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2014年2月25日 (火)

5upよしもと卒業公演 タナからイケダ単独ライブ「10年目の真実」

2月24日(月)、5upよしもとにて開催されたタナからイケダの卒業公演となる単独ライブ「10年目の真実」。タイトル通り、今年でコンビ結成10年目を迎えたふたりが、今届けられる最強のネタ、そして今明かされる衝撃の真実(?)をステージで炸裂させました。

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ライブ冒頭、スクリーンに浮かび上がる「2月3日、田邊骨折」の文字…そう、田邊は先日、左足を負傷していたのです。当初は単独ライブに間に合わないのではと危惧されていましたが、強靭な意思と必死のリハビリで脅威の回復を見せたとのこと。そこでオープニングセレモニーとして、断髪式ならぬ「断ギプス式」が行われることに! 田邊が座ったイスを池田が押して登場、関係者各位に続いて最後は池田がギプスにハサミを入れます。

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なかなか切れず、ついつい乱暴に扱ってお客さんをハラハラさせるひと幕もありましたが、ギプスは無事に取れ、すっくと立ち上がった田邊。祝福の拍手を浴びながら並んだふたりの「ハイどうも! タナからイケダです!」という元気な挨拶で、無事、完全復活! と同時に、単独ライブの幕が開きました。

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オープニングVTRに続いてステージが明るくなると、見事な松の絵が描かれた背景にめくり、出囃子も三味線や鳴り物という、5upよしもとの公演ではなかなか見られない本格的な寄席スタイルにビックリ。まずは「漫才壱」からスタートです。タナイケおなじみのフレーズ「パーキュット」は、タイムリーなソチ五輪ネタとコラボ!? 池田はフィギュアスケートのパトリック・チャン選手を引き合いに出し、田邊と共通の「パーキュット」ぶりを指摘して笑わせます。ここから話は五輪の感動のシーンへとつながりますが、ことごとくズレまくり池田の返しが田邊を翻弄して…後半は脈絡なく飛びまくる話題で大混乱、大爆笑!

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続いてめくりに現れたのは「10年目の真実」という文字。ブリッジVTRで、これまで明かされなかった“真実”が語られていくようです。トップバッターの田邊は、居酒屋で飲みながら、自分が「実は忍者である」とカミングアウト!? にわかに信じがたい話ですが、忍者としての活動風景(千日前界隈を走り回る等々)を見せられ、さらに信じられなくなっている様子の客席。「嘘でしょう?」と厳しく詰め寄られてものらりくらりと言い逃れる田邊の姿は、そのままフェイドアウトし、真実は闇の中に…。

「漫才弐」では、凛々しい和服姿で登場! 引っ越しを考えているという田邊に、自称「不動産に詳しい男」池田がアドバイスすることに。さっそく物件を絞り込むため希望を聞いていきますが、選択の余地がない質問ばかり繰り出し、揚げ句の果てにはとんでもない物件を提案してしまう池田。細かいボケの連続で、どんどん笑いを巻き起こしていきます。

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VTR「10年目の真実」、お次は池田バージョン。9年前に起こった悲しい事件を引きずり、実は今でも独自で捜査を続けていると告白します。何でも誘拐事件だそうで、時に涙ぐみながら自身の不注意を悔いる池田でしたが、話が進むにつれ「もしやそれは自転車盗難なのでは…」との疑惑が。そんな見る者の困惑をよそに、池田は「見つかるまで追いかける!」と宣言するのでした。

漫才以外にコーナーも用意。「10年目の決着」と題し、節目の年にあたって相方への不満や要望をそれぞれ3つ書き出し、対決で負けたほうが言うことを聞いて改善しなければならないというものです。1つ目は、池田→田邊が「声小さいのやめて」、田邊→池田が「後輩によくするやつ」。池田はネタ合わせしていても聞き取れないという田邊の小声にクレームを、一方の田邊は池田が廊下などで後輩に会った時かならずやるという“あるノリ”を「やめて」と懇願。辛子入りのプチシューを投げ上げてから食べるという対決は、投げる前からあきらめた田邊に対し、正直にしっかり食べてしまった池田が勝利! 辛さのあまり悲鳴が止まらない池田の姿が、笑いと感動を呼んでいました。

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続いては池田→田邊が「コーヒー飲んだ時のアレやめて」、田邊→池田が「屁」。田邊はコーヒーを飲む時に激しく吸い込みすぎるそうで、「飲んだ後のハァ〜もいらん!」と、池田は何故か許せない様子。田邊は池田がところかまわずおならをすることが気になっているとのことで、「先輩もいるのにこくのは失礼やわ!」とご立腹でした。対決は、ヘリウムガスを吸い込んだまま洗面器の水に顔をつけて、長く息を止められた方が勝ち。トラブルが多発し、何度も仕切り直しとなりましたが、いざ顔をつけると田邊はあっという間にリタイア。こちらも池田が勝利しました。

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最後は田邊→池田が「ぽじたま(ぽじポジたまご)のリハたまに手を抜く」と仕事にまつわるリアルな指摘(ちなみに池田は「抜いてませんよ!」と必死で主張)、池田→田邊が「もう子供産むのやめろ!」と田邊の子だくさんにストップを。低周波マッサージ器を手首に付けてのジェンガで対決しましたが、これが両者譲らぬ好勝負に! 手の震えを生かしたプレーなど見ごたえたっぷりの試合は、田邊の勝利で幕となりました。

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最後のVTRは、「10年目の真実」タナからイケダ編。「池田は実はシングルファザーだった!?」そんな衝撃の告白は、なんと相手が田邊だったことから爆笑の展開に。仲間の芸人たちと同居するマンションでの暮らしぶり、さらに久々の母・田邊と息子の外食風景、隣席に座る怪しい男(クロスバー直撃・前野)などが、ドキュメンタリータッチの映像で綴られていきます。しかも、ラストには池田が探し続けた“自転車誘拐”の犯人が期せずして明らかに! 

「漫才参」では和服から再び衣装チェンジ、いつもの出囃子でステージへ。結婚したいがお金がないと愚痴る池田から、田邊が聞きだしていく「理想の結婚生活」とは? 理想が高いのか低いのかももはやわからない、仰天の要望が次々と飛び出し、爆笑をさらっていきます。

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また、エンディングにもお楽しみが用意されていました。前回、行われた単独ライブ「タナからイケダの30分」でお客さんと勝負し、負けてしまったふたり。罰ゲームは、お客さんへ「マジの手紙」を書いて読み上げること。というわけで、最後に手紙朗読タイムが設けられました。

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笑いはいっさいなしで、それぞれが真剣な思いを語ったひとときは、卒業公演にふさわしい感動のシーンに。3月2日の『ytv漫才新人賞決定戦』、3月14日の『NHK上方漫才コンテスト』でいずれも決勝に残っているふたりは、「必ず優勝して、皆さんに恩返しします」と力強く宣言し、大きな拍手を浴びていました。

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タナからイケダの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/352/

【タナからイケダ】