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2014年3月 5日 (水)

5upよしもと卒業公演 大千秋楽 in なんばグランド花月

2月28日(金)、「5upよしもと卒業公演 大千秋楽」が、なんばグランド花月と5upよしもとにて行われました。昨年12月31日の「今年は見るだけじゃない!! 5upよしもとカウントダウンライブ〜ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!〜」をもって卒業となったNSC大阪28期までのメンバーが、連日、5upよしもとで卒業公演を開催。そのフィナーレを飾る同イベントには卒業メンバー、新生煌〜kirameki〜メンバーら76組136人が出演し、2会場を行き来しながらの賑やかで盛りだくさんなライブを繰り広げました。ここでは、なんばグランド花月の様子をレポートします!

オープニングVTRの後、出演者たちは客席通路を通ってステージへ! 卒業メンバーはブルー、煌〜kirameki〜メンバーはイエローのTシャツを着用し、2チームでさまざまな対決が行われるようです。

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祇園・木崎の「なんばグランド木崎へようこそ!」という絶叫を皮切りに、セルライトスパ・肥後が5upよしもとにいて不在なためアキナ・秋山が代理を務めてのロシアン生まれ・山口による「ヒィーゴー!」、まろんまろん・わっしょい原人の守谷日和を超える胸毛の衝撃などなど、さっそく新旧入り乱れてのアピール合戦を展開。

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5upよしもとと中継がつながってからも、守谷とわっしょい原人の胸毛対決が実現するなど、盛り上がりはとどまるところを知りません。一方、GAG少年楽団・福井は「ヨイショマン」でおなじみ「ヨイショ!」を連発しますが、こちらは今ひとつウケないという悲しい場面も。

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イベント開始の掛け声は、BKBことバイク川崎バイク! 「今日は笑って! 最後に泣いてオイル漏らさんようにしようぜ! バイクだけに」からの「ブンブン!」で会場が一体となり、いよいよ本編に突入です。

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最初のコーナーは、「もう一度見たい芸人リクエストネタ」パート1。MCは新生煌〜kirameki〜TOPのプリマ旦那です。これまでに誕生したさまざまなユニットネタ等の中から、芸人たちが「もう一度見たい!」と熱望したものを披露するというコーナーで、一番手はGAG少年楽団・宮戸とBKBによる「即興漫才」! その名の通りネタ合わせなしで挑む究極のアドリブ漫才ですが、宮戸が「ブサイク・カマキリ・ブサイク」という自虐BKBフレーズを繰り出すなど、冒頭から濃〜い展開に。BKBも負けじと、結婚、プロポーズ、子育て、アニメと振られる話題に合わせて次々と応戦!?

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お次は人気イベント「アキナ牛シュタイン」から、アキナ、和牛・水田、アインシュタインによる「ドラえもん」。前衛すぎるヘアスタイルのスネ夫(秋山)、サッカー部ばりにふくらはぎが太いしずかちゃん(水田)、歌がうまいジャイアン(山名)、男前なのび太(河井)とズレまくりなキャスティングに加え、満を持して現れたドラえもん(稲田)の破壊力は最強! ガラも気持ちも悪いドラえもんは、のび太と決裂した後、何故か痛〜い罰ゲームをやらされる羽目に…。

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ラストの「ヒーローショー」は、もちろんGAG少年楽団・福井のヨイショマンが主役。冒頭、カップル設定のアイロンヘッド・毛利&尼神インター・誠子が見事な演技で笑いを誘いますが、どこかから悲鳴が聞こえてきて状況は一変。ななまがり・森下扮する怪人が現れ、なんばグランド花月を占拠してしまいます。と、ここで「ヨイショ!」の声とともにお待ちかねのヨイショマン登場! 客席からの「ヨイショ!」の声にもパワーをもらって無事勝利、最後は4人でテーマ曲を歌い踊って一件落着となりました。

