカーニ。すごい数の言葉を畳みかけながら、基本的にまったくコミュニケーションが成立しない、という戦慄のネタを披露。赤いタンクトップがチャーミングです。

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マヂカルラブリーは、暴走する野田のボケが体の動きとともに切れまくり。不思議なつぶやきも含めて受け止める村上のツッコミ具合もバッチリでした。

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こちらも決勝進出組のU字工事は、栃木ネタからの脱却を匂わせる横浜ネタから入りつつ、さらにはハワイにも触れつつ、やっぱり栃木だったというグローバル栃木漫才で新境地を垣間見せます。

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そして最後のブロックも5組。Hi-Hi、スパローズ、ハマカーン、グランジ、博多華丸・大吉が登場しました。

浅井企画のスパローズ。芸歴16年でまったく売れてないという状況を思い切り自虐的にイジり倒しますが(スタートは福岡吉本とのこと!)、さすがの芸歴で、どんどん笑いを増幅させていく手腕がさすが。お客さんも大ウケでした。

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ハマカーンは、浜谷のキレ芸が炸裂。一発目の「下衆の極み~!」では拍手が起きたほどで、以降も浜谷がキレまくりますが、途中神田がキレ返そうとする展開にビックリ。

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本日唯一のトリオであるグランジは、3人で話しつづけるかと思いきや、途中で舞台からハケてみせたりと、彼らならではの奔放さ。

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トリとなった博多華丸・大吉。「争うのが好きじゃないけんね」という、癒やし系の入りを見せつつ、華丸のボケ倒し、大吉のツッコミ&いなしと、硬軟自在。安定感抜群の舞台で締めくくってみせました。

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そしてサーキット終了後は、早速集計。上位3組だけが名前をコールされました。その結果とは…

1位 ハマカーン
2位 マヂカルラブリー
3位 アルコ&ピース

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残るサーキットは計4回! 果たして決勝に進出するのはどの組なのか!? 目が離せません!!

●本戦サーキット日程
◎10月16日(日) 京都ラウンド 会場:よしもと祇園花月
◎11月6日(日) 東京ラウンド 会場:ルミネtheよしもと
◎11月19日(土) 大阪ラウンド 会場:5upよしもと
◎11月27日(日) 東京ラウンド 会場:ルミネtheよしもと

●『THE MANZAI 2011』公式サイト
http://www.themanzai.com/

2700ら総勢13名が出演、本格コント新番組『パワー☆プリン』の全貌がついに明らかに!!

10月2日(日)都内のスタジオで、10月12日(水)よりTBS系列で放送がスタートする本格コント番組『パワー☆プリン』の制作発表が行われ、出演者が意気込みのほどを語ってくれました!

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『パワー☆プリン』は、次の世代を担う人を発掘し、育て、羽ばたかせる次世代の若手芸人コント番組としてスタートするもの。そこでなんと600組以上の中からメンバーを厳選。選ばれたのは『キングオブコント2011』で準優勝した2700をはじめ、ジャングルポケット、パンサー、スパイク、チョコレートプラネット、横澤夏子といった総勢13名です。

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番組の構成としては毎回、練り上げられたユニットコントを中心にTVサイズに変えた自信のコンビネタなど、POPな世界観でさまざまな笑いをお届けする、とのこと。すでにいくつかのコントは収録された模様で、MC八十島がオリジナルゲームを紹介し、みんなで挑戦するゲームコーナー「ヤソジーのフェンタスティックゲームShow!」、松尾が妖怪にふんする「妖怪まつこぞう」など、内容を聞いただけでも名作誕生の予感がひしひし。

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なお会見では「メンバーに選ばれたことをいつ知ったのか?」との問いに、パンサー&チョコプラ&スパイクは「会社の偉い人に突然呼ばれて伝えられた」、ジャンポケは「マネージャーさんのミスで、スケジュールの中で見たことのない番組が入ってのが知ったきっかけ。ただそのときのタイトルが『ウケるでしかし!』というモノで…とてもじゃないけど、その番組は担えないと思いました(笑)」。2700は「居酒屋で、お笑い関係者から『よかったね、コント番組決まって』と言われたのが初めて。その後で正式に知らされたのですが、初めて聞いたリアクションをとるのに気を使いました(笑)」、横澤は「私はメールで。いつも通りお手伝いとかエキストラを依頼するメールだと思ったんですけど、驚きの内容で。実はまだドッキリなんじゃないかなと思ってるくらいですよ」とコメント。

