メッセンジャーあいはら講演会
1月24日(金)、道頓堀ZAZA HOUSEにて、「メッセンジャーあいはら講演会」が行われました。テレビやラジオなどのメディアでは決して話せない極秘ネタが次々と飛び出す、あいはらならではの単独ライブ。会場はもちろん大入満員、今夜は果たしてどんなトークが繰り広げられるのでしょう!?
タイトル通り、ステージには演台とめくりが置かれ、講演会そのものの雰囲気。スーツをビシッと着こなしたあいはらを、大きな拍手が迎えます。冒頭、「テレビやラジオでは本当の気持ちを10分の1も言えてない!」と切り出したあいはら。「暗黙の了解があるテレビやラジオでは言えないこと、思いの丈を、リミッターを外してお話しさせていただきます」と宣言して、いよいよ講演に突入しました。
今回のテーマは、東京都知事選でも大きなキーワードとなっている「脱○○」。あいはらがいま最も気になる「脱」モノについて、持論を展開していきます。まずは、「脱偽装」からスタート! 世間を騒がせた食品偽装問題について、観客にもなじみの深い「鮭弁当」や「白身魚フライ」などを例に出し、規制の動きに疑問を投げ掛けつつ、あいはらなりの"線引き"を提案していきます。さらに、終始フレキシブルな態度を見せていたあいはらが、唯一「許せない!」と憤ったある"モノ"に、会場は大爆笑です。
続いては、「脱芸人」。「芸人ってもっとええもんやと思ってた。免罪符を手に入れられると思ってたんです」と話すあいはらは、「実はやったらアカンことがめちゃくちゃある!」と嘆きます。やがて話はメッセンジャーの若手時代におよび、お笑い界の裏側を暴いていくことに!? 気になるギャラの話も飛びだし、その内容にはどよめきが...。後輩たちの現状と将来を心配し、隣接のZAZA POCKET'Sでライブ中の若手芸人に聞こえるように「今やったら間に合う!」と呼びかけて笑わせるひと幕もありました。
「脱岸和田」には、会場から驚きの声も。ご存じ岸和田っ子のあいはらですが、「泉州地方にもたくさんいい人はいるんですよ」と何度も断った上で、「かなわん人が多いんですよ〜」と自らが遭遇したさまざまな出来事をしゃべりまくり。最近は「レーダーで泉州人がわかるようになった」とのことで、見分け方までしっかり伝授していました。締めくくりは、「お世話になってきたけど...もうちょっと改善してもらわんと難しい!」と魂の叫び!?
「脱ネット社会」では、TwitterやfacebookといったSNSに物申す! メールも返信しかできないという超アナログ人間のあいはら。これまであえてネットに触れずに生きてきたのは、「僕みたいに軽率にモノをしゃべる人間が、こういうことすると、バレなくてもいいことがバレると思った」と理由を説明します。多くの人の目に触れるため、本音を書くことができないのなら、「何の意味もない」とバッサリ。人と人とのコミュニケーションは、「こういうライブみたいなんが、本当のやりとりであるべき!」と改めて主張しました。また、「知らん人の昼飯なんて興味ないでしょ?」「そんなに友達いります?」...などなど思っていてもなかなか口に出せないひとことを、笑いに換えてぶつけていくあいはらに、観客も拍手喝采。さらに話は「エロサイトはエロを軽くしすぎた」と、ネット社会の功罪(?)にまでおよんでいました。
ほかに、「脱テレビ」では「テレビ大好き!」なあいはらが、東西の視聴率ランキングをもとに、テレビ界の未来に提言を。同じく大好きで追い続けてきた「ビッグダディ」も、「卒業します!」と別れを告げることに...。愛ゆえの辛口コメントの数々に、観客はうなずいたり爆笑したり。こうして予定時間をかなり過ぎたところで、濃〜い講演はようやく幕となりました。
後半戦は、「パララジオ」と題したシークレットゲストとのトークコーナー。登場したのはスーパーマラドーナ・田中、藤崎マーケット・田崎、タナからイケダ・田邊の若手芸人3人と、おなじみ芸能レポーターの中西正男さんです。まずは若手芸人たちが、心に秘めた思いを赤裸々に(?)語ることに。「今日のお客さんはアダルトだから大丈夫!」というあいはらの言葉に勇気づけられ、次々と"ココだけ"の話が飛び出して...。
まず田中は、「先輩によって態度を変える後輩」がイヤだと訴えます。ちなみに同席したふたりについては、田崎は問題ないが、田邊は態度を使い分けている疑惑があるとのこと。しかし、後輩サイドの田崎からは、「田中さんから、あんまりおごってもらったことがない」とのタレコミも!? スーパーマラドーナが賞レースで賞金を獲得した際に「おごってくださいよ〜」とお願いしたところ、「まだ振り込まれてない」と断られ続け、ついにはごちそうしてくれなかったそうです。ここから、あいはらによるその時の田中の心境の推理、そして先輩としての"おごり方"のマナーにまで話が広がっていきました。
年末の「5upよしもとカウントダウンライブ」に向けてのジャンケン大会で起こった、ちょっとした事件を暴露したのは田崎。3人の子持ちである田邊は、「子どもが幼稚園に入るころまでには、"たまにテレビで見る人"になっておきたい」と願望を語りますが、あいはらは「無理やん!」と瞬時にダメ出し。曰く「ことごとく幸せ逃しそうな顔」なんだそうで、何やら田邊の未来に暗雲が立ちこめてきました。
もちろん、ここでもぶっちゃけ"ギャラ"トークあり。あいはらは「このままでいい。めっちゃ忙しいのがいやなんです」という田中に「若きMr.オクレがここに!」と感心し、さらに田邊については「おもろないんじゃないねん。売れへんねん!」と占い師のごとく未来を予言。この後もことあるごとに追いつめられた田邊でしたが、「今年、何にも賞が獲れなかったらやめるとかは?」というあいはらからの"愛の叱咤激励"に、衝撃の「やめます」宣言! 「それぐらいの気持ちでないと!」と、後輩の奮起に期待するあいはらでした。
最後は事前に客席から募った内容をもとに、中西さんに気になる芸能ニュースに関する疑問をぶつけていきます。あのネタも、このネタも、次々とズバリ回答していく中西さん。驚きの事実が明かされる場面もあり、客席には何度もどよめきが起こっていました。しかし残念ながら、ここでは詳しい内容をご紹介できません...。
あいはらは、トーク内で語られた某芸人の芸能ニュースについては、「5月の(祇園花月で行う)『悪いWARAI』で!」と次回主宰イベントでも継続して追及することを約束。ライブでしか聞けないとっておきの裏ネタ、本音ネタに、引き続きご注目を!
【メッセンジャーあいはら】