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2014年1月27日 (月)

ウーマン・村本「夢への第一歩は恨みと復讐から」とアドバイス!? NSC・YCC・YOEC全国合同学院説明会

1月26日(日)、吉本興業東京本部にて『NSC・YCC・YOEC全国合同学院説明会』が開催され、ウーマンラッシュアワーとトレンディエンジェルの座談会が行われました。

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弊社で運営している芸人・タレントの養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」、スタッフやクリエイターの養成所「よしもとクリエイティブカレッジ(YCC)」、両校の要素を併せ持つ「よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ(YOEC)」という3校が、2014年度4月入学希望者に向けて行なっているのが、こちらの説明会。1月11日(土)の福岡会場から始まり、2月22日(土)の沖縄会場まで全国8都市にて行なう予定となっています。

東京会場には、先の『THE MANZAI2013』のチャンピオンに輝いたウーマンラッシュアワー・村本大輔と、東京NSC10期生のトレンディエンジェルが登場。東京NSC6期生の川口清行がMCを務めました。

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ちなみに、村本の相方である中川パラダイスは網膜剥離で休養中。「2人で出る予定だったよしもとの劇場出番を全部休んでしまったら、ギャラがまったく違ってくるんで、スベってもいいから1人で出たんです。そうしたら、2人でやるよりウケたので、戻って来ても場がないくらいになってやろうと思います」と、相変わらずのクズっぷり。「みなさん、笑わなければ、実際入って来たら同じ扱いしますよ! 笑ったら優遇します」と聴講生に話しかける村本に、川口が「いままでいろんな人が出て来たけど、そんなこと言うた人いない。チキン過ぎる!」と嘆いていました。

話を振られてすぐさま、大きな態度を取るのはトレンディエンジェル・斉藤司。すぐさま村本に「頭皮と現場を散らかすな」とツッコまれます。

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そんなトレンディエンジェルは、NSCで出会ってコンビを結成。「高校卒業後すぐに入ったんですけど、同級生に誘われてなんとなく入っただけなんで、ほかの人よりもモチベーションが低かったんです」と須藤。一方、斉藤は芸能人になりたいという夢を叶えるために、当時務めていた誰しもが知っている有名な会社を辞めてNSCに入ったそうです。
在学中、集団コントの授業で出会ったという2人。その後、高校の同級生だった相方に捨てられた須藤が、当時、斉藤の組んでいたコンビに加入して、トリオに。
「ただ、その後もう1人のヤツがネタ見せの授業に遅刻して。僕が許せなくてクビにして、2人になりました。ただ、そのネタ見せ、結局順番が回って来なくて……なんでクビにしちゃったんだろうとも思いましたけどね」(斉藤)

一方、在学中から10人以上とコンビ結成、解散を繰り返して来た村本。「そうなったのは、僕の人格が破綻してるからです」と言いつつ、「僕は芸人になりたくて、NSCに入っただけ。高校も途中で辞めたし、お笑いしかなかった。やっぱり好きなことで仕事したいじゃないですか。人生が5回くらいあるなら3回くらい、やりたくないことをやってもいいですけど、1回しかないから好きなことをやらないともったいないなと思ったんですよ」と熱く語ります。

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村本の話は、序盤からヒートアップ!
「NSCに入ったから、芸人になれるわけじゃないんですよ。僕のときでさえ、大阪に800人入った。なのに、卒業の時点で200人になってたんですよ。600人が自信をなくしてやめていった。同期はキングコング、ダイアン、南海キャンディーズの山里、中山功太……とかなんですけど、卒業公演でキングコングのネタ時間は5分。僕は遅刻して30秒しかもらえなかった。当時の先生は“お前が売れたら、俺、死ぬわ”言うてましたけど、そんな僕がTHE MANZAIに優勝してキングコングに勝ったんです! よしもとは、そういうチャンスをいただける会社。根拠のない自信ときっかけで、僕はチャンピオンになれたんです!」と力説。斉藤も「劣等感すら才能になるのが、この世界」と同調します。