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また、番組には毎回“華のある女性タレント”が参加するそうで「今後どういうひとに来てほしいか?」という質問には「少女時代」(チョコプラ・長田)、「佐々木希さん」(2700・ツネ)、「壇れいさん」(ジャンポケ・斉藤)、「AKBと大喜利対決とかしてみたい」(ジャンポケ・太田)、「斉藤由貴さんみたいな優しいお母さん的な人がいいですね」(横澤)、「私は相方・小川さんのカワイさを推していきたので、なるべくならそんなに来てほしくはない(笑)」(スパイク・松浦)、「そんなこんなをまとめると…シャラポワですかね。最強の“キリン・レシーブ”を見せてほしい」(2700・八十島)と、バラバラというより、早くもそれぞれの個性が全開。

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そして気になる「リーダーは誰ですか?」との質問には、パンサー・尾形が「ま、僕が最年長なんで、みんな言わずともそれを望んでるのかなというのは感じますけどね」とのことでしたが、ジャンポケ太田の「てめえには歳以外、なにも負けてるものがねえと思ってるよ!」とのツッコミ(?)を皮切りに、パンサー・向井の「コントを撮影する中で、なぜか尾形さんだけが“12時間休憩”とかすごい待ち時間があるんですよ」などと異論が多数。それを受け「じゃ、八十島か?」という方向へと話は行きかけますが、八十島の「僕、昨日向井に1万円借りてますからね。そんなリーダーはダメでしょ(笑)」という告白により、結論「リーダーはいない」。「吉本史上初、タテ社会を超えた友達集団で行きます!」(太田)との若手ユニットは、「その日によってリーダーが変われればいい」(ツネ)という方向へと落ち着いたのでした。

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では、メンバーからの意気込みのほどを、五十音順でどうぞ!

ジャングルポケット
太田「コント番組をやらせていただけるなんて夢のよう。ぜひ結果を残して、僕らだけでも売れたいなと。ま、最悪僕だけでも売れればいいかなと」
武山「じゃあ僕は、実家のもんじゃ焼き屋が少しでも繁盛すればいいかな」
斉藤「集めったメンバーは、普段のライブでも一緒だったりしますし、ほぼ同期。にもかかわらずそれぞれの色が違うんで面白いですよね…って、僕は芝居をやってたんで、基本面白いコメントができなくてすみません(笑)」

スパイク
松浦「イエー! はじめてのレギュラーだ、やったぜー!! とにかく元気出して頑張ります」
小川「私たち、普段は漫才をやってるんですけど、ここではコントをやりたいと思います(笑)。3年目なので、フレッシュさを前面に出していきたいです」

チョコレートプラネット
長田「僕たちは番組の礎となり、たとえ画面に映ることはなくても、しっかりと土台として支えていきたいなと」
松尾「レギュラーということで、多少の収入の安定が見込まれるのが大きいですね。芸歴2年目のときはパンを盗もうと思ったことがありましたが、もうそんな思いは起こさないぞと。おいしいパンを自分のお金で食べたいです!」

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八十島「『キングオブコント2011』で準優勝させていただいたわけですが、その名に恥じぬよう頑張りたいと思います。どうですか? シルベスタ・ストローンくん」
ツネ「エイドリアーンですねん~! ……ま(笑)、まずは番組が全国区になれるよう頑張ります!」

パンサー
向井「こんなセットまで組んでいただいて、しかもコントができるという、このチャンスは絶対モノにしたいですね」
尾形「これで僕ら売れなきゃウソでしょ! あと、僕ら3人の唯一の弱点というのがカッコイイことだと思うんで、面白いんだぞということもね…(以下、周囲からのツッコミで遮られる)」
菅「AKBもコント番組を始めたということで、ここはどーんとAKBがライバルということで頑張りたいなと。たぶん…華では勝負できると思うんですよね(笑)」

横澤夏子「芸歴2年目で一番下っ端で、なんだかふわふわしてますけど、キラキラしていきたいなと思ってます!」

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そんな13人の芸人たちが渾身のコントをお届けする『パワー☆プリン』のスタートは、10月12日(水)深夜0時55分~となります。大いに楽しみにしていましょう!!

