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2014年3月22日 (土)

西川きよし芸能生活50周年記念公演が名古屋・中日劇場でついに大千秋楽!エンディングには西川ヘレンも登場

昨年9月の大阪公演(なんばグランド花月)、今年2月の東京公演(シアター1010)に続き、3月6日から名古屋・中日劇場で上演している西川きよし芸能生活50周年記念公演「コメディ 水戸黄門」が、3月22日(土)、ついにフィナーレを迎えました。3都市をリレーして行われた同公演の“大千秋楽”ともなるこの日、きよし、特別出演の森昌子さんらキャストはこれまでの集大成とも言える大熱演を披露。大入満員の客席を笑いと涙、そして歌でたっぷりと魅了しました。

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第一部の「コメディ 水戸黄門」は、ご存じ国民的ドラマ『水戸黄門』をコミカルにアレンジした舞台劇。きよし率いる個性豊かな黄門様ご一行をはじめ、旅籠の主人役の坂田利夫、女将役の末成由美、三浦屋役の池乃めだからの吉本勢、さらには見事なコメディエンヌぶりを発揮する森さんも入り乱れてのストーリーは爆笑の連続です。中でもきよしは、坂田とのやりとりで互いにアドリブを連発! 最後は「台本通りやれ! 千秋楽やぞ!」(きよし)と思わず叫んでしまうほどの盛り上がりを見せました。「この紋所が目に入らぬか!」のクライマックスでも、キャストたちが次々とボケて笑いを誘うというひと味もふた味も違う演出。黄門様ご一行が事件を見事解決し、「小さなことからコツコツと! 笑う門には福来たる!」の言葉とともに大団円を迎えると、客席からは大きな拍手が起こりました。最後は、春らしく桜吹雪舞い散る中、キャスト全員が勢ぞろいしてのご挨拶。きよしは観客の皆さんに改めてお礼を述べ、華やかに締めくくりました。


休憩を挟んでの第2部、まずは「プリンセス天功イリュージョン」からスタート。じっと目を凝らしても決して見破ることのできない摩訶不思議なイリュージョンの数々に、何度も歓声が上がります。さらに、末成由美と西川まさとによる幕間のトークコーナーをはさみ、「熱唱! きよしと昌子のスペシャルステージ」へ突入。冒頭、森さんは『せんせい』『同級生』『中学三年生』『おかあさん』といったおなじみのヒット曲をメドレーで歌いながら、なんと客席通路を通って登場! うれしいサプライズに観客の皆さんが沸きます。続いてきよしが今度はスーツ姿でステージへ。「私も今年で68歳になるんですが…」ときよしが切り出すと、「えー! 67歳ぐらいにしか見えませんよね!」と森さんがボケるなど、まるで漫才のようなやりとりで笑わせます。また、森さん曰く「コメディと聞いて『できるかな?』と不安だったんですけど…」とのことでしたが、きよしは「ピッタリじゃないですか! 明日からでも吉本へ!」と、そのコメディセンスに太鼓判を押していました。ふたりが出会ったのは森さんが13歳の頃だそうで、「私が大阪に行くと、師匠はいつも塩むすびとお新香とおみそ汁を持ってきてくださるんですよ。でもたまにはカレーライスも食べたかったな」(森さん)と今だから言えるクレーム(?)も!? しかし実はこれ、森さんの食の好みに合わせた心遣いだったそうで、そんなやりとりからもふたりの交流の深さが伝わります。

森さんがお色直しの間は、きよしがひとりで爆笑トークを展開。共演している坂田やめだか、さらにはジミー大西ら仲間の秘蔵エピソードをあれこれ紹介しつつ、大いに笑わせました。艶やかな赤いドレスに着替えて森さんが再登場すると、今度は『哀しみ本線日本海』、4月16日(水)に発売される新曲『花魁』、そして『越冬つばめ』を披露。その美しい歌声に、観客の皆さんはうっとりと聴き入っていました。

いよいよエンディング。森さんから「今回の50周年は、ひとつの通過点。これからもどうぞお元気で、70周年、80周年、90周年まで私たちをずっと楽しませていただきたいです」という熱いエールを受け取り、きよしは喜びいっぱい。しかも大千秋楽ということで、シークレットゲストが…!? 花束を抱えて現れたのは、きよしの妻、西川ヘレン!

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「びっくりした!」と叫び、思わず固まるきよし。ヘレンは恐縮しつつも「50周年に免じていただきまして、私の大好きな主人にお花を…」と話すなど、結婚48年目でも変わらぬアツアツぶりです。花束を渡した後は、「今後とも、昌子さんがおっしゃっていたように、70年、80年、90年とよろしくお願いいたします」と呼びかけるとともに、きよしには「私と結婚してくれてありがとう」とお礼も。森さんは、楽屋でかいま見たヘレンの内助の功エピソードにも触れ、「ヘレンさんがおられたから、きよしさんが芸能生活50周年を迎えられたんだなって…生意気なようですけど本当に思いました。女性の鑑です。本当に素敵な奥様!」と、賞賛の言葉を贈っていました。

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最後は再び、客席の皆さんと一緒になって『せんせい』を大合唱。「それはせんせい」の歌詞は、互いに「それは昌子さん」「それはきよしさん」と替えて歌い合うなど、ふたりの息もピッタリです。

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歌い終えると、ステージ上を左右に移動しながら、何度も深々とおじぎを。これに応えるかのように、いつまでも鳴り止まぬ拍手が会場いっぱいに広がっていました。

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50周年という節目の年、3都市での記念公演を大成功させたきよし。これからのさらなる活躍に、皆さんどうぞご期待ください!




【西川きよし】