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GyaO!で生配信されているネット番組「よしログ」がDVDに!

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9月26日(月)にGyaO!で毎日生配信されているインターネット番組「よしログ」が、DVDになって発売されます。
よしログは、28組の芸人が毎日日替わりで登場し、ユーザーからのtwitter投稿を交えたトーク番組。主に吉本本社内で行われているため、思わぬ芸人の飛び入りやハプニングが起こる事も多々あります。
生放送の中で起った事件をDVDに入るだけ詰め込んでいます!
価格は1000円とお買い得!よしもとネットショップ、よしもとテレビ通りのみでの限定発売し、先着購入者2800名に特典がつく予定です(内容未定)。

よしログを見るのはこちら!
http://gyao.yahoo.co.jp/yoshimoto/

よしもとネットショップでの購入はこちら!
http://store.shopping.yahoo.co.jp/yoshimoto-shop/yrbi95006.html

タイトル:よしログ
品番:YRBI-95006
発売日:2011年9月26日(月)
価格:1,000円(税込)

▼よしログ出演者
月:はんにゃ、囲碁将棋、しずる、井下好井
火:麒麟、田畑藤本、ペナルティ&エド・はるみ、パンサー
水:チーモンチョーチュウ、COWCOW、平成ノブシコブシ、ダイノジ
木:ジューシーズ、ハリセンボン、フットボールアワー、ジャングルポケット
金:ライセンス、オリエンタルラジオ、NON STYLE、ブロードキャスト
土:ほっしゃん。、少年少女、御茶ノ水男子、藤井隆&田中直樹(ココリコ)
日:ピース、トータルテンボス、LLR、エハラマサヒロ&渡辺直美

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【ライブレポート】ポテト少年団・菊地のアイドルパンチ・聖地秋葉原SP

8月7日(日)にスタートした「WONDER CAMP」の一環として、同日「ポテト少年団・菊地のアイドルパンチ聖地秋葉原SP」が行われました。
ポテト少年団・菊地らアイドル好き芸人が、アイドルを迎えてぶっちゃけトークを展開するこのトークライブ。これまでは、神保町花月で開催していましたが、初めて秋葉原のUDXシアターに進出し、メインMCの菊地はトレードマークのメガホンを片手に登場するなり、「こんないいところでやらせてもらえるなんて」と、会場の綺麗さに驚いていた様子でした。

その他、アームストロング・安村、エリートヤンキー・西島、トレンディエンジェル・たかしというアイドル好き芸人が壇上に。
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今回のゲストは栞菜(有原栞菜)さん。当イベントは2回目ということもあって、リラックスムードのなか、初登場の安村もかなりアイドル好きだという話になると、「AKBさんのファンですか?」と栞菜さんが詰め寄り、安村がタジタジとなりました。
菊地から、『ハリー・ポッター』好きと話を振られた栞菜さんは、立ち上がったり、手振りを加えながらハリー・ポッターの設定や素晴らしさを熱弁。「見てない人、ホントに嫌い!(笑)」とまで言い切ったかと思えば、日本版のハリー・ポッター役にたかしを選ぶなどして、爆笑を奪いました。

また栞菜さんは海外の連続ドラマにハマっており、現在は『ゴシップガール』シリーズに夢中のようだが、その出演者であるブレア役のレイトン・ミースターに似ていると6人から言われたそうです。

そんなインドア派だという栞菜さんですが、短距離には自信があり、かつて所属していたハロー!プロジェクトの運動会では、50m走で2位になったことを自慢気に語っていました。さらに、腹筋だけは鍛えているとのことで、お腹を突き出し、芸人4名にパンチを要求する一幕も。
これには「ラグビー部の先輩かよ(笑)」という西島のツッコミも飛び出しました。
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その他、食べ物や料理、愛犬、K-POPと話題が移り、栞菜さんの飾り気のないトークに一同は感心したり、爆笑したり。

クライマックスでは、栞菜さんと芸人4名があっち向いてホイをし、全ての勝敗を予想して当てた観客3名には、「WONDER CAMP」オリジナルTシャツに栞菜さんのサインを入れてプレゼント。
大盛り上がりのなか、西島も栞菜さんからTシャツにちゃっかりサインをもらっていました。
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エンディングでは、次回ゲストに来る際は「菊地さんの位置がいい!」とMCを志願。これを聞いた菊地は、栞菜さんが舞台で共演するアイドリング!!!のフォンチーと「タイマン勝負させましょう」と新企画を提言しました。
 そして、出演者全員が来場者を握手で見送り、みなさん笑顔で今回のイベントは終了しました。
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●次回公演情報
『ポテト少年団・菊地のアイドルパンチ・聖地秋葉原SP第二陣』
8月9日(火) 16:00~17:30 開場15:30
【会場】秋葉原 UDXシアター
【出演者】 菊地智義(ポテト少年団)/西島永悟(エリートヤンキー)/たかし(トレンディエンジェル)
ゲスト:松村香織(SKE48)、鬼頭桃菜(SKE48)

『ポテト少年団・菊地のアイドルパンチ・聖地秋葉原SP第三陣』
8月10日(水) 19:30~21:00 開場19:00
【会場】秋葉原 UDXシアター
【出演者】 菊地智義(ポテト少年団)/西島永悟(エリートヤンキー)/たかし(トレンディエンジェル)
ゲスト:Tomato n' Pine

●「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnership with GEORGIA ~Laugh&Peace2011~」公式サイト
http://www.wondercamp.jp/

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【ライブレポート】YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO オープニングセレモニー&シークレットライブ「よしもトレイン」