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●芸人顔検索 ジャングルポケット
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1102/r=2537

●芸人顔検索 スパイク
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1175/r=3177

●芸人顔検索 チョコレートプラネット
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1414/r=2669

●芸人顔検索 2700
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1673/r=2722

●芸人顔検索 パンサー
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1866/r=2757

【ジャングルポケット】【スパイク】【チョコレートプラネット】【2700】【パンサー】【横澤夏子】

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2011年10月 2日 (日)

構想2日、撮影期間2日!?野性爆弾・川島主演『ミステイクン』がいよいよ公開

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10月1日(土)、渋谷・シネクイントにて、映画『ミステイクン』の初日舞台挨拶が行われ、主演の野性爆弾・川島、出演者の野性爆弾・ロッシ―、ガレッジセール・川田、はんにゃ・金田、そして監督のテレビ東京プロデューサー・伊藤隆行が登壇しました。

本作は、第3回沖縄国際映画祭にて上映され、衝撃的な内容で話題を呼んだ密室サスペンス。主演の川島は「まさかこんな形でパルコさんでやらせてもらうなんで思うてませんでした(※シネクイントはパルコの8F)。嬉しいです」と、感激の様子で挨拶しました。

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しかし伊藤監督は「不安です。タイトル通り数多くのミスを犯してしまったなと。このようにたくさんのお客さんに来て頂いて、不安でいっぱいです」と意味深なコメントを。するとロッシーがすかさず「映画を見たら監督はどこのことを言っているのかわかると思います」とフォローし、続けて「みなさんが今から見はると思ったらドキドキします。テレ東さんの会心の?渾身の?作品なので、ぜひ楽しんで頂けたら」と、ロッシー節全開でコメントしました。

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なんとこの作品、主演以外の出演者の撮影期間は数時間、主演の川島でさえも2日間という映画としては異例の短期間で撮り終えたんだそう。さらに、正式な台本もなかったらしく、川田は「監督に聞いたら『好きなようにやって』と言うので、僕らは自由にやらせてもらいました。ただ、いろんなことをやってフタを開けてみたら結構カットされてたんですけど(笑)」と、裏話を披露しました。

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気になる映画の内容について、金田は「ドキュメンタリーみたいな感じですね。川島さんのプライベートも覗ける感じです」と解説。

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川島は「現場に入ったら、20分間フリーでやってくださいと言われた(笑)。もちろんやったんですけど、『何やってんねやろ、これ』っていう感じでした。映画というよりも、セットの中でゆっくりさしてもうたっていう感じです」と、独特の表現で主演を務めた感想を。続けて、「僕はすごい映画フリークなので、どの映画にも属さないような役作りをしようと思ったんです。だから、今はついてますけど、一回耳をそぎ落としましたし。現場終わって接合しました」と、デタラメだらけトークでお客さんを沸かせていました。

舞台挨拶は出演者と監督の仲の良さが伝わる和気あいあいとした雰囲気で進み、途中、伊藤監督が「さっきからエラそうに2日で撮ったって言うけど、こっちだって2日で考えてるんです!」と開き直って宣言する一幕も。会場は終始温かい笑いに包まれていました。

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終盤には、出演者たちがそれぞれ「この映画はみなさんが思っている以上に面白いけど怖いので、気を付けてください。沖縄でも悲鳴があがってました。あと、どこに僕がでているのが注意深く見てください」(金田)「ホラー映画よりも僕は怖かったです。楽しんでください!」(川田)「ほんまに怖いです。完成して見た時、僕は『あっ』て声を出してしまいました。みなさんも気を付けてください」(ロッシー)と、“オモシロ怖い”新たなジャンルの映画であることをPR。

主演の川島も「みなさんが『これぐらい怖いやろな』と思っている“怖いバロメーター”が10やとしたら、多分1000ぐらいいっちゃうかな! 1000の覚悟でお願いします」と、念を押しました。

最後に伊藤監督が「最初は出来心だったんです。怖いものを作ろうとは思ってなかったんですけど、結果怖かったっていう。僕はいつもテレビの仕事をしてるんですけど、主演の川島さんはテレビで放送できない場面が多くて。一回この大画面であの方を映したかったっていう出来心がって、主演にしました」と本作への思いを明かし、初日舞台挨拶は大盛況で幕を閉じました。

