キスマイ北山さん「ぐっさんは3倍以上の早さ」 ミュージカル『愛の唄を歌おう』初日
1月10日(金)、東京・東急シアターオーブにて、ミュージカル『愛の唄を歌おう』が初日を迎え、それに先立ち、ゲネプロ、さらには山口智充、北山宏光さん(Kis-My-Ft2)、演出の宮本亜門さんによる囲み取材が行われました。
ミュージカル『愛の唄を歌おう』は、鈴木おさむさんが脚本を務め、演出に宮本亜門さん、音楽に槇原敬之さんと、3名のトップクリエイターが揃い踏みすることでも注目を集めており、槇原さんの楽曲によってストーリーが紡がれる点でも話題。
命を落とした熱血教師が、10年後、地上に戻って、かつての教え子たちとともに『愛』の唄を作ろうとするが――と現実とあの世が行き交うファンタジー要素がありつつ、現代社会に生きる人すべてに贈られる愛にみちた物語です。
豪華キャスト陣が名を連ねるなか、“ぐっさん”こと山口智充は、その志半ばで亡くなった熱血教師・牧田ノリオを熱演。持ち前の美声と声量をいかんなく発揮し、初ミュージカルとは思えない堂々とした演技を披露しました。橋本じゅんさんとのフライングシーンも必見!
また、北山さん、渡部豪太さんらと同じく、牧田教師の元・教え子のひとりとしてエハラマサヒロが出演しており、現ホームレスという特異な役ながらも、随所で個性を発揮。ぐっさん&エハラによる“芸達者”コンビでも魅せてくれます。
そして、NMB48の岸野里香、L.A.F.U.の反橋宗一郎も出演しており、演技だけでなく、キレのあるダンスシーンもあり、ファンならずとも注目株です。
ゲネプロ後に行われた囲み取材では、数時間後に初日を迎えるという現在の心境について、「楽しみだけです。やることはやってきたんで、あとはもう、いかにステージをおもいっきり使って、楽しむだけですね」と自信たっぷりの山口智充。
さらには、「早くやりたいですね。今やりたいですね」と先走り、一同から笑いを誘います。
一方の北山宏光さんも「早く愛をお客さんに届けたいという気持ちがいっぱいだったので、やっと届けられるという気持ちです。ワクワクしてますね」と、開演を待ちわびている様子。
演出の宮本亜門さんは、ようやく通し稽古ができた安堵の表情を見せつつ、「愛がいっぱい詰まっちゃって、吐きそうになってるんですよ」とテーマの“愛”を強調します。
それを聞いた北山さんが「早く出した方がいい?(笑)」と口を挟めば、「出したくてしょうがない人がいっぱいなので、お客さん絶対幸せになって帰ってくれると思います」と宮本さんは自信たっぷり。
ミュージカル初挑戦という山口に質問が及ぶと、「気持ちいいですね。スポットライトが……ちょっと待ってください、スポットライトが!(笑)」と、自分にだけ直射日光が顔面にあたっていることをアピールし、爆笑!
続いて、北山さんの印象を訊かれた山口は、「真面目です。僕がいろいろ教えてもらうことがたくさん。僕が先生、北山君が生徒役で、北山君が僕のことを尊敬しているという設定なんですけどね、ホントは尊敬しているかどうか全然知らないですけど…」と言えば、すかさず「いやいや、してますよ!(笑)」と北山さんがツッコみます。
一方、北山さんから見た山口はムードメーカーだそうで、やや人見知りだという北山さんと比べ「3倍以上の早さでみなさんと仲良くなって、うらやましい。そういうところもたくさん勉強しなきゃなって思いました」とべた褒めし、山口は恐縮しきり。
槇原敬之さんの楽曲について質問が及ぶと、「楽しいんですけど、実は難しいんですよ」と宮本さん。
自身がソロで歌う『You are so beautiful』が一番好きと語る山口も、「キーも結構高くて、僕はその人になりきって歌いたいんで、マッキーにはなりきれないんですよね」としますが、世代的にも聴くのは「大好き」だそうです。
北山さんは、KONISHIKIさんがメインとなって歌う『まったくどうにもまいっちゃうぜ』を好きな曲に挙げ、「悩みはそんなに多くない方だと思うんですけど、でもホントに泣けてくるというか、なんでもっと楽しく考えられなかったんだろうとかあったりして、ものすごく自分の力になった一曲ですね」と吐露。
それを聞いた山口も、自分が歌わない曲ばかり口ずさんだ挙句、「合間の“♪ドゥー、ドゥー”っていうベースの歌が気になったり」したとか。
また、稽古中は誕生日のスタッフ、キャストをお祝いしたとのことで、山口は「その度にみんなが“ワー!”ってなるんで、そこで稽古が“ウー”ってなってたのが、“ガー!”ってなるっていう、“ファー!”っとはじけて、よしまた明日からいこうみたいな」と擬音を多用して、その賑やかさを伝えました。
「Kis-My-Ft2の他のメンバーは観劇されますか?」との質問が出ると、待ってましたとばかりに「6人全員で来ます」と北山さん。
「この作品を通して、他の6人もものすごく、衝撃というか、ほっこりとした気持ちで、帰ってもらえると思うし、それがグループ愛みたいなものにつながったら、ものすごくいいなと思っていたので、観に来て欲しいなとは思ってたんですけど、まさか6人全員で来るとは(笑)」と笑みをこぼしました。
それに対して「一番怖いのは、気がついたらお客さんみんなそっち見てるっていう(笑)」と山口が指摘し、爆笑!
最後に見どころを訊かれた山口は、どんなに技術的な発展を遂げても、「超アナログな部分、人間臭さとかそういうことっていうのは、意外と進歩してなくて、ずっとまんまじゃないかな」「それが確実に感じれる舞台だと信じてます」とカメラにアピール。
北山さんも「歌の力ってホントに素晴らしいと思うんですよ」「あふれんばかりの愛を受け取っていただけたら、また今年1年、ハッピーな年になると思うので、足を運んでください」とストレートなメッセージを残し、囲み取材は終了しました。
●公演情報
ミュージカル『愛の唄を歌おう』
脚本:鈴木おさむ
演出:宮本亜門
音楽:槇原敬之
出演:山口智充、北山宏光(Kis-My-Ft2)
渡部豪太、川畑要(CHEMISTRY)、高田翔(ジャニーズJr.)、
野々すみ花、柄本時生、前川紘毅、施鐘泰(JONTE)、大口兼悟、
エハラマサヒロ、ROLLY、KONISHIKI、橋本じゅん、他
東京公演:東京シアターオーブ 2014年1月10日(金)~21日(火)
大阪公演:オリックス劇場 2014年1月25日(土)~2月2日(日)
※各詳細は、公式サイト(http://www.ktv.jp/ainouta/index.html)まで
【山口智充】【エハラマサヒロ】