本日8月7日(日)、「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnership with GEORGIA ~Laugh&Peace2011~のオープニングセレモニーが、品川プリンスシアターにて行われました。この「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO」では、“東京を笑いでつなごう”をテーマに、本日から13日までの一週間、山手線各駅の街の特色を盛り込んだワクワクさせるようなイベントを行っていきます。

合計333公演という数に、MCの雨上がり決死隊・宮迫は「どえらい数のイベントがあるので楽しみですね」と期待を込めてコメント。会見には各駅を代表した主な出演芸人が登場し、にぎやかにイベントの詳細を説明しました。

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そして開会宣言には、西川きよしが登場。きよしの「レッツラゴー!」の開会宣言とテープカットによって、「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO」は華々しく幕を開けました。

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さらに、オープニングセレモニーの最後には、会場のお客さんにサプライズが!
この後予定されていたシークレットイベントは、“山手線を貸し切ってよしもと芸人と一緒に山手線一周ができる”という超レアな企画だということが発表され、会場からは大きな歓声が起こりました。

シークレットイベントは品川から大崎へ移動し、そこから山手線に乗ってスタート。
本物さながらの車内アナウンスは、車掌の中川礼二が務めました。

各車両は、ケンドーコバヤシ、レイザーラモン、天津・木村の『ケンコバ軍団トレイン』、オリエンタルラジオ、フルーツポンチ、インポッシブルの『東京NSC10期生トレイン』、ニブンノゴ!、Bコース、ガリットチュウの『泥の97年デビュートレイン』、FUJIWARA、COWCOW、サバンナ・八木、なかやまきんに君の『ギャグトレイン』、ピース、NON STYLE、ハイキングウォーキングの『イケメン&ブサイクトレイン』、増谷キートン、椿鬼奴、アホマイルド、くまだまさし、しんじの『キュートントレイン』、ペナルティ、もう中学生、渡辺直美、大西ライオンの『ペナルティと愉快な仲間たちトレイン』、ガレッジセール・ゴリ、スリムクラブ、セブンbyセブンの『沖縄トレイン』、ロバート、グランジ、ジャングルポケットの『トリオトレイン』に分かれ、芸人たちが乗客のみなさんの間近で芸を披露。

『沖縄トレイン』は“沖縄方言クイズ”、『ギャグトレイン』は“一発ギャグ”、『NSC10期生トレイン』は藤森のチャラ芸など、各芸人の色を生かした芸で、車内を盛り上げていました。

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山手線一周後、囲み取材に応じた礼二は「夢見心地の一時間でした」と感慨深げにコメント。
また、ゴリは「お客さんにとっては夢のようなイベントですよね」、オリラジ・中田は「お客さんからのリクエストを受けてネタをやったり、一体感がすごかったです」と語り、芸人たちもお客さんとのふれあいを楽しんでいた様子でした。

●「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnership with GEORGIA ~Laugh&Peace2011~」公式サイト
http://www.wondercamp.jp/

【ライブレポート】西野亮廣の絵本原画展〜大魔法コンニチワ〜

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本日8月7日(日)よりスタートしました『YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO』。五反田では同イベント期間中、東京デザインセンター ガレリアホールにてキングコング・西野亮廣による『西野亮廣絵本原画展〜大魔法コンニチワ〜』が開催されています。

期間中、作業部屋を同会場に移して仕事がない時間は絵を描いているという西野。昼間も会場で描いていたそうですが、16時少し前に再度やってきました。

展覧会に訪れたお客さんの感想が書かれたノートを見て、「こんなん書いてくれてんねや」と喜ぶ西野。その後、作業机に座り、絵を描き始めました。

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現在取りかかっている新作は、お酒の席で描く約束をしてしまったものなんだとか。「最初(の作品)は全部60時間くらいで描き上げたんですけど、今作は(現時点で)すでに130時間くらいかかっているんです。だから、完成するまでに1年から2年半はかかると思います」と手を動かしながら語ります。

西野の絵は、きめ細かいタッチが特徴。ペンで細かく陰影をつけていく作業を見守るファンの皆さんに「全然進まへんでしょ? 何も変わらへんなぁ」と話しかけます。PCにはイラストの資料映像がたくさんストックされているそう。新作のためにイタリアと沖縄のやんばるでたくさん写真を撮ってきたらしく、「ここ、どうなってるのかなと思った時は確認しますけど、基本は観ないで描いてますね」と話してくれました。

「いつもは自宅で描いてるんですけど、1日、家でやっている時が――最初はいいんですけど――続くと“わー!”って叫びたくなるんです。だから、人がいてくれたほうがいいですね。お客さんとおしゃべりしながらできるんで、すごく助かってます」と、会場での作業を楽しんでいる西野。今日は19時から東京・ラフォーレ原宿で『第47回西野亮廣独演会 東京公演』を開催するとあって、「ほんまは絵を描くより、独演会でしゃべることを考えないとなんやけど……」とつぶやくと、お客さんから「出たとこ勝負でいきますか!」と声が。西野は「そうやな。しゃべっていくうちに、“そういえば!”って思ってあっという間に1時間半くらい終わってしまうと思うわ」と応じていました。

その後もお客さんと会話をしながら、作業を進めていく西野。顔なじみのファンの方とは恋愛トークをしたり、先日会った際の話をしたりと、とてもフランクです。

「他の人の作品で印象に残っているものはありますか?」と訊かれ、「これ。僕が好きなDVDなんですよ」と取り出したのは『ピンチクリフ・グランプリ』というノルウェーの人形アニメのDVD。「僕は1枚仕上げるのに1ヶ月くらいかかってしまうから、ひたすら我慢やなと思って描いてるけど、これを観た時、“世界にはとんでもない人がいてるんや”って思いましたね」と語ります。