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●作品情報

第3回沖縄国際映画祭出品作品

『ミステイクン』

10月1日よりシネクイント他にて公開

監督:伊藤隆行 脚本:堀田延

出演:川島邦裕(野性爆弾) 

ロッシー(野性爆弾) 宮崎吐夢 河本準一(次長課長) 川田(ガレッジセール)

金田哲(はんにゃ) 大橋未歩 

木下優樹菜 ラサール石井 草野仁

(C)テレビ東京/吉本興業

 

●『ミステイクン』公式HP

http://misstaken-movie.com/

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2011年10月 1日 (土)

【ライブレポート】∞ホールOSAKA大感謝祭SP!~大人気芸人のネタと過去の人気コーナーを行います~最終日

9月29日(木)より2日間にわたって開催される「∞ホールOSAKA大感謝祭SP!」。ラストとなる30日(金)のステージも、満員のお客様が集まられた中、幕を開けました。昨日同様、まずは人気芸人たちのネタでスタート。

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トップバッターのギャロップは、毛利が「もっと売れるためには敏腕マネージャーについてもらいたい」と言いだします。そこで、林がマネージャー役をすることに。ゴールデンタイムの人気番組ゲスト出演を次々と取ってくるマネージャーですが、次第に「阪神VS巨人戦の7回からのリリーフ」や「ドラえもんの声で声優デビュー」など、内容がハードになっていき…。

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続いて登場したのはダイアン。美容院に行くのが緊張するという津田に、西澤がカリスマ美容師役で練習をすることに。しかし、やたらと「いらっしゃいませ」を繰り返し、「桂南光のヘアスタイルにするにはオペが必要」など、ハチャメチャな対応をするカリスマに津田はブチ切れ。

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3番手には麒麟が登場。まずは、∞ホールにはコンビでは立ったことがなかったなど、ホールの思い出を振り返ります。そしてネタは、田村が憧れのサッカー選手を演じ、川島が試合の模様を実況します。しかし、緊張のPK前に、田村の悪口をさんざん言うなど、田村の思惑とは違う方向に進んで行きます。

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そして、昨年の「M-1」王者、笑い飯は、「鶴の恩返し」や「浦島太郎」、「シンデレラ」などの名作には、必ず〝ハエ〟が出ていたという、ハエに焦点を当てた漫才で会場を沸かせていました。

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4組のネタが終わると、前半メンバーによるコーナー「リサイクル大喜利」がスタート。まずは本人たちが各お題の答えをスケッチブックに書いて答えていきます。その後、そのスケッチブックをシャッフル。他の芸人が書いた内容で、新たなお題に答えていくというもの。

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「孫社長がツイッターでつぶやいた衝撃の一言とは?」などに、哲夫はダイアン・西澤の答えで、西田は川島の答えで発表していきます。そして、バッファロー吾郎・木村の審査で、このコーナーのトップ賞は、序盤からイジられまくっていた麒麟・田村に決定しました。

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ネタの後半は、プラスマイナスから。岩橋の24時間がテレビで密着されている様子を、兼光が絶妙なモノマネで演じます。

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続く、かまいたちは、濱家がヤンキーというだけで給食費を盗んだ疑いがかけられ、そこで山内が生徒を信じる教師を演じますが、どう見ても濱家を疑っている言動をとり、その独特なキャラに客席は大爆笑。

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そして、ファミリーレストランは、「あっち向いてホイ」部に生徒を戻そうとする熱血教師の奇想天外なやり取りをコント仕立てで披露。

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ラストのテンダラーは、「母の日」を遠まわしに伝える方法、そして、白川のディナーショーで浜本が司会を務めます。41歳の白川が、得意の歌とダンスを披露しますが、浜本のツッコミの応酬で盛り上がりを見せていました。

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後半の企画は、リー5世を迎えて「英語を聞いてポーズをそろえましょう」ゲームからスタート。目隠しをした芸人たちが英語のお題を聞き、その意味をジェスチャーで表現します。

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その後は「イングリッシュ ジェスチャーゲーム」。英語の2単語を組み合わせた内容を体で表現し、その意味を当てていきます。これには「Crazy Gorilla(クレイジーゴリラ)」や「Old Idol(昔のアイドル)」などが飛び出し、そのジェスチャーに一同が四苦八苦していました。このゲームで勝利した浜本チームには、∞ホールのポスターが贈られていました。

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2日間にわたって開催された∞ホール大感謝祭SP。これまで足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

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