すべてが“なんちゃって”!? 映画『なんちゃって家族』のジャパンプレミアにノンスタ驚愕
1月22日(水)、都内にあるワーナー・ブラザース試写室にて、25日から全国公開される映画『なんちゃって家族』のジャパンプレミアが行われ、NON STYLEが水沢アリーさんとともに登壇しました。
この『なんちゃって家族』は、なんのつながりもなかった麻薬密売人と貧乏ストリッパー、童貞くん、ホームレス少女が疑似的に“なんちゃって家族”を結成。キャンピングカーではちゃめちゃな旅をするという全米大ヒットコメディーです。しかし、なんとアメリカでは公開当初は批評家たちから酷評の嵐。にもかかわらず観客からは大絶賛で、クチコミが広がり続けて、2ヵ月もにわたって興業ランキングトップ10に入り続けているという、まさに異例中の異例の映画。そのせいか、今回のジャパンプレミアも、異例のものとなりました…。
ということで、特別ゲストとして二組が呼び入れられました。「なんちゃってイケメンのNON STYLE、そしてなんちゃってセレブの水沢アリーさんです!」。場所は、ジャパンプレミアといえばの六本木の映画館、ではなく、試写室。入ってきた二組は、まずレッドカーペットに「短っ!」と驚きの表情です。石田は思わず手にして「なにこれ?」。
「こちら、あの大ヒット映画に主演したサンドラ・ブロックさんが、六本木のジャパンプレミアで歩いたカーペットの切れ端でございます」。「じゃ、サンドラ・ブロックが歩いたのは歩いたんですね?」と井上が勢いづくと「いえ。あくまで端っこなので、そのうえを歩いたわけではない。確認済みです」。つづいて、話題はステージへ。「あのこれ…低くないですか?」「10センチです」。これには思わず、水沢さんも「こんな低いステージ初めて!」。
さらにはSPの存在に気付いた3人は「もうこれもなんちゃって、でしょ!」。水沢さんが「近所のおじさんにそっくりですよ。こんにちは、おじさん!」、井上が「うちの裏手の喫茶店のマスターに似てますけどね」とさんざん。しかし、こちらはなんと本物!! 通常ジャパンプレミアには100人のSPがつく中、たったひとりとはいえ、本物なのだそう。石田は「へえ~。ってぼくら、ステージにも立たんと、なにやってるんですかね(笑)。いいんですか、こんなんで」。
「ちなみに今回のお客さんはほぼほぼ関係者です」と明かされると、井上は「なんかもう報道関係のひとも嘘くさく見えてきた!」。石田も「そのカメラ、水筒ちゃいますか?」。とはいえ、ようやく映画本編の話題へ。
すると逆にリラックスしたのか、もう気にするところはなにもない、かというように口々に歯に衣着せぬ言い方で、絶賛。「観てもなんの役にも立たない映画なんですけど(笑)、ほんまに面白かった!」(井上)、「ここまでやってええんや、ってくらいバカやってる。日本のテレビとはまったくちがう感じがたまらなかったですね。なにしろモロ出してたりしますから」(石田)、「思い切り笑って、でもさいごは少し泣かせるの~。それがすごく面白かった~」(水沢)とのこと。
なんでも来い状態へと突入した3人には、それぞれ「井上さんはどれだけなんちゃってなのか」と言った質問に加え「でも坂上忍さんとはなんちゃってじゃないですよね?」などといったぶっ込みが。すると井上は「いやいやいや、イケてるのはなんちゃってじゃないですし、坂上さんに対してもぼくはなんとも思ってないです」。石田はフォローなのか「ウーマンの村本が同期で、彼の嫌われ方と比較されたりするんですけどね。村本が炎上させてるのに対して、井上の場合、勝手に炎上しちゃうんですよ。その才能が止まらないのがスゴイ」。さらには「ここだけの話、うちらは相方のツッコミがなければまったく面白くもないコンビなんですよね。…なんちゃって!」と、まさかのなんちゃってギャグを披露! 以外にもウケてしまい「これ、使っていいですか?(笑)」。今後、石田のなんちゃってギャグの行方にも注目です。
また「なんちゃってセレブというか、なんちゃってローラ」とまで言われた水沢さん。「まあ、言われるけどね~(笑)。でも、私自身はご本人にお会いしたことなくてお会いしたい気持ちがあるのに、いざとなると、周りのひとたちがそうさせないようにするんだよね~」と、こちらもなかなかの炸裂ぶり。ウワサの方についての質問にも「付き合ってるのは本当だからね。でもなかなか最近は向こうも忙しくて会えないね」。
さいごに井上は「今日のイベント、すごく楽しかったんですけど、ワーナーさんがうちら3人を見下してるのはよくわかりました(笑)」とコメント。石田も「まあまあ、とにかくくだらなくて楽しい映画なんで、これはもういろいろ抜きにして、見てほしいなと思いますよ!」とのことですので、ぜひぜひみなさんも大笑いと、少しのホロリを体験に、映画館へ訪れてみては!?
●作品情報
『なんちゃって家族』
ちまちまとマリファナの売人をやっているデヴィッド・クラーク(ジェイソン・サダイキス)にも、一応の良心がある。シェフとか教育ママとかには売るが、未成年者には売らないと決めているのだ。だから、問題なんか起こるはずない。ところが、問題の種はいくらでも転がっているものだ。いつもは当然、目立たないように暮らしているデヴィッドなのに、柄にもなく善いことをすると目立ってしまうことを身をもって知ることになる。町のティーンエイジャーをちょっと助けようとしたせいで、彼は路上でたむろするパンク野郎3人組に襲われ、クスリと金を奪われてしまう。デヴィッドに残されたのは、元締めのブラッド(エド・ヘルムズ)への莫大な借金だけ。 その借金を帳消しにするため――そして身の安全も確保するため――デヴィッドは、ブラッドの次の荷をメキシコから運び込むという、“立派な”麻薬密輸人にならなければならなくなる。皮肉屋のストリッパーのローズ(ジェニファー・アニストン)、イケナいことをしてみたくてたまらないケニー(ウィル・ポールター)、そして妙に世慣れた少女ケイシー(エマ・ロバーツ)というご近所を巻き込み、デヴィッドは絶対確実な計画をひねり出す。こうして、夫婦と子供2人という即席の偽家族“ミラー家”となった彼らは、あとで調達する特大の輝くキャンピング・カーに乗って、7月4日の独立記念日の週末に、成功を信じて意気揚々と国境を越えるため南を目指すのだが……。
監督:リドリー・スコット
脚本・コーマック・マッカーシー
出演:ジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス、エマ・ロバーツ、ニック・オファーマン、キャスリン・ハーン
配給:ワーナーブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/werethemillers/#home
1月25日(土)よりシネマート新宿ほか全国公開