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お客さんの「この前、ロシアンモンキーさんのトークライブに行ったんですけど、3列目くらいしか(お客さんが)埋まってなかった。どうしたらいいですかね?」という意外な(?)相談にも、西野は「そんなん、芸人なら全員が経験ありますよ」とコメントします。「僕らなんて500人のお客さんがライブに来てくれていても、ファンレターは3通しかもらえないし。僕らの出待ちって本当にいないんですよね」と嘆くと、ファンの方が「書きたいことがありすぎて、書けないんじゃないですか?」とフォロー。「いやいや、なぐさめんといて!」と切なそうに応えていました。

1時間ほど作業をした西野ですが、そろそろラフォーレ原宿へ向かうことに。
会場には『〜独演会』へ向かうファンの方も多く、「西野さん、またあとで!」「明日も来るんで」と声をかけて去っていきます。そのたびに西野は「あとでな!……ってなんやねん! どんだけ会うねん! プレミア感がないやん」と嘆きます。
「WESTSIDE(ランディーズ、ロザンと活動していたユニット)の時は、会われへんかったやろ?」と言う西野に「昔はスターでした」とファンの方が答えると、「昔は……って、なんで過去やねん!」と絶叫していました。
「『〜独演会』に行く人ばっかりやん。どんな顔をして、(舞台に)出ていけばええねん」とつぶやく西野に、「今と違う髪型にして出たらどうですか?」と提案が。「新鮮な気持ちで観られるかも」という意見もありましたが、「知らんやん! あんたらは2回目かもしらんけど」と答えると、会場は笑いに包まれました。

『西野亮廣絵本原画展〜大魔法コンニチワ』は、『WONDER CAMP』開催期間中の12時〜18時まで。西野のこれまでの作品、次回作の原画など全115点が展示されています。会場ではグッズも販売中。今回はストラップやiPhoneケースなどに加え、5種類のポストカードが新登場しています。

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仕事のない時は、西野が同会場で絵を描いていることも……。明日は1日オフなので、ほとんど会場で作業をしているそうです。

この日もおしゃべりだけではなく、サインや写真撮影にも快く応じていた西野。原画展はもちろん、西野の作業の様子を観たい方は、ぜひ足を運んでみてください!

●「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnership with GEORGIA ~Laugh&Peace2011~」
公式サイト http://www.wondercamp.jp/

●展覧会情報
『西野亮廣の絵本原画展〜大魔法コンニチワ〜』
開催時間:12:00〜18:00〜
会場:東京デザインセンター ガレリアホール

【西野亮廣】【キングコング】

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【ライブレポート】チーモンチョーチュウ菊地が60分しゃべり続ける。第2回。

8月7日(日)、浅草5656会館で行われた「チーモンチョーチュウ菊地が60分しゃべり続ける。第2回。」。これはチーモン菊地がゲストも呼ぶことなく、ただただひとりでしゃべり続けるだけという、自由度の高いイベントです。

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ということもあって、ふわあっとステージに現れた菊地はリラックスした表情で「2回目ということですが、しゃべりたいことだけ延々しゃべれるから、すごいこのイベントが好きなんなんですよね」と語り出します。「前回よりも多くの人に来ていただいて、ありがたい」と、回を重ねてお客さんが増えている様子にも満足げ。

「今日は舞台を広く使っていこうかな」と舞台の両端にまで行ってみせ、「ま、動いてる方が僕が落ち着くってのもあるんですけどね(笑)」と、菊地らしい始まりです。そしてまずは、最近あった身近な話から。「電車の中でここんとこいろいろあったんですよね」という菊地。「駆け込み乗車したわけでもないのにドアに挟まれた」という驚愕の体験を皮切りに、出るわ出るわ。エピソードのオンパレードです。

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「つり革につかまって乗ってたら、前に酔っ払ったサラリーマンが座ってたんですよ。寝てるのかなんなのか、グタってなってて、よくあるっちゃある光景ですよね。ところが…」と話されたその後には、まさかの展開が待ち受けており、これには思わず会場も悲鳴とともに大爆笑。

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その後も電車絡みのエピソードをいくつか披露した菊地。「とはいえ、最近ではおかげさまで認知されるようになったみたいで、いろんな方から声をかけられるようになったんですよね。こないだも男の子に声をかけられた」とのことで「今まで男の子からはあまりなかったので嬉しい」と、笑みを浮かべて語ったのでした。

以降は、大阪を訪れた際に偶然会ったNSC同期生の話や、先日静岡でのライブの際に雷がホールに落ちたエピソードなどなど、トークの内容はまさに縦横無尽、自由度満点。あっと言う間に60分が経過し「次回は70分に挑戦しようかと思います」と意気込みを語って幕。今回も存分にらしさを発揮したトークライブとなりました。

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●「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnership with GEORGIA ~Laugh&Peace2011~」公式サイト
http://www.wondercamp.jp/ 

【チーモンチョーチュウ】【菊地浩輔】

『KDDI presents わらうた~Wonder Camp special~』開催

偶数月にハリセンボン、奇数月にピースがMCを務め、いま最も旬なアーティストと60分のトークライブを繰り広げる「わらうた」。普段テレビなどで見られないアーティストの本音を引き出します。

今回はWONDER CAMP TOKYO特別編を開催します!