とにかく“好きなことを一生懸命やり続けた”と、言い切る村本。「これは自慢なんですけど、新大阪から品川まで新幹線で移動中に僕は連結部分で立ってネタをつくるんです。座ると寝てしまうから。飲みに行っても、仕事の話をする。この仕事は反省も次につながるし、24時間ネタを考えてるからいつでも喋れるんです」と身振り手振り大きく訴えかけます。
THE MANZAI2013の決勝で披露した漫才も、キングコングへの復讐心から生まれたそう。「大阪でようやくもらったレギュラー番組に、ある日、東京でやりたい放題やってたキングコングがやってきたんです。終わり2分で告知して、“同期らしいな。お前(この番組で)浮いてるで!”と言われて、残り20秒。何も言い返せず、“あの……浮いてる……”って言うてるうちに番組が終わった。で、悔しくて一生懸命、次にああいうことがあったらどうするか考えたときに、“目先のお笑いのためなら、同期をけなします、キングコングです”っていうフレーズが思いついた。決勝でやってた“〜相方、中川くんです”っていうパターンですよね。こういうことがあるから、この仕事はいいんです」と、鬱憤すら笑いに変えられる芸人という仕事の素晴らしさを語りました。

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給料面についての「僕ら、正直売れてはないんですけど、お金に困ってはいないんですよ。土日で営業に行かせてもらえますし」(斉藤)という発言に、「ただ、舞台とバイトがかぶるときもあるし、お金がない時期はない。そこを乗り越えたものだけが稼げるようになる」と力説する村本は「テレビで1月の給料が15万しか増えてなかったと言ってしまったんですけど、THE MANZAIの関係者のみなさまに申し訳なかった」と陳謝。
「THE MANZAI後にいただいたお仕事分のギャラはこれからいただけるので、反映されるのは2月もしくは3月。だから、増えてないわけではない。マスコミのみなさんは訂正しておいてください!」と訴えかけます。

また、聴講生には「優勝しても夢はあるし、この前、僕が夜、会社に来たら、若手の子が朝までネタの練習を楽しそうにやってた。自分が好きなことなら、一生懸命努力できるんです。第1希望をやってみて後悔するほうがええんちゃうかなと思いますよ」とアドバイスを。「夢っていう彼女は、好きって言った分だけ振り返ってくれる。お笑いはどんなときでも好きで、ほかの芸人さんがゲームしてるときでも僕はネタをつくってた。先のことを考えるよりは、目の前に見えてるものにしがみついていけばいいんですよ。それに、監督になりたい、芸人になりたいっていう人はなれない。“映画をつくりたい”っていう人が監督になって、“人を笑わせたい”という人が結果、漫才師になれるんです」と力強く語ります。
「要は、職業に憧れるだけじゃあかんってことですよね? めっちゃいいこと言いますね」と感心する川口でしたが、「これ、糸井重里さんが言うてました」とけろりと言ってのける村本に「人のか!」と仰け反りながらツッコんでました。

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聴講生からの「NSCの授業で楽しかったものはなんでしたか?」と訊かれた村本は、「ないです」とキッパリ。「遊びに行くんじゃないねんから。友だちつくりに来るヤツは大体辞めてますよ。芸人さんが好きやからっていう理由だけで、この世界に入った人もすぐ辞める。だけど、面白いヤツやと思えば仲良くなれる。そういう世界ですよ」と厳しい世界であることを強調します。
須藤は「やっぱり集団コント。僕は仕事もできないし、お笑いもできないけど、こんな僕でも続けていけるのは相方のおかげ。いい相方を見つけるのも、才能だと思います」とアドバイス。斉藤は「僕が衝撃的だったのは、ラッキィ池田先生の授業。めっちゃ汗かきながら、ぶっ通しで踊るんですけどビックリしましたね。まぁ、全ての授業が楽しいと思いますよ」と声をかけました。

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終了後の囲み取材では、同期であるキングコングへの思いをさらに語る村本。「西野に“大学生みたいなボケすんな”って言われ、10年間恨み続けていました。恨みと復讐、これが夢への第一歩です」と言いつつも、「西野のトークイベントとかに、ノートとペンを持って勉強に行っていた。憧れの的でした」と思わぬ心情も吐露します。
が、常にサービス精神旺盛な村本。「まぁ、西野のような絵に描いたようなシンデレラストーリーを歩んでいたヤツが、本当に絵を描くようになるとはね。超ウケるんですけど〜。ノートとペンを持って勉強をするのは、あいつらの番じゃないかと思いますけどね!」と毒づくことも忘れませんでした。


●NSC・YCC・YOEC学院説明会、今後の予定はこちら!
http://tokyo-nsc.laff.jp/news/2014/01/2014nscyccyoec-f87d.html

●NSC
http://www.yoshimoto.co.jp/nsc/

●YCC
http://ycc.yoshimoto.co.jp/

●YOEC
http://www.yoshimoto.co.jp/yoec/


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