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2014年2月26日 (水)

テンダラーNGKライブ〜vol.6〜

毎年恒例のテンダラー単独ライブ「テンダラーNGKライブ〜vol.6〜」が、2月23日(日)、なんばグランド花月にて行われました。

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満員のお客さんの前に、まず現れたのは前説のミルクボーイ。しかし、終わる気配のないふたりのしゃべりをお客さんが不思議に思い始めた頃、実はテンダラーが東京から移動中で、まだ会場に到着できていないことが明かされました! ここから「時間制限のない前説」という苦行に、駒場の筋肉アピール、内海のけん玉チャレンジ等で果敢に挑んだふたり。本番より20分遅れの開演まで、大いに盛り上げました。

ふたりの到着が告げられ、いよいよライブがスタート! ステージにはテンダラーが…と思いきや、立っているのは浜本ひとり。「ホンマ、すいますいません!」と自身のギャグをまじえておわびした後、「第14回ビートたけしのエンターテインメント賞」で「日本芸能大賞」を受賞、式典に出席してすぐ帰阪したものの、トラブル等があり間に合わなかったとの事情が説明されました。何でも、普段から鍛えている浜本は空港内を軽く走れたそうですが、白川がついてこれず、まさかの搭乗間違いもあり「白川だけまだ着いていない」とも!?

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戸惑う客席をよそに、「皆さん大船に乗ったつもりで!」「テンダラーライブ、スタート!」と浜本が叫ぶと、ステージには白川の顔がプリントされた大きなカードが3枚…その裏側から白川が華々しく登場するというマジックスタイルでのオープニングで魅せました。リアルなアクシデントを笑いに替える演出はさすがです。

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「乗ってました〜」(浜本)「足ガクガクやけどね」(白川)、そんなやりとりと改めてのおわびを経て、いよいよ1本目の漫才へ! ドッキリ番組が好きだったという話から警察がらみのドッキリや寝起きドッキリなど懐かしネタを織り交ぜつつ、さらにスポーツネタへと移りながら、息つく間もないボケの連続でさっそく沸かせます。

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ネタの合間には、冬季五輪のフィギュアスケートにちなみ、貝王子こと貝好きの白川が、貝料理専門店で飲み食いする様子を実況、採点するVTRも。ビールの乾杯に始まり、大技を次々決めるも、貝の説明が長過ぎて減点されるなど、波乱含みの白川の演技。絶妙な技のネーミングでも笑わせました。

ここからはコントをたっぷりと。まずは、ラジオ局のADとして採用された白川と、上司であるディレクター・浜本が繰り広げる業界裏話(?)から。浜本のちょっぴり懐かしいテイストの業界人スタイルに加え、予算不足を理由に白川が要求される予想外の仕事の数々に、場内は大爆笑! 窮地に追い込まれながらも、毎回なんとかクリアしてしまうその“音楽センス”も見事です。

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この後は、さきほどのコントとシンクロした架空のラジオ番組『爆笑サンデーアワー』を放送。浜本の指示で、わけがわからないまま録音させられた白川作曲のテーマ音楽も、しっかり使われています。DJは、なんと野性爆弾・ロッシー! どうやらアドリブらしい天然キャラ炸裂のトークと、意外なまでにマッチしている白川の“口オケ”のコンビネーションがたまりません。

次のコントの舞台は、大阪から遠く離れたある街の喫茶店。サラリーマン・白川と相席になった謎の女性・浜本。怪し過ぎる振る舞いに目が離せなくなった白川が、浜本に妙な勘違いをされるなど、ふたりの間の空気は何だか不穏…しかし、電話でしゃべる白川の大阪弁で事態は一転します。自分も大阪出身だと話しかけてきた浜本ですが、その微妙なイントネーションが疑惑を呼び、しかもしゃべる内容はあの名曲の歌詞そのままで…?