8/11(木)にMCピース、8/12(金)に南海キャンディーズ山里がMCを務め、そして最も旬なアーティストとトークを繰り広げます。

ライブで取材したコンテンツは後日auの音楽ポータル「LISMO(Music)」で展開されます。

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≪イベント詳細≫
8月11日(木)15:30~16:30本番
MC:ピース ゲスト:SCANDAL
8月12日(金)16:00~17:00本番
MC:山里亮太(南海キャンディーズ) ゲスト:バニラビーンズ

場所:KDDI DESIGNING STUDIO
(渋谷区神宮前4-32-16)

※整理券は両日、11:00~KDDIスタジオ4Fで配布します。無料イベントです。

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2011年8月 6日 (土)

白岩講師の基調講演も! よしもとクリエイティブカレッジ説明会に、百数十名が参加

8月6日(土)、吉本興業株式会社の東京本部にて「よしもとクリエイティブカレッジ東京」の学院説明会が開催されました。

今回の説明会は、学院に興味を持っていただいている方々に向けたもので、よしもとクリエイティブカレッジのコンセプトや受講内容、出願方法なども説明するというもの。会場となった、学校のある吉本興業東京本部には、在学中の高校生から社会人まで100名を超える方が集まりました。

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最初に、吉本興業とよしもとクリエイティブカレッジの歴史をたどるVTRが流れた後、登場したのは、よしもとクリエイティブカレッジ学院長である坂内光夫。よしもとクリエイティブ・エージェンシーの取締役として、吉本興業株式会社の取り組みを語りつつ、新人開発センターのセンター長としてクリエイティブカレッジの趣旨などを説明していきます。
「クリエイティブカレッジはあくまで、卒業後すぐに即戦力としてクリエイティブな場で仕事をしていただくためのものです。なので講師も現役で仕事をなさっている方々なので、教えるのは今まさに動いている現実。それを通じて芸人さんの立場に立って、面白いものを作っていく人材を育成することが本校のテーマです。ほかの専門学校とは違って、100%クリエイティブを実践的な職業として直結するカタチで教えていきます」

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続いて登場したのは学院の講師であり、よしもとクリエイティブ・エージェンシーで制作部門を統括する「クリエイティブ・スーパーバイザー」を務めている白岩久弥。講義の内容を例にとりつつ、基調講演を行いました。
「僕らは機材を触らせて、資格を与えてというような教え方はしません。モノを作るためにどういう風に考えたらいいのか、その中から自分にはどういうことができるのかを見つけていく方法を教えていきます。なので、今までしてこなかったであろう“自分と向き合う”ことを要求する学校でもあります。でもそのことは“自分が自分のドラマの主人公である”ことを再確認し再構築していく作業でもあるでしょう。そういう意味では、歌舞伎町の近くで、しかもゴールデン街の隣だし、チャラチャラしてるんじゃないかと思ったら大間違いです。モノを作る人間にしたら、そういう固定観念こそが一番の敵でもあるしね(笑)。だから最初に、まずは挨拶の仕方から教えたり。『挨拶は自分の表現の第一歩』だと。ということで、今までみなさんが聞いたことなかったり、言われたことのないようなことを教える、というのは保証します」

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その後は、総合コースと構成作家コースに別れて行われるカリキュラム、卒業後の進路(就職)について、出願から入学までの流れが事務局から説明。さらには、個別相談会と個別説明会も行われ、それぞれの思いややる気を抱えた参加者たちは、思い思いに質問を担当者にぶつけました。

なお説明会は終了しましたが、よしもとクリエイティブカレッジでは、8月20、21日にサマースクールを行うなど、さまざまな行事が行われています。興味を持たれた方はぜひ参加してみてください。

また2012年度の募集要項につきましては以下の通りです。

【募集要項】
■所在地
〒160-0022
東京都新宿区新宿5-18-21
吉本興業(株)東京本部内

■入学資格 義務教育卒業以上
※未成年の方が入学される場合は身元保証人の承諾が必要となります
※入学時に当学院の定めた項目を満たす、健康診断書の提出が必要となります

■募集コース
・総合コース
・構成作家コース

■在籍期間
2012年4月~2013年2月

■授業構成
・授業構成平常授業 19:00~21:15(月~金曜日):1コマ60分・1日2コマ・週2回授業
・特別授業 基本的に月2日実施・土または日曜日…現場研修&実習など

■募集時期
~2012年2月末日
※定員になり次第締め切ります。

■出願手続
HPよりダウンロード、もしくは郵送された所定の願書に必要事項を記入。
下記2点を封書にて郵送してください。
・願書
・官製はがき1枚
(一次選考通知用。表面に本人の住所氏名を明記したもの)
※提出された書類は返却いたしません。

■選考方法
一次選考:書類
二次選考:グループ面接
※選考料・授業料はございません。

■学費
学費規定入学金 10万円
授業料(1年分) 40万円
※選考方法や選考基準んなどの質問には一切お答えできませんので、ご了承ください。

■入学手続および学費納入
二次選考(グループ面接)の合格通知と共に、学費納入のご案内を送付します。入学金と授業料の合計を合格通知発行日から約2週間以内に納入してください。期日までに学費の納入が無い場合は、入学辞退とみなします。
※入学時に当学院の定めた項目を満たす、健康診断書の提出が必要となります。
※未成年の方が入学される場合は、身元保証人の入学同意書が必要となります。
 入学同意書は合格通知と共に送付いたします。
※授業料につきましては、信販会社のローン(要審査)をご利用いただくこともできます。ローンのご案内は、二次選考(グループ面接)の合格通知と共に送付いたします。ローン審査可決後、入学を辞退された場合には信販会社規定のキャンセル手数料をご負担いただきます。
※入学金は現金でお支払下さい。
※やむなく入学を辞退される場合、書面をもって入学辞退の意思を表明して下さい。なお、2012年3月31日(土)までに辞退書類が到達した場合は、入学金を除き、納入された学費を返還いたしますが、上記入学辞退の意思表明が2012年4月1日(日)以降の到達となった場合は、入学金、授業料いずれについても返還できませんのでご注意ください。

●「よしもとクリエイティブカレッジ」HP
http://www.ycc.yoshimoto.co.jp/index.html

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なんばグランド花月で浅香あき恵35周年記念公演を開催!

