彩~irodori~East Live SP
2月26日(水)、東京・ヨシモト∞ホールにて『彩~irodori~East Live SP』が行われました。
3月1日(土)より、NSC東京12期生以下の芸人による新システムがスタートした東京よしもと若手による『彩~irodori~East』。このライブは、その旧システムにて『~East Live』に出演していたトップ3のジューシーズ、シソンヌ、ジャングルポケット、そしてメンバー全員がそろう最後のライブというわけです。
オープニングMCを務めるのはシソンヌ。「メンバー以上の18組中15組くらいが卒業するのかな」と長谷川が言えば、じろうは「おじさんばっかりで、コーナーやってたもんね」と同調。「僕ら若手って言ってますけど、35歳のおじさんですから。俺、こんなはずじゃなかったんだけどなぁ。もっと違う30代を思い描いてたんだけど」と人生を自戒し始めた長谷川のつぶやきを制し、「今日の格好、先生みたいですね」とじろう。我に返り、「あぁ、卒業式だからね」と笑い始める長谷川です。
その後、デニス、天狗、インポッシブル、井下好井、チョコレートプラネット、ゆったり感、トレンディエンジェル、シソンヌ、ジャングルポケットがネタを披露します。
トップバッターを務めたのは、新システムでは「~Member」からのスタートとなるデニス。どこかで聴いたことのあるようなメロディに乗せて、卒業していく先輩たちへのメッセージを贈る松下。が、ちょっと焦点がずれていたり、逆に的を射ていたり……というしゃべくり漫才で会場を温めます。体を張っているコントの印象が強いインポッシブルは、卒業をテーマにした漫才を、チョコレートプラネットは長田によるあのミュージシャンのモノマネを取り入れたコントで笑いを起こしました。
ここから、そのモノマネが伝染。ゆったり感・中村、トレンディエンジェル・斉藤が真似をしながら登場します。そして、新システムのトップ2に選ばれたジャングルポケットがきっちりと締めました。
そこから、前半のネタ組によるコーナー『衝撃!∞事件後』が。彩〜irodori〜芸人に起こった、数々の事件を振り返ります。
「楽屋で児玉と武山が大揉め」という事件をピックアップしたのは、井下好井・井下。「楽屋で、武山が“俺のお尻の穴は臭くない”と、児玉さんに言い続けてたんです。“信用できないかもしれないけど、臭くない。だから、嗅いでください”って。児玉さんは嫌だ嫌だと言い続けてましたけど、慎二(ジャングルポケット・斉藤)も“嗅いでみないとわからない”と言い出して。で、嗅いで“くっせーーーー!!!”って発狂していたんです」と報告します。
この狂った行為を、ミニコントだと言い張る武山。「なぜなら、臭くないから」と平然と言って退けますが、舞台裏から出て来た児玉によると「臭い」とのこと。「臭くない理由も意味わかんない。漢方の勉強をしてきて、1週間前から飲んでるから臭くないっていうんですよ。でも、臭い!」と立腹です。で、結局、この場で試してみようということになり、ものすごく大きな布で隠しながら実践したのですが……児玉の「くっせーーーー!!!!」の声が響き渡ったのは、言うまでもありません。
その後も、たびたび出てくる下ネタ。「みんな、∞に何を残してるんですか」と呆れ返った表情を見せるのは、ジャングルポケット・太田です。
「自撮りばかりしている」とタレコまれたのは、この場にいなかったボーイフレンド・黒沼。撮った画像はどこかにアップしているわけでもないそうですが、「Twitterとかでファンの方から載せてくださいと言われたら、載せたり」と自分大好きな様子。デニス・松下が「なんか全部、口元っていうか? アゴ隠してません?」と指摘すると、黒沼が「欠点を隠せば、男前になるんですよ!」と力説します。その話を訊いていた天狗・川田が早速、実践! も、「川ちゃん、目も隠して!」と言われてしまい、結局、顔のすべてを隠すことになっていました。
コーナー終了後、後半のネタがスタート。ボーイフレンド、えんにち、トンファー、かたつむり、パンサー、ジューシーズがそれぞれネタで会場を沸かせます。
舞台が明るくなり、ボーイフレンドが出て来た途端、先ほどの自撮りで引いてしまったのか、お客さんが数人ドタバタと外へ。そんな様子を、黒沼は悲しそうに見つめていました。
サンパチマイクの前に立ちながら「なんのネタをやるかは決まってないんです」と堂々と言いきったのは、かたつむり。お客さんのリクエストに答えて、彼らの代表的な漫才(?)をやり始めると、会場は大爆笑! トリを務めたジューシーズは、初めて∞ホールでやったという思い出のコントを披露しました。
後半のネタ組によるコーナー『衝撃!∞事件後』では、前半以上に下ネタのオンパレードに。MCのジューシーズ・児玉が眉をしかめながら、「もうやめて! やだやだ!」と制します。新システムで「~Member」からスタートするボーイフレンドに、かたつむり・林が笑いながら「ボーイフレンド、これが∞だ!」と声をかけていました。
あるコーナーで、相方・田所とパン食い競走に挑戦したライス・関町。パンを加えて助走を付けて引っ張った途端、パンを吊るしていた紐が尋常じゃないくらい前歯の歯茎に食い込んでしまうというハプニングが発生!! 改めてVTRが流されると、客席からは驚きの声が上がります。また、漫才の衣装であるスーツをスタッフに勝手に使われたと激怒するのは、囲碁将棋・根建。「『ばちーーんんLIVE』のとき、一発ギャグの小道具で置かれてたんだから! 軽く観られてんだよ!」と怒るも、お客さんは大笑いでした。
トンファー・山西からは「このフリップには書いていないけれど」という前置きから「ゆったり感の中村っていう人が、単独ライブでコントやったら腕の骨が折れたという噂を聞いた」というタレコミが。VTRで振り返ったところ、机を叩いた瞬間に横転する中村。叩くと机が2つにぱっくりと割れるようになっていたことを知りながら、勢いをつけて演じたところ、手に体重が乗ってしまい、床に打ち付けて骨折してしまったんだそうです。「痛かったけど、お客さんに悟られないようにと思って、一旦(舞台袖に)はけた」と笑うプロフェッショナルな中村でした。
最後は全員でさまざまなお題にチャレンジし、一致団結をはかります。
「乳首くじ引きチャレンジ」では、全員分プラス1本ある紐の中から、洗濯バサミにつながっている1本を引かなければクリアというもの。洗濯バサミを装着するのはエリートヤンキー・西島。ドキドキしながも、見事に全員達成!……となったのですが、最後に1本、紐が少なかったことが判明。洗濯バサミにつながっていた紐が奥に入っていた……という微妙なオチになってしまいましたが、「全員でクリアしたいという気持ちが大事ですよね」とパンサー・向井がうまくまとめあげました。
「昨年はなんとか35歳を迎えられたので、今年36歳をビッグイヤーにできれば」(シソンヌ・長谷川)「僕は本当に幸せ者だなって。最高のお客さんと最高のメンバー、最高のスタッフ、そして最高の相方に恵まれた。トップ・オブ・トップ赤羽健一は永久に不滅です!」(ジューシーズ・赤羽)と卒業するトップ3のうち2組が挨拶。
トップ3の一員であり、新システムでもトップを張るジャングルポケット・斉藤は「たくさんの先輩方に教わったことを後輩に伝えていきながらやっていきたい。正直、レベルは下がっちゃうと思うんですけど、ここにいるお客さんに来てもらえるように、うちらは頑張っていきます!」と熱く意気込みました。
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