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続くVTRも、やはり先のコントに関連づけたもの。ドリームズ・カム・トゥルーの『大阪LOVER』に乗せて、大阪の観光名所が映し出されていきます。と、最後は先ほどの女性(浜本)と彼氏の幸せそうな写真が。見覚えのあるお相手は、まるむし商店・東村! 遊び心あふれる演出に、お客さんは大喜びです。

3本目のコントでは、ボクサー・浜本の控室での様子を、時間を追って見せていきます。シャドーボクシングしていたかと思えば、やりすぎて吐き、そのまま体調不良に…試合前とは思えない紆余曲折を経て、はたして浜本は試合で結果を出せるのでしょうか? テンダラー単独ライブの常連、吉本新喜劇・今別府直之も思わぬところで顔を出し、笑いを呼んでいました。

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浜本&東村を含む、さまざまなカップルの写真からなるVTRに続いては、そんな幸せな日々も今は昔、既に別れてしまった男女の気まずい再会を描くコント。楽屋らしい場所で顔を合わせたふたりは、数年ぶりの共演に動揺を隠せません。女優と俳優? それともタレント? やがて明らかになったふたりの職業、躍動感あふれるダンス、そしてCM中と本番の激し過ぎる温度差が笑いを誘い…。

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間髪入れずに次のコントへ。YOSHIKIさんならぬYOSHIRAこと白川が、得意のドラムで笑いを生み出します。圧巻のドラムソロからドラ代わりにフライパンを叩くという、カッコいいのかカッコ悪いのかわからないパフォーマンスの後、浜本もステージへ。「漫才コンクール」「時限爆弾」等のお題に応じて音と動きを考え、一緒に表現するという斬新なネタを披露。終盤には浜本がダンサーを従えてのマイケル・ジャクソンも飛び出しました。

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ラストコントは次々とゲストが登場する豪華版。深夜、テレビの通販番組を見る白川の前で、司会者の浜本がさまざまな商品を売り込んでいきます。アシスタントを務めるのは、浜本とプライベートでも大の仲良しである吉本新喜劇・清水啓之。1つ目の商品、キャプテン・ローラーでは、開発者と称してキャプテン・ボンバーことなかやまきんに君も登場! 腹筋を鍛えるローラーを自信満々に紹介します。しかし、実際に使ってみたという一般人男性(ボブ)の見事な肉体とローラーづかいが披露されると、一気に劣勢に追い込まれ…。ボブの美しい腹筋には、大きな歓声も!

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2つ目の商品は、スマイルラーニング。毎日聴くだけで面白くなるというふれこみで、「1年間聴き続けた男」として今別府が登場します。浜本にうながされ、ギャグを披露してみるも、会場のウケはイマイチ…それでも「もういい」と言ってくれない浜本を時々チラ見しながら、必死で挑み続ける姿に切なさが広がりました。

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3つ目はダイエット商品。開発者はレディ・ガガとのことですが、現れたのは下着&金髪姿の土肥ポン太!? ガガではないどころか、限りなくぽっちゃりな体型など、ツッコミどころ満載です。これまた不発に終わったパフォーマンスに、浜本とポン太がモメるというシーンも…。

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4つ目の商品は、マジック用スーパートランプ。こちらを実演するのは、マジシャンの内田貴光さんです。素人という設定で登場しながら、芸術的なカードさばきでテンダラーのふたりを虜に。その美しいパフォーマンスには、客席からため息がもれるほどでした。

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最後の商品は、おなじみのロボット掃除機。きんに君が投げる飴を浜本がコップに入れられたら、1個につき10%オフになると言われ、がぜん購買意欲をかきたてられる白川。ところがきんに君はボン・ジョヴィの『It’s My Life』に乗って筋肉をアピールしつつ、最後はあらぬ方向にすべて投げ捨ててしまうのでした。

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コント終了後に出演者が全員集合すると、6人中半分が半裸という異常事態。仲良しメンバーとの爆笑トークはもちろん、内田さんは客席も含む全員で楽しめるマジックも伝授し、会場全体で盛り上がりました。

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締めくくりは、やはり漫才で。映画をテーマに、『ET』や『ジョーズ』の名場面をテンダラー流に再現していきます。白川の夢だという映画出演にちなみ、舞台挨拶の予行演習も!? ここでもインタビュアー役の浜本がボケ倒し、何度も爆笑をさらっていました。

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2時間を超えるライブも、ついにエンディング。再び遅刻をわびたふたりは、「今日は本当に走った!」と苦笑い。浜本は「今日は全員とハグして帰りたいぐらい」と、お客さんへの感謝も口にし、「次は7時から始めたいと思います!」と笑いをまじえて締めくくっていました。

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テンダラーの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/594/

【テンダラー】