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今年、芸能生活35周年を迎える浅香あき恵。それを記念して、8月30日(火)から9月5日(月)のなんばグランド花月では『浅香あき恵三十五周年記念公演』を実施することになりました。期間中、吉本新喜劇で浅香あき恵が座長を務めるほか、ご来場のお客様全員にオリジナルあぶらとり紙のプレゼントもご用意。どんな記念公演になるのやら、その意気込みなどを語りました。

浅香あき恵は'56年、大分県大分市に生まれ、19歳で吉本新喜劇に入団しました。デビュー当時はマドンナとして活躍していましたが、『吉本新喜劇やめよッカナ?キャンペーン』で新喜劇を退団。その後、島田一の介と漫才コンビを組むものの1年半で解消。再び、吉本新喜劇に入団し、今や押しも押されもせぬ“BUSAIKU”女優として活躍中です。

浅香あき恵(以下、浅香)「このたび、35周年記念公演をなんばグランド花月でさせていただくことになったのですが、10周年もやっていないのになぜ、35周年となったのか。私は今年、55歳を迎えまして、芸能生活も35周年。『ゴーゴーゴー! ゴーゴーあき恵ちゃん!』と誰かが冗談で言ったことが本当になりました。別名『脂祭り』とも言われております」

と、記念公演開催のいきさつを語る浅香。そして…。

浅香「若いころは主役などをさせていただいくこともあったし、第一人者になりたい、スターになりたいという意識がすっごく強かったんです。でも、新喜劇でいろんな役をやっていくうちに、いろんな役ができるということがすごくうれしくて、楽しくて。そうして今、バイプレイヤーを目指しております。そういう意味でも、この35周年記念公演での私は食材だと思っております。常にいろんな料理人さんが私をお料理してくださるのですが、今回は私という食材をどんなお料理にしてくださるのか。内場勝則シェフにもお願いしているんですけれども、たくさんのお料理を作っていただきたいなと思っています。また、お芝居ではいろんな顔を持ちたいと思っておりまして、35周年記念公演でもいろんなあき恵ちゃんを見せられたらと思っています。最初は『35周年公演?』という疑問から始まりましたが、今はやる気満々。記者のみなさんもたくさん集まってくださって、嬉しくてチョベリグです!」

35周年記念公演には、日替わりゲストも多数登場します。その中には、内場勝則、未知やすえの名前も連なっています。このふたりには思い入れがとても強いようで…。

浅香「私は過去に一度だけ単独イベントをしたことがございまして、当時2丁目劇場で『あき恵組』というお芝居をしました。その時のメンバーに内場くん、未知やすえちゃんがいまして。それが前身となって、劇団金曜日というものを結成し、うめだ花月で月に1回、最終金曜日の夜に公演をしておりました。とりあえず私たちの好きなお芝居を見てもらおうと、1カ月に1回、新しい出し物を作って発表するという形で1年ほど続けさせてもらいました。その時に、内場くんとかほかの男子が座付きの作家さんとお芝居の内容を考えて、私とかやすえちゃんがチケット班としてチケットを売りに行っていました。そして、自分たちで衣裳や小道具を作ったりもしていまして、あの時代があったから今があるんやなとものすごく思いますし、私自身がそこから始まっているので、どうしても内場くんとやすえちゃんには出ていただきたいと思って、ゲストとして出ていただくことになりました」

また今回、ご来場者全員にあぶらとり紙が配られることが決まりましたが、浅香自身はそんなに脂は出てないようです。

浅香「私といえば脂でしょということで、あぶらとり紙になったんでしょうけど、本人はそうは思ってません。最近は出ませんし、美容にも頑張っていますし、55歳になろうとしてるけど、結構それなりに、近くで見たらちゃんと…(笑)。でも、自分の顔があぶらとり紙になるとは思いませんでした。ご来場の方お一人お一人にプレゼントしたいただけるとのことで、本当にありがたいと思っております。ぜひ、こちらをゲットしに、ご家族の方などお誘い合わせのうえ、お越しいただければと思います!」

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そして、どんな美容法をしているのか聞いてみました。

浅香「コラーゲンの塊である若鳥のトサカを食べてます! そしてかたつむりクリームをすごい塗ってます! かたつむりクリームはいいですよ! あと、アロエで作った手作り化粧水がありまして、それをお風呂上りに思いっきりつけて、かたつむりクリームもぐわ~んとつけて、……寝ます」

ちなみに、若鳥のとさかは、炒めると軟骨のようになり、炊くとプルンプルンになるそうで、調理法によって全く異なる食感についても絶賛していました。常に明るく、前向きな浅香ですが、芸能生活35年、この間、いろいろなことが起こったそうです。中でも印象的な出来事について聞きました。

浅香「波乱万丈でした。19歳で吉本新喜劇に入りまして、最初は割と調子よく、結構キレイと言われる役をやってきました。それから『吉本新喜劇やめよッカナ?キャンペーン』がありまして、漫才をしなさいという指令を受け、漫才師になりました。島田一の介さんと組んでいたんですが、男女漫才ってこんなのよねというイメージでやっていて、常に漫才師をやっている役者という感じでした。漫才をして改めて、私はやっぱり役者なんやなと思い込ませていただいた、そんな1年半でした。その後、お芝居の方に帰らせていただきましたが、その時は新喜劇がブームになっておりまして、まるで浦島太郎のような感じで、全く様変わりした新喜劇に帰りました。だから、自分がお呼びじゃないということもものすごくわかって、ちょっとそこにはいられないなと卑屈になった時期もありました。でもその時期があったからこそ、結婚して、子供も産みましたし、それがなかったら絶対に今の私の幸せはないとも思っています。その時期を経て、選挙権を得るためにブサイクキャラを受け入れました(笑)。最初は『何でこんなこと言われんねん』ってちょっと悲しい思いもしましたけど、それでお客さんが笑ってくれるようになったときに、『ああ、これがないと寂しいわ』って思うようになりまして、とりあえず『ブサイクっていう台詞がないときも言ってくれ』とかせがんでましたね。そういう感じで新たに始まって。そうすると、いろんな役をやりたいと女優を目指していたあき恵ちゃんが首をもたげてきまして、いろんな役をしたい、こんな役をしたいと思うようになりました。今は新喜劇の中でいろんな役をさせていただいております。すっごく嬉しいし、ありがたいし、幸せ者だなと思っております」