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続いての「5up因縁マッチ」も白熱! MCのかまいたち・濱家によると、卒業メンバーたちがスッキリ卒業していくため、さまざまな因縁に決着をつけていくとのこと。まずはアインシュタイン稲田、ポラロイドマガジン、ラフ次元、祇園、矢野号、ななまがりによる「泥の28期エース決定戦」からスタートです。「エースは俺!」と自信満々の言い出しっぺ・稲田ですが、祇園・木崎は「バレンタインチョコをコンビで800個もらった!」とモテ度をアピールするなど、他のメンバーも負けていません。そこで、テーマ不問の「あるあるベスト版」で勝負することに。ポラロイドマガジン・ナターシャの「モテない男子あるある=ズボンのポケットにティッシュ入ってる」では、ななまがり・初瀬のポケットに事実ティッシュが入っていたという奇跡で大爆笑。ラフ次元・梅村は、自身の生い立ちをネタにした自虐あるあるで沸かせます。稲田に到っては「ゾンビあるある」など想像の域を出ないあるあるを連発し、ステージ上はカオス状態! 最後はラフ次元・空が出した「服屋あるある=試着室からしゃべりながら出たら誰もいない」が1位となり、これをもって28期のエースがついに決定しました。

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GAG少年楽団・福井は、かまいたち・山内に対して「お世話にもなったがイヤなこともいっぱいされたので、この機会に倒したい」と下克上宣言。勝敗は、福井が持参した写真を使ってのひと言対決で決めることに。ところがスクリーンに映し出されたのは、いずれも山内と女性の親密ショット!? ぼう然とする山内に、福井は大喜利ではなく「その場での山内と女性の会話」らしきフレーズの暴露で追い討ちをかけ、見事2連勝。山内の「いま新しい因縁が生まれたよ!」という絶叫がこだまする切ない幕切れとなりました。

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3つ目の因縁は、かまいたち・濱家と見取り図・リリー。「手押し相撲」で負けたことがないという濱家に、リリーが精鋭部隊を率いて決死の勝負を挑みます。ヒガシ逢ウサカ・今井、カバと爆ノ介・爆ノ介が次々と襲いかかるも、まったく動じない王者・濱家。しかし、カバと爆ノ介・カバが体格を生かした奮闘を見せ、最後の最後で濱家に土を付けました! 勝利を手にして沸きに沸く4人に、濱家は「俺に二度と刃向かうなよ!」と捨てぜりふ。これを聞いたリリーは、「一生ついていきます!」とすぐさま寝返っていました。

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バンビーノによる懐かし写真コーナーを挟んで、「もう一度見たい芸人リクエストネタ」パート2へ。MCの学天即が、引き続きここでしか見られないレアなネタを紹介していきます。最初はかまいたち・濱家&藤崎マーケット・田崎の「濱崎マーケット」による漫才! トキが体調不良で不在だった際に、ピンチヒッターとして濱家が登板。藤崎マーケットの「ひったくり」のネタを完コピして沸かせたという伝説のコンビが、今宵限りの復活です。学天即・奥田に「憑依芸ですね」と言わしめた濱家の「トキなりきり」は圧巻! 田崎は「まさかNGKに立てるとは…コンビ歴を考えるとすごいスピード昇進ですね」とうれしそうに話していました。

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続いては、和牛・川西を中心としたお祭りメンバーによる「お祝い芸」…そう、カウントダウンライブでも披露した「河内スティックチョイヤサー」(BIG BANG『FANTASTIC BABY』の替え歌)です。まずGAG少年楽団・坂本、ミルクボーイ・内海、カバと爆ノ介が布団太鼓とともに登場。「太鼓の達人」に扮した内海の豊満な腹部を、坂本が乱れ打ちして気勢を上げると、音楽に乗せて川西が姿を現しました! 歌う川西と布団太鼓はステージ上を練り歩き、気づけば「衣装を盗まれた歌舞伎役者」に扮する守谷日和と、セクシー水着姿のゆりやんレトリィバァも加わり、祭りは異様な盛り上がりに…。

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トリを飾るのは、天竺鼠・川原&藤崎マーケット・トキという仲良しコンビで贈るコント「ピリピリ侍」。道で出会った侍同士が、川原の「抜きそうで抜かない」刀のせいで一触即発! 終了後、川原は「1時間ぐらいやりたかった」と感想を述べていました。

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土佐駒がMCを務めての芸人移動コーナーの後、今度は「力を合わせて賞金ゲット! 卒業チャレンジ!」と題したコーナーが。MCは藤崎マーケット・田崎ですが、水田がひとりだけ赤いTシャツを着込み自称プーさんと化したり、川原とトキのおふざけが止まらなかったり、なかなか本題に入れず四苦八苦。ついには「トキと川原を一緒にしちゃダメ!」と悲鳴を上げるなど、前途多難な幕開けです。

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1つ目のチャレンジは、「お客さんに文字をもらって答えましょう!」。客席の皆さんに、それぞれ好きな文字が書かれた紙を掲げてもらい、そこから選んで「カッコいい3文字」を作るというものです。

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1階席だけでなく2階席へも出向き、必死になって文字を集める芸人たち。3文字を集めてはステージに戻って次々と発表する中、天竺鼠・瀬下による「せした」や学天即・四条の「ぐれい」などなど迷作が続出…!?

