20年に一度の大雪にリットン・藤原「なんで今日やねん!」ココリコ・遠藤、初の単独作『バスジャック』が本日より公開!
2月8日(土)、東京・オーディトリウム渋谷にてレイトショーで公開の映画「バスジャック」の初日舞台挨拶が行われ、主演のココリコ・遠藤章造、石橋杏奈さん、リットン調査団・藤原光博、深沢佳文監督が登壇しました。
ある勘違いからバスジャック犯となってしまった小宮(遠藤)。乗り込んだバスの乗客はケンカばかりの老夫婦、自殺願望の女、謎めいた少女など個性的な11人だったのだが……さまざまな人間ドラマが描かれた作品となっています。
登壇した出演者3人は、お客さんが入っていることにホッとした様子。
今作で初の単独主演を務めた遠藤は、まず「本当にお足下のめちゃくちゃ悪い中、ありがとうございます」と雪の中、わざわざ来てくれたお客さまへ感謝の言葉をかけます。本日の東京は、20年に一度の大雪。さらに舞台挨拶が始まる時間帯には強風が吹いていたこともあり、「交通機関がぐっちゃぐちゃになっていたんで渋谷駅から歩いてきたんですけど、隣りをバスが通りまして……バスジャックしようかなと思いました(笑)。そう思いたいくらい、すごい雪ですよね」と作品にかけて冗談を言い、観客を笑わせながら「観ている最中は“終わってからどうやって帰ろうかな”とか考えずに、じっくり楽しんでください」と呼びかけます。
「大雪の中、来てくださってありがとうございます」と挨拶する石橋さんは、「ねぇ? 20年に1回やで?」と話しかける遠藤に「なんでこの日にって感じですよね(笑)」と返しながら、「ものすごくタイトなスケジュールで撮影したので思い出話がいっぱいあります。切羽詰まった感じもリアルに表れていると思うので、注目してください」とコメント。
「この作品を撮影したのは寒い時期やったんですけど、その時期から暖かくなり、暑くなり、ものすごい寒い今日、公開となりました。なんで今日やねん! 何度も“中止です”という連絡がないかメールをチェックしましたが、来ないということは行かないとと思って来ました」とネガティブに切り出した藤原。「(出演者である)ほんこんさんは今頃、こたつで丸まってるでしょうね」という遠藤に、「さっきロビーで映画のポスター見たんですけど、僕、どこにも写ってないんですよ。お2人がここにいるのはわかるんですけど、僕は仕事がないから呼ばれたんじゃないかな」と訝しがる藤原に、「(ポスターは)火であぶったら藤原さん、出てきますから! 藤原さんも主要人物ですよ」と必死でフォローする遠藤でした。
元々、25年ほど編集マンとして活躍していたという深沢監督。「その前が現場にいたので、20年ぶりに現場に出て楽しさをちょっと思い出したりしたんですけど、出演者の方がバスにいる中、僕だけ外だったので(あまりの寒さに)ガッタガタ震えまして。監督とはなんて孤独なんだろう!と思いましたよ」と撮影を振り返ります。
「現場ではものすごく自由にやらせていただいた」という石橋さんに、「リラックスしてやらせていただきましたよね」と同調する遠藤。「ほんこんさんなんて、ほんこんさんのまま。なんにも演技してないです!」とぶっちゃけた藤原に、監督は「そこは放置したというか。考えていたものもあったんですけど、リハーサルでほんこんさんがやってくれたほうが面白かったので、そのままやっていただいたんです」と付け加えます。
「それにしてもほんこんさん、今日なんで来てないんやろう?」と不思議がる遠藤は「ほんこんさん、いまから呼びましょうか。(上映終了後に)アフタートークやってもらいます?」と言い、お客さんを笑わせていました。
もうすぐバレンタインということで、石橋さんに質問が。「いま、ドラマの撮影中なので、スタッフさんに作ろうかなと思っています」と答えると、遠藤が「今日、大阪で仕事でして。収録後、上沼恵美子さんからいただきました。今年初めてのチョコレートは、上沼さん。しっかり新幹線でいただきました!」と報告。藤原とともに「今日はまだもらってないからね、終わってからね?」と淡い期待をほのめかしていました。
お客さんへ「みなさん、2~3回来てもいいんですから、面白かったら今度は天気のいい日にお友達をいっぱい連れて来てください!」とお願いする藤原。
遠藤は「ネガティブな感じの人間がどんどん前向きになっていくという映画。みなさんは今日、帰れないかもしれないですけど……この映画を観て前向きな気分になって帰り道、前を向いて雪の中を歩いて帰っていただけたらと思います!」とアピールしました。
●バスジャック
監督・脚本:深沢佳文
出演:遠藤章造(ココリコ)、石橋杏奈、藤原光博(リットン調査団)、
ほんこんほか
公式サイト:http://www.busjack-movie.net
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