では、35年間、続けることができた秘訣は何だったのでしょうか。

浅香「私は元々、ものすごく恥ずかしがり屋だったんです。2、3人の前ではお山の大将になれるんですけど、大勢の前ではすっごい恥ずかしがり屋で。そうして過ごしてきたんですが、中学2年生の時の学芸会で、汚いおばあちゃんの役をすることになったんです。その役がなかなか決まらなくて、誰かが『あき恵ちゃんがいいと思います』と言ったことがきっかけで3枚目の汚いおばあちゃんの役になったんやけど、断れないし、稽古を休むこともできへんし、やりたくないしで、悶々とした気持ちのまま、本番当日を迎えたんです。あの時の感覚は、一歩舞台に足を踏み入れた瞬間に開き直りというのかな、『稽古した通りにすればいいんでしょう』という感じになって、稽古以上の出来栄えで思いっきりやれたんです。そしてそれがすっごくウケて。次の日から『あの面白いおばあちゃんをやった子はあの子やで』って言われるようになって。そのときの快感が忘れられず、私は女優になると決めたんです。九州にいて、何のツテもなかったんですが、勝手になると決めていたので、何か自然と大阪の方に動いて…っていうところから始まってるんですね。めちゃめちゃ恥ずかしがり屋さんが女優という道で人生が変わって、そこからはもう闇雲。なので、この仕事を辞めることの方が怖かったですね。それが続ける理由の一つではあります。それと何かを掴めたり、何かが起きたからこうなったとか、『あ、私ってすっごく素敵な人生だな』と思い始めたときから、新喜劇をもっと好きになりました。新喜劇を愛してますから、この35周年を曲がり角にしてあと35年、90歳まで新喜劇に出て、伝説に残ろうと思っています。『新喜劇に90歳の現役がおったんやで』って言われるように、これから体を鍛えて、この会見も35年後にもう1回、開こうと思います(笑)」

続いて、35年の間に出会った思い出に残る先輩について尋ねました。

浅香「木村進さんには、いろいろ教えていただきましたね。例えば、お芝居の間(ま)はみんなそれぞれ違うんやとか、相手のセリフをずっと聞いて、自分が言いたくなったときがお前の間やとか。1回だけ『お前は女寛平やから痛くても我慢せぇ』って言われたこともありました。『寛平はなぁ、五寸釘が背中に刺さっても芝居やっとったんじゃ!』って、どつかれて泣きべそかいてるときに言われました。泣いたらお客さんが引くからって。その時に、叩かれたら笑う癖がつきました。どうやら悲惨に見えないらしいですね。花紀兄さんからは『声を出しなさい』と言われましたね。一番後ろのお客さんに届くことが大切なんやと。『1声、2声、3芝居じゃ!』って。女性だと片岡あや子さん。すごくお芝居がお上手な方やったから、盗もうと意識はしてましたね。あと、寛平兄さんもすごいなと思って見てました」

さて、この35周年記念公演では新喜劇の座長を務めるのですが、どんな役をやってみたいと思っているのでしょうか。

浅香「こないだ彫刻の役もやりましたからね、もうどんな役でもやりたいですね! こういう役をやってみたいと考えるだけワクワクしますね」

最後に、自分を食材に例えるなら何?と聞いてみたところ…。

浅香「菜っ葉ですね。スープにしても、焼いても、煮ても、何をしても、いろんな香りを出しますよと。でも副食なんです。主食じゃないんです。だからそんなにお腹いっぱいにならないですし、どんどん食べてね!」

浅香あき恵三十五周年記念公演は、8月30日(火)より1週間、なんばグランド花月の通常公演で行われます。一生に一度しかないおめでたき日をぜひ一緒に、祝福して下さい!

『なんばグランド花月 浅香あき恵三十五周年記念公演』

期間:8月30日(火)~9月5日(月)
8/30(火)①9:45 ②12:45 ③15:45
8/31(水)①9:45 ②12:45 ③15:45
9/1(木)①11:00 ②14:30
9/2(金)①11:00 ②14:30
9/3(土)①9:45 ②12:45 ③15:45 ④18:45
9/4(日)①10:30 ②13:30 ③16:30
9/5(月)①11:00 ②14:30

会場:なんばグランド花月

★漫才・落語+吉本新喜劇(浅香あき恵三十五周年記念公演)をお届けします!

料金:1F席4500円 2F席4000円(前売・当日とも。全席指定)

特典:浅香あき恵35周年記念あぶらとり紙

【浅香あき恵】【内場勝則】【未知やすえ】【島田一の介】

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河内家菊水丸が第1回『三陸海の盆』合同大祭に出演決定!