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チャレンジはまだまだ続きます。「ハイテンションムチャぶりショー」では、事前アンケートでお客さんから集めたキーワードと芸人名を、それぞれランダムにくじ引きで選び、“ハイテンション”で演じてもらうことに。トップバッターの瀬下は「ハイテンションウルトラマン」を見事に演じきり好スタート。ところが二番手のアイロンヘッド・毛利は「ハイテンションオカマ」という難題を前にあえなく撃沈! この後はマドンナ、吉田たち、コマンダンテ・安田、守谷日和による「ハイテンションひじき」など“集団芸”に突入し、シュールな表現が続いていきます。

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中でも、天竺鼠・川原と学天即・四条というローテンションなふたりの「ハイテンションキャンプ」には大爆笑。トリを飾ったのは、唯一、失格になっていた毛利。相方・辻井が加勢しての「ハイテンション猪木」で雪辱を晴らしました。

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ラストとなるコーナーは、2劇場が連動しての「劇場対抗! 巨大風船割りバトル!」。それぞれ劇場にいる全員がステージに集合しての対抗戦で、卒業メンバーは相手の劇場の風船を割りに行き、残った新生煌〜kirameki〜メンバーが風船を攻撃から守ります。卒業メンバーが5upに向かって出発すると、残ったメンバーは客席通路に関所を設けるなど、守備戦術を入念に打ち合わせ。

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しかし、なだれ込んできた5up側の卒業メンバーに押されまくり、抵抗の甲斐なく風船を割られてしまい…結果は5upの勝利!

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ここで再びVTRが。昨年、NSC大阪25期までのメンバーが卒業してからの劇場の歩みを、卒業メンバーの出囃子をBGMに振り返ります。最後は感動の「煌〜kirameki〜ジャケット授与式」! これからの5upよしもとを支えていく新生キラメン7に、卒業メンバーがジャケットをバトンタッチ。吉田たちは天竺鼠から、プリマ旦那はかまいたちから、そして残りのメンバーもジャケットをしっかり受け取りました。プリマ旦那・野村の「賞レースでは先輩方に負けっぱなしでしたが、新生5upメンバーでどんどんシバいていきます!」という決意表明には、客席から大きな拍手が!

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エンディングのため5upよしもとへ戻る煌〜kirameki〜メンバーを、卒業メンバーたちは歌でお見送り。曲はもちろん、カウントダウンライブでライブレコーディングしたテーマ曲『時には傷ついて 誰かを傷つけて それでもわかり合える仲間と進む長い道』! 歌の途中でも、何故かアインシュタイン・河井や和牛・川西にマイクが集められたり、かまいたち・山内が前面に押し出された瞬間に歌が終わるなど、笑いどころが満載です。

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さあ、ついにエンディングがやって来ました。MCの瀬下から「何かやり残したことない?」と呼びかけられると、稲田は「いまの気持ちを歌で伝えたい」と言い出し、なぜかKC&サンシャインバンドの『ザッツ・ザ・ウェイ』を熱唱。「♪アハアハ」のフレーズが、大千秋楽に似合わぬファンキーさを醸し出してしまいます。山内は「ちゃんと仕切れ!」と瀬下にビンタするも激しい返り討ちに! さらに福井らも果敢に挑み、全員がコテンパンに痛めつけられていましたが、濱家だけは互角の勝負。相撲かと見まがう熱戦(?)や、果ては川原のひとりボケにまで発展し、最後まで笑いでいっぱいの大千秋楽となりました。

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新たな一歩を踏み出した卒業メンバーたち、そして新生5upよしもとを引っ張る煌〜kirameki〜メンバーたちを、これからも応援してくださいね!

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5upよしもと公式サイト http://www.yoshimoto.co.jp/5up/