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来る8月11日(木)、岩手県上閉伊郡大槌町にて行われる『三陸海の盆』に河内家菊水丸が出演することが決まりました。

この『三陸海の盆』は、8月に岩手県を中心に各所で行われ、3月11日に発生した東日本大震災により犠牲になった方々を永遠に記憶し、風化させず、被災地と支援地、三陸が一体となって被災者を供養するために開催されるもので、各地の郷土芸能の復活、郷土復活の願いも込められています。
 
当日は、岩手県大槌町のまごころ広場うすざわ(小鎚運動公園弓道場隣)で11時より合同大祭が行われ、菊水丸は14時30分からのステージに登場する予定です。

そこで『三陸海の盆』を前に、出演にあたっての意気込みや、当日披露する河内音頭について語りました。

河内家菊水丸(以下、菊水丸)「3月11日の東日本大震災以降、――これは芸能で飯を食っている人はみんな思ったことだと思うんですけども――、何らかの形で貢献をしたいと考えていました。しかしながら、警察や消防、救急、そして何よりも自衛隊の皆さん方が現場から少しずつ引き揚げるときが来なければ、こういう芸能の出番はなかなか来ないであろうとも思っていて、どうすればいいものかと悩みに悩んでおりました。河内音頭とは年に一遍、お盆の頃に亡き人を偲ぶという、大切な人を思い出して、供養のために皆さんに輪になって踊ってもらう、そういう盆踊り唄でありまして、特に関西の芸能で東北の方との直接的なお付き合いもありませんのでしたので、何かをしたいと思っていても、随分先になるだろなと思っていました」

と、考えていた菊水丸ですが、本格的な夏を前にしてよしもとが、トラックの荷台をステージにし、いつでもどこでも寄席が行える『青空花月』を発表しました。

菊水丸「ひとまず、亡き人の供養である音頭を櫓の上で歌うことが一番の貢献であろうと思い、6月20日から始まった盆踊りツアーで各地各所を回っておりましたところ、よしもとが『青空花月』の活動を始めたことを聞きました。ただ、『青空花月』は漫才、落語、吉本新喜劇でしょうから、『青空花月』野中に混ざってでやるのではなく、民謡版というか、郷土芸能版という形で、僕でないとできないことを教えて下さいとよしもとの担当の方に申し上げておりました」

そんな中、今回の『三陸海の盆』出演のお話をいただいたそうです。

菊水丸「初盆とういうことで『三陸海の盆』への出演はどうですかというお話を聞きましたので、盆踊りツアーの前半と後半の間に櫓休暇を取って、8月11日に大槌町に行くことになりました。なぜ、そういう形での出演にこだわったのかというと、持ちネタに『九代目横綱』というものがあるんです。伝統的な河内音頭はご存じのように、人物伝や歴史を歌うという、ずっと伝わったきたネタを歌っているんですね。その中で2、3年前から好んで歌っているのが『九代目横綱』。この九代目横綱とは秀ノ山雷五郎という人で、宮城県気仙沼出身の大横綱だったんですね。できることなら、こちらが日ごろネタでお世話になっている気仙沼で、横綱の碑の前で奉納音頭を歌いたいとリクエストをしたんですが、今回は大槌町で歌わせていただくことになりました。もちろん、気仙沼の民謡の人たちも『三陸海の盆』に出ますし、僕の出番も気仙沼の民謡の方の次に決まりましたので、ネタでお世話になっている分、そこで感謝の気持ちを込めて、もちろん哀悼の気持ちも込めながら、精いっぱい、九代目横綱という東北が生んだ大横綱の偉業を顕彰する音頭を歌いたいと思います。この頃は地元の人も知らない話かもわかりませんが、不思議なご縁で河内に伝わっていることも知っていただきながら、地元の英雄の物語を精いっぱいやらせてもらおうと思っております」

続いて、ギターの石田雄一さんからもコメントをいただきました。

石田雄一「僕は実家が神戸市長田区の鷹取商店街にありまして、'95年の阪神・淡路大震災で全壊しまして、両親が救出されたすぐ後に火が回って全焼いたしました。僕の場合は、両親も助かって、家が燃えただけで済んだのですが、隣近所の方や幼いころからの知り合いなど、たくさんの方がお亡くなりになりました。残された人たちにとってはつらい日々が続きましたけども、ひとつの復興の節目になったのがその年の初盆だったと思います。亡くなった方々の霊をお迎えし、再び送ることで気持ちの整理をつけたり、新たな生活へのステップにされた方も多かったのではないかと思います。このたびの大震災は、規模も比較にならないほど甚大でして、原発事故もいまだ収束しておりませんし、行方不明の方々も多数おられますけども、ひとつの節目である初盆を迎えるにあたりまして、犠牲者の方々を弔い、大きなお祭りを催すのは、被災地の方々にとっても意味のあることだと思っています。『三陸海の盆』が盛大に催されることによりまして、被災地の方々が少しでも前進するきっかけになることを切に願っております。同じ被災者として微力ながらも協力できることをとてもうれしく思っております」

菊水丸「石田さんのご両親が避難所でお世話になっていたこともありまして、僕も阪神・淡路大震災の後に、避難所をずっと回った経験があります。そういうことを今回、東北でも生かせたらいいなと思っています。阪神・淡路大震災のときも'95年8月に神戸の港で『神戸海の盆』がありまして、そこにも出演しました。僕自身は阪神・淡路大震災では被災していませんが、同じ思いを持った人がメンバーにおりますし、ここに至るまでもいろいろと石田さんに意見を仰いでいたところもありますので、我々にしたらようやく現場に行けるんだという思いであります」

また、菊水丸は以前見た、津波で流出した太鼓のニュースが気になっているとのこと。

菊水丸「何かのニュースで見たんですが、今回の津波で太鼓が流されたという郷土民謡の人たちがいたんですね。でも、海の中から太鼓を引き揚げて、それを使って夏祭りをしますという報道で、4月か5月に見ました。太鼓は1度、水分を吸収してしまうと鳴りが悪くなるので、うちにも使っていない太鼓がたくさんありますし、そういう方たちにもし、巡り合うことができたら、いくらでもご協力させていただこうと思っています。河内音頭の太鼓と東北の太鼓とで競演などもできたらいいなとも思いますね。今回は和太鼓名人の三条史郎さんにも参加していただきますので、三条史郎さんからも一言お願いします」

三条史郎「私は東北にあんまり馴染みがなかったのですが、2年前にバイクツーリングで行きました。そのときは地震など全く予測せず、本当に風光明媚な美しいところというイメージだったんです。阪神・淡路大震災の時は、僕は被害はなかったんですが、友人、知人に被害に遭われた方々がいて、今回の震災でそういうことを思い出して、切実な思いをしてはる人がたくさんいてはるんやろうなと思いながら過ごしていたんですが、今回、菊水丸さんからこのお話をいただきまして、こういう形で大きな慰霊祭に参加できるのは本当に意味のあることだと思っています」

ちなみに菊水丸は、東北を訪れるのは久しぶりなんだそう。

菊水丸「岩手県で『岩手の夜はクネクネ』という番組をやっておりまして、それは関西で角淳一さんがずっとやってはった『夜はクネクネ』という町を練り歩く番組のパロディだったんです。この番組で岩手のアナウンサーと町のあちらこちらをロケして歩いた思い出があります。それが'91年~'92年でしたから、20年ぶりになりますね。ただ、今回のように岩手県内で河内音頭を披露させていただくのは初めてです。宮城や青森、福島は過去にありますが。今回の行事は民謡家が集まりますから、自分たちがいつもやっている環境とよく似た雰囲気であろうと思っていますので、精いっぱいやらせていただこうと思っています」

なお、『三陸海の盆』で披露する河内音頭は、盆踊りのように踊りで参加するというものではなく、“河内音頭という芸能を聴く”という形になるそうです。

菊水丸「河内音頭には2種類、音頭に合わせて皆さんに踊っていただく形と、落語や講釈のように聴いていただく形とありまして、今回は踊りをご存じない場所に行きますので、どちらかというと聴いていただく構成にしています。地元の英雄の物語をぜひ、聴いてくださいという感じですね。地元の英雄がずいぶん離れた大阪・河内という土地でも大事に、河内音頭という芸能で語り継がれているということを知っていただきたいというのも、今回の抱負です」

ところでなぜ、『九代目横綱』河内に伝わってきたのでしょうか。

菊水丸「『九代目横綱』は元々、講談、浪曲にある話なんですね。簡単に言うと、タニマチという力士をご贔屓にする人と力士の物語なんです。『タニマチ』というのは、大阪の谷町が発祥だと言われていますよね。大阪の谷町に住むお医者さんがお相撲さんを随分とかわいがったところから『タニマチ』という言葉ができたと。『九代目横綱』は東北出身の力士のお話ではあるんですが、ご贔屓と力士の関係が実に大阪人好みのストーリーになっているので、大阪の芸能の中に残ったんでしょうね」

そして『九代目横綱』のストーリーを語り始めて…。

「あるご贔屓が、後の九代目横綱・秀ノ山雷五郎、当時は岩見潟という売り出しの力士を随分かわいがっていて、その岩見潟には付き合っている芸者がいたんです。そのご贔屓が、自分が芸者の身請けをして、いずれは所帯を持たせてやる。明日の相撲に勝ったら大関になれるんだから頑張れよと激励するところから物語が始まるんです。で、わかりましたと。それはもう、お世話になっているご贔屓に応援してもらって、好きな女性とも結婚できるのであれば、明日は何としてでも勝ちますと言って別れるんですけど、そこに一人の老婆が訪ねてきます。その老婆こそ、次の日に対戦する力士のお母さんなんですね。その力士は大関まで行ったんですけど随分と落ち目で、明日の相撲に負けたら庄内様から即刻、お抱えを差し止めるというきついお達しを受けたから、明日の相撲はなんとかうちの息子に勝たせてほしいと頼む。岩見潟は非常に情にもろい力士ですから、あのお母さんのことを思い、負けてやろうと心に決めて土俵に上がるんです。けどやっぱり、土俵に上がったら真剣勝負、昨日のお母さんの話は関係ないと振り切って、立ち上がったんですね。で、対戦相手の力士は負けたらお抱えを差し止められるから必死にもがいている。その必死な形相が、前の晩に会ったお母さんの顔と全くの生き写しで、ここで自分が勝ったらお母さんを悲しませてしまうと思って力が抜ける。その瞬間に上手投げをされて、それが決まってしまうという話なんです。さあ、この先どうなるのか…!?  『三陸海の盆』では最後まで歌いますのでぜひ、聴いてください!」

第1回『三陸海の盆』合同大祭
日時:8月11日(木)11:00~21:00
会場:岩手県大槌町 まごころ広場うすざわ(小鎚運動公園弓道場隣)
詳細はhttp://tonomagokoro.net/?page_id=2194

【河内家菊水丸】【石田雄一】【三条史郎】

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野性爆弾川島が漫画家として登場!?

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野性爆弾川島の独特の画力といえば既にファンの間では周知の事実。
8月6日発売予定の秋田書店「月刊少年チャンピオン」で、なんとその漫画が掲載されます。
月刊少年チャンピオンといえば、品川ヒロシ原作の「ドロップ」が好評連載中だが、お笑い芸人が漫画家として登場するのはもちろん異例の起用となります。実は同誌での川島の漫画掲載は2度目で、前作の評判を受けての再登場。
今回のテーマは「夏を涼しくする怖い話」。並みいるプロの漫画家と肩を並べ堂々の掲載!
川島ワールド全開の怖い話をご堪能あれ。

秋田書店「月刊初年チャンピオン」9月特大号
特別定価540円(税込) 
8月